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2019年8月31日土曜日

旅の途中①



オン・ザ・ロード


 皆さん、48グループにハマって最初に出来た推しメンは誰ですかね?
 僕は、実はAKB48の宮澤佐江さんなんです。

 彼女の魅力はなんと言っても「ゲンキング」と呼ばれていたぐらい明るい性格。
 しかし、中学時代は同級生にいじめられていて、教室にも部活にも居場所がなくなった彼女はよくおばあ様の経営する焼き鳥屋さんに居たそうです。
 この時、おばあ様は、自分もかつていじめにあっていたことを告白します。そして、「前向きに生きていれば、いつか、必ず、佐江の良さを分かってくれる人がいるから」という言葉を宮澤さんに伝えるんですね。もうね、ここだけで既に泣きそうです。さらに、うれし涙の方はいいが、悔し涙はダメだということを語ってもらいます。おばあ様がいよいよがんで亡くなる時のやりとりは、ここに書くのも辛くなるので、是非とも公式インタビュー本「あなたがいてくれたから」をご購入あれ。

 また、岩井俊二監督が撮った「DOCUMENTARY OF AKB48 to be continued 10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう」を観ていると、彼女がインタビューされているシーンがあります(この枯葉が敷き詰められた秋の公園がまたいいんですよね)。

「一人になる時間はある、家とかで、泣いてる。ふふふ、一人になると、良い時もあるけど、記憶に残ってる時は今も泣いてる。今年の4月におばあちゃんを亡くして、今も信じられなくて。一人の時はおばあちゃまの前で、こうなんだよねーって心の中で話してたら、はあって泣いてることが多いかな」

 亡くなった後もおばあ様との関係が続いているのが、素敵でしてね。
 その反面、いつも元気な佐江さんが、自分の弱い部分を出せる貴重な場所の一つだったのかもしれません。

 さて、そんな彼女は、48グループ人生を送っていく中で、徐々に超選抜に入るようになり、ベテランへ。そして、珍しい3グループを経験し、自分の場所が変わり続けるという体験をします。なかでも、上海が拠点のSNH48への移籍は衝撃でした。その後の大人の事情による2013年日本武道館での、やっぱ兼任にしますを喰らって本当に辛い顔をしてましたが、そこから、総選挙での「上海一本」宣言はめちゃくちゃカッコ良かったです。

 そして、2014年。彼女は、SKE48へやってきます。
 まあ、正直に移籍が決まった時の感想を書くと、「な、なんで…」だったんですね。
 まさか、SKE48に来るとは。その頃、中西優香ファンだった僕からしたら、キャラが被りまくってるじゃん。しかも、SKE48のキャプテンの座も持っていくのね、と思いましてね(全部、大人の事情ですけど)。
 
 そして、SKE48は暗黒期を乗り越えるために前進していきます。正直、2014年はまだ新しいチームが動き始めたばかりの手探り感がありましたが、2015年あたりからは、それぞれの個性がぴたりとはまり始めた感じがしましてね。
 メンバー達にも良い影響を与え続けていきます。
 詳しくは、ソフト化された彼女の卒業コンサートのディスク4を観ていただきたいんですが、ゆりあが卒業して精神的に不安定だったぴよすの支えになっていたり、玲奈が卒業発表して精神的に不安定になっていたりした珠理奈を励ましたりとかね。公演終わりの新幹線で鈴蘭の相談に乗ったり。

 本店時代には関わりが薄かった(アンダーが3回程度)みなるんとの関係が深くなったこと、実は生写真も持っていた惣田さんから尊敬の眼差しで見つめられていたこと、新人時代のちゅりに優しかったこと。奈和ちゃんたちメンバーが言いづらいことを率先して大人に言ってくれたこと。

 真木子が悔しくてないている時に、声をかけてくれたこと。秋元才加さんのアンダーでチームKの公演に出たすーめろに優しく微笑み、仲良くなったこと。ミュージカル49で感謝の伝え方をだーすーに助言してくれたこと。同じくミュージカルで緊張していた谷に「私が全部受け止めるから」と言ってくれたこと。

 もう、書きだしたらキリがないぐらい素晴らしい働きをしていったわけです。

 やがて、訪れた卒業の時。
 彼女にはこんな名曲が送られます。
 ちょっと聴いてみましょう。


 
 この曲はフルで観ないと、ちゃんとした意味は伝われないと思うので、皆さん、なんらかの方法で手にいれて観てください。
 なぜかって?
 まず、1番が彼女がソロで歌い、2番で仲間たちと歌うという曲の構成が素晴らしいのと、それに合わせるように映像が重なっていき、最後には、AKB48の2期生のみなさんが出てきたところでは、もう、初めて観た日は感動で泣いてしまいましたよ。うおっ、KKがいるとか、うおっ、ともーみ!とかね。
 リクエストアワー2015のオーディオコメンタリーで、「卒業曲は一人で歌いたくない」と言ってましたが、その願いが反映されるような歌詞が凄くよくてね。やっぱり秋元康は、知ってる人の歌詞を書かせたら強いな、と。
 「旅を続けて愛を知ったよ」という「愛知」を連想させる歌詞も上手いんですが、1番と2番の関係が旅を続ける宮澤佐江と彼女が旅の途中に訪れたSKE48メンバーや2期生たちの関係になってましてね。
 MVは、次の旅の準備をして出発する前のひと時が描かれてるんですが、唐突に出てくるかおたんに吹き出してしまいます。それは置いといて、旅立つ彼女が空を見上げて、目を少し伏せてから笑うところが本当に良くてね。それぞれの場で、旅を続ける仲間たちが映っていく中、彼女も新しい旅に出るんだな、と感じました。


 今も彼女は、旅を続けています。
 先日までは、ミュージカル「ピーターパン」でタイガー・リリー役を演じてましたし、エグザイルのネスミスさんにデジタル写真を撮ってもらったりと活躍を続けています。僕個人としては、地球ゴージャスに出演が凄いな、と感じています。
 個人のファンクラブもあり、これからもファンは増え続けると思いますし、出演作も増えていくと思います。

 そう、おばあさまが言われていた「佐江の良さを分かってくれる人」は沢山、居たわけです。

 これからも彼女の活躍が楽しみです。
 彼女のエッセイ集「これさえあれば」もお勧めですよ。
 僕は「奇跡は間に合わない」のエピソードが好き。


2019年8月29日木曜日

「古川未鈴と古畑奈和のいにしえ乙女酒#22」の感想



酒を求めてどこへ行く?


 今回のいにしえ乙女酒は、日本三景の一つ、宮城県松島から!
 最近、金あるな、この番組!
 しかし、お日様が眩しすぎて、オープニングから二人の目が開いてないというね。
 海のブルーが綺麗なだけに勿体ない。
 今回は、海の幸を求めて、「宮城県塩竃・松島で海鮮グルメ呑みの儀」ですよ!




 さて、宮城県松島町にやってきた二人。
 「松島焼がきハウス」ですよ、「わーい!うれしー!」となる奈和ちゃん。焼きがき食べ放題で45分2200円ですって。このお店、朝8時30分から15時30分までやってるんですが、朝から焼きがきを求めてくる人もいるんですね。
 最近、この番組を観てると、料理とお酒の相性についても、お酒を飲めないなりに感じているんですが、今回奈和ちゃんが選んだのは、「松島地ビール」(600円)。古川さんは、「宮城県/一ノ蔵 すず音」(1000円)をチョイス。なんか「すず音」はパッケージもいいですね。参考までに。

 
 
 さて、こちらはにごり酒っていうんですかね。
 昔、バー「ディアステージ」で働いていた古川さん、その頃に飲んでたそうで、懐かしい味を楽しんでますね。奈和ちゃんは、直接、瓶から飲むんですね。「これから瓶で飲もうかな」とおちゃめですね。松島の地酒もおいしいそうです。
 ここからは、古川さんが働いていた「ディアステージ」について。
 本格的な女の子のバーテンダーさんが居て、「ジャック・ダニエル」とかいうトム・クルーズを彷彿とさせるお酒も出ていたそうですよ。あれは、ジャック・リーチャーか。
 お酒の名前が出てこずに必死に思い出してる古川さんが、面白い。
 蓋が赤くて、メーカーズなんとか。
 僕なりに探したんですが、これですかね?


