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2021年1月5日火曜日

秒針を噛む

 眼差しの先にあるのは


 2020年12月31日。
 SKE48の10期研究生、加藤結は卒業しました。
 12月20日の21時51分にアップされた彼女の最期のブログに綴られたのは、小学生の頃から時間軸をずらして書いた、偽らざる自分自身の姿でした(勿論、言語化することや読者を意識した時点で多少の装飾はあるかも知れませんが)。

 「弱い自分」をさらけ出した上で、最後に彼女は「どうか、いかなるときも、みていてほしいです」と書いていました。

 いや、どうやって「みて」いたらいいのさ、と僕は思いました。
 事情が事情だけに、SKE48に戻ってくることは難しいです、それでも「みて」いるには思い出の中の彼女を楽しむしかないのかと。
 とにかく、惜しい才能を失ったな、と感じました。

 2021年1月3日。
 彼女は新しい歩みを始めます。
 Twitterのアカウントを開設。
 youtubeに歌ってみた動画を上げます。
 まだの方は彼女のチャンネルをチェック!


 次に原曲を聴いてみましょう。


 「ずっと真夜中でいいのに。」のは、聴いたことがなかったんですが、ACAさんの書く独自の世界観が素敵ですね。「秒針」という一番早く動くものを噛んで止めようとしても、あの思い出は内面から少しずつ消えていくかもしれない。だったら、いっそ忘れてしまいたい。でも、また「会って」しまうことを考えてしまう。「レイラ」がアラビア圏で「夜」を意味する言葉で、「ハレタ」を「晴れた」と書くとしたら、夜の終わりを連想させます。自分の暗い時間の終わり。悩みの解消でしょうか?
 
 少し深読みすると、アイドルとしての加藤結を曲の主人公として当てはめると、なんだか切ない感じもするんですよね。なんでこの曲を選んだんだろうと。勿論、好きだから選んだのかも知れませんが、新しい道へのスタートを僕は連想しました。

 SKE48という集団ではなく、自分一人の力で表現していく。
 それが現在ならば、やっていくことが出来るんですよね。
 今回の動画を観て、やはり、彼女の歌声は素晴らしいし、原曲のなぞるべき部分をしっかりとなぞることが出来ているので、これからも色々な曲にチャレンジして行きながら、加藤結の世界観を広げて行って欲しいなと思います。
 僕らにできることなんて、限られているかも知れませんが、「みて」行ければと思います。

 五十嵐早香推しの僕としては、この曲とか歌って欲しいな、と思っています。
  
 
 
 どうか、自分のペースで幸せに接続していく姿を僕らに「見せて」欲しいです。
 次の動画の更新が楽しみです。

 ※SKE48時代の「加藤結のブログは何故面白いのか?」という記事はこちら!

 ※卒業が決まった時の「ずっと見ていたかった」という記事はこちら!
 

2021年1月4日月曜日

サックスと3つの力

他者から見たバックボーン


 この人と一緒にいると安心だな、とかこの人と話すと自分が少し広がる気がするな、という人はいますか?

 それが身近な人の時もあれば、時を超えた先人が本の中に居たり、場所を越えてネットの中の動画やサイトに居るかも知れません。ただ、時や場所を超えた時は、なかなか「対話」は難しいかも知れませんが、自分で問いを見つけられる人であれば、可能だと思います。
 ソロプレイヤーとして素晴らしいタイプの天才は、往々にして誰かと組み合わさった時も素晴らしい作品を残すことが多いです。
 たとえば、谷川俊太郎さんの詩は、多くの画家たち、特に絵本作家たちを刺激しました。それは、谷川俊太郎の詩が持つリーチの大きさでしょう。詩からイマジネーションを広げて、それをヴィジュアライズ化する。また、正津勉と作った「対詩」という詩集では、途中で正津勉が谷川さんの才能に少しだけ揺らいでいるのに対して、しっかりしろ、と励ますように表現で彼を引っ張っていきます。それに呼応するように正津さんの詩も素晴らしいものになっていきます。

