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2020年6月6日土曜日

11月の古畑奈和

壊れそうな僕の夢、君以外の誰が分かる?


 皆さんはアイドルを応援する醍醐味ってなんでしょうか?
 毎日の自分の生活に他人の物語が入ってくることで、幸せな気持ちになれたり、時には落ち込んだりヤキモキしたり。
 また、一人の人間の成長物語や仲間との関係性を楽しめるという意味では、スポーツチームや選手を応援する感覚にも似ているかも知れません。
 
 さて、このブログをよく読まれる方ならご存じの通り、僕はよく面倒なことを思いついて、そのことについて考えるんですよね。
 たとえば、今回取り上げる古畑奈和ちゃん関連で言えば、「他者から観た古畑奈和」というタイトルで、先輩や後輩、共演者からの証言を集める為に、実は2週間前ぐらいから、色々と調べていたんですが、思ったより少ないんですよ。
 勿論、熊ちゃんが落ち込んでる時に手紙くれたエピソードとか、ブログにちゃんと残ってるんですが、どちらかというと、映像やラジオの音源として残っている方が多くて。このブログとは相性があまり良く無さそうなお題だったので、泣く泣くボツにしました。本当に、
 「えにし酒」のロケ地とかのHPとか調べまくってたんですよ。うどんタクシーとかね。
 きっと誰かが、僕の代わりに掘り起こしてくれるはず(でも、小分けにして書けないかというのは考えています)!

 それでね、「気持ちわりいなあ」と言われるかも知れないですが、結構、過去のブログを読んで行ったんですよ。
 そして、あることに気が付きました。
 ひょっとして、奈和ちゃんのブログ、11月に印象的なことが多くないか?とふと思いましてね。
 そこで、2013年から2019年までのアメブロを読んでいきました。
 「なんでアメブロなんじゃい、公式もshowroomとTwitterもラジオもインスタも調査しろ、何やってもええんじゃい!」と映画「孤狼の血」の役所広司みたいなことを思った方もいらっしゃるかも知れません。でもね、最近、ありがたいことにSKE48ファンじゃない方々もこのブログを読んでくださってるんですよ。
 できたら、SKE48モバイル会員ではない方々もフェアにアクセスできるもので行きたいというこだわりがありましてね。
 そういう縛りでちょっと書いていきたいと思います。

 まずは、2014年の11月4日のブログからです。
 「2013年は?」と思ったアナタ。
 あの、変な言い方ですが、凄い平和なんですよ。2013年の11月は。
 なので、大変申し訳ないんですが、2014年からスタートします。

 さて、この年、何があったかというと、「12月のカンガルー」の選抜発表があったんです。
 ちょっと読んでみましょう。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-11948173278.html

 同期と後輩にセンターとして先を越されてしまった悔しさ、でも、その気持ちを一旦置いて支えになりたいという気持ち。自分の10代の時を振り返ると、ここまで他人のことを果たして思いやれていたでしょうか。そして、奈和ちゃんファンの皆さんと上を目指したいという文が凄く良いんですよね。

 そして、「支えになりたい」という意味では、珠理奈との関係を11月6日のブログで書いています。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-11949064280.html

 同い年のこの二人。 
 活動を始めた時期こそ違いますが、「前のめり」のメイキングで泣く珠理奈を慰める奈和ちゃんの姿、「フラストレーション」で後ろから奈和ちゃんを頼もしく見つめる珠理奈の姿、この二人の関係が僕は最近好きです。
 ちなみに割愛しますが、11月12日はリクアワもあり、5期生が減ってしまったことを感じつつも大切な動機に頼って欲しいということも書いているので、気になった人はチェック!
 2014年11月23日には、「P4U」のCMイベントで獲得したCMの撮影。ファンの方々への感謝の気持ちを綴っています。そういえば、少し前の11月18日のブログでは、AKBの方のゲームとSKE48のゲームどちらも頑張ってくれている奈和ちゃんファンの皆さんに「私達のペースを大切に」というタイトルで、感謝しながらも、少し休憩しましょうと書いていますね。無理はし過ぎないでね、という優しいメッセージですね。

 さらに11月24日には「サックスマガジン」での連載も決定。
 11月27日にはゆっこの卒業に触れ、「SKEイズムを伝えてくださった」と書いています。二人はチームEで同じなんですよね。好みは分かれるかも知れませんが、僕は「SKEイズム」は曲を大事にすることではないか、と解釈しています。「SKEイズム」の始祖となったチームSを経験したゆっこから受け継いだイズムは、今も彼女の中に残っていると思います。
 ただ、この2014年のブログの中で、「12月のカンガルー」と並んで重要だと感じたのが、11月17日の記事です(順番が前後して申し訳ないです)。
 ちょっと、読んでみましょう。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-11953696421.html

 AKB48の選抜を目指すこと。
 ちなみに彼女はこの時、AKB48と兼任中です。
 彼女なりにグループについてどう貢献できるかを考えていた時期ではないか、というのは、以前書いた、「古畑奈和と兼任」についての記事を読んでいただければと思います。

 さて、次は2015年の11月です。
 11月18日に杉ちゃんと出会っていますね。
 そして、11月23日に書いた「募集します」という記事は、ラジオでのオリエンタルラジオの中田さんとのやりとり、そして、アイディアをファンの方々に募集します。
 「本性」や「観覧車」の種は、この時に蒔かれていたのかも知れません。
 印象的なのは、11月27日のブログです。
 この日、SKE48は紅白歌合戦に落選しました。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12099981553.html

