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2021年2月7日日曜日

「未来は少女たちの手の中 10期研究生」編の感想

 明日の自分を投げだせないから

 本日、2021年2月7日は、次回のSKE48のシングルのティーンズユニットのメンバー投票企画の速報日です。皆さんは、もう投票はしたでしょうか?
 僕自身は微々たる票ですが、このメンバーに報われて欲しいという人と、この人なら信頼できるかな、という人に投票しました。
 個人的に、全グループが戦う総選挙はSKE48を一つのチームとして感じて好きなんですが、グループ内での投票企画はあまり乗れなかったんですね。
 しかし、今回のティーンズユニット投票に関しては、選抜経験者たちと入ったばかりの10期研究生が同じフィールドで戦うということで、最初から結果が見えているという人もいるかも知れませんが、思わぬブレイクスルーが生まれないかと期待しています。
 そんな期待も込めて、10期生編のPR動画を観てみましょう!

 


 今回ティーンズの対象になるのは、石塚美月さん、伊藤実希さん、鬼頭未来さん、澤田奏音さん、杉山歩南さん、林美澪さんの6人。入ってきた時の服の趣味は伊藤さんが好きでした。くまっきぃランドの世界観に戸惑いを隠せない10期生たちと笑わないスタッフさんたちという愉快なくだりを経て、いよいよゲームが始まります。

 まずは、「目を瞑って30秒間片足立ち」からですね。
 ぐらぐらしてきて、そこからホッピングを始める美澪ちゃんと歩南ちゃんが愉快でした。「はっ?何急に歩南ちゃんとか言い出してんだ?夢を見たままあの世に送るぞ、コンコロリ」と思った方もいるかも知れませんが、これは7期生の杉ちゃんとの差別化ですので、ご容赦ください。


 そうそう、我慢している時のポーズだと、葉っぱ隊の「YATTA」みたいになってた石塚さんも面白かったですね。
 全員、無事にクリアーしてコインを獲得。ベストパフォーマンス賞は伊藤さん。安定してましたもんね(息を止めていた)。あと、着てる服のせいか細見でスタイルが凄くよく見えます。

  次は「ありがとう選手権」。
 まず、110.5ありがとうを叩きだす澤田奏音さん。
 実は「歌をやってました」ということで、いきなり優勝候補に躍り出ます。
 美澪ちゃんは105.1ありがとう。
 石塚さんは107.8ありがとうと好記録。自分自身でも「ひぇ~」と驚いています。ジェット機並みの音と鎌田さんにツッコまれた時の笑顔が素敵ですね。
 次は鬼頭さん。104.4ありがとう。彼女の大声を初めて聴いたので、新鮮でした。
 今のところ、澤田さんがトップですね。
 伊藤さんが渾身の叫びをするも、108.7ありがとうでトップには届かず。
 この時点でトップの澤田さんは、自分にベットしていなかったという、まさかの展開。
 いよいよ、歩南ちゃんです。118.0ありがとうという、次元にひびが入るレベルの大声で見事歩南ちゃんの優勝。
 ベストパフォーマンス賞は澤田さん。確かにいきなり高い数値を出して踊ろかされましたね。

 次は「くまのはるかさん支配人は何回二重飛びが出来る?」です。
 ううむ、熊崎支配人の場合、0回の時もあれば余裕でガンガン飛ぶ時もあるので、実は予想が難しいゲームです。
 熊ちゃんの「頑張るぞ!」宣言に盛り上がる人も入れば、予想の関係で全然盛り上がらない人もいるのが愉快です。
 熊ちゃんが16回飛び、伊藤実希さんが勝負師の称号をゲット。
 賭け方に徐々にメンバーの性格が見え隠れしていくのも面白いですね。
 ここで、熊ちゃんが神々の遊びとして、二重飛びが5回以上できる場合は自分に2コインベットして増やせるという提案が。まずは、歩南ちゃんが二重飛びを成功させて、手堅くコインを増やしていきます。そして、ここでもガンガン行く、伊藤さん。60回連続で達成して、17枚増やします。ううむ、凄まじい勢いだ。