 
 そして、シャベルみたいなので運ばれてくる牡蠣たち。
 あまりの量に「これ、撮影用ですか」と焦る奈和ちゃん。
 いよいよ、食べ放題の始まりじゃい!
 100個食べる胃袋が宇宙みたいな人も来るらしいですよ。
 なんか、ワックスを入れる缶みたいなの一つで70個ぐらい牡蠣が入るんですって。
 めちゃくちゃ食うと店的には大変らしいです。
 そして、15分経ったらば!
 白煙と共に、焼き立ての牡蠣が登場ですよ。
 殻を削いで行くんですね。古川さんの不器用な感じも素敵。
 自家製のポン酢につけて食べるんですが、おいしそう。甘いお酒と牡蠣の相性も抜群だそうで。
 奈和ちゃんは、「やっば!」と目を見開き、その後、口の前で両手を握りしめる、「全身でおいしさを表現するタイプ」ですね。
 あっという間に、奈和ちゃんは1杯目が終了。
 ここで古川さんが氷を注文して、さっきのすず音を冷やしていただきます。
 さらに牡蠣飯と牡蠣汁が投入。500円追加するだけで食べられるんだから、これは頼まなきゃですね。
 「全然、違う。ご飯に乗ってる牡蠣。めっちゃっくっちゃ、クリーミー」と奈和ちゃん。
 「めちゃくちゃ牡蠣入ってる」と古川さんが驚く牡蠣汁もおいしそう。



 続いてやってきたのは、「浦霞 酒ギャラリー」(日曜日は定休日なので気をつけて!)。
 時代劇みたいに、白い暖簾に家紋っぽいのがついてます。
 浦霞の甘酒も売ってるそうですよ。
 創業が1724年って、徳川吉宗の時代だったんですね。ひょっとして、新さんも飲んでたのか?
 奈和ちゃんの愛知県の有名人といえば、徳川さんという、将軍家をご近所感覚で呼ぶワードセンスがたまりません。
 さあ、ここからは利き酒タイム!
 まずは、「浦霞 純米夏酒 きき酒」(300円)から。
 ちなみに浦霞のオリジナルグラスを買うことで利き酒ができるんですって。なるほど、すぐに使えますね。

 

 「のんだ後に、なんか、アルコールの強さがふわっときましたね」と奈和ちゃん。
 「冷やしてのむといい感じかもですね。飲みやすい」と古川さん。
  
 次は「浦霞の甘酒」(360円)を特別に試飲させていただきます。
 ちゃんとお米の粒が残ってるんですね。
 なんともフレッシュな感じ。
 「めじゃくちゃおいしいです」と奈和ちゃん。実は甘酒が苦手だった古川さんも満足です。ここで、恒例となってきた奈和ちゃんの「一時期トーク」が始まります。今回は、水筒に甘酒を入れて持ち歩くのが好きというエピソードトークが炸裂。いや、凄いなあ、その甘酒愛。
 次は女性に大人気の「本格的に焼酎につけた梅酒」。
 こちらも特別に試飲させてもらいました。
 
 
 
 
 梅酒をロックでいただきます。
 両手でグラスを持ち上げて飲む奈和ちゃん。
 「やーべぇ~」と声がもれる奈和ちゃん。
 オンザロックで楽しむといいんですって、お代わりを欲しがる奈和ちゃん。
 今度は日本酒ベースで楽しみます。
 
 

 味は「不思議」っという感想の奈和ちゃん。梅酒と日本酒が混ざり合った味ってどんな感じなんでしょう。
 「買いたいのが多すぎて、この2本と甘酒1本買って帰りまーす」と奈和ちゃん。
 うーむ、酒造っていいね。

 次は亀喜寿司に到着。
 このお店は、老舗で約90年続いてまして、塩竃は寿司の街と言われていて、みんなお寿司が大好きなんですって。なんか、このご主人の喋り方好きですね。
 まず出てきたのは、「宮城県/佐浦 浦霞 寒風沢 純米吟醸」(1188円)。
 このお酒、塩竃でしか発売されてないもので、「寒風沢」というところでササニシキを作っていて、それを酒米として純米吟醸にしたんですね。
 さらに、三陸は生マグロの水揚げが、なんと日本一。
 肉の色が白から赤へとグラデーションになってるんですね。
 マグロの筋を剥がすことで上品な味わいにしていくご主人。喋り上手の料理上手って最高じゃない。「メバチマグロ中トロ」(1080円)がいよいよ登場。
 「とろけっぷりが半端じゃない!ベロで溶けていく」と古川さん。
 おいしさでオープニングでは閉じていた目がどんどん見開いていきます。 
 「油を感じない甘さと柔らかさというか、初めての体験すぎて、うぇーんにゃ」と衝撃で猫になってしまいます。
 奈和ちゃんは、「塩竃ビール」(702円)を注文。
 「飲みにくいのかな、と思ったけど、全然。めっちゃ飲みやすい」と奈和ちゃん。
 旬の光物として、「トロイワシ」(432円)が登場。
 梅雨時には、川の水量が増えて、山の栄養分が何百倍も増えて、栄養豊かなプランクトンを沢山たべることで、イワシくんの味もアップしていくんですね。
 次は「カツオ」(756円)。
 なんか、見た目が違う。でもおいしい。
 そして、寿司屋のデザートといえば、玉子焼き。
 「すり身入り玉子焼き」(324円)
 あまりの大きさに声が出る奈和ちゃん。 
 「大阪のリクローおじさんのパンケーキかと思った」と古川さんが言うぐらい、確かに大きい。
 昔ながらの作り方でつくってるんですね。出来上がるまで3時間ってすごい。
 玉子焼きがケーキみたいに持てるって凄いですね。

 ここからは、古川さんが何故、お寿司やさんでバイトしようと思ったかのエピソード。
 「お寿司が食べさせてもらえると思って」しかし、賄はカレーとかだったそうです。
 うーん、ご主人との会話が楽しめる素敵なお店ですね。
 
 来週はブーム到来か、お茶割り飲みですって。
 髪を下した古川さんが素敵。
 
 
 
 

2019年8月28日水曜日

KMTダンス①



音たちが主張するダンス


 ついに松井珠理奈のソロアルバムの発売が決まりましたね。
 ソロ曲としては、「赤いピンヒールとプロフェッサー」、「花占い」がありましたが、一気に持ち曲が増えることになるんですね。一体どんなアルバムなのか、今から楽しみです。

 さて、ソロアルバムの中から先行配信という形で、今、配信されているのが「KMTダンス」です。

 

 これが凄く心惹かれる曲でしてね。
 まず「KMT」ってなんだって皆さん思いませんでした? 
 僕は「鎌田」? なっきぃ?とか。
「キングギドラ・モスラ・チタノサウルス」? とか色々考えたんですが、「かまって」だったんですね。

 もうね、歌詞の世界はドストレートで、相手にかまって欲しい気持ちをぶつけてくるわけですよ。なんなら、ダンスもするよって、感じで。

 この曲はイヤホンやヘッドフォンで聴くと、音が右から左に抜けて行ったり、いくつかの音が潜んでいたりしましてね。音量を上げれば上げるほど、色々な音が現れてくるわけです。まるで、音の一つ一つが「かまってよ」と自己主張するかのように。

 そして、公演やコンサートで、いったいどんなダンスを珠理奈がするのか、実際のパフォーマンスが楽しみです。

 ひとまず、今回は短い記事になりましたが、珠理奈が作る「KMTダンス」の世界は海のように様々な音が生息しているようです。その海には、ずっと珠理奈の声という一番大きな魚が泳いでいて(しかも、時々、群れになる)、色々な音が小さい魚やサンゴ礁のように広がっていくようです。
 僕らはそこにイヤホンやヘッドフォンをして、飛び込んでいきましょう。
 
 少し気が早いですが、ソロコンサートも期待していいんでしょうか。奈和ちゃんもアルバム発売→ソロコンサートという流れがありましたから、珠理奈にも期待してしまいます。センターという重圧から解放された時、1プレイヤーとしての彼女の強さが2019年から2020年は見られるかもしれません。

※「赤いピンヒールとプロフェッサー」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/12/blog-post_36.html

 
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/01/blog-post_34.html



 

SKE48のコンサート この1曲目が好き!


始まりの一撃


 ちょっと、急に休みを一日いただきましてね。
 大好きなライムスターのライブDVDをぼんやり観てたんですよ。
 そしたら、オーディオコメンタリーで、「ライブって、1曲目のアーティストが出てきたところが一番盛り上がるんだよなあ」と宇多丸さんがおっしゃってましてね。
 確かにコンサートって盛り上がる瞬間が色々ありますが、1曲目って盛り上がりますよね。こっちもまだ疲れてないし。
 そこでね、今回はSKE48のコンサートの中で、この1曲目が良かったな、盛り上がったなというのを僕なりに紹介していきますよ。

① 2012年 ガイシコンサート1日目
「枯葉のステーション」

 1曲目の「枯葉のステーション」で登場する珠理奈と、その時のどよめきたるや。
 療養していた珠理奈の復活と、松井玲奈のソロ曲を歌う意外性。未だに鳥肌が立つ映像です。



※「枯葉のステーション」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/12/blog-post_3.html

 
 ② 2013年 ガイシコンサート1日目
「強き者よ」

 この年は、卒業していくメンバーを送り出すコンサートで、僕も2日目昼に初めて参加したんですがね。1日目夜の1曲目。くーみんの「ガイシ行くぞお!」が格好良すぎてね。何回再生しても、気合いが入ります。いやあ、これは入れた人、本当に羨ましい。