 これは、文学という作家が創作時間を自由にコントロールできるものでの話です。相手の良い部分や優れた部分、作品の核となる部分をくみ取り、必要なところを表現する。
 表現の時間が進んでいくライブやコンサートでは、組み合わせが失敗してしまうと、なかなか良いものになりません。時には相手を立て、またある時は自分が前に出てということが必要になってきます。

 古畑奈和は往々にして、それが必要な場に居ます。
 公演やコンサート。舞台や配信。
 リハーサルをいくら入念にしても、練習とは違う事態も起こります。
 たとえば、2018年12月16日に行われた「AKB紅白」。
 SKE48は紅組として出場し、だーすー&つーまーの「ここで一発」に続き、「Stand by you」と連続で曲を披露するんですが、「ここで一発」からの早着換えの際に、だーすーの着換えを手伝っていたかおたんが、うっかりこの後でも使うマイクを衣装と一緒に持って行ってしまいます。
 「マイクが無い!」という表情のだーすー。
 それを見た奈和ちゃん。
 二人はイントロのフォーメーションだと一つ隣りの辺りになるかと思います。
 そしてまずは、珠理奈のソロ。花壇のような階段のような道を作るフォーメーションです。しかも、「AKB紅白」は生歌だったんですよ、この年は(しかも、生バンドなんでいつもと違った味わいがあるんです)。さあ、どうする。
 だーすーの歌割りである「突然、急に心がハッとしたよ」の部分でスッと自分のマイクを奈和ちゃんが差し出します。しかし、彼女の歌割りはすぐ後の「昨日より美しく見えたんだ」です。どうする、と思いきや、すかさずだーすーが奈和ちゃんにマイクを返します。
 その後、マイクはだーすーの元に帰り、一件落着、大サビ前に入るぐらいで、だーすーが一瞬珠理奈の方を見て笑い、珠理奈もアイコンタクトを返しています。
 
 この辺りの対応力は、「流石は無音のセントレアで『オキドキ!』を踊った最強研究生の一人、信用でき過ぎるぜ!」と思いつつも、なんでこんなことが出来るのかな、とふと思いましてね。

 あの場には他に何人もメンバーが居た中で、誰ともかち合わずにあんなことが出来たのか?
 勿論、事前に「何番のポジションでマイクが無かったらこうする!」みたいな取り決めがあったのかも知れませんが、奈和ちゃんの曲への集中力や振り付けによる曲の世界観の表し方は尋常じゃないな、と思ってましてね。

 以前、珠理奈と平手友梨奈さんをふと比べたことがありましたが、ステージ上では奈和ちゃんの方が近いのかな、とふと思ったりもしました。
 ただ、平手さんも奈和ちゃんも少し狂気的な表現が、外の人に注目されがちですが、どちらも優しい性格なんですよね(しみじみ)。
 特に去年公開された映画「僕たちの嘘と真実」を観てからは、平手さんがいかに他のメンバーというか欅坂46という場を気にしていて、みんなのことが好きだからこそ、自分だけが目立っていくのが嫌になり、大事な場所から遠ざかっていく自分を感じていたか。
 彼女は脱退を選びましたが、奈和ちゃんもファンとの関係が薄れて総選挙とかが無かったら、優しい自分と必要とされる自分像の狭間で潰れていたんじゃないか、と不安になります。欅坂46の東京ドーム公演のアンコールの舞台裏で「出来ない、痛い」と叫ぶ平手さんと無慈悲なアンコールを聴いていると特に。
 奇しくもこの記事を書いている1月3日の夜、「いってQ」に出演している平手さんは無邪気な笑顔でウッチャンと独楽回しの芸をして、ウッチャンを励ます為に愉快なダンスを踊っています。何かから解き放たれたかのように。