 次は「恋のお縄」の掛け声が愉快な斉藤支配人からのミッション。
 SKE48の楽曲クイズです。
 サビが流れるクイズですね。
 皆さんはどれだけ正解できたでしょうか。
 このコーナーはとにかくメンバーの手の挙げ方が元気モリモリでしたね。
 鎌田さんが「突然、動物園」と賑やかさを形容していましたが、様々な声が飛び交ってましたね。個人的には、凄まじいアピールをする歩南ちゃんが印象的でした。人は必死になるとこうなるのかと。
 「誰かの耳」ポーズで待つ石塚さんも愉快でした。「望遠鏡の無い展望台」も見事正解していましたね。ううむ、確かに鎌田さんが言っていた通り、タイトルがごちゃごちゃになりやすいかも。僕がよく間違えて覚えているのが「石榴の実は憂鬱が何粒詰まっている?」です。だいたい、「柘榴」と変換したり「詰まっているか?」にしてしまうことが多いです。

 次はけん玉を使ったプレッシャーゲーム!
 けん玉も自身ありの伊藤さん。ううむ、多才です。見事に成功させますが、自分でも驚いています。
 続々とメンバーがチャレンジして失敗(特に鬼頭さんは惜しかったし、悔しそうな顔が素敵でした)。ベストパフォーマンス賞は剣に挑んだ澤田さん。

 そして、待ってたぜ!
 モノボケコーナー。
 メンバーの大喜利力を鍛えるコーナーは是非、これからもやって欲しい僕ですよ!
 まず、前半組ですが、伊藤さんのサングラスをかけて写真集を見る「見てないですからね!」が愉快でした。石塚さんのサイレントボケが個人的にはツボでした。あと、鬼頭さんのヤッターマンに出てきそうというふんわりしたボケも良かったですね。
 後半組は、アグレッシブな澤田さんのボケが光りましたね。トトロが僕はツボでしたよ。
 林さんのだんだん可愛さから面白さに移行していく感じも良かったです。そして、歩南ちゃんのボケをガンガン投げていく姿勢、見習いたいですね。僕は大雨の中継のボケが好きですよ。
 ベストパフォーマンス賞は、美澪ちゃんに決定。
 ううむ、昨年の大ヒット作に乗ってますね。
 

 最後はくまっきぃハイ&ローですよ、琥珀さん!
 このゲームの見所はどこで勝負に出るか。
 堅実にコツコツいくか、爆発させるか。
 4ゲーム目でかなりコインの増減が起こり、澤田さんが41枚という銀河ぶっちぎりこの世で一番つええやつというドラゴンボールの映画のタイトルになりそうな状態に。しかし、全部のコインをローにかけるというさらなる大勝負に出ます。ううむ、攻めまくるその姿勢、嫌いじゃないぜ!
 ここで、堅実に手持ちを残しておく鬼頭さんも面白かったですね。
 最後は、美澪ちゃん対澤田さんの戦いに。
 結果は林さんの勝利!
 ここまでゲームを盛り上げてきた伊藤さん、澤田さんが敗退していくのが、勝負の世界の厳しさでもあり、林さん持ってるなあ、という感じです。
 「SKE48 大富豪は終わらない!」でハイローを良い感じで進めていたんですね。
 
 勝利者PRで後光が差す中、語る美澪ちゃん。
 ううむ、美澪ちゃんのダンスの魅力。改めて今回のカップリング曲「Change Your World」をチェックすると、先輩たちの中でも輝いてましたね。加入した時は、「『301』なんて『仮面ライダー555』に出てきそうだな」ぐらいの印象だったんですが、強烈なアピールになりました。
 罰ゲーム編は、石塚さんのスールなスティッチ、伊藤さんの細かすぎる熊ちゃんのモノマネ、そして、まだこんな隠し玉を持っているのか澤田さん。ファンに止められてるのにリミッターを解除する姿勢、嫌いじゃないぜ。

 全編通して、10期生のティーンズたちの新たな魅力を知る入り口になりました。
 元も子もないことを書くと、キャリア・ファンの母数に関しては、彼女たちは先輩たちよりも恐らく少ないです。しかし、そこで「しょうがないよね」とか「仕方ないし」で終わらずに、ブレイクスルーするメンバーが出て来てほしいな、と速報の楽しみの一つとして期待しています。



10期生を題材にした馬鹿馬鹿しい記事はこちら!