 ③ リクエストアワー2012 2日目
「TWO ROSES」

 リクエストアワーって、セットリストが予測不可能なだけに1曲目も、「いきなりこれが来るの?」っていう驚きがありましてね。いきなり、「TWO ROSES」が来る、いきなりダブル松井が来る。この凄さ。大富豪でいきなり、相手がジョーカー2枚を1週目に出して来たら、「こ、こいつ。いったい」ってなりますよね。それぐらいの衝撃でした。

 ④ リクエストアワー2013 2日目
「スルーザナイト」

 初代「スルーザナイト」のオリメン大集合の衝撃。
 曲のカッコよさ、衣装の色使い、最高です。
 MCもね。
 詳しくは、この記事を読んでほしいです。

※「スルー・ザ・ナイト」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/11/blog-post_24.html
 
 ⑤ 名古屋ドーム初日
「神々の領域」

 「神々の領域」のイントロが流れた時、最初、「ん?」となったんですが、1期生が出てきて、意味が分かりました。もうね、涙ぐんでいくメンバーを見ていると、こっちがもらい泣きしそうでしたよ。



※「神々の領域」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/12/blog-post_16.html 

 ⑥ 名古屋ドーム2日目
「Escape」

 1日目の「神々の領域」が感動的だっただけに、二日目どうなる?と心配しながら会場に行ったんですが、あんにゃのドラムロールからの「Escape」ですよ。もうね、これこれこれ!と興奮しながら、紫と白のサイリウムを振ったもんです。珠理奈のソロダンスもカッコ良かったですね

 ⑦ 2013年 日本武道館
「仲間の歌」
 
 「仲間の歌」といえば、コンサートのラストに歌われることが多いんですが、いきなり1曲目という驚きと共に、ガイシ2013のアンコールラスト曲が「仲間の歌」なんで、うまいこと繋がってるなあ、としみじみ思ったもんですよ。
※「仲間の歌」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/11/blog-post_23.html

 ⑧ 2017年9月24日 大矢真那卒業コンサート
「恋を語る詩人になれなくて」

 やっぱり詩人のイントロっていいですよね。
 このワクワク感というんですかね。僕の推しメンが初代チームSに居たというのもあるんですが、やっぱり1曲目がこれだとたまりません。
 SKE48のコンサートに来たなって感じがします。
※「恋を語る詩人になれなくて」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/12/blog-post_31.html

 ⑨ 2016年3月4日 宮澤佐江卒業コンサート
「奇跡は間に合わない」

 「奇跡は間に合わない」がまさかの1曲目というね。
 宮澤佐江さんの意表をついた選曲に驚かされました。
 しかも、全員で踊るというね。
 多くの人が、「奇跡は間に合わない」は、アンコールとかで来るのでは、と予想してたんじゃないでしょうか。
 こういう攻めたセットリストは、次はどの曲が来るんだろう、というワクワク感がありますよね。

 

⑩ 2018年4月28日 SKE48春コン 夜公演
「Spirit of SKE48」

 SKE48のカッコよさを極限まで凝縮したような始まり方でしてね。
 歌わなくても、こういう表現が出来るんだぞ、と見せつけられた気がしました。
 そして、終わり方も「Escape」に繋がる感じでカッコいいんですよね。

 

※「Spirit of SKE48」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/spirit-of-ske48.html

 こうして見ていくと、まだまだ1曲目が素晴らしいライブがありそうな気がしてきました。たとえば、全国ツアー大阪の1曲目の「オキドキ!」とか、古畑奈和ソロコンの1曲目の「本性」とかね。
 皆さんの心に残る1曲目があったら教えていただけたら、嬉しいです。 

 ※「本性」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/01/blog-post_9.html

 ※「オキドキ」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/05/blog-post_10.html
 

「古川未鈴と古畑奈和のいにしえ乙女酒#21」の感想


仙台の味


 今回のいにしえ乙女酒は、名古屋、千葉に続き、仙台へ!
 仙台と言えば、SKE48の菅原茉耶!
 もし、次にチャンスがあったら、共演してほしいなあ、と思う次第です。
 古川さんとどんな化学反応が起こるか!



 仙台は七夕まつり中。奈和ちゃんは前のりで七夕まつりを楽しんできたらしいですよ。
 ちなみに、左手の中指につけている指輪が「おしべとめしべ夜の蝶々」を連想させる蝶のデザインですね。
 今回も古川さんが着てる服がカワイイ。
 牛タンが大好きというのを、この番組で言っていた奈和ちゃん。この収録の為に、暫く牛タンを封印していたそうで。果たして名物グルメ呑みとはいったい?

 まずは、「牛タン翠翠」さんへ。
 もう、朝からお客さんが並んでいる。奈和ちゃんも期待に胸を膨らませています。
 土曜日だと40人ぐらい並んで、1時間30分から2時間待ちは当たり前ですって。
 しかも、1日20人前を出せば終わりというレアなメニュー「食べ比べ牛たんセット」に話は移っていきます。
 お店が20人しか入れないけど、2回転する前に完売という、40人待ちの20人は予選落ちってこと?まあ、みんながみんなお目当てじゃないかも知れないけど、と色々考えが広がりますが、安い土地で家族が従業員というコストをおさえた経営をして、良いものを出してるんですね。
 まずは、「ビール」(705円)で乾杯する二人。
 昼から飲むビールのおいしさを堪能していますね。
 この時、奈和ちゃんの右手をみると、「愛」の文字のリングが。なんか、先週は「愛」っていう字が入ったTシャツ着てなかったっけ?奈和ちゃんの井伊直正化が進んでいるんでしょうか。
 ここでおつまみなんでしょうか、「自家製キムチ」(432円)が登場。
 結構、大きい白菜ですね。
 「あんま辛くない。すっきり系かも」と古川さん。奈和ちゃんもさっぱり感を楽しんでますね。
 ここで「テール焼きスペシャル」(1620円)登場。
 和牛の尻尾らしいですね。僕もテールスープしか食べたことないんで、食べてみたいですね。古川さんが「ホロホロ」と言いながら食べてるのが、印象的。
 あまりのおいしさに「やばっ」と言葉がなくなる奈和ちゃん。
 「牛タン食べる前にこんな満足するんだ」とおいしさにびっくりしてますね。
 この店、秘伝のタレのレシピを公開していましてね。
 めちゃくちゃ、正々堂々としてるじゃない。
 さあ、いよいよ「牛タン食べ比べセット」(3240円)が登場。
 奈和ちゃんの「満点、百点、最高」と海馬の「粉砕、玉砕、大喝采」みたいな感じの誉め言葉が登場したところで、いよいよお肉へ。
 「めっちゃ柔らかい」と古川さん。
 塩っけとビールの相性の良さ、そして、漬物のおいしさで、どんどん箸が進む二人。味噌南蛮っていうのもあるんですね。青唐辛子っていうのもあるんですね。
 普段、ウーバーイーツで、牛タンを注文する時は「増量」を選択する奈和ちゃん。「でも、こんなに大きいのは初めてみました」と感動。
 次は、ご主人自慢のスペシャル牛タン。
 美味しさで目が見開いたり、細くなったりする古川さんが素敵。
 「おいちい」と幼児化していく奈和ちゃん。さらに鼻水まで。レアで柔らかいお肉のムチムチ感を映像で観てると、食べたくなりますね。
 ここで、サンドウィッチマンとの関連エピソードも。
 牛タンで繋がった愛というのもいいですね。
 気付けば、奈和ちゃんは、2杯目も終了。
 締めは、牛テールスープとご飯が付いた、「スペシャル牛タンセット」(3780円)がおすすめだそうですよ。


 次は、仙台一番の繁華街である、国分町にある「地雷也」さんへ。
 お店の中では、ダイナミックに魚が焼かれています。一匹につき3本ぐらい串がささってますね。サバやキンキや、鳥の半身焼きもあります。
 奈和ちゃんは「梅酒ソーダ」(648円)、古川さんは「超濃厚ジャージーヨーグルト酒」(756円)で乾杯。個人的には、古川さんが飲むヨーグルトと言っていた「ヨーグルト酒」が気になりますね。
 ちなみに奈和ちゃんが飲んでいる梅酒は日本酒がベース。ソーダ割にしてるので、さっぱり飲めるそうです。
 さあ、今度は三年物の「特大殻付き牡蠣焼き」(900円)が登場!
 これがでっかくて美味しそうです。
 牡蠣の旨味を楽しむ二人。
 古川さんの2杯目はレモンサワーです。
 「うめー」と思わず声が出る古川さん。
 続いては、仙台名物「油揚げ焼」(648円)を食べます。
 むむっ、初めて見るぞ。
 油の中に長ネギが挟まってるんですね。
 思いのほか、巨大な葱が挟まってます。
 うーん、おいしそう。

 ここから、夏休みの過ごし方について。
 アイドルになる前の奈和ちゃんは、お母さんが大好きすぎて、お友達に遊びに行こうと誘われると、2日連続や3日連続で誘われると、お母さんと一緒にいる時間が大事なので、断わっていたそうです。

