出逢ってしまった二人
48グループの兼任ってなんなんだったんだろう、と最近思うことがありましてね。
SKE48からは、松井珠理奈、松井玲奈、高柳明音、石田安奈、木本花音、古畑奈和、北川綾巴が他グループへ、そして、他グループからは北原里英、大場美奈、宮澤佐江、渡辺美優紀、山田菜々、田中奈津美が兼任してきました。
他グループからのファンが来てくれる一方で、やはりメンバーへの負担は大きくて。2グループを兼任するわけですから、単純に覚えることも2倍になっちゃうと思うんですよね。
当時のAKB48と兼任することって一種のステータスだと思っている方もいれば、いや、自分たちのことは自分たちでやれよ、と思う人もいたかもしれません。僕は、若手の兼任に関しては、大賛成だったんですね。もっと顔を売っていってほしい。特に東京でメディア関係者の目にふれてほしい、と思うんですが、ある程度売れたメンバーは、いや、どうせ、AKBのシングルで集まるからいいでしょ?というスタンスでした。
さて、時計の針を2014年頃に戻しましょう。
5月21日に発売された「ラブラドールレトリバー」のカップリング曲「愛しきライバル」が発表されます。
これは、兼任というシステムが生んだ奇跡の一つだと思うんですね。
まあ、ちょっと聴いてみましょう。
なんか、凄く印象に残るサビでしてね。
周りから「君」が「僕」の敵だと周りの人から言われていた。
けれど、意識することでどんどん相手を愛おしく思い始めたというものでしてね。
「君」がいたから「僕」は強くなれたという内容なんですよね。
2番のサビでは「君」が「僕」の隣りで踊ることを描いていることから、どうしても松井珠理奈と山本彩の二人を連想してしまいます。
当時のチームKで奇跡的に兼任することになった二人。
MVではサビ前でのダンス対決が、すごくカッコ良くて好きなんですよね。
さや姉の攻撃的な表情が凄く良くてね。
このパートで珠理奈とさや姉の声が交互に聞こえてくるのもいいんですよね。
敵だと思っていたけど、相手がいるからこそ成長し、今は共に踊れる。
曲のメッセージが凄く素敵です。
じゃあ、現実はどうだったのか。
栄と難波の関係を見ていくと、やっぱり、各種イベントで競い合うことも多かったと思うんですね。755とかの写真集争奪戦から総選挙までね。
競い合うことで、凄まじい数のヘイトも出たかもしれないんですよね。お互いに。ひょっとしたら、今でもメンバーへのヘイトメッセージを送っている人もいるかもしれません(そういう人は一日も早く止めてほしい。お互いのグループのためにならない)。
でもね。
栄も好きだし、難波も好きな人はどうすればいいんだろう、と僕は思ってたんですよね。
僕は関西に住んでいるから、難波の情報もどんどん入ってきますし、テレビで難波のメンバーを観ることが多いです。2014年当時でしたら、発売された「げいにん!」シリーズのDVDを見て、山田菜々の面白さに衝撃を受けていたものです。そして、山本彩の魅力も凄く感じてましたしね。
けれど、誰かが仕掛けた対立構造には辟易しつつも、選挙の時に難波のメンバーの名前がどんどん先に呼ばれていくことに、「よしよし、あと何人。ってことは栄からはあと何人」的な喜び方をしている自分の醜さにアンビバレントな感情を抱いていました。
普段は「NMBとまなぶくん」とか観て楽しんでるのに、選挙の時はそんなことを思っているわけですから、僕も上記の人達と同じような感情が心の中にあったのかもしれません。今、考えると、総選挙の歪んだ快楽なのかもしれません。これを考えると、総選挙がなくなった今は平和なんのかも知れません。アイドルって、人を元気にする反面、歪ませてしまうんだな、とも思いました。
しかし、メンバー同士が対立しているかというと、そうではなくてですね。
グループをまたいで関係性を作っていることも多くて、難波でのちゅりの馴染みっぷりたるや。ドラフト生同士の絆とかね。
じゃあ、なんでファン同士でぶつかり合わなきゃいけないんだと。
