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2019年10月24日木曜日

未来とは?①



戻る場所なのか、通過する場所なのか?


 最近、ちょっと調べたいことがあって、昔のMVを見直してたんですね。
 その中で印象に残っていたのが、「未来とは?」なんですね。
 名古屋ドームという夢の舞台に立ったSKE48、そこのアンコール明けで行われた逆再生MVの収録。ライブに2日間行っていた僕としては、いったい、何を見せられてるんだ?という戸惑いがありました。でも、今になって観ると、貴重な記録映像になっていると思います。
 ちょっと観てみましょう。



 うーん、久々に観ると良いですね。
 歌詞の世界を見ていくと、「未来」とは何なのかを歌詞の中で考えていきます。
 すぐそばの時間でもあり、兆しでもあり、可能性でもある。
 曲の中の「過去形の星」が、名古屋ドームのオレンジ色のサイリウムの海を想像させられて好きです。

 さて、この時の選抜も気づけば、5人。
 卒業発表したちゅりを除けば、珠理奈、だーすー、みなるん、奈和ちゃんの4人です。
 奇しくも2018年総選挙選抜の4人しか、もう残ってないんですね。
 時の流れの早さ。
 2014年の未来となる2019年の今、SKE48は名古屋ドームに再び立てていません。
 「名古屋ドームに立つ」という目標を達成してからの、「再び名古屋ドーム」に立つという流れ。その背景には、お世辞にも良かったとは言えないセットリストの問題があると思います。かおたんが「ファンの人と気持ちがずれること」と言っていたあれですね。この辺りは、豊田スタジアムでの卒業コンサートで松井玲奈がある程度、呪いを払ってくれた感もなきにしもあらず、だと思うんですがね。

 じゃあ、果たしてSKE48は、再び名古屋ドームに立てるのか?
 僕の考えとしては、「立てる」いや、「立てていた」ですかね。
 2018年の10周年が一番機運が高まっていたと思います。
 この辺りは映画「アイドル」をご覧になっていただければと思います。凄く嫌いな映画ですが(観る度に思うけど、『アイドルの涙』で一人一人を座らせてじっくりと質問をしているのに対して、握手会の合間とかに立ちっぱなしで喋らせるのとか、扱いの差に違和感を持ってしまいます)、大場美奈から始まったSKE48復活へのムーブメントや「意外にマンゴー」からの盛り上がりを受けて、2018年を迎える様子が記録されています。
 この中の湯浅支配人の「できない」と思うという発言。
 その根拠が凄くぼんやりしてましてね。
 数字とか、全然出さずになんとなくで、語ってる感じがするんですよね(もちろん、外に出せない数字もあるんでしょうが)。で、メンバーたちが自分の力不足みたいな発言をしていくんですよね、ラストも。いや、それ、メンバーだけじゃないだろ、と。大人たちが、ネガティブになっていく環境を作ってどうすると。
 折角の新センター、10周年、大会場でのコンサート、総選挙の1、2フィニッシュ、と良い流れが来てたと思うんですね。

 しかし、気づけば、2018年が終わり、2019年まで終わろうとしています。ここまでで、未来を担うんじゃないか、と思っていたメンバー達やSKE48の土台となって支えてくれたメンバーが卒業していきました。
 単純に握手会の売り上げが落ちていくことや、グッズの売れ行きが落ちていくこともあるでしょう。再浮上することはできるのか。
 最新作のシングルを古畑奈和にしたように、暫くは新しいセンターを試しながら、どんどん外に顔を売っていく時期かもしれません。珠理奈、だーすーの知名度は勿論ですが、奈和ちゃんのレギュラー番組、みなるんの舞台出演、再びSKE48を知ってもらう時期が来ているのかな、と僕は感じています。
 昔のAKB48ブームの時のようにミーハーが入ってこれる入口になる人を増やすことは、今のSKE48だと難しいと思うんですね。メディアの露出量を考えても。それじゃあ、ずっとSKE48を好きな人を一日一人ずつでも作っていく必要があるんじゃないか。舞台や映画、文学・芸術が好きなじっくりと物を考えるのが好きな人たちに響く場にどんどん出ていくのも良いかもしれません。
 いや、かおたんのコメダみたいに、じっくりと語る番組を公式チャンネルにアップするのも良いかもしれません。鎌田さんが好きな歴史人物を凄いじっくりと語るとか(将棋もいいかも)、はたごんが落語家さんと対談するとかね。
 もちろん、見た目の良さとかも大事な部分だとは思うんですよ。グラビアから入るという入口が昔はありましたしね。
 これから活躍する7期以降のメンバーやもうすぐ来る10期生たちにも期待しています。


 話を戻すと、1日1人でも、1年で365人増えます。
 そこにメンバーの数だけ数字をかけることが出来ると思います。
 今は年長のメンバーが、その数字を支えてくれている割合が大きいのかも知れません。
 少しずつ若手のメンバーもファンを増やして行ってほしい。
 上記をやりつつ、レギュラー番組があったら最高なんですけどね。
 「日向坂で会いましょう」がなかったら、日向坂の箱推しになってなかったですもん。
 

 話が少しずれていきましたが、再び、SKE48が名古屋ドームに立てる日を楽しみにしています(トヨスタで乗り越えた気も少ししてるんですがね)。ただ、「10周年」というタイミングを逃した今、自分たちでタイミングを作っていくしかないのかな、と思います。
 その為にもSKE48を好きな人を増やしていくしかない、特にアイドル好きな人がいないところに行って勝負してくるのも大事かもしれない、とふと思いました。

 時間が遡って、名古屋ドームを体験したメンバーが、再びあそこに戻って行きますように。今度は最高の時間を。

※トヨスタでみんなが観られたオレンジ色の景色。
「仲間の歌」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/11/blog-post_23.html