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2021年4月1日木曜日

こんなハズジャナカッタ―!

予想の外にいるからこその


 今日は4月1日。
 入学式や入社式が日本中でありました。
 憧れの第1志望の学校や会社に入った方もいれば、どこでも良いから滑り込めただけラッキーという方もいるかもしれません。
 僕も今日から新しい職場になりましてね。
 地元に帰って様々な企業を受けて、内定をもらった企業の中で一番堅い職場にしたんですが、期間限定の雇用。しかも、今年新卒の15歳年が離れた弟と同期入社というまさかの展開でしてね。でも、まあ地元の観光やイベントで僕の頓智が活かされそうな場所だし、良いかと思って出勤しました。
 入社初日は特に仕事もなく、1枚の業務スケジュール表を3時間見つめながら、ひたすら時計を1分ごとに見るという感じでした。更に、企画とか関係なくて、よくある地域振興券の対応係になりそうでした。
 「ああ、なんか内定もらってたITベンチャーの方にいっときゃ良かったかなぁ。リスクはあってもちゃんと給料も高かったし、それなりのポジションで迎えてくれようとしてたしなぁ…」とか様々な後悔が頭の中を駆け巡ります。
 そのまま業務が終わり、なんともモヤモヤした気持ちで帰路につきました。
 それでニュースを見ると、キラキラした新社会人や新小学生たちが映っているわけですよ。
 みんながみんな良いスタートを切れているのか?
 いや、きっと僕のように思っていたのと違うスタートだったり、スタートに失敗したりした人もいるに違いない。
 そこで、そんな僕やその魂の兄弟たちが(急にブラックミュージック風)、元気に4月2日を迎えられる曲が無いかと考えた時に、ふと、BEYOOOOONDSのこの曲が思い浮かびました。

 

 昼間、まさに僕の頭の中で駆け巡っていた言葉ですよ。
 「こんなハズジャナカッター!」
 ううむ、BEYOOOOONDSのデビュー曲である「眼鏡の男の子」を聴いていただくと分かるんですが、なかなか変わった感じの曲なんですが、このちょっと変わっているからこそ、僕も耳を傾けたわけで。
 素敵なメロディーと前田こころさんの魅力にやられて、ハロプロはほとんど聴かないのにBEYOOOOONDSは聴くようになりました。
 でも、歌詞を聴くとそりゃアイドルを夢見ていた子たちしたら、「思ってたのと違う!」と叫びたくなるようなデビュー曲ですよね。


 確かに「変な曲」なんですけど、そこが凄い心に刺さった人も多いわけです(僕もその一人です)。
 「普通の曲」や「切ない曲」はなかなか歌えないけど、変わった衣装というか小道具や独自の曲で彼女たちの個性が光り始める展開が素晴らしい。
 なりたかった未来ではないけど、もう普通じゃ満足できない!となっていましてね。
 気づけば「普通のアイドル」の枠を飛び出していたという痛快な未来。
 1曲の中にBEYOOOOONDSの歴史が入っているし、彼女たちの周りにいるハロプロの先輩や他のアイドル達も歌詞の中に登場する仕掛けも面白いです(Bishやラスアイまで入ってのは驚きました)。そして、上記のアイドルたちとは違う独自の色を獲得しているのが、本当に素晴らしいです。
 MVの最後に彼女たちが手を振っているのも、未来への希望が持てて素敵です。
 
 ううむ、「こんなハズジャナカッタ―」未来に今、居るあなたも、いつかその場所で良かった思える日が来るかも知れません。
 BEYOOOOONDSに元気をもらいつつ、4月2日も頑張りますかね。 
 「激辛LOVE」の「一言ずばり」のところで半紙を突き破って登場する感じで、出勤しますよ。


 ※ 「眼鏡の男の子」の記事はこちら!