 話を古畑奈和に戻しましょう。
 古畑奈和がセンターを務めた「FRUSTRATION」は、これまでの欲求不満からの解放を描いた歌詞で、是非、コロナが終息したライブの1曲目はこれで是非バカ騒ぎ出来ればと思うんですが、実はセンターでない曲や役でもその曲の主役たちを輝かせることが多いです。たとえば「DADAマシンガン」や「いきなりパンチライン」この辺り立ち位置でのMVやコンサートでのパフォーマンスを観ていただくと、主役の世界観に合わせて「古畑奈和」の表情や仕草の引き出しを開けています。しかも、悪目立ちしないように。
 AKB48でのカップリング参加曲なら、「君の嘘を知っていた」なんかもおススメです。
 また、「ハムレット」での演技も彼女が立たないと主役の珠理奈が小さく見えてしまいます。

 じゃあ、なんでそんなことが出来るのか?
 最初の問いに戻ります。

 その答えのヒントが彼女がずっと連載を持っている「Sax word」にありました。
 皆さんは、こちらの動画のシリーズ、お好きでしょうか?

 2017年あたりから、本格的にデュオに取り組んでいくんですが、最初は講師の先生から「何か気が付いたことがあったかな?」と言われていた奈和ちゃんが、徐々に講師の先生方からセッション終わりに褒められるようになります。

 たとえば、2020年4月24日に配信されたSAXCATSさんとの「茶色の小瓶」のサックスアンサンブル後には、こんな風にコメントしていただいています。



「一緒に演奏してて凄い楽しかったですし、凄い練習をね。凄い沢山やってきてくださって。凄いあの感動しましたなんか」(ソプラノ・サックス 藤瀬友希さん)

「私は実はAの部分のメロディの時に、あの二人っきりになれるっていう特権が。ベースラインの特権があって、凄く気持ちよくって。私たちの出しているこのスイングの形をちゃんと感じとってくださってて、それに乗っかって吹いてくださっていたので、凄い気持ちよく吹けました」(バリトン・サックス 本藤美咲さん)

「私はもう、さっきも言いましたが、吸収率が半端ないな、と思って。ビブラート教えた時も最初に教え時よりも次やった時かかってて。めっちゃ凄いと思いました。はい。あとやっぱり同じテナーなので、ちょいちょい2本一緒に動いているところがあって。それもばっちり吹けてて、ばっちりだと思います」(2ndテナー・サックス 髙木沙耶さん)

「一緒に演奏してて凄い楽しかったのと、あと、なんていうの?アンサンブルになんていうのか、スムーズにこう、アンサンブル出来てる音色というか。なんかこう、違和感なくみんなとCATSでやっている時と同じように違和感なく演奏してたので、なんかびっくりしました。楽しかったです」(アルト・サックス 瀬野冴香さん) 

「今回、私のパートを吹いていただきましたが、ちゃんと凄く吹けてました。あと楽譜読むの苦手って聞きましたけれども。ジャズの曲ってやっぱり楽譜をちゃんと吹くだけだとそれっぽく逆にならないので、そこは音源を聴いてそれを元に吹いてきてもらったのが、凄く良かったんじゃないかなと。凄く良い音だったので」(1stテナー・サックス 村井千紘さん)

 この動画でのコメントを一旦、抽象化したいと思います。

 「練習」、「感じ取る力」、「吸収力」、「アンサンブルに乗る」、「音源を大事にする」。

 後半の2つは、「感じ取る力」に入れても良いかも知れません。

 「練習」、「感じる取る力」、「吸収力」。
 この3つは、アイドルとしての活動に通じるものがあるのではないでしょうか?
 そういえば、舞台「AKB49」のメイキングで茅野さんが奈和ちゃんの「吸収力」を褒めてましたね。また、「古畑前田のえにし酒」の第20回で5期生として加入当初はダンスが出来ない組だったことを語っていましたが、必死で居残り「練習」
をしながら表情の研究をして自分のSKE48内での希少性を高めて行った。

