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2021年4月11日日曜日

松井珠理奈卒業コンサート昼の部「卒業だよ!全員集合! ~Let's sing !~」

 過去もIFも全て含めて




 ※ライブ後の感想の為、今回は箇条書きで書かせていただきます。

 総括

 全体的にSKE48のシングル曲を除くと、栄色は薄めの選曲でした。
 その代わりといっては何ですが、過去の名曲をもう一度考え直したり、IFのストーリーを連想させさせられるコンサートでした。
 具体的には各曲のところで書こうと思いますが、AKB48の超選抜たちの代表曲を持ってきて、それを現役のSKE48メンバーが歌うことで、ファンを長く続けている人からしたら、過去の思い出が甦るでしょうし、最近ファンの方からしたらある意味「新曲」なので、推しの新しい魅力を発見できたのではと思います。
 また、IFの要素で言えば、1曲目の「センチメンタルジャーニー」の総選挙映像で椅子に座るところからの椅子に座ったままの登場は、幻に終わった2018年の名古屋ドームの1曲目を僕は連想しました。
 コンサートのタイトルの「全員集合」は、メンバーやファンだけでなく、過去の先輩や名曲たち、ありえたかも知れない未来を集めたのではないかと思います。
 もちろんね、卒メンが登場みたいなのを想像して臨んでいた自分には、少し肩透かし感はありましたが、途中から「あっ、多分そういう意図じゃないんだな」と気づきました。
 でもMCで松井玲奈の名前が出た時は、やっぱり少し期待してしまいましたけどね。
 もし、1曲だけ付け足せるなら、「君はメロディ」も聴きたかったかな、と思います。季節ともコンセプトとも合いますし。
 更に、シチュエーションが変わるとこんなに響き方が変わるのか、という曲も沢山あったのではと思います。
 多幸感に溢れたコンサートについて、1曲ずつ見ていきましょう。

① センチメンタルトレイン

 珠理奈のアカペラからスタート。
 思えば、もっと聴きたかった曲の一つ。
 あの総選挙1位の椅子に似た椅子に座った珠理奈が登場。
 できれば、名古屋ドームでもう一度、これが見たかった!
 選抜にランクインしたメンバーは一段上のところで歌って踊る演出も、カッコ良かったですね。
 なんというか、1曲目から2018年夏の空白を埋めるかのような演出で、ワクワクしました。
 ちなみに、1曲目は推しカメラはほとんど使用せず。

② 初恋の踏切

 2曲目は珠理奈退場。
 とにかくメンバーの躍動感が楽しめる曲と振り付けで、具体的な例をあげると「はかないものとしても」のところの古畑奈和ちゃんとか、移動しながら元気にジャンプするほののとかね。
 更に、「青春の青い電車」のところのどんちゃんの眼差しも良かったですね。
 「トレイン」→「踏切」という繋がりを感じました。

③ 卒業式の忘れ物

 慈子の「サイリウムの色、オレンジにしてくれへん」から始まるのがずるすぎますね。
 とにかく、歌詞が珠理奈の卒業とリンクしますし、先輩を見送る後輩視点が、チームSに凄く似合います。
 「毎日どこかで探していた」のところのよこにゃんの振り付けとゆれるポニーが印象的でした。
 そして、大サビでの青海さんの視線。いやあ、流石は「恋落ちフラグ」で前列に位置するだけの説得力がありました。

④ 今日までのこと、これからのこと

 まあ、「はやっ!」と思わずモニターの前で言ってしまいましたよね。
 ここでも歌詞の中に「電車」が出るのが面白いですね。
 歌詞がこちらも卒業とリンクして泣きそうになりました。
 全体カメラで観た時の8期、9期のフレッシュさと頼もしさ。
 珠理奈の制服姿がお嬢様校ぽかったですね。
 爽やか路線の4曲が続いたので、この後はダークな感じが来るかと思いきや…。

⑤ MC

 泰然自若としている珠理奈。
 みなるんのMCまわしの安定感を感じつつ、今回はメンバーが新しく覚えた曲が多いのかという期待感もあり。
 水野愛理の「カメラが回ってないところでもSKE愛を語っていた」というエピソードも良いですね。