 古川さんは、道端でぐたーってなった雀を拾ってどうしようどうしようと歩いていたら、飛び出してきた猫が雀を連れて行っていたという、生きるとは難しいんだということを学んだエピソードを語ってくれました。なんというか、こないだ映画「ライオンキング」を観てきたばかりなので、その気持ちちょっと分かります。あの映画の場合は、意思疎通できる者同士だから余計にね。
 
 さて、ここで「炭火焼きキンキ スープ付き半身」(4320円)の登場です。
 思わず「かき氷みたい」と古川さんから声が漏れるほど、うず高く積まれた大根おろし。シロップをかけるように醤油をかけていきますよ。
 キンキの味は「パリッパリのトロトロ」という古川さんと「パリッパリのふわふわ」という奈和ちゃん。二人とも美味しいのは間違いないようです。
 「やっぱり夏はレモンサワーよ。やっぱり今日は夏を感じるね。お外も凄い暑かったし」と古川さん。
 「なんかさ、お外からこういうお店に入ってさ。冷たいもの飲んでさあ。夏のお酒の楽しみ方を知った」と奈和ちゃん。

 最後は「炭火焼きキンキ セットスープ」と「味噌焼きにぎり」(324円)がきます。この「焼きにぎり」が凄く美味しそう。サイズも大きい!
 焼きにぎりを食べて「お味噌の香ばしい味がする」と古川さん。
 スープを飲んで「おいしい…」と奈和ちゃん。お魚の旨味がぎゅっとしてて、さっぱりしてるそうです。
 うーん、この〆の味噌焼きにぎりが美味しそう。

 いつか、仙台に行くことがあったら、どっちも行ってみたいですね。
 次回は、宮城県松島に二人が行きますよ!
  
 

2019年8月24日土曜日

人生の無駄遣い①



意味からの離脱



 なんかもう、このブログを根本から否定するようなことを書きますが、意味を求めるがために、身動きが取れなくなることってないでしょうか。
 今回、考えていく「人生の無駄遣い」は「人生」というものの意味から離れることによって、次第に本質が見えて来る曲になっています。
 ちょっと聴いてみましょうか。

  

 先に歌詞の世界についてみていくと、1番では曲の主人公が生まれてきた意味を求めて生きてきたのですが、愛することや愛されることから背をむけるという、小沢健二の「愛し愛されて生きるのさ」を全面否定する結果を迎えます(ちなみに僕はオザケンファンです。あしからず)。




 1番では、世界との繋がり方を考えますが、まだ答えは出ません。
 サビでは、全てに興味を失っていく主人公。それでも欲しいものが一つある。
 それは何か。
 次に「砂時計」という言葉が出てきます。
 曲が発表された時には、砂時計が欲しいのかな、と思ってたんですが、これは自分の人生の比喩とは、読み取れないかな、と思いましてね。
 そうすると、次の砂が落ちていく内容と1番の歌詞がリンクするんじゃないかな、と僕は思います。
 一度だけの人生を無駄遣いしたいということを主人公は決意します。

 2番では、1番で過去を顧みていたのに対して、未来について考えていきますが、こちらも少し悲観的でしてね。「人生は死ぬまでの暇つぶし」的なゴリサの名言的に考えていきます。
 サビ前では暗に人生を終わらせることも考え始めます。
 そして、サビですが、死んだら何も残らないということを語っていきながら、誰かに泣かれたりするという、「悲しい」という意味を与えられることを否定します。
 
 いよいよ、大サビなんですが、人生は「自由である」という結論に至ります。
 「意味」から離れて、人生を終わらせても良いという気持ちに変わっていくことで、1番の気負いがなくなり、明日死ぬんなら、何でもできるよな、という思想観なんじゃないかな、と僕は理解しました。なので、この曲は、1番と大サビでは同じ言葉のようで、向いているベクトルは、全く違うんじゃないかと考えています。過去の自分の人生の象徴である「安っぽい 砂時計」の砂は無駄遣いして、早送りして、もう一度ひっくり返せないか、という解釈ですね。
 もちろん、さっさと死にたいわい、みたいな解釈もできますけどね。

 この曲のセンターは、はたごんこと、髙畑結希。
 僕が一番印象に残っているのが、2018年10月24日に放送された「ラジオ惑星委員会」に出演した時のはたごんのインタビューです。
 
 選挙でランクインしているけど、選抜には入れなかったはたごん。
 「自分の魅力ってなんだろう?」と考えるはたごん。
 選抜への挑戦権を得ているのでは、ということを司会の宇野さんが語っていました。
 これを受けて、はたごんは下のように答えています。

「今までは、自分はもう、あー選抜っていう位置に立ってないから、自分には関係ない発表だって正直思ってたんですよ。でも、なんか『パンチライン』の選抜発表の時から、なんでか分かんないんですけど、涙が出ちゃって。あの全然自分は何も考えてなかったんです。(中略)これはもしかして、自分ガチで選抜に入りたいんだなって」

 この時のインタビューから時は流れ、カップリング曲のセンターを獲得したはたごん。
 2019年に選挙がなかったダメージをもろに受けているメンバーの一人ではないか、と僕は勝手に心配していただけに、今回のセンターはちょっとホッとしたというか、運営そうきたか、と感じました。ファンの方からしたら、「いや、選抜入れろや」と思われたかも知れませんが、代表曲が1曲増えるというのは、良いことなんじゃないかと思います。

 そして、この曲は、はたごんにも結構合ってるんじゃないかと思いましてね。
 OLからアイドルになるという「人生の自由」を体現しているかのような彼女は、この歌のセンターにふさわしいのではないかと思います。
 人生を無駄遣いできると考えられる人は強い。
 これからのはたごんのアイドル人生がどうなっていくのか、次作のシングルも楽しみです。

             (「人生の無駄遣い」より引用)

はたごんが落語にチャレンジした「鷺とり」の記事はこちら! 
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/01/blog-post_44.html
 
 
 

福士奈央の芸人もういっちょ#21の感想


「素振り」を続けること


 皆さん、今、自分の目標に対してどれぐらいの距離がありますかね。
 そして、その目標へ向けて何をしてますかね。
 今回の「福士奈央の芸人もういっちょ#21」を観ていると、ふとそんなことを思いましてね。

 今回ゲストにやってきたのは、ハリウッドザコシショウ。
 僕としては、「でさーなぁ!」とか「ハンマカンマ」とかが大好きな芸人さんです。
 もう動画のスタートからかなりボケまくってらっしゃるんですが、シリアスな話がめちゃくちゃ為になりましてね。
 印象に残ったところを書いて行きますよ。
 
 まずね、序盤のネタから面白かったんですが、ザコシショウ、息を吐くようにボケていく人で、「なんて呼べばいいですか?」の「大名で」とすっと出てくるところが素晴らしいな、と僕は思いました。パンチ力があるんじゃないけど、じわじわくるというかね。坂上忍さんの真似も面白かった。注目の女芸人で和田アキ子さんの名前を出すところとか。石の上に三年座るバイトとかね。

 中盤に出てきた「アイドルとお笑い」どっちをやりたいのか、という質問も印象に残ってましてね。どんちゃんも自分の立ち位置を考えさせられる質問だったんじゃないかと思います。僕としては、中途半端に迷走するんじゃなくて、どっちの道も本気で、という風にとらえれました。「一番得意なことをするべき」というザコシショウの言葉がどう影響していくかも楽しみです。

 そして、全体を通して感じるのは、この人が王者になるのにはちゃんと理由があるんだな、ということ。
 「勝とうと思うならもっとやらないといけない」、その考えを裏付けるように毎日、youtubeに動画を配信していること。そして、それを続けていくためには、自分がやっていることが面白いと信じること。苦労はするけど、苦じゃないこと。逆に信念を持ってない奴はやめていくこと。
 頭がおかしいように見せて、きちんと、自分の面白いスタイルを確立するための道筋ができてるんですね。

 ザコシショウといえば、誇張し過ぎたモノマネ。
 どんちゃんもチャレンジしてますよ。


  

 これも大爆笑でしたよ。
 つい真似したくなるという要素もあるんでしょうかね。
 「はい~!」とか言ってないのに、面白い。
 いつか、どんちゃんが珠理奈の前でやってくれる日が来るのか。

 そして、5分1本勝負


 こんなもん、近くで「んー!」やられたら、笑いを我慢する方が無理ですよ。
 最後は、謎の動画。
 
 


 4回分を観て、一番お笑いについて語っている「#21」が一番印象に残ってますね。
 動画チャンネルを始めたけれど、最初は10何回しか再生数がなかった、けれども、自分のことを信じて続けたこと。これは尊敬です。ザコシショウはプロ野球に例えて、「素振り」と例えていますが、何に重点を置いているかもよく分かります。
 純粋にお笑いが好きで、色々と試してネタを生んでいく。 
 もう、勉強になることが多い。
 いつか、どんちゃんもSKE48の公式チャンネルとかを利用して、色々とためしてみるのも面白いんじゃないか、と今回の番組を観ながら思いました。
 また、自分自身も目指す目標に向かって、どれぐらい「素振り」をしているのか、と考えさせられた、本当に良い動画でした。

 最後にザコシショウのチャンネルも貼っておきますね。
 いや、面白い。

 

 動画の中で出てきた「R-1」への挑戦の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/04/sker.html
  過去の芸人もういっちょの記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/04/ske.html

 
 

2019年8月22日木曜日

「SKE48の大富豪は終わらない!」スタート!



