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2020年5月13日水曜日

リス物語の新章はすぐそこに

亜柚香が中心に来る時


 
 2018年6月18日。
 僕は幸せな気分で、関西に戻る新幹線に乗っていました。
 推しの岡田美紅がランクインし、SKE48が1,2フィニッシュで総選挙を占めることが出来たからです。
 SKE48の若手メンバーたちも続々とランクイン。
 しかし、そこに上村亜柚香の名前はありませんでした。
 まだ、若いしなあ、と思う反面、キャリアが同じドラフト2期生たちがランクインしているのも事実。いったい彼女はどんな気分だったんだろう、と思って、久しぶりに彼女のブログを読んでみました。
 みんな大好き「リス物語」の251話ですね。
 彼女にとって3回目の出馬だったこと。
 名前は呼ばれなかったこと。
 でも、諦めていないこと。
 何故なら、彼女は小学1年生の時に持ったアイドルになるという夢を持ち、小学2年生の時にSKE48に出会い、SKE48になるという夢を小学5年生まで1度も変えなかったこと。
 だから、悔しかったけど、来年も諦めずにランクインを目指すという目標をかかげます。
 本当にSKE48になった彼女だからこそ、説得力のある内容だと思います。

 翌日の「リス物語」では、笑顔の写メでしたが、いっぱい泣いたことも書かれていました。
 ここを読むと、明るくて考えがしっかりしている彼女でも、等身大の女の子なんだなあ、と感じます。
 そこから、彼女はチームSは勿論、K2、E、研究生公演と出演し、時にはスクランブル出演、一部出演とSKE48の屋台骨である公演を支えていきます。
 目標に向かって真っすぐに、今できることを大好きなSKE48を守る姿勢には、頼もしさを感じました。

 やがて、時は流れ、2019年10月4日、彼女は「リス物語」の中で短いですが、こんなことを書いています。
「嬉しい報告できます!
 思わず家の廊下で立ち止まって声上げたぐらい上村はびっくりしました!」

 なんだなんだ、ついに大河ドラマ「平清盛」が再評価される時が来たのか!と思いきやそうではなくてですね。
 
 その12日後、10月16日。
 彼女は「手をつなぎながら」公演のセンターになります。この時の嬉しそうな笑顔がまた良い。
 さらに10月18日には、「FRUSTRATION」の握手券が完売。
 夢のようだ、と喜び、翌日のTwitterで幸せを感じています。
 
 ちなみに、この少し後に発売された「100%SKE48」の中では、チームリーダーになりたいことや、各チームの違いについて語っているんですが、よくぞ、この年でちゃんと各チームの色の違いを押さえているな、と感心したものです。
 そうそう、この本の中であまり後輩と喋らないという古畑奈和ちゃんが、話すというのも面白い情報ですね。
 何か、2019年は彼女がSKE48を夢中で駆け巡りながら、成長していくための大事な1年だったのかもしれません。

 2020年2月8日。 
 上村亜柚香は、「チームSで何かをしたい。です」と「リス物語」の中に書きます。その背景には、松井珠理奈の卒業、チームK2の勢い、様々な要素があったと思います。「チームS問題」についても否定します。当時「チームS問題」の渦中にあった亜柚香が、自らの成長と仲間たちとの成長で、その問題を払拭したと僕は思っています。
 本当に、チームS公演をまた見たいな、とワクワクさせてくれるような発信でした。

 しかし、2020年3月になると徐々に風向きが変わります。
 彼女が大事にしていた公演はコロナウイルスの影響で、残念なことに出来なくなっていきます。
 そんな中、「P4U」のCM選抜イベントが訪れます。
 ここで、彼女は残念ながら本選からは落選。
 ワイルドカードになだれ込みます。
 結果は、残念ながら2位。
 彼女はTwitterで悔しさを書きながらも「この恩は絶対返します!」とお礼を書いています。17歳にしてこの精神。
 3月29日は「アイドルの力」で7D2の一人として参加。
 4月6日彼女は「岐阜だって地元ですっ!」のサブパーソナリティになります。
 さらに、「SKE48ガチであれ!?始めちゃいました~涙の1年間ダンス修行~」のメンバーにも選ばれます。
 
 勝負の後、彼女は波を引き寄せる力があります。
 それは、彼女自身の努力と持って生まれた才能からだと思います。
 僕は、最近、大島優子に似た明るさを彼女から感じる時があります。優子が笑った時にパッと花が開いた時の笑顔に似た陽の感じ。
 運営が、彼女の売り出し時をそろそろと考えていたのかも知れませんが、持って生まれた明るい要素と成長しながら持つであろう大人っぽい要素。これが合わさった時に、いよいよ、上村亜柚香の「リス物語」新章が始動するのかも知れません。
 
 早く公演で彼女の明るい笑顔とダンスが見られますように。
 そして、彼女ならチームSだけでなく、SKE48を引っ張っていける人だと思います。だから、運営さんは大事にしてほしい。公演の時だけじゃなくて、ちゃんと報われる準備をこれからもしてほしいですね。

 リスは冬眠しない動物だそうです。
 SKE48の時計が遅くなった今でもきっと彼女のスピードは止まらずに成長していると信じてます。