⑥ Glory days

 松本慈子センター、サイドに6期の熊ちゃん、鎌田さんコンビ。
 明るい表情が似合う3人ですが、最後のソロダンスで個性の違いが出ていて面白かったですね。
 曲中で印象に残ったのは、鎌田さんのしなやかさ。そして、熊ちゃんの顔の天気予報が常に快晴だったこと。そして、慈子のかみしめるような登場でしょうか。

⑦ Dear J

 「その組み合わせがあったか!」とここから僕は叫び続けることになります。
 前髪が何度も前髪にかかりつつも構わずに踊るるーちゃんの成長を感じられる1曲でした。
 板野友美と珠理奈、その間にるーちゃんという組み合わせは斬新でしたが、そこがプロデューサー珠理奈の手腕でしょうね。衣装の白に負けない美白でした。

⑧ プラスチックの唇

 みよまるが篠田麻里子さまの曲を担当することになるとは!
 そして、この辺りで多くの観客がもしや、とソロブロックのコンセプトを考え始めたのではないでしょうか?
 メタリックな衣装とみよまるの浮世離れした美しさとの相性も良かったですね。
 歌詞も2021年に聞くとウイルス関連のところは、違った響き方がしますね。
 黒いジャケットのバックダンサーの衣装を着こなす真木子も良かったですね。

⑨ 愛しさのアクセル

 よこにゃんが来たか! 
 和風の衣装との相性が最高!
 たかみなの名ソロ曲を彼女が担当するとは!
 表情、太刀捌き、目力、どれもよこにゃんの魅力爆発で、こういうのが観たかったんだよ!と思わず叫んでいました。
 前半の4曲と比べると、MCを挟んだ4曲はアップテンポの名曲が並びました。

⑩ 心のプラカード

 今度はまゆゆ、と思いきや「マジすか2」のネズミも含んでいたんですね。
 トロッコに乗って出てきた珠理奈のゆるーい「みなさーん」という声も良かったんですが、メンバーたちのプラカード芸も良かったですね。
 緩急が効いた良いセトリだと思いました。
 そして、360度客席を活かしたメンバーの練り歩きも良かったです。

⑪ チューよりkiss

 珠理奈のソロ曲で甘い歌詞なんですが、ピンクのレザーをまとったおーちゃんが歌います。
 ピンクの似合い具合がたまりません。
 そして、振り付け付きでこの曲が披露されるのは、初めてではないでしょうか?
 サビのポーズが印象的でした。
 

⑫ monoclome

 同じく珠理奈のソロ曲なんですが、こちらは男性目線の曲を古畑奈和ちゃんが担当します。
 もうね、出てきた時から一枚絵として決まり過ぎでしょう。
 前半はほとんど動かないのに歌だけで勝負できるところや、宝塚の男役の方が来てそうな衣装の似合い具合(私服だったんですね)は流石!
 背景の都会の風景ともあっていて、当たり前ですが、「歌うめえ!」といい泣いてました。

⑬ Birthday wedding

 ゆきりんのソロ曲で個人的に歌詞が好きな曲です。
 らんらんのドレス姿が美しいんですが、彼女もまた歌が上手ですし、表情も凄く良いんですよね。
 衣装は白が中心でピアスの形もよくてらんらんの新しい魅力を発見しました。

⑭ 花占い

 珠理奈の初作詞曲。
 これを谷が歌うという意外性。
 たまに「このメンバーがこの曲を歌ったら」という妄想をすることがあるんですが、谷の
「花占い」もその一つで、珠理奈ありがとう!と叫びたくなりました。
 サビの言葉のおいて行き方が谷っぽくて好きでした。
 ううむ、谷のソロ歌唱はもっと観たいところです。

⑮ 虫のバラード

 秋元才加のソロ曲ですね。
 これも「その手があったか!」という組み合わせ。
 まさか10期の林美澪ちゃんが担当するとは。
 かつて珠理奈が「思い出以上は成長の記録」と語っていたように、今は少し早く感じるかも知れませんが、数年後にもう一度歌った時にどんな変化があるのか。「始点」を作った気がします。
 一切の笑顔なしに目線だけでもっていかれました。