2021年2月6日土曜日

「取り合い」が始まった瀬戸内学園が気になる

 壮大な前フリ

 すっかり、2月ですね。
 学校に通ってらっしゃる方は3学期でしょうか。
 「3学期に学級委員に推薦されるやつこそが、真のクラスの人気者」説を提唱している僕ですが、ちょっと目を離している間に瀬戸内学園が大変なことになってましてね。

 まあちょっと、公式動画をみてくださいよ。



 いやあ、僕が大統領をいかに暗殺するかとか、貧困にもだえる家族の映画を観ている間に、サカモトがバチェラージャパンの金持ちみたいなモテってぷりになってるじゃないですか。今回の動画は、けやき坂46の「手をつないで帰ろうか」みたいな愉快な感じで終わってますしね。
 ううむ、まずは今回の動画の見所なんですが、普段アイドルをしている時には見せないムッとした顔ですよね。そして、普段は穏やかな兵頭さんが、2分11秒あたりで谷口さんの話を聞いている時の視線とかの表情は新鮮でしたね。
 そう、今回の動画は台詞を楽しむというより、視線や表情を楽しむことで、面白さが見えてくるのでは、と僕は思っています。「一緒に帰ろう」とサカモトが提案した時に、「しょうがないですね」と言う前のちょっと嬉しそうになる兵頭さんの顔の変化とかも良いですね。
 両手を繋いで一緒に帰るという谷口さんのエクストリームな提案も面白かったですね。二人でくるくる回りながら帰るところを想像すると愉快です。
 
 ただ、あまりにも展開が甘々すぎるのと(サカモトのボーナスステージ的なのと)、前回の小テスト回と比べると主人公の感情の起伏が弱いので、穏やかな仕上がりになってますね。もっと、サカモトが追い詰められるような展開を期待してしまう僕です。
※前回の小テスト回

 

 ううむ、全体的にあまーい感じのBGMがいつも流れているので、ぜひ、教室に居る時のBGMをこれに変えて、まずは視聴者に「何か理不尽な暴力が起こるのでは…」という緊張感を与えるのはどうでしょう(絶対ダメ)。


 ついに次回予告まで作られるようになったサカモト。
 バレンタインにチョコが貰える未来が確定している2月。
 「そんなの止めなきゃ!」と隣りの家のヤバい爺さんが作ったタイムマシンで、未来に行ってマイケル・J・フォックスが歴史を変えるみたいなストーリーにはならないと思いますが、ちょっとこの先どうなるか、予想してみたいと思います。

 ① 最終的にサカモトに何も起こらずに終わる。
 
 乃木坂46の「何度目の青空か」みたいに、女子の中に男子が一人だけ!みたいなシチュエーションが多いこの学校ですが、色々あっても結局一人を選びきれずに終わるという、ある意味、誰も不幸にならないエンドですね。
 
 ② 映画「花束みたいな恋をした」みたいに倦怠期が始まる。
 
 女の子みんなが、徐々にサカモトへの興味を失い、会話も「えっ、『じゃあ』って何?ねえ、『じゃあ』っておかしくない?」とか「それ何回目?前も言ったよね?」とか、明らかにこれから関係が悪くなることを示唆する動画が毎週のようにアップされる。サカモトは教室で誰とも喋らずバトル鉛筆に熱中。そして、サカモトは卒業する。数年後、街ですれ違った同級生を見て、眩しかった日々を思い出す。

