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2019年5月25日土曜日

目が痛いくらい晴れた空①



いつかくるその日


 先日、「2588DAYS 松井玲奈卒業コンサート」のブルーレイを観てたんですね。その中で1日目のメイキングで、1期生3人で披露する「神々の領域」の感想をみきてぃこと矢方美紀さんが語ってましてね。

 「あれを一番最初披露した時の人数と今の1期生の人数を観た時に、指で数えるぐらいになってしまったんだなっていうのを思ってしまって、歴史を感じたんですけど、そこに残っている3人の姿が本当に勇ましくて。カッコ良くて。でも、周りにやっぱり1期生の姿が見えるんですよ、見えないけど。それが凄いね、胸が痛くなりましたね。感動しました」

 いやあ、流石みきてぃ。
 曲の見方が違うぜ、と感動したものです。
 そして、僕にもそんな風に見える曲がつい最近ありました。
 それが、2018年のリクエストアワーで披露された「目が痛いくらい晴れた空」でした。 
 この曲は5期生の為に書き下ろされた曲で、「アイシテラブル!」のカップリング曲として収録されていました。リクエストアワー2014のコメンタリーの中で、須田亜香里が、「SKEで一つの期の為に書き下ろされたのは初めて」的なことを語っていましたが、確かにそうですよね。この後、1期生の「神々」とかが来たわけですから。

 当時まだ研究生だった5期生に曲が来たのも衝撃でしたが、リクエストアワー2012で4位にランクインされたことも驚きでした。公式に曲がなかったので、ファンの方が作った動画で聴いてみましょう。



 うーむ、いつ聴いても素敵なバラードですね。
 風船と風の関係とかも良くてね。
 「目が痛いくらいはれた空」とうのもまるで、スポットライトが当たったステージのようにも読めますしね。
 「その先に君が居た」と並ぶ研究生時代の名曲だと思います。

 SKE48の中で何回か1回に来る黄金期の一つが5期だったかと僕は思います。
 個人的には3期が黄金期だと思ってるんですがね。この3期と5期の共通点を6位にランクインしたリクエストアワー2013のコメンタリーの中で松井玲奈はこう語っています。
「5期は3期に似てる気がする。みんな結構バラバラのチームにいって、でも、みんな頑張ってるっていうのが」と。
 確かにそうなんですよね。
 こういう一つの曲のおかげで、みんなが再集結するのもまたドラマですよね。

 そして、5期生といえば、最強研究生時代。
 降格してきた2期生たちや3期のかおたんや今出さんたちが厳しく指導しながらも、5期への期待と信頼も強く表れていた時代だったかな、と思いましてね。ドキュメンタリー映画「アイドルの涙」の中でこの頃のことを斉藤真木子がこんな風に語っています。
「あれは、でもSKEの、今、振り返るならSKEの人生の中で分かりすく言うと青春じゃないけど。5期子たちが凄くみんなが物分かりの良い子たちばかりで、本当にいい子たちばかりで」
 一方、5期の古畑奈和ちゃんの方は「研究生っていうチームって私は思っちゃってました。このままチームになりたいって思うぐらい、楽しいチームでしたね。やっぱ、2期生の先輩が強かったですね。怒りながら、アハハ」と語っています。

 この先輩後輩の信頼関係があったからこそ、2011年11月10日のセントレアでの無音の「オキドキ」も出来たんでしょうね。何億回みてもここのシーンは、SKE48のイズムがきちんと継承されている、と感じました。ドキュメンタリー映画「アイドル」も6期生のマイク無し「オキドキ」を入れてたら、と思う次第です。

 やがて、年が経っていくにつれて、一人、また一人と卒業が続き、「目が痛いぐらい晴れた空」を披露する機会は減っていきました。
 それでも上位にこの曲は入り続けました。毎年、一人また一人と減っていき、センターポジションに来るメンバーも変わっていきました。
 そして、2018年のリクエストアワーでは、古畑奈和、江籠裕奈の二人になりました。
 この曲を披露した時、どんな会話がされたのか。
 江籠ちゃんの公式アメブロを読んでみましょう。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12405701819.html

 なるほどね、二人にとって大事な曲だったんですね。
 じゃあ、解散!
 というわけには行かなくてですね。
 「卒業公演で歌うことが多くて」という言葉があったじゃないですか。
 次歌う時はひょっとしたらどちらかの卒業公演かも知れないんだよなあ、と思って切ない気持ちになりましてね。思えば、江籠ちゃんも奈和ちゃんも自分の同期の相棒的な存在を見送ってきたしなあ、とも思いまして。特に2013年はこの曲のセンターを務めた菅なな子と約束した、奈和ちゃんの「いつかセンターになる」という話も思い出してね。

 色々と思いながらもう一度曲を観ると、周りに他の5期生たちの姿や思い出が蘇ってくると共に、この先、あと何回この曲を聴けるのかな、そして、どちらかの卒業公演の時に聴くことになるのかな、と思うと切なくなります。

 でも、まだまだ二人とも叶えたい夢の為に、頑張り続けると信じています。

 去年読んだ奈和ちゃんのブログの中で一番好きなものを貼って終わりにしますよ。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12411941054.html

 いつかなな子との約束が叶いますように。

 そして、二人の5期生が「私の夢 叶う場所」で輝き続けますように。

奈和ちゃんのソロ曲「オルフェス」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/04/blog-post_81.html

江籠ちゃんセンターの「花の香りのシンフォニー」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/blog-post.html
 
 江籠さんセンターの「奇跡の流星群」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/04/blog-post_6.html