一緒にゲームしませんか?


 ついに8月21日からスマホゲーム「SKE48の大富豪は終わらない!」がリリースされましたね。皆さんは、もうプレイしましたか?
 
 僕は資格試験が来週に控えているにも関わららず、昨日からゲームを始めましてね。
 元々、大富豪はそんなに強くないんですが、色々なローカルルールが乗っかってきて、昨日はそんなに勝てなかったんですが、今日ぐらいからボチボチ勝てるようになりましたよ。
 いやあ、まさか革命で終わってはいけないとか。
 都落ちとかね。
 やっと覚えましたよ。
 
 今日も夕方ぐらいに帰りのバスを待ってる間に、本作を起動していると、なんとメンバー本人様が登場。

 なんとさきぽんこと竹内彩姫さんですよ。
 画面をキャプチャしとけばよかった。
 プレイ開始時に頭を下げるシュタンプを押してくれて、こっちが頭を下げるのを返すと、また返してくれる礼儀正しい子でした。
 ちなみに、大富豪になって去っていきましたよ。
 アニメ「餓狼伝説2」でアンディに吹っ飛ばされたローレンス・ブラッドみたいに「強い!強すぎる!!」というぐらいの強さでした。

 ちなみにこのゲーム。リセットマラソン略してリセマラというのを最初にやるのが、良かったみたいですが、僕は男らしく最初に引いたカードで戦うことにしましたよ。

 ちなみに僕は、現在、SKE48に推しは不在。
 じゃあ、誰にしたのか?

 SKE48の未来。
 倉島杏実ちゃんじゃい!

 いやあ、色々迷ったんですよ。
 ブログ的には、一番取り上げている奈和ちゃん、マジカルラジオ大好き人間としては、ちゅり。プロレス好きとしては珠理奈、演技が良かったよこにゃん。最近期待してる水野愛理、文章が好きなだーすー、じわじわ味わえるみなるん、他にも色々いたんですが、やっぱりね、オジサンは昔のSKE48も好きなんだよ、ソウゴくん(仮面ライダージオウ風)。
 なんかね、倉島さんからは、どこか懐かしい昔のSKE48の匂いがするんですよ。
 これはもう感覚的なものですけどね。
 松井玲奈推しというところも好感度高いですしね。
 というわけで、ゲームでは倉島杏実ちゃん推しです。


 ちなみにこのゲーム。
 相手が出したカードを覚えていくことで、有利になっていく気がするのは、僕だけ?

 ちなみにユーザーIDは「orjB92KDr」なので、フレンドになってやっても良いぞ、という方は是非。


 

2019年8月20日火曜日

古川未鈴と古畑奈和のいにしえ乙女酒#20の感想



3つの質問


 さて、第17回では、SKE48から大場美奈が出演したこの番組。
 今回はでんぱ組.incから藤咲彩音さんも出演してくださいましたよ。
 
 そして、今回のテーマはアイドルの知らない秋葉呑みの儀ですって。
 うーむ、秋葉原って行ったことなくて、ドリームキャストのゲーム「セガガガ」の秋葉原のイメージしかないんですよ。果たして、どんなお店が出てくるのか!

 神田にやってきた二人。
 衣装が前回と同じなんで、19回を昼に撮って、20回は夜のロケなのかな?
 「みますや」さんにやってきた二人。
 創業明治38年と歴史のあるお店。
 「どぜう」の提灯の意味を考える二人。
 「どうぞ、みたいな」という奈和ちゃんの解釈が面白い。
 外観といい、提灯といい、時代を感じさせる良いお店ですね。
 さて、お店で待っていたのは藤咲さん。
 でんぱでの古川さんが、どんな感じなのか、聞けるとうきうきしてる奈和ちゃん。彼女の人懐っこいところが出てますね。
 藤咲さん、登場1分でビールについて語ってくれてるんですが、めちゃくちゃ良いレビューをしてくださっていて、この人、定期的に出て欲しいな、と思いました。
 黒い板に白い字で書かれたメニューも、ところどころ字が擦れていて、時代を感じさせます。
 奈和ちゃんは、「レモン酎」(350円)、古川さんは「梅酒ソーダ」(450円)で乾杯。
 次は「桜刺し」(1300円)が登場。馬の肉ですね。お店の看板メニューですって。
 嬉しさに手が動きまくる奈和ちゃん。「優勝!」の一言が飛び出します。
 藤咲さんの「フルマラソン完走した気持ち」というのも面白いですね。
 古川さんは、うまさに目を見開いています。
 いよいよ、どじょうメニューが登場。
 「(どじょうの)柳川鍋」(1000円)です。
 表面の卵は半熟で、なかに色々入ってるんですね。
 「すごいほくほくした、あなごっぽい」と古川さん。奈和ちゃんもあなごっぽさを感じています。
 ここで、奈和ちゃんと藤咲さんが1杯目終了。
 藤咲さん、一人で1瓶開けるんですね。
 「大好き」っていう笑顔が良い。
 ここで、奈和ちゃんと藤咲さんの好きなお酒が同じことが判明。
 「二人で番組やります?」と言った奈和ちゃんの反射神経が素晴らしい。
 真ん中ではさまれた古川さんが面白いですね。
 次は肉のうまみがつまった「牛煮込み」(600円)です。
 「牛丼の牛皿的な」という古川さん。おいしそう。
 さあ、ここで「獺祭(一合)」(750円)が登場。古川さん注文のものですね。
 藤咲さんは、「梅酒ソーダ」(450円)を注文。目を閉じて「あ~!」とおいしそうに飲みますね。
 奈和ちゃんは「レモン酎」(350円)を飲みます。グラスを持った時に映る手元の黒いネイルが似合ってますね。
 「獺祭」をついでもらう古川さん。藤咲さんが大人になったことをしんみり感じます。きっとこの二人にも色々なドラマがあったんだろうなあ。
 藤咲さんは、「まぐろ納豆」(600円)も食べます。「ひきわり納豆というところがすごくいいですね」と藤咲さん。お米が欲しくなっていました。
 よく家呑みをするという藤咲さん。普段は自炊をして、きのこと肉じゃがと大根とまいたけ、にんじんのきんぴらごぼうを作るそうです。ありもので作れる女子って凄いですね。古川さんとは違った魅力がありますね。普段、鳥貴族とかにも行くそうで、紛れ込めるよさを語ってくれています。バレないんですって。僕は、お酒が飲めないので居酒屋にいくことは、あまりありませんが、アイドルが居ても気づかないかも。ここから、古川さんは、ハイボール派だという話に。そして、奈和ちゃんが飲めるスタッフさんと飲みにいくけど、スタッフさんが先に酔ってしまうから、という話に。
 最後は奈和ちゃんがどうしても食べたかった「〆さば」(700円)を注文。
 まず最初に食べた古川さんは幸せそうな顔に。奈和ちゃんも「安定の味」と語ってますね。早くも3杯目に突入した奈和ちゃんと藤咲さんに、「早いよ、二人とも」とツッコむ古川さん。
 ここででんぱ組での古川さんの話に。 
 「意外とクールキャラ。(男って言われてるから)そう、男。完全に男。格好は女だけど、本当に男みたいな。(喋らないってことですか?)自分の好きなことになった瞬間に、喋ることになったら喋るけど。ずっと傍観者みていな。静か。一番静か。あたし、一番仲良くできないと思ってたから。尊敬してたんだけど。一番近寄りがたいし。怖いから。(怖いんすか?)怖い」
 ここで、「怖いんすかねぇ」とカメラを目力強めで見て、ぶりっこする古川さん。
 なんか、この辺り、SKE48に居た中西優香を思い出すなあ。
 〆には「焼きおにぎり」(500円)がおすすめですって。
 最近、この番組。お店のおすすめメニューを最後に出すようになってきたな。