 ③ サカモトのスピンオフが無限に作られ始める。

 このままいくと、サカモトが誰かと付き合って動画のシリーズが終わることを恐れたディズニーのキャスリン・ケネディーは、ジョージルーカスから瀬戸内学園に関する権利を全て買収。次々とスピンオフ作品の制作に着手する。「からかい上手の中村さん ローグ・ワン」や「愛され上手の福田さん マンダロリアン」など、無限に動画が作り続けられることになる。サカモトサーガが完結する日はいつだ。ルーカスの秘蔵っ子、ジョン・ファブローの作品だけ、STUのロゴが旧3部作のロゴになり、「どっちが本物か見せてやる」感が半端ないらしい。

 ④ サカモトがクラスで飼っている土佐犬だったことが分かり始める。

 実は、サカモトはクラスで飼っている土佐犬で、時々出てくる人間の手はサカモトから見たビジョンである。小テストも犬枠として参加している。動画を追うにつれて、メンバーたちが「今日の闘犬頑張ってね!」とか「まわしに名前入れるクラファン、私も出資したよ」とヒントが徐々にだされていく。土佐犬サカモトは大関まで登り詰めるが、引退。優秀な土佐犬を何匹も生み出し、平和な老後を送るのだった。

 ⑤ 暗殺上手の甲斐さんがやってくる。
 
 女の子に囲まれてデレデレしているサカモトに、コンチネンタルホテルの腕利きの殺し屋甲斐心愛ちゃん(可愛いよね)が、襲来。鉛筆1本で3人殺せるという伝説(可愛いよね)をもつ彼女がサカモトに迫る!
 youtubeというプラットフォームで流すにはあまりにも過激な殺し方をする甲斐さん(可愛いよね)。果たして、サカモトは生き残れるのか、毎回毎回がサカモトの無事を祈る動画シリーズに瀬戸内学園変貌を遂げる!(可愛いよね)

 と、まあ、色々と予想をしていきましたが、どれも当たらない予感しかしていません。
 ううむ、恋愛ドラマとかで言うと、中村さんが主役級の扱いの気がしますが、果たしてサカモトは「チョコの奴隷」みたいな幸せなラストを迎えるのか、それとも「甘いねえ坊や」と言われながら刺されるVガンダムみたいな展開が待っているのか。これからもサカモトの行方を見守っていきたいと思いますよ。

 ※「隣りの席の中村さん」の感想はこちら!

 

2021年2月5日金曜日

語る者であり語られる者である

頭の中にあなたが住んだ


 

 皆さんは、何オタクでしょうか?
 あえてオタクという書き方をしましたが、ファンでも良いですしマニアでも良いですし、コレクターでも良いです。ひょっとすると、フリークの人もいるかも知れません。
 最近、僕が推している映画「花束みたいな恋をした」の中で、お笑いや小説や漫画の趣味が同じ二人が出会うシーンがあるんですが、「えっ、あなたも知ってるの?」という嬉しさと、もっとこの人に自分の好きを分かって欲しいという気持ちが伝わる素敵なシーンです(でも、それが後々、二人の分断を明確化することに…)。小さいコミュニティーの中で好きなことを語る二人が、社会人になり「労働」していくことで摩擦が生じて行き、感覚が鈍化していき、時間の好きだったものに何に興味を失う悲しさ。忘れられない映画になりました。
 

 僕はSKE48にハマる前は乙女ゲームが好きで「薄桜鬼」という新選組を題材にしたゲームにどハマりしましてね。関西に住んでいたこともあり、仕事の合間に京都へ史跡巡りにも行ったもんです。それなりに新選組には詳しくなったわいと思っていたんですね。ところがですね。2013年6月2日のSKE48の公式ブログを読んで、僕の心はざわつき始めます。
 鎌田菜月という研究生が書いたブログで、最近、新選組にハマっているというので、メンバーを観た時に沖田、土方、原田、はいはい。相馬主計?そうまとのも?最後の局長?な、なんだと…。
 鎌田さんの底知れぬ新選組愛に震えつつも、当時、中西優香推しだった僕としては、新しいタイプの知性派メンバーが入ってきたし、アニメや漫画にも詳しいので、2次元同好会に入ってほしいな、ぐらいの認識でした。
 それから、少しずつ鎌田さんというか6期生や一部のD1の方を避けるようになりましてね。昨年、食わず嫌いはよくない!と彼女について調べていくと、なかなかに奥深いし人間としての魅力もある方でした。
 特に鎌田さんの魅力の一つとして、趣味に対する愛の強さです。
 上記の新選組以外にも、漫画やアニメについてもSKE48に加入前から深く愛していて、「オタク」でもあったんですよね。ここで僕が書く「オタク」の定義をしておくと、ある対象物を愛し、それについての自分の言葉を持っている人としておきます。
 彼女の「オタク」力は、「おしゃべり漫画サロン」に出演した際にも発揮されます。
 ちょっと2018年9月30日のブログを読んでみましょう。