 そして、「感じ取る力」こそが彼女の強みではないかと思います。
 以前から、僕は彼女がブログで書く文章が好きで、語りかけるような文体で心情を吐露していくスタイルがとても好きでした。また、独自のあだ名の造語センスは何なんだろうと。
 かつて、文章というのは選ばれた階級の人しか書けるものではなく、文章を書く為には沢山の本を読んで表現の引き出しを増やしていく必要がありました。
 でも、奈和ちゃんがめちゃくちゃ読書かであるというエピソードは聞いたことがありません。なんなら、彼女は読むことよりも書くことの方が多いと思います。じゃあ、彼女のこの文章はどこから来たのか?
 ひょっとして音楽を通してなのではないか、と僕は考え始めています。
 誰かに届けたい気持ちがあり、ステージではダンスや歌であり、ブログでは言葉。今、書きながら連想したことなので、またこの課題はいつか。
 

 2020年11月1日の「Sax word」の動画では、バラ―ド演奏に挑戦し、奈和ちゃんは次のように語っています。



「今日はですね。もう、凄い色んなことを吸収できたなと思うんですけど。
 個人的に、『わあ凄い』ってなんか感動したのが、今までサックスのライブとかに何度か行かさせていただいて、その音を聴いたんですけど。
 それはただ単になんか、音を楽しんでる自分が居たんですけど。
 でも今回、その吹く、演奏する側には楽譜に込められた思いを受け取ってそれを自分なりになんか、解釈してそこに愛が生まれるんだなっていうのを今日知って。
 今後サックスのライブに行った時でもこの方がこの演奏をするには、なんかこういう愛を伝える為に吹いてるんだな、とかこう向き合って愛を伝えてるんだなとか、そういうことを考えながら聴くサックスも楽しいかなと思いましたし、今日はピアノと一緒にデュオすることが出来て凄い楽しかったです。
 お互いのその投げかけてるよというか、『ここ受け取ってね』っていう掛け合いが難しかったんですけど。でも、意思疎通できた時が楽しいと思うので、私ももっとお互いの雰囲気を感じて、感じ取って『届ける』ということが出来るようになれば良いなと思いました」

 ちなみに、この動画でピアノの斎藤アリアさんに「正直、このデュオスタイルって、上手い下手の前に合う合わないってあるんですけど、凄くカンが良い」と褒められています。

 やはりここでも、彼女は難しさを感じながらも「感じ取る力」を褒められてますね。 
 また、苦手と言っていた譜面を読むことに、新しいアプローチを一つ見つけています。この人、まだまだ上手くなって行きますよ。
 

 「練習」、「感じ取る力」、「吸収力」この3つがあるからこそ、古畑奈和が居る場は安心感がありますし、咄嗟のハプニングにも彼女は対応できます。曲の世界に接続し、時には自分が輝き主役を輝かせます。そして、真っすぐ経験を自分の糧にしていく力。

 この3つの力を念頭に置いて、「AKB紅白」での対応力をもう一度考えると、納得の実力なのではないかと思います。普段の練習、場の空気を感じ取る力、そして、これまでの経験で吸収してきたもの。
 それがあるから、彼女は出来たんじゃないでしょうか?
 そういえば、「感じ取る力」や「吸収力」は、かおたんが握手会について、研究生として入ってきた奈和ちゃんに教えたことを吸収し、相手と「笑顔の交換」をする為に「感じ取る力」を発揮して行ったのではないでしょうか?
 そして、冒頭で平手さんと比較できるぐらいの表現力は、3つの力が古畑奈和という「楽器」を通してヴィジュアライズ化されるから、我々は心惹かれてしまう。誰かの為に泣けるぐらい「感じ取る力」が強い彼女だから、曲の世界にもライド出来る。


 古畑奈和の実力の背景を今回は、サックスを通して考えてみました。
 よく僕はブログで「古畑奈和のソロコンまたやって!特に中止になった大阪分はやって!お願い!」とか「セカンドソロアルバム出せ!クラウドファウンディングなら行けるはず!」とよく書いてましたが、ふと思ったんですよ。

 古畑奈和のセッションコンサートとかどうでしょう?
 これまでサックスワールドで関わってきた方たちやBS日テレの酒番組で関わった古川さんのグループや前田さんのグループ、ラジオでゲストに来てくれた武田真治さん。
 先日行われたAYAKARNIVAL方式で、それぞれの方が数曲披露して奈和ちゃんと1曲セッションとかですね。