 夜の帳が降りた、神田の街を歩く3人。
 いやあ、この辺は風情があっていいですね。
 「鬼平犯科帳」とかに出てきそう。
 「乙女酒の準レギュラー」にしてほしいと語る藤咲さん。
 ついたお店は「いせ源」さん。
 もうね、めちゃくちゃ風情のある外観です。
 創業は天保元年。
 えっ、天保の改革の天保?
 なんとこの店、古川さんの来たかった店で、あんこうが名物なんですって。
 お店の人の話によると、もともとはどじょうの店だったんですが、4代目からあんこうの店に(今は7代目)なったそうです。
 完全に家のテンションになっている藤咲さん。
 耳が真っ赤になって、まったりしてますね。
 さっそく「あんこう鍋」(3500円)にチャレンジ。
 お店の人の話によると、もう、骨抜きもあく抜きも済んでるんで、もういい感じに煮たらそのままいけるんですって。
 藤咲さんのグラス置きミスを挟んで、再びあんこう鍋へ。
 ちなみに奈和ちゃんと藤咲さんは「梅酒」(600円)、古川さんは「角ハイボール」(600円)を注文しています。
 あんこうは、全部食べられるという話から「7つ道具」の話に。
 あんきもを食べる古川さん。「思ったよりあっさりしてる」と古川さん。「なんか、キモキモしてない」と独自の言語センスを爆発させる奈和ちゃん。
 そして、この料理を食べている時にかかっていた謎の音楽はなんだ?
 ここでお店の看板メニュー「あんこうの卵巣酒」(1000円)が登場。
 カップの蓋を開けて、火をつけて閉めていくスタイル。
 開くと、あんこうがはいっています。
 あんこうが入ったお酒ってどんな味なんでしょう。
 「香ばしさ満点!」と古川さん。
 どっちかというと、ちびちび楽しむタイプの味なんですかね。

 ここから藤咲さんから奈和ちゃんへの質問が。
「単刀直入に言いますと、未鈴ちゃんのこと、どう思ってるんですか?」という質問が。
実は焼きもちを焼いていたと藤咲さん。「だから、ご挨拶した時に、目を合わせてくれなかったんですね」と奈和ちゃんも謎が解けた様子でしてね。
「なかなか未鈴ちゃんの領域に踏み込む方って、なかなか居なくって。奈和ちょろは、古川さんに抱き着いたりしてるよね。あたし、やっぱり許されるとしたら、ライブ中なんですよ。隣りにいることが多いので、MCも隣にいることが多いので」とめちゃくちゃ好きじゃないですか!
 そして、奈和ちゃんから見た古川さんの話に。
「未鈴ちゃんはとても安心しますし、やっぱ先輩としてすごいリードしてくださいますし、あのー、あたしも、未鈴ちゃん自身も『人見知りだよ』って言ってたりとか、でんぱ組さんといる時は、結構そんな、ハグしたりとかないよと言ってらっしゃるので…あの話をしてから、彩音さんの視線が気になって仕方ないんですよ!」

 うーむ、藤咲さんが語っていた3つの質問のうち、残り2つは何にだったのか?
 いつか、未公開映像回とかで出して欲しいところですね。

 グループもタイプも違う二人が、番組という場を通して、仲良くなっていることが確認できた回でしたね。

 次回は、仙台編!
 奈和ちゃんの髪が「FRUSTRATION」に!

 

 

2019年8月19日月曜日

古川未鈴と古畑奈和のいにしえ乙女酒 #19の感想



非日常のお酒


 今回のいにしえ乙女酒は、名古屋から千葉へ。
 千葉県の上総中野駅から大原駅を走るローカル線のいすみ鉄道 大多喜駅に来ています。上総って言ったら、「南総里見八犬伝」とかに出てくる下総の真逆なんですかね。
 今回のテーマは夏休みということで、「旅呑みの儀」にチャレンジしていきますよ。
 予告を観た時に、電車や船が登場していて、結構、楽しみだったんですよね。
 東京から日帰りで楽しめるスポットを紹介していきますよ。



 この駅、乗車券の券売機が「うどん屋さんやん」と奈和ちゃんが言うように食券みたいな感じの自動販売機で売ってましてね。「いっぱい山、いっぱい線路続いてる」といった感じで、のどかな風景が広がっています。
 さて、この電車では、なんと電車に乗りながら食事やお酒を飲むことが出来るんです。古川さんも「電車の中にはあってはいけない、グラスのようなものが!」と驚いています。なんと、毎週日曜日にレストラン列車というのが出てるそうです。正式には「レストラン・キハ 伊勢海老特急・お箸DEイタリアン」という名前で、予約制の16000円だそうです。
 なんと、この列車ではグラスワイン飲み放題という豪快なサービスも。凄いぜ。
 約2時間30分で大喜多駅から上総中野駅を往復するこの列車。ゆっくりと食事やお酒が楽しめそうですね。
 しかし、電車でイタリアンが楽しめるなんて素敵ですね。
 電車の中ということで「転んだことはありますか?」と奈和ちゃんから無邪気な質問が。「転んだことはないんですが、提供しずらいのはあります」とのことです。確かに大変そう。
 まずは、ウェルカムドリンクのスパークリングワインで乾杯。
 味は甘くておいしいそうですよ。
 「非日常すぎて不思議だね」と古川さん。
 こういう楽しみができるのっていいですね。
 ここで房総のお刺身が登場。
 大原でとれた新鮮な魚介類が、箸で取りやすいように少し分厚くして皿に盛られてますね。食感は「とろけるタコって初めて!」と古川さんが驚き、「タコじゃない」と奈和ちゃんも驚く感じ。
 ここで電車でお酒を飲んだ経験トークに。
 古川さん、奈和ちゃんともにないそうです。
 ここで奈和ちゃんは、1杯目が終了。
 呑み終わった奈和ちゃんを見た、古川さんの「古畑さんや」という昔話のおじいちゃんみたいな語り口が最高ですね。
 続いては、「鮑の柔らか煮ゆず味噌ソース」が登場。
 こちらも柔らかくてゆずの香りがちゃんと飛んでいる( 奈和ちゃん談 )仕上がり。
 本日2杯目のワインの味にびくりとなる奈和ちゃん。
 古川さんは、番組を通して、ワインは赤ワインより白ワインの方がお気に入りと気づいたそうです。
 次にメインの「大原産伊勢海老の香草オイル焼き ワサビクリームソース」が登場。
 お店で作ったものをここに持ってきているそうで、厨房がない電車なので、大変だそうです。こちらもクリーミーな味わいに二人の目が細くなります。
 マイクロきゅうりってのもあるんですね。
 食感がトマトっぽいということで、トマトが苦手な奈和ちゃんは、そっと箸を下ろします。この動作が面白い。
 電車の中という特別なシチュエーションが、非日常感があっていいですね。

 さて、大原漁港にやってきた二人。
 なんだか衣装が、乙女チックなものから黒一色という「ミッションインポッシブル」シリーズのトムクルーズみたいないでたちになってます。
 なんと、今回は釣りにチャレンジ。
 「鯛を釣って、兜焼きや煮つけを食べたい!」という奈和ちゃんの目標は果たして叶うのか!
 「ヒラメを釣って、えんがわを食べたいと思います!」と目標を語っている時の古川さんのパワフルな表情も素敵。
 初めて乗る漁船にテンションが上がっていく二人。
 「ゲームでは凄い釣り大好きなんで」という古川さんに、「未鈴ちゃん。ここ現実世界だよ」と非情なツッコミを入れる奈和ちゃん。
 釣りあるあるの針が地面について引っかかってしまう現象、通称「根掛かり」になってしまった古川さん。僕もこの「根掛かり」でいったいどれだけのルアーを失ってきたことやら。
 ついにヒットがと、古川さんがリールを巻いていると、実は奥の奈和ちゃんだったというのも面白かったですね。
 そして、最終的に船長がヒット。ワカメをゲットというまさかのオチ。
 悲しいかな、ここで海釣り終了。
 二人は船長のお母さんがやっている旅館「伝九郎」へ。
 船長がおすすめの日本酒を持ってきてくれていますよ。
 地元のお酒3種を試していきます。
 「千葉県 木戸泉酒造 しぼったまんま 純米生酒」、「千葉県 木戸泉酒造 自然舞 スパークリング」、「千葉県 木戸泉酒造 アフス 高温山廃一段仕込み」の3種です。
 まずは「スパークリング」から。
 「ちょっとしたビール代わり」という感じだそうです。
 ここでお母さんが「なめろう」を持って登場。お母さん、何故かキャプテンマーベルと同じ髪型ですね。「まったり感がすごい」と古川さん。「これはご飯かけたくなる」と奈和ちゃん。美味しさに「なめろう!と思いました」という感想も面白いですね。
 次は「お刺身の盛り合わせ」。今が旬のイサキ・ヒラメ・シマアジのお刺身です。
 中でも今は、シマアジがおいしいそうです。
 2杯目は瓶ビールを注文。
 古川さんは、目を閉じて味に浸っています。
 「釣りの後のビールは美味しい、釣れなかったけど」という一人ツッコミもいいですね。
 ヒラメを食べる奈和ちゃん。
 ビールを飲みながら、無言で手を挙げています。
 締めはタコ釜飯です。
 その前に古川さんの大好きなお酒、アフスをいただきます。
 「柑橘系のフレッシュジュース飲んでるみたいな酸味が来るから、おいしい」と古川さん。あまりのおいしさに寝そうになってます。
 そして、さっきのタコ釜飯へ。
 「釣れなかったことがチャラになるぐらい」のおいしさだそうで。
 漁師飯も楽しめる旅館 伝九郎 お母さんのお勧めは「カサゴの姿揚げ」だそうです。
 
 うーむ、こんな感じで、非日常を楽しめる旅呑みっていいですね。
 なぜか僕は、あやめろとかここなさんにこういう旅ロケをしてほしいな、とも思いましたよ。
 次回はいよいよ秋葉原へ!
 てか、このブログを書いてる今、余裕で放送されてるんですが。
 頑張って追いつくから、しばし、お待ちあれ。
 
 

2019年8月17日土曜日

おすすめの映画と本「イソップの思うツボ」



家族の崩壊と再生と出発


 ※「カメラを止めるな!」のネタバレにふれてます。また、途中から本作のネタバレにもふれています。

 2018年は「カメラを止めるな!」ブームでしたね。
 なかなか劇場で観ることが出来なくて、満席の中で劇場が笑いに包まれながら観たのは良い思い出です。
 さて、「ハリウッド大作戦」の方はまだ追えてないんですが、先に「イソップの思い通り」を観てきましたよ。
 予告編はこちら!