 「知っているからこそ
  諦められないものがある」

 この一文がとても印象に残りましてね。
 SKEの選抜として、AKBの兼任メンバーとして、沢山の「知っている」ことが、彼女の中には今もあるはずです。それは、珠理奈にも。ちゅりやだーすー、みなるんや鈴蘭の中にも。テレビ番組に拘泥するな、という考え方もありますが、SKEが帰る場所の一つとして、「紅白」もいつからか忘れられてしまいましたが、いつかまた戻れないか、とふと思いました。

 2016年の11月です。
 まずは、11月20日にはソロコンがありましたね。
 「10クローネとパン」は僕も大好きな曲なんですが、ここで、奈和ちゃんは曲について、そして、オリジナルの振り付けについても書いています。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12221385307.html

 表現することの楽しさが伝わってきますね。
 この時の衣装が僕は大好きです。曲の悲しい世界観と、彼女の振り付けも合っていて良かったですね。曲を大切に表現していくスタンスが伝わってきます。

 11月25日は「100%SKE48」についてのことが書かれています。
 センターを目指す気持ちと、その気持ちを抱いた時の自分と現状が変わっていないこと。
 赤裸々な彼女の心情を読んでみましょう。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12222710086.html

 ここを読んだあと、気になって、「100%SKE48」の創刊号を読んでみました。
 そこでは、「花より男子」のミュージカルという外の世界の厳しさを知ったことと、珠理奈を守りたいということ、「ファンの方が選抜を目指せる切符をくれたんです」という一言も印象的でした。
 そして、その2日後。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12223307453.html
 
 現状のもどかしさから、「助けてほしかった」奈和ちゃんの言葉を真剣に受け止めて、一緒に前に進んでいくファンの方との関係が垣間見えて、僕はこのブログが凄く印象に残っています。
 「癒す」側と「癒される」側が交代しながら進むというが理想的な関係だと僕は思います。どちらかが欲しがるのではなく支え合う。そんな理想的な関係をちゃんと作れていますね。

 2017年はユニットコンがありましたね。
 11月13日のブログを読んでみましょう。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12327896004.html

 SKE48イズムを伝えられる側から伝える側に彼女が変わっていることが分かります。ちなみに、この年はAKB48の「神曲縛り」公演にも出ていましたね。11月ではないんですが、「孤独な星空」でのダブルセンターが凄く良いんです。本店曲で、奈和ちゃんに唄ってほしい曲の1曲です。

 次は2018年。
 この年の11月で印象的なのは、「ベストヒット歌謡祭」でのAKBセンター緊急オーディションがあったことですね。
 https://ameblo.jp/ske48official/entry-12419324348.html

 頑張れる理由が「私のファンの皆」という最高の1文。
 選挙で頑張ってくれたファンに応えたい。キラキラとギラギラ。
 ダンス経験者ではないけど、それでも食らいついていく。

 加入した時から「推されている」と外野からは言われがちな彼女ですが、実は、スタート地点はずっと後ろで、努力し続けてきたのではないか、とふと思いました。
 それを裏付けるように2018年11月28日のブログでは、自分の前を走っていた「仲良しだった同期の子」について書いています。
 https://ameblo.jp/ske48official/entry-12422239236.html

 先に「仲良しだった同期の子」は卒業してしまい、「Wセンター」の夢を見るのは「一人」になったと勘違いする時もある。でも、その度に違うと気づく、何故なら「ファンの皆」が一緒に見てくれていたから。
 翌年、彼女は見事に夢を叶えます。
 ファンの方々と一緒に見た夢を叶えてみせます。
 古畑奈和の物語の中でかなり重要なブログだと僕は思っています。
 
 2019年の11月はというと、なんと0件!
 まあ、仕方ないと思うんですよ。他にも発信するものが増えましたし。自分にぴったりと合うメディアで発信すればいいと思いますしね。たとえば、珠理奈がshowroomとの方が相性が良いように。
 代わりといっちゃなんですが、江籠ちゃんから見た奈和ちゃんを読んでみましょう。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12544427769.html

 アンナ先生の「二人が並んだら最強だね」という言葉。
 SKE48という大きな物語の中で、選抜やコンサートで年々価値が見直されている5期生。
 この二人のWセンターも見てみたいですね。

 今回は、11月という縛りで調べていきましたが、奈和ちゃんの「センター」や「選抜」、「ダンス」への思いと、なかなか思い通りにいかない悔しさ。でも、そんな奈和ちゃんを時には支え、時には共に戦うファンの皆さんとの関係が浮き上がってきました。
 
 2020年の11月、奈和ちゃんとファンの皆さんはどんなことと向き合っているのか。けれど、一緒に支え合って進むのは、10年20年経っても変わらないんだろうなあ、としみじみ感じました。

 ここまでまとめて、「FRUSTRATAON」のダンスバージョンを見ると、ちゃんとSKEイズムを引き継いでるし、曲が終わってからあおむけに倒れこむ奈和ちゃんの姿をみていると、ジンとします。

 彼女が倒れてみているのは、「あの子」の姿か、「みんなの姿か」、「次の夢」か。




※「古畑奈和と兼任」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2020/05/blog-post_18.html

※珠理奈との共通点について考えた「何故、二人に惹かれるのか?」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2020/05/blog-post_7.html

※2018年、ネットの悪意と向き合った「誰かの耳」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2020/04/blog-post_26.html