総選挙がなくなった2019年現在、対立構造はだいぶ薄くなった今だからこそ、いや、言い換えましょう、48グループが弱体化した今だからこそ、お互いのグループのファンが仲良くやっていくチャンスなんじゃないかな、と思っています。栄と難波の歴史を見ていくと、元々、どっちも知っている人って多いと思いますしね。
だから、今年の春にあったフェス形式のものをもっと増やしてほしいなあ、触れる機会が増えるといいなあ、と思います。
もう対立しあって、お互いに成長はしただろうと、これからは協力する時代に突入しようと「愛しきライバル」を聴いて感じました。最初は対立していた二人が協力して新しい旗を立てていくというね。どうしてもヘイトの声の方がピックアップされやすいですが、どっちも好きだという声をこれからも上げていきたいな、と思います。ほんと、ヒリヒリするのは、運動会とかパフォーマンス対決とか、もうちょい平和なのの中でいいんじゃない、と思いますよ。
敵だと思っていたけど、相手がいるからこそ成長し、今は共に踊れる。
曲のメッセージが凄く素敵です。
じゃあ、現実はどうだったのか。
栄と難波の関係を見ていくと、やっぱり、各種イベントで競い合うことも多かったと思うんですね。755とかの写真集争奪戦から総選挙までね。
競い合うことで、凄まじい数のヘイトも出たかもしれないんですよね。お互いに。ひょっとしたら、今でもメンバーへのヘイトメッセージを送っている人もいるかもしれません(そういう人は一日も早く止めてほしい。お互いのグループのためにならない)。
でもね。
栄も好きだし、難波も好きな人はどうすればいいんだろう、と僕は思ってたんですよね。
僕は関西に住んでいるから、難波の情報もどんどん入ってきますし、テレビで難波のメンバーを観ることが多いです。2014年当時でしたら、発売された「げいにん!」シリーズのDVDを見て、山田菜々の面白さに衝撃を受けていたものです。そして、山本彩の魅力も凄く感じてましたしね。
けれど、誰かが仕掛けた対立構造には辟易しつつも、選挙の時に難波のメンバーの名前がどんどん先に呼ばれていくことに、「よしよし、あと何人。ってことは栄からはあと何人」的な喜び方をしている自分の醜さにアンビバレントな感情を抱いていました。
普段は「NMBとまなぶくん」とか観て楽しんでるのに、選挙の時はそんなことを思っているわけですから、僕も上記の人達と同じような感情が心の中にあったのかもしれません。今、考えると、総選挙の歪んだ快楽なのかもしれません。これを考えると、総選挙がなくなった今は平和なんのかも知れません。アイドルって、人を元気にする反面、歪ませてしまうんだな、とも思いました。
しかし、メンバー同士が対立しているかというと、そうではなくてですね。
グループをまたいで関係性を作っていることも多くて、難波でのちゅりの馴染みっぷりたるや。ドラフト生同士の絆とかね。
じゃあ、なんでファン同士でぶつかり合わなきゃいけないんだと。
総選挙がなくなった2019年現在、対立構造はだいぶ薄くなった今だからこそ、いや、言い換えましょう、48グループが弱体化した今だからこそ、お互いのグループのファンが仲良くやっていくチャンスなんじゃないかな、と思っています。栄と難波の歴史を見ていくと、元々、どっちも知っている人って多いと思いますしね。
だから、今年の春にあったフェス形式のものをもっと増やしてほしいなあ、触れる機会が増えるといいなあ、と思います。
もう対立しあって、お互いに成長はしただろうと、これからは協力する時代に突入しようと「愛しきライバル」を聴いて感じました。最初は対立していた二人が協力して新しい旗を立てていくというね。どうしてもヘイトの声の方がピックアップされやすいですが、どっちも好きだという声をこれからも上げていきたいな、と思います。ほんと、ヒリヒリするのは、運動会とかパフォーマンス対決とか、もうちょい平和なのの中でいいんじゃない、と思いますよ。