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2019年10月8日火曜日

引っ越しました①


引っ越したあと


 みなさん、SKE48の11周年公演は、もうご覧になりましたかね。
 2013年の日本武道館を彷彿とさせるノンストップ仕様で、進み続ける公演は、流石はSKE48と思いました。
 その中で気になる曲が一曲あったので、今日はその曲を入口に考えていきたいと思いますよ。
 それは、「引っ越しました」
 メンバーは、大場美奈・山内鈴蘭・谷真理佳の3人。
 そう、全員移籍メンバーです。
 彼女たちは、地獄の大組閣で自分のグループを離れて、SKE48に来ることになりました。皆さん一度で良いから想像してみて欲しい、自分の働いている会社、自分の通っている学校を強制的に変えられる恐ろしさ。
 しかし、3人は移籍で腐らずに、SKE48で活躍し、すっかり馴染んでいきました。
 だって、想像してみてください。
 鈴蘭の居ないチームS、みなるんの居ないチームKⅡ、谷のいないチームE。
 ちょっと、考えられないぐらい3人とも重要な役割を担っています。
 ちなみに、外仕事も安定している3人なんですよね。
 歌唱力やバラエティ力もそれぞれ高いので、この3人でのユニットももっと観てみたい気がしますね。
 
 しかも、「移籍」ということにも特別な感情を持ってくれてましてね。
 ちょいと、みなるんのブログが凄く良いので、読んでください。

https://ameblo.jp/ske48official/entry-12533400119.html

 うん、読んでると凄くジンと来るものがあります。マネージャーさんも優しいなあ。
 このブログに書かれていた「引っ越しました」の歌詞が良くてね。
 別れた彼女に手紙を出すような文体で、新しい部屋に引っ越したよ、ということを歌ってるんですがね。もう歌詞が凄く良くて。引っ越し先の情景が思い浮かぶ歌詞で、やがて、外から内へと説明は変わっていきます。部屋の中にいる「僕」の心の中を語って行くんですよね。
 そして、「君」が来てくれたらいいなあ、まだ、君から「引っ越しできない」と、外的には引っ越しても内面は( 心の中は )、「引っ越してないよ」というメッセージを語って終わります。
 いやあ、なんか、昔のAKB48の公演曲のラストって良い曲多いですよね。

 「生まれ変わるように」、「ここに引っ越ししたよ」、「やっと引っ越ししたよ」という3人の境遇とリンクする内容も良くて、それぞれのアイドルとしての生まれ故郷のことを思い出しました。そして、移籍したばかりの頃はこんな気持ちだったのかなあ、とも。
 でも、移籍先に曲の中の「君」である「ファン」の皆さんがちゃんとついてきたのが、本当に凄い絆だと思います。
 なんか、現実で曲の続きを観ることができた感じがします。
 ちゃんと「君」が応えてくれた。
 アイドルというカテゴリーにとらわれずに勝負できる人達だけに、これから卒業という外的な「引っ越し」があるかも知れませんが、内的な「引っ越し」は絶対にできない魅力的な3人だと僕は、この曲を観ながら思いました。

※ 谷の魅力について考えた「軽蔑していた愛情」についての記事はこちら!
 https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/01/blog-post_25.html

※ みなるんと鈴蘭について考えた「走れ!ペンギン」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/01/blog-post_34.html