https://ameblo.jp/ske48official/entry-12408497313.html


 この日のブログを読むと、学生の頃から、自分の好きなものを受け取り、頭の中で咀嚼して、趣味が同じ人と話っていたのではないかと想像してしまいます(2018年1月2日のアメブロで、オタク繋がりということで小中学生からの友達との縁も良かったですね)。
 それをアイドルになっても継続している。
 アイドルという語られる側の人間になっても、語る側の人間の気持ちも分かる。ファンとしての自分が頭の中に居るというのは、ジャンルこそ違えど自己プロデュースにおいて非常に重要だと思います。


 個人的に鎌田さんの趣味に関するレビューで好きなブログは、「鬼滅の刃」の完結に関するものです。ちょっと読んでみましょう。

https://ameblo.jp/ske48official/entry-12597772155.html

 「秘密の宝石みたいな作品」という表現と、それがみんなに知られていく時の気持ち。
 これは以前書いた「鎌田菜月と音楽」の中で、鎌田さんが心動かされた曲ではないか、と提示した「才悩人応援歌」の歌詞にもミュージシャンのたとえで出てきますよね。
 漫画に親しんでいるからこそ、人気と共に路線が変わった漫画も知っているし、心配もあったんでしょうね。完結という選択をした作者への心からのリスペクトも感じます。最後に自分のことをそっと添える構造も上品ですよね(そういえば、2019年1月31日のデビルズラインの感想を書いた時も同じ上品な添え方をしていました)

 ただですね。
 趣味って同じぐらいのレベルの人がいると良いんですが、そうでもない時ってありませんか?なんなら、コミュニティーの中で自分しか知らなかったとしたら。
 勿論、SNSとかで同じ仲間を見つけることは出来るんですが、日常生活の中で共通言語として自分の好きなものを共有したいことはないでしょうか?
 そんな時に、人は何をするか。
 布教ですね。
 2019年10月13日のブログを読んでみましょう。

https://ameblo.jp/ske48official/entry-12535422351.html
 

 自分の好きなものだからこそ、親しい人にも共有したい。
 勉強不足で「ヴァイオレット。エヴァ―ガーデン」は劇場版しか知らないんですが、テレビ版の10話ってお母さんの手紙の回でしょうか?
 好きなことを語っている時の鎌田さんの文章は熱量があって、読んでいるこちらも気持ち良いんですよね。自分が多少知っているものだったら尚更。ああ、だから、自分の趣味を知ってもらいたいのかな、ともふと思いました。この嬉しさや分かる分かるという気持ちの共有。好きの押し売りにならないように気を付けているというのは、2020年5月3日のブログで書いてましたね。

 そして、「重めの作品」が好きな鎌田さん。
 (https://ameblo.jp/ske48official/entry-12593655556.html?frm=theme)

 イギリス文学になりますけど、ダン・ローズ作品「コンスエラ」とかおススメしたいですね。自分の好きなジャンルを提示することで、読者の読書暦の扉が開いて、思わず「それならこういうの知ってる?」とコミュニケーションを作ることが出来るのも上手いですね。