 パンフレットは亀の甲羅のデザイン。
 3監督の対談が充実していて、もう一度観たくなること間違いなしの出来です。


 でね、「カメラを止めるな!」があまりにも良かっただけに、今回もハードルを上げまくって観た人も多いと思うんですよ。よーし、騙されるぞ!多分、凄まじい大どんでん返しなんだろうなあとか、想像しながらね。僕もまさにその一人でスターウォーズエピソード1の予告でテンションを上げまくって当日を迎えたファンみたいにワクワクしながら観に行ったんですよ。
 結果から言うと、「まあ、びっくりはしたけど…」みたいな感じなんですね。
 劇場を出て、映画好きのお友達に感想を連絡し合いながら、ふと、何か観るべき軸がずれてるんじゃないか、とパンフレットを読みながら思いましてね。
 この話は「カメラを止めるな!」みたいな構成や何かが出来上がっていくまでの情熱で勝負するんじゃなく、別のもので勝負してるんじゃないかと思いましてね。

 【ここから、本作のネタバレ】

① 家族という軸がはっきりしている。

 「カメラを止めるな!」でも親子のドラマがありましたが、本作では3つの家族を登場させることで、それぞれの家族が抱えている問題点を浮き彫りにしていきます。

 亀田家は、亡くなった母のこと。
 兎草家は、両親の不倫。
 戌井家は、血がつながっていないこと。

 作品の中で、どの家族も問題を抱えつつも最終的には、前を向いていくというのが良くてね。僕は特に戌井家が好きで、血のつながらない親子が血のつながっている親子以上に互いを思いやってるんじゃないかな、と。多分、本作では描かれてないけど、あの後、フランスに留学したあの子は、スマホで撮った連太郎さんの動画を観るんだろうなあ、とか想像させられましたよ。

 ② 一人一人の登場人物のキャラが凄く良い


 「カメラを止めるな!」は、とにかく個性の強い登場人物たちが、出てきましたが今回も個性的な登場人物が登場しましてね。前作よりも登場人物数を減らしたので、より一人一人の個性が際立ったんじゃないかな、と思います。
 特に前半の亀田美羽さんは、観ててこっちが応援したくなるキャラでしたし、八木圭佑さんの「いるいるこういう眼鏡男子」っていう感じも良かったです。だからこそ、後半の変身ぶりが効いてくるんでしょうが。
 僕は一番、戌井連太郎さんが好きでね。
 身体に傷を残しながらも、血のつながらない娘のために生きるというハードボイルドな設定が良かったです。演じる斉藤陽一郎さんもよくてね。特に困ったような顔をする時とここ一番で決めるカッコいい顔は最高でした。
 ヤクザチームの皆さんとか、本当に良い顔の人が多くて、怖いはずなのに、なんでこんなクリエーター気質なんだよ、ちゃんと脚本まで作ってと、笑いそうになりました。

 ③ なんだかんだで驚かさせられる


 そりゃね、金髪の子が亀田美羽さんだってことは、なんとなく分かりましたよ。でも、皆さん完全に読み切れた人っているんですかね。一つ情報が提示される度に「えっ、てことは…」の連続でした。亀田家の男性メンバーの表情の変わりっぷりも好きでした。あと、翻弄される兎草早織さんも良かったですね。

 ④ ラストシーン

 
 兎草家族が、なんとなくうまく再生されたり、戌井小袖さんに1000万円が渡ったりいことずくめの中、亀田美羽さんの最後のセリフ「ゆっくり生きていく」からのエンドロール後の亀の姿。
 兎のように要領がいい生き方じゃないかも知れないけど、ゆっくり前に進んでいく終わり方で良かったと思います。

 他にもあの印象的なBGMも良かったり、北野映画でよく観る桐生コウジさんが出てるのも嬉しかったりしたんですが、是非是非、劇場で3つの個性が交わりあう科学変化を観て欲しいなと思う一作です。

 

  
  

2019年8月14日水曜日

海の色を知っているか?①



海が教えるもの


 皆さん、四国の海ってみたことありますかね?
 僕は愛媛県宇和島市出身なんですが、生活のすぐ側に海がありましてね。
 今回、紹介する「海の色を知っているか?」という曲は、STU48のユニット「勝手に!四国観光大使」が歌ってましてね。皆さん、四国出身のメンバーで構成されていて、この人たちは、きっと四国の海を見て過ごしていたんだろな、と考えられます。
 まあ、まずはMVを観てみましょう。


 すごいうどんが食べたくなった。


 それでは、まず、歌詞の世界を見ていきましょう。
 
 とても印象的な歌い出しで始まります。
 「海の色は青いなんて 誰が勝手に言ったんだろう」
 ターンAガンダムの歌い出しみたいだな、と思った人はガンダムの観過ぎですね。
 海の色=青という固定概念をまずは疑うところから始まります。実は、空だったり、太陽だったり、潮の流れで変わってくると。
 この辺りは、海の近くで育った方なら、分かるかもしれませんが、本当にそうなんですよね。最悪の場合、赤潮なんて時もありますしね。
 実は、同じ青なんて存在しないということ。

 サビで海から大事なことを教わってきたことが見えてきます。
 その大事なこととは、変化する何かと変化しない何かがあること。
 いったい主人公がいる「ここ」がどこなのか、はっきりとは分かりませんが、海の傍なのでしょう。
 そんな海を何色で描けばいいのか、と捉えきれない海についての思いを吐き出します。
 だから、最初の言葉になるのか、というつながりも感じます。
 そして、同じように変わらないものや変わるものである「陽」が登ったり沈んだりすることが語られます。

 2番の歌詞では、心の動きが海に喩えられます。
 いつも穏やかではなく、風が吹くいたり雨が降ったりすることで、波は荒れていきます。
 しかし、雨が降ったあとに太陽が昇るように、陽がさして美しい四国の海が広がります。つまり、辛いことがあっても、穏やかな時間が再び帰ってくるということが描かれます。

 そして、2番のサビ。
 「言葉じゃなくて景色が教えてくれた」
 ここが本当によくてね。
 海という「景色」が教えてくれたというところが素晴らしい。
 「波」と同じように悲しみもいつかは穏やかになっていくということを学んでいたんですね。
 ここからちょっと気になる表現がありましてね。
 「一緒に育った故郷の海」
 誰と「一緒に」なのか、とふと考えたんですが、この場合は、「海」と一緒に育ったんだろうなあ、と感じました。
 ここでまた、気になるワードが出てきます。
 「あの頃の記憶で何を描けばいいのか?」
 「何を」と書かれていることで、じゃあ、1番で描かれた目の前の海を描きたいわけではないのか?
 過去の海が描きたいのか?
 「青じゃない青 今も・・・」
 これは、捉えきれない何かのことを指している気がします。
 先ほどの「海」とリンクするもの。
 人の心なんじゃないかと。
 それを進めて考えると、1番で景色が描かれ、2番ではその景色の奥にある心を描いていく構成になっているのではないかと考えましてね。
 「ちゃんと自分で見てごらん」
 という1番の歌詞も全く違った意味を持ってこないでしょうか。
 今も変わり続けている自分の心を、何色で描けばいいのか、という内省的な曲なのではないかと僕は考えました。また、自分自身とも一緒に育ってますしね。
 
 最後は大サビで1番のサビを持ってきます。
 この終わり方は、考えているうちに時間が過ぎて行ったという風にも捉えれますし、新しい始まりも感じさせられます。僕はなんとなく、「暗闇」と同じような自己内省を感じさせられる曲なのではないかと思います。「海」と「陽」という「水平線」を連想させる歌詞も出てきますしね。


