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2020年4月22日水曜日

3-2①

マイナスの先に残るもの


 本日、4月22日は、HKT48の新曲、「3-2」のリリース日です。
 この曲はyoutube上で発表された時に、気になってましてね。
 HKT48のCDを買うのは「メロンジュース」以来なので、久々に観ると選抜メンバーの顔触れもかなり変わってますね。
 まだ、観ていない方は公式チャンネルをチェック!



 うーむ、色彩が美しいMVですね。
 そして、とても大人っぽいトーンの衣装ですね。
 冬の寒空の下で、一人一人がバラバラの場所でリボンのような細い布を持っているところから映像は始まります。画面の照度は少し暗めですが、メンバー一人一人が着ている服はそれぞれバラバラで色彩豊かです。そして、細い布の色も一人一人違う。
 ロケ地も印象的な美しい風景が多くてですね。陰影が美しい港や船の上、波が逆巻く砂浜、そして石が渦高く積み上げられた高原。田島さんが立っていたところは、特に色彩が豊で印象に残っています。この秘密は、少し高い位置からや遠くからの遠景の撮影が多いからでしょうか。
 一人一人が天へと手を伸ばし、やがて集まっていく。
 ダンスは、リボンのような布のはためきを映えさすかのような、手の動きを強調したダンスですね。
 MV中は走っているシーンが多いんですが、夕陽の逆行で、一瞬、見えなくなるところがカッコいい。
 これからへの強い意志を感じられる名MVだと思います。

 歌詞の世界を見ていくと、友達の恋人を好きになってしまう、という切ない展開。
 タイトルの「3-2」の「3」は今の一方的な三角関係であり、「2」は恋人同士の「君」と「あいつ」。マイナスして残った「1」は「僕」。
 この曲の切ないところは、既に勝負がついてしまっているところなんですよね。先に知り合って、先に告白した「あいつ」の方が勇気があった。
 自分の「愛」に正直になると友情も「2」の関係も壊れてしまう。
 誰のせいでもないし、我慢して孤独が残るだけの悲しい式。
 この「僕」は決してバカではなく、状況が見えている賢さがあるからこそ動けない。
 その最後が「3-1」を選ぶことになります。
 確かにそれなら、「割り切れ」ますが、あまりにも切ない。
 前々から秋元康作詞曲で、友達の恋人を好きになる曲で名曲は多いですが、新たな名曲が生まれたんじゃないかと思います。

 
 さてさて、ここからは、書かずにスルーできないSKE48の話を。HKTファンの方は、思い出して不快に思われる内容もあるかと思いますので、読むことはお勧めしません。

 昨夜、SKE48チームSの都築里佳がHKT48の選抜の容姿を貶すツイートをしました。
 現在は、ツイートを削除して謝罪しています。
 人の容姿に対して心の中でどう思うかは自由ですが、それをSNSで発信してしまったこと、そして、他社の商品に関することをだったということが問題視されています。
 今後に関しては、SKE運営と博多運営が交渉して処遇を決めることになるかと思います。
 また、HKT48ファンの方からすれば、AIIAもからんだ選抜でもあり、曲も良曲で期待していたところに冷や水をかけられた部分もあったかと思います。
 これに関しては、どこまで行けば許してもらえるのかは、一人一人違うので、なんとも厳しいところもあります。要は許すことのリーチが一人一人違う。謝罪ツイートで許した人もいれば、直接謝りに行くことで許す人、彼女が居なくなることで許す人もいるかも知れません。
 
 今まで、SKEとHKTの関係は、決して悪かったとは思っていません。
 特に木本花音が博多に兼任した時にしてくれたことには、本当に感謝しています。また、「波が伝えること」での植木さんの浴衣姿は未だに観ます。

 都築里佳が、Twitterで所謂、「裏垢」と呼ばれるもので書く内容を自分のアカウントで呟いてしまうことは、初めてではありません。5年前にも一度、同じ失敗をしています。その時は、同じグループの若手に対してでした。
 まさか、また同じ間違いをしてしまうとは、というショックがありました。
 今は、どうするかを「~すべき」とか「~するのが常識」とかいうテレビのワイドショーのような趣味の悪いことを当事者でもない僕は語りません。
 でも、SKE48というグループの一員である彼女が、どうなって欲しいか。
 彼女の未来を今、どう想像していますか?
 皆さんの想像が、残酷なものでないことを願っています。
 過去の裏垢に関する事件と比較する方や、いや、他のメンバーだってこんな悪口を言っていたぞ、という方の気持ちも分かります。 
 でも、今回は今回として考えておいた方が、余計なものが混じらずに、考える筋道として安全かと思います。
 
 
 少なくとも5年前の件から、学ばなかった本人や運営にも責任があると思うので、反省した後は、なんとかグループに残して、うまく環境を変えてあげて欲しいな、と思います。
 何故かというと、彼女の「愛の色」や「拗ねながら、雨」、「泣きながら微笑んで」、チームS公演での「ダンスメドレー」。どれも素晴らしいパフォーマンスです。声優になるために、専門学校に通い、徐々にチャンスも掴んでいます。48グループに対する愛も強く、クイズ選抜にもなっています。めちゃくちゃめんどくさい性格ですが、やはり、後輩たちからは愛されています。
 これまで彼女が積み重ねてきた数字を、今回のツイートで大きなマイナスで引いてしてしまいました。ひょっとしたら、1も残っていないかも知れません。

 甘いことをいうな、と言われるのを承知で書くと、これから、どんな発表があるか分かりませんが、彼女が反省した後に、道を踏み外さずに進めるような提案が出ればな、と運営には期待しています。
 個人的には谷が取ったアプローチは流石だな、と思いました。なんとかここで、悪い形で終わらさない手はないかと思います。
 さて、当日の夜、支配人の斉藤真木子とSKE公式から、発表があり、彼女のツイートの謝罪・SNSの無期限での停止が発表されました。
 コロナで活動ができない今、これで彼女がファンへ発信できる手段は切断された状態です(モバメぐらい?)。
 

 初代リーダーの言葉で「ピンチはチャンス」という言葉があります。
 今の過去最大の「ピンチ」をなんとか「チャンス」に変えられることを期待しています。
 奇しくもリーダーの言葉の続きを考えると余計に。