 僕らは大人になっていくに連れて、可処分時間が減っていきます。
 労働してお金をもらう代わりに、好きなものに使える時間は少しずつ減っていきます。
 それでも、好きなものと手を離さずに愛し続けられる。
 そう考えるとオタクとしての鎌田さんって素晴らしいな、とこの記事を書きながら思いました。
 だって、まだこれはアニメという彼女の趣味の一部をかいつまんだだけで、彼女の趣味の銀河は「歴史」、「将棋」等、今も広がり続けているわけですから。
 自分の趣味や大切な何かに使う時間を、これからもキープしていきたいと、無職の僕は思うのでした。

※鎌田さんと音楽についての記事はこちら!

https://oboeteitekure.blogspot.com/2020/11/blog-post_17.html


2021年2月4日木曜日

トゥルーカラーズ

 色が差し込む時


 皆さんは、美容室に行ったとき、どんな風に髪型をお願いしていますか?


 学生の頃はパーマかけ放題だったので、ひたすら「オダギリジョーみたいな感じでお願いします」と注文していたもんです。社会人になってからは、ずっとカットしてくださっていた美容師さんの好みで「『モテキ』の時の森山未來さん」の長さだったんですが、近頃は、映画好きの美容師さんと出会うことが出来ましてね。「オビ=ワン・ケノービみたいにしてください」とか「『新感染』の父親みたいにしてください」とかが全部通じる素敵な毎日を送っておりました。

 実家の愛媛県宇和島市に帰ることになったので、先日、そちらの美容室にも別れの挨拶を言いに行って、最近の映画の感想を語り合ったんですが、その際に、「折角ですから一度ぐらい髪を染めてみたらどうですか?」とアドバイスをいただきましてね。僕自体は髪を染めた経験は無いんですが、髪の色を変えると印象って変わりますよね。個人的に、茶が綺麗に染まっている人なんかは好きですし、黒髪が綺麗な人も大好きです。

 近頃、東京大学情報学環教授の暦本純一さんの「妄想する頭 思考する手 想像を超えるアイディアのつくり方」を読みましてね(スマートスキンやマルチタッチを作った人ですね)。
 これがなかなか面白くてですね。妄想や想像のヒントだらけなんですが、ヒューマン・オーグメンテーション(人間拡張)の話がとても興味深いんです。思えば僕らは自分というものを変化させたい欲望があり、それが多くのSF作品や発明にも繋がっていたんじゃないかな、と考えさせられました。
 身近な例でいえば、ピアスとかも簡単な拡張ですよね。耳に穴を空けることで装飾品をまとうことができる。僕は今、眼鏡を書きながらこのブログを書いていますが、コンタクトではなく、あえて物としての不便さがある眼鏡の方を選んでいるのも拡張です。

 で、もっと簡単な拡張を考えると、僕らは裸の身体に服を着ます。
 髪型を長くしたり短くしたりします。
 推しメンの髪型が変わったり、色が変わったりすると、心が躍ることもあればがっかりすることもあるかも知れません。
 

 さて、そこで考えてみたいのが、近頃の兵頭葵さんのSNSに載せるコスプレ画像についてです。
 コスプレと言うと、衣装をキャラクターに近づけること、そして、顔や髪型もなるべく近づけるというものがあります。
 最近の彼女の投稿を観ていると、髪の色を変化させることで、ここまで印象が変わるのか、と新鮮でしてね。
 まずは、こちらが普段の兵頭さんです。
 柔らかい雰囲気の笑顔が素敵ですね。


  次に節分の時に、髪をグレーにした兵頭さん。
 角の違和感よりも髪の色の変化に視線が持っていかれます。
 こちらを見る時の視線も先ほどの見方とは違いますよね。
 映画「燃ゆる女の肖像」の肖像画のような、視線を感じます。
 ちょっとハードな感じなんですよね。



  次は髪をピンクゴールドにした時です。
 なんとも柔らかい雰囲気になりますね。
 僕は思わず金属バットの友保さんのように、「きゃーわいんだ!」と叫んでいました。



 たとえば、SKE48に自由自在に髪の色を変える古畑奈和という人がいるんですが、彼女の場合、ある程度イメージが確立されている感じがありましてね。髪の色よりも