 セカンドアルバムも歌唱だけでなく、彼女が演奏するインスト曲を入れるのも面白そうですね。歌詞だけで表現するのが音楽ではないですもんね。楽器を通すことで別の視点で楽しむことが出来る。

 夢は広がりますが、ソロプレイヤーとしての古畑奈和ではなく、誰かとセッションをする古畑奈和を、しかも、アイドル以外の人とセッションする古畑奈和を考えていくことで、彼女のバックボーンの新たな発見にチャレンジしましたが、彼女の独特の文体やワードセンスの理由は、まだ分かりません。

 ただ、良い研究というのは、一つの課題の論証をし終える頃には新しい問題が見つけられているもの。
 研究者は新しい問題を見つける方が、答えを見つけるよりも遥かに重要と森博嗣も書いていましたね。

 まだまだ、古畑奈和について考えることは面白くなりそうです。
 
 ブログを引用するというこれまでのやり方に限界を感じたので、この記事では、過去にさかのぼって「Sax word」の動画や「えにし酒」をチェックしていきましたが、彼女が作る場はとても良い空気に包まれます。それは彼女の握手に行ったことがある方なら、感じられるかも知れません。

 古畑奈和はソロでも魅力的ですが、誰かと絡むとまた別の面白さがあります。

 メンバーたち、ミュージシャンの方たち、酒場の方たち、ファンの方々、そして、今年控えている水戸黄門キャストの皆さん。どんな変化が今年彼女に起こるでしょう?

 練習し、感じ取り、吸収して、また女優に近づいていく。

 これから、奈和ちゃんを知るであろう全く違う世界の人たちが、びっくりするのが楽しみです。

※最新の「Sax word」では「願い事の持ち腐れ」のNコンのピアノ伴奏担当の青柳さんが登場してくださっていますよ。 


※奈和ちゃんのパートナーについて考えた記事はこちら!

※これまでの奈和ちゃんの記事をまとめたものはこちら!

2020年12月30日水曜日

珠理奈HOUSE「【プロレス】松井珠理奈 衝撃のビンタ & NOAH舞台裏に初潜入!!」の感想

趣味から感じるもの


 よく誰かから趣味をおすすめされる際に「一度、生で観てみれば分かるから」と言われることがあります。偏見を捨てて、一度自分で知ることで見えてくるものがあるということですね。今回の珠理奈HOUSEでは、知ることについて珠理奈が語っています。

 まずは、観てみましょう。



 ううむ、新日本プロレスとスターダムぐらいしかプロレスを履修していない僕は、今のNOAHの風景にかなり戸惑っていますよ。なんで武藤敬司が居て、蝶野正洋が居て、船木誠勝もいて、なんなら藤田まで上がってるの?15年前ぐらいの新日本?という戸惑いですね。
 あと、丸藤選手の入場テーマ久々に聴きましたよ。
 以前、働いていた職場の女性がプロレスファンで、NOAHの大会後の食事会に参加したことがあるそうなんですが、丸藤選手はいたずらっ子のようにお茶目だったと語っていましたね。

 まず、印象的だったのが、珠理奈のプロレス愛ですね。
 うん、正直、新日本プロレスのアンバサダーからNOAHのアンバサダーになった時は、複雑な気持ちがありましたよ。「えっ、ケニー・オメガとかわりと推してたよね?」とか「G1の予想とかも握手会でしてくれて、見事に飯伏を的中させてたよね?」とかね。
 でも、彼女はプロレスというジャンルが好きなんですね。
 この辺りはオードリーの若林さんが新日本プロレスだけでなく、大日本プロレスも観に行ったエピソードとも通じます。
 で、まずは武藤敬司との対談。
 うーむ、最近の武藤選手というと、長州力さんのTwitterで話題ですが、僕がプロレスを好きになったきっかけはこの人なんですよね。2001年秋の東京ドームの武藤・馳組対永田・秋山組の試合がめちゃくちゃ良かったんですよね。
 ううむ、膝の手術をしたのは知っていたんですが、まさかまだ現役だったとは。
 対談の中で、イベントを開く旨を語っていましたが、プロレスリングマスターズとかですかね。
 