 要は、「自分自身の色を本当に分かっているのか?」という風に読み解くことも出来るのではないかと、考えさせられる曲だと思いました。海というのは、本当は何色なのか?青と決めつけられないという。

 さて、MVはというと、まず目に飛び込んでくるのが、瀬戸内の海のような衣装の色です。これが広がるところが美しい。
 また、メンバーたちが写真を貼り付けながら、「勝手に!四国観光大使」のボードを作っていく過程や四国の名物を楽しむところが、撮られています。

 僕は同郷の兵頭葵さんをSTU48では、ゆるーく応援しているんですが、舞Qこと、中村舞さんのセンターも嬉しくてですね。
 

 せっかくなんで、次のシングルでも「勝手に!四国観光大使」の曲を作ってほしいなあ、と思う次第です。MVは別のユニットの順番があると思うんで難しいかもしれませんが、是非、曲は収録してほしいな、と思います。

 
                     (「海の色を知っているか?」より引用)
 

2019年8月11日日曜日

ゲームしませんか?①



ゲームとSKE48


 ああ、SKE48で格闘ゲームでないかなあ。
 「キング・オブ・ファイターズ」みたいな(年がバレますね)。
 「マジック・ザ・ギャザリング」とか「シャドウバース」みたいなカードゲーム系も出て欲しいんですけどね。なんか、レジェンドで「赤いピンヒールとプロフェッサーの珠理奈」とか「かおたん大炎上」とかね。
 そんな馬鹿な妄想は置いておいて、「SKE48の大富豪はおわらない!」のリリースが発表されましてね。
 アイカブでそれなりに時間を浪費した身としては、ずっと続いて欲しいな、とリリース前から願っていますよ。
 ああ、早くSKE48のゲームしたいな。
 まあ、こんな茶番はこれぐらいにして、SKE48のゲームで忘れてはならないのが、「パッション・フォー・ユー」ですよね(以下『P4U』)。

 このゲーム。
 まあ、なんていうか、古き良き携帯ゲームの流れを持ったゲームでしてね。
 詳しくは、やってください。やったら分かるから。
 でね、「P4U」では、色々なイベントがやってるわけでね。メンバーのサイン入りグッズがもらえる時は燃えたもんですよ。
 さてさて、その中でも一番熱いイベントがCM選抜決定戦です。
 SKE48のリリース数自体が限られているというのもあるんですが、自分の推しがセンターになるチャンスというのもあって、毎年熾烈な闘いが繰り広げられるわけですよ。

 そして、この3年間、王者として君臨し続けているのが、えごちゃんこと、江籠裕奈さん。「花の香りのシンフォニー」「奇跡の流星群」と良曲を立て続けにもらいましてね。いずれもセンターを務めているわけですよ。そして、今年の「ゲームしませんか?」。個人的には、一番好きなタイプの曲です。
 まあ、まずは聴いてみましょう。
 今年はMVもついてくるというね。

 

 いやあ、なんかレトロ風な衣装に可愛い感じのセットが素敵なMVですよね。
 映画「シングストリート」の「ドライブ・イット・ライク・ユー・ストール・イット」のシーンを思い出しました。
 サビのグーググー的なポーズも好きです。

 さて、この曲の歌詞なんですが、女の子が、ちょっとオタク気味の男に恋を抱くという、「恋の傾向と対策」のゲーム編みたいな歌詞でしてね。「恋の傾向と対策」の男の子が勉強に夢中なのに対して、「ゲームしませんか?」の男の子はゲームに夢中なんですね。僕は初めて聴いた時に、「遊戯王」大好きな俳優、松坂桃李が頭に浮かんだもんですよ。

 彼の趣味を理解したいということと、距離を近づけたいという思惑を秘めてゲームをする主人公の女の子。気づいたら、彼の方じゃなくて、ゲームにハマっていたというオチも凄く良くてですね。時々、こういうことってありますよね。友達に趣味を紹介されて気づいたら、友達以上にのめり込んでいたとかね。こういう終わり方をすることで、ちょっとだけ彼との進展を描きつつ、ゲームをすることの魅力も入れられてるのが、本当に素晴らしいな、と思います。

 これを普段、ゲームしなさそうな(失礼)江籠さんがセンターで歌うんだから、なんかいいですよね。1位になってこの曲を獲得した時の江籠さんのブログ記事も素敵です。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12447441551.html?frm=theme


 また、最近だと、センターゼロポジでMVPになった時のブログも本当に良いのでお勧めです。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12479259486.html?frm=theme

 決して平坦ではないアイドル人生を送ってきた江籠さん。
 台頭してくる後輩達、めちゃくちゃ個性の強い先輩たち、でも、ゴリゴリのストロングスタイルの頃のSKE48も知っている江籠さんだからこそ、期待せずにはいられません。「FRUSTRATION」は、奇しくも5期生がセンターを務める曲が同時収録されることになりましたが、これまでの彼女たちの努力を観ていれば当然の結果だと思います。多分、これからの江籠さんのアイドル人生も、手に汗握って、キャーキャー言って盛り上がる、きっと楽しいものになることは間違いなしです。

 「花の香りのシンフォニー」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/blog-post.html

 「奇跡の流星群」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/04/blog-post_6.html

 「シング・ストリート」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/05/blog-post_90.html

大好きな人①



待つのではなく、送り出すこと


 ※これは、SKE48ファンが書いたSTU48の記事になります。勉強不足の点もございますが、ご容赦ください。

 今年の春に実家の愛媛県宇和島市に帰った時に、同郷のSTU48の兵頭葵さんのことを知りましてね。そこから、セカンドシングルの「風を待つ」が名曲でして、そこからSTU48も少しだけチェックするようになりました。

 僕が考えるSTU48の魅力としては、ここまで「場所」を意識させられるアイドルと曲を継続して発表する48グループが居ただろうか、ということです。海であったり、故郷であったり、都会であったり、と場所や距離を意識させられる曲がとても良くて、ブログでもいくつか取り上げさせていただきました。

 そして、2019年7月31日、サードシングル大好きな人が発売されました。
 それがこちら「大好きな人」。
 まずは、聴いてみましょう。
  
 初めて聴いた時は、「なんだか短い曲だし、『風を待つ』よりはさっぱりした感じの曲になったなぁ」という感じだったんですね。
 ところが、CDを購入して歌詞カードとMVを一緒に観ていくと、かなり印象が変わりましてね。今では、STU48曲の中でも5本の指入るぐらいのお気に入りになってますよ。

 それでは、まず歌詞の世界を見ていきましょう。
 まず主人公が「愛」について少し分かって、「我慢」することを決意します。
 そして、「君」に対して「サヨナラ」を告げることを決めます。
 ここまでだったら、よくあるパターンだと思うんですが、サビで「海」が出てきます。
 主人公が自分の気持ちを叫ぶ場として「海」が出てくるわけです。「暗闇」や「風を待つ」でも感じましたが(『暗闇』では「水平線」という表現でも)、やはりSTU48の歌の主人公にとって、「海」という場は特別な場所なんだな、と感じます。
 
 そして、2番からは、海のある「街」を出て「夢」のつづきを追いかけるために「君」と別れるのだということが明らかになっていきます。本当に好きだからこそ、好きな人に「夢」を追いかけて欲しい、そんな主人公の思いがはっきりとしてきます。この辺りは、古畑奈和ちゃんのソロ曲「観覧車」を僕は連想しました。

 それでですね、大サビでは別れの場面がより具体的に描かれていくわけですよ。
 別れることを決めて、より自分が好きだったということを認識する。だけど、彼女が夢を追いかけられるように、好きだけど無理に笑って別れるという切ない終わり方。
 だから、大サビでの「大好きな人 しあわせになれ」の意味がグッと伝わってくるわけですよ。多分、これは一人で叫んでるんだろうなあ、MVの夕日の海みたいに、と想像すると余計に切なくなります。

 MVは、STU48号を中心にパフォーマンスする様子が描かれています。
 サビの祈るようなふりもいいんですよね。
 個人的には、最後の夕日を浴びながら出航する船とメンバー達が好きです。



 前作の「風を待つ」は、「海」で「君」を待ちながら、「恋」が始まる歌だとすれば、今作「大好きな人」では、「海」で「君」への気持ちを叫び、「恋」が終わる歌だと感じました。
 「海」という特別な場所があるSTU48のシングルの世界。
 毎回、短編小説を読むみたいに楽しませてもらっています。



 それにしても、甲斐心愛ちゃんって、可愛いよね。

 前作よりもMVに沢山映ってるし、くふふ。


 いや待て待て、冷静になれ。
 落ち着け!
 「愛しのアイリーン」を思い出せ!

 

 ふう、危なかったぜ。
 今、SKE48に推しがいないからな…。
 とにかく、これからもSKE48を応援しつつ、STU48と兵頭葵さんの活躍もちょいちょい見ていきたいと思っている次第ですよ。はい。
 カップリングのあの曲も近日中に書きたいと思います。

 「風を待つ」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/blog-post_60.html

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