⑯ 泣きながら微笑んで

 言わずとしれた大島優子の名曲。
 野島さんの歌唱力を存分に味わえた名曲です。
 「ここからまだ動けない」の表現力にしびれました。
 珠理奈の卒業ともリンクしていて、本当に素晴らしかったです。
 ここでも泣きました。

⑰ 君は僕だ

 前田敦子のソロ曲です。
 今回のコンサートの「その組み合わせがあったか!」シリーズの最高峰がこれではないかと僕は思いました。
 えごちゃんと前田敦子という組み合わせもそうですが、歌詞と江籠ちゃんのリンクも凄く良くて、これからも歌ってくれないかなと思います。
 うん、もうね。これも泣きました。

⑱ MC

 それぞれの担当曲の知り方の差が面白かったですね。
 ずらりと並ぶと衣装の違いもオモシロかったです。

⑲~㉑ わるじゅり、ジッパー、ハート型ウイルス

 甘い感じの曲が続きますが、まさかのNOAH勢登場。
 かわいい珠理奈の歌唱の後ろで行われる、襲いかかるバイオレンス(マイトガイン風)!
 筋肉が眩しすぎて、曲があまり入ってこなかったのが正直な感想ですが、「ハート型ウイルス」の正統派の珠理奈も良かったです。

㉒ MC

 珠理奈との印象に残った思い出と曲。
 鎌田さんの「女の子の第6感」に関してのエピソードが印象深かったですね。
 歩き方だけではなく、香水の匂いまで。
 嫉妬するどんちゃんも良かったです。

㉓~㉚ オキドキ、1234ヨロシク、パレオ、未来とは?、前のめり

 SKEお得意の後半シングル曲たたみかけなんですが、もうすぐ珠理奈がここからいなくなるのか、と思うと切なくなりました。
 その中で10期生での「1234」は、新鮮でしたし、僕は推しがもしここにいたらと少しだけ考えてしまいました。
 あと、「パレオ」で熊ちゃんとさきぽんが同じフレームの中に入った時の切なさがありましたね。
 「未来とは?」の若手中心の選抜も良かったです。
 指差しの時の愛理の表情が印象的でした。
 そして、「前のめり」でコールが入った時の感動!
 早く声を出してコンサートに参加したいですね。

㉙ Stand by you

  本編の最終曲。
 「前のめり」で玲奈のことを考えた方を意識したんですが、それでも珠理奈にはみんなが居てくれるという感じが僕はしました。
 ここでも林美澪ちゃんに目を惹かれました。
 個人的に大好きなシングル曲です。
 「センチメンタルトレイン」で始まり、この曲で本編が終わるというのが、図らずも2018年の空白の間に成長していったメンバーたちのことも意識して良いセトリだなと感じました。

EN1
 Change Your World

 MVで観るよりもライブで観た方が良い!
 熊ちゃんと江籠ちゃんのコンビが印象的ですが、今日は「壁を」の部分での熊ちゃんの主人公感が良かったです。これからどうなるか楽しみな曲です。

MC

 さとかほのゴールドパールが気になり過ぎる。
 そして、菅原のウーパールーパーに癒されました。

EN2 恋落ちフラグ

 今日の全体曲としてはベストのおさまりの良さを感じました。
 ううむ、珠理奈ありであと何回見られるのかを考えると切なくなります。

EN3 仲間の歌

 やっぱりSKE48のコンサートと言えば、これですよね。
 360度客席を活かした練り歩きも良かったんですが、やっぱりライブではみんなの声が必要だなと感じもしました。
 どうか、もう一度自由にコールできる日が帰ってきますように。
 

 多分、予想していたものとは違っていたという方も居たかも知れません。
 SKE48曲は夜中心になるかも知れませんが、メンバーたちの個性に寄り添った良セトリではと思いました。何よりリバイバル曲が全部良かった。
 さあ、夜はどうなるか、楽しみですね。