 いかん、なんか今回、プロレス濃度が濃いので、珠理奈の話を。
 まず、美しい稲妻をアレンジした衣装が似合っていたり、入場するまでは乙女なんですが、いざカメラが回るとパフォーマーの顔になるのが流石ですよね。
 体を張って試合をする選手たちも素晴らしいですが、なんと言っても蝶野正洋さんですよね。
 もう、100点のマイクアピール。
 「こういう放送があり得るのか?」というド正論を語るところとか最高ですね。
 そして、ビンタでお馴染みの蝶野さんにビンタをかますというファインプレイ。
 これはストーリーになるのか?
 次があるのか?
 ちなみに蝶野さんは、様々なところで防災や医療の大切さを語ってくれる、超が付くほどの善人です。


 ううむ、それにしても、会場のファンの方々が珠理奈に優しいのがありがたいですね。
 ちょっとだけ珠理奈サイリウムを持った方も映っていました。
 
 最後の珠理奈のトークで、「観たらパワーをもらえるものかな」というアイドルとの共通点や「オタクが見るもんでしょ?」という偏見を持っていても、実際に知ることによって自分の価値観が変わるという共通点なんかも同じというところも興味深かったです。
 そういえば、ももクロののファンの方、プロレスファンの方が多いですよね(なんとなく、四天王時代の全日ファンが多いイメージ)。運営の方の趣味もあるかも知れませんが、プロレスとアイドルは親和性が高いのかも知れません。
 自分の趣味を通じて、自分の仕事に大事なものを見つけて持って帰るのも、流石珠理奈という感じですね。
 
 プロレスもここ数年観られてないので、色々と落ち着いたら、新日の大阪城ホールとか観に行きたいものです(関西住み)。
 いいんだよ、珠理奈、新日に帰ってきても。
 と、面倒な新日ファン感が出てきたので、この辺で今回は終わりです。
 今年の東京ドームは、飯伏が2冠になる気がしていますよ。

2020年12月29日火曜日

「KARAAGE WARS:カラアゲウォーズ」の感想

 仮説を通して見えてくるもの

 ある物の価値や必要性を考えていく上で、「もし、〇〇が無かったらどんな世界があるか?」という考え方があります。
 今回、紹介する「KARAGE WARS カラアゲウォーズ」は、もし、唐揚げを食べることを禁じられたら、という仮説のもとに物語が展開されていきます。
 まずは、公式チャンネルをチェック!



 ううむ、みなるん、今年は「ウォーズ」続きだな(意味が分からない人はリトルサブカルウォーズを観よう!)。
 まずは、お腹が空いてくる動画でしたね。
 今はコンビニで唐揚げが24時間売っているので、もう、気軽に買いに行ける素晴らしい世界だと改めて認識しましたよ。
 そして、我らがみなるんこと、大場美奈が今回は、どこかサントリー角ハイボールのCMの井川遥さんを彷彿とさせる唐揚げバーのママ的な役をしています。


  このCMの加瀬亮いいなあ。って、田中圭が出てたのか!
 ほんの3年前のCMなのに、早口のナレーションや賑やかな音楽もない、ちょっと上品な感じでいいですね。
 ううん、お酒呑めないですけど、ウイスキーとハイボール略して「ハイカラ」がさっきの動画の後だと似合いそう。

 さて、話を戻すと「カラアゲウォーズ」は、唐揚げの良さを改めて認識する以外にも、様々な面白みがありましてね。
 まずは、音ですよね。ASMR動画的な楽しみがあります。
 ちなみに、僕は咀嚼音が大の苦手なので、アゲヒコさんが食べる音とかを聴いている時がわりと大変でした。ただ、何かを食べるという人間の3大欲求(食欲・性欲・睡眠欲。『映画秘宝読者』は食欲・性欲・殺人欲)はどこか繋がっている気がして、食べている様子が少しセクシーな感じもします。
 
 そして、この動画のもう一つ面白みは「あげる」という動詞を活かしたストーリーラインです。今年公開された「とんかつDJあげ太郎」も、「あげる」という動詞がとんかつとDJをうまく繋げましたが、こちらの作品では「3あげ禁止」という言葉遊びのうまさに加えて、「一旗あげる」という更に意味を一つ増やしてストーリーラインを作れているところが本当に凄いんですよね。
 
 警官たちの「もう我慢できない!」はケロッグコンボのCMを思い出しましたよ(子供の頃、というか大人になっても何か食べる前、よく言ってましたねえ)。


 もし、唐揚げじゃなくて、違法薬物がメインだったら、警官たちが「もう我慢できない!」と言って薬物をキメ始めるのは完全にアウトですし、やっぱり無くて良かったとなるんですが、唐揚げは一回外してみたことで、やっぱり在って良かったとなるわけですね。
 
 終わり方を見ると、続編を期待させるような感じですが、果たしてどうなる?
 ずっと夜の風景で解放されてからの昼の風景の描写や主演の方の演技も素敵だったので、是非、次のエピソードがみたいですね。
 コミカルなだけでなく、オフビートの大人なみなるんが楽しめる作品です。

※リトルサブカルウォーズの感想はこちら!

2020年12月28日月曜日

珠理奈HOUSE「【結果発表】松井珠理奈プレゼンツ 第一回MCマスコット総選挙 結果発表!!」の感想

奇跡起こすWを探せ!

 皆さんは好きなマスコットキャラクターやゆるキャラは居ますかね?
 僕は全くそういうものに興味がなかったんですが、近年では、京都国立博物館のトラりんにハマってしまいましてね。何せ、江戸時代の琳派の始祖である尾形光琳の絵から生まれたデザインですからね。トラりんの書籍を読みながら芸術の知識も楽しく学んでいる今日この頃ですよ。
 SKE48関連だと、おしりんが観光大使を務めている焼津市のやいちゃんが抜群に可愛いです。

 さて、今回は、以前募集した番組のMCマスコットキャラクターの総選挙です。
 なんと、自分の番組のマスコットを作ろうじゃないか、という夢のある企画です。
 ううむ、視聴者連動型で面白い。
 まずはベスト16に絞ろうということで、応募してきた絵を珠理奈が見て行くわけですが、みんなレベルが高い!そして、日本だけじゃなく、ワールドワイド!流石は松井珠理奈、という感じです。
 では、まず公式チャンネルをチェック!



 うーむ、ずっと珠理奈が頭につけている耳が何なのか気になっていました?
 あれは何の獣なんだろう?
 そして、あのカエルと牛のパペットは、パペットマペットの影響なんでしょうか?(ボキャブラ世代)
 「あんまり考えると疲れるだろう、眠りなよ」という映画「TENET」風の声が脳内で聞こえたので動画の感想に集中したいと思います。
 色々と愉快な投稿やカワイイ投稿を最初に観て行くんですが、皆さん、上手。
 その中でも「あっ、これ鬼まんじゅうのじゃん」とタランティーノを発見した時の千葉真一みたいな珠理奈の声が印象的でしてね。ラジオの常連リスナーさんの名前を憶えているとは、素晴らしい。それだけじゃなくて、結構、ファンの方の名前を憶えてますよね。



 200通以上の応募の中から上弦の鬼にあたる16体が決定!
 まず、作品のベクトルを分けると矢印が珠理奈に寄せたもの、MCという役割に寄せたもの、全く関係ないものと3種類に大きく分けられるかと思います。
 僕の好みは、メチャナガスクジラさんの「犬」ですかね。特に説明を付け加えないストロングスタイルのマスコットキャラクターですね。あとは、「がんば令和ロボコン」を見た後なので、「喋る味噌煮込みうどん」もパンチが効いていましたね。ゆうみさんの白猫は瞳と口の中の歯がカワイイ。他にもカワイイキャラクターが沢山いて、書ききれませんが、デザインした方全員にリスペクトを持ちます。
 プロのTNB先生の作品も流石。キャラクターが立ってますよね。「MJマイク」なんかも企画が進みやすそう。「赤いピンヒールとプロレスラー」もいいですね。

 ううむ、どうやらもうすぐ決定しそうですが、折角の名キャラぞろい。
 動画の種類によって登場するキャラクターを分けるというのは、どうでしょう?

 何かお家企画系は、「犬」とか「じゅりぼん」がやって、プロレス系は「赤いピンヒールとプロレスラー」や「ラスベガスりっぷす」、お家系は「ぶらうんパパ」とかね。

 
 果たして、誰に決定するのか?
 トラりんの姿を愛でながら待ちたいと思います。
 

 前回の珠理奈HOUSEの感想はこちら!

小さな英雄

 勇気のある選択

 ギリシャ神話に登場するヘラクレスは、オリンピックの創設神話の主人公として有名ですが、画家のアンニバーレ・カラッチが彼を題材にした作品に「ヘラクレスの選択」というものがあります。この作品は、ヘラクレスの前に二人の女性が現れたところが描かれています。片方の女性は、困難を乗り越えて栄光へと続く道を示し、もう片方の女性は簡単に栄光までたどり着ける道を示しています(確か、左側が栄光だったはず)。
 この「ヘラクレスの選択」という言葉自体は、「苦難の道を選ぶこと」「正しい道を選ぶこと」という使い方がされることが多いです。

 SKE48の中にもその選択をしたメンバーがいます。
 それが、SKE48のチームE副リーダーの福士奈央です。



 上記のツイートの通り、彼女は自分の感染を自ら報告しました。
 それに伴い、SKE48は、12月28日から12月30日までの公演を中止としました。
 どんちゃんの素晴らしいところは、一度陰性の判定が出た後、もう一度、PCR検査を受けたところですよね。勿論、自分の身に関することでもあるんでしょうが、「もし、自分が陽性だとしたら」というシュミレーションは脳内ですると思うんですよね、あくまで想像ですが。

 それでも検査をして、きちんと報告をする勇気。

 「いや、当たり前だろ?」と思う人もいるかも知れませんが、様々なイベントの中止や心無い人たちの声を考えたら、なかなか勇気のいることだと思います。知った時の気持ちとかも含めるとさらに。

 しかし、どんちゃんが報告してくれたことで、濃厚接触したメンバーを早期にピックアップすることが出来ましたし、他のメンバーやお客さん、スタッフへの感染拡大を抑えられたのではないかと思います。

 どんちゃん自体は、まさに「ヘラクレスの選択」をした英雄だと僕は思っています。楽な道を選ばずに「真実」と向き合うという感じは「ワンダーウーマン1984」とも通じる感じもします。後輩たちへの良いお手本にもなりましたし、「信用」こそが重要視されるこれからの社会で、一番大事なものを手にしたと思います。
 だから、どんちゃんは、あまり悔やまずに回復に努めてほしいと思います。
 感染拡大を防いだ英雄に僕はありがとうと言いたいです。

 ひとまず、どんちゃんの過去動画を片っ端から観ながらこの記事を書いていますが、本当にこの人は間の取り方がいいんですよね。「THEーW」の時も「R-1」の時も。彼女の魅力が爆発する場所が2021年はどんどん増えて欲しいと思います。
 

 それでは、どんちゃんが大好きなあのヒーローの曲を貼って、彼女を応援したいと思います。

 そう、「宇宙刑事ギャバン」(かつて、大葉健二さんもTwitterで反応してましたね)。

 この曲の何が良いって、いきなり「男なんだろ?」と全人類の半分を切り捨てるところと、全く傍にいてくれない感、哲学者が悩みながら過ごすテーマを一瞬で出すところ、もう最高です。

※エンディングの「星空のメッセージ」もいいですよ。

 いや、ギャバンの説明になってんのよ。
 というわけで、どんちゃんがまずは健康になって、SKE48に帰ってくるのをよろしく未来!



 ※過去のどんちゃんの記事はこちら!

2020年12月27日日曜日

2020年シネマランキング

2020年シネマランキング


 今年もシネマランキングを書きました。
 こちらのリンクからどうぞ!

https://note.com/oboeteitekure913/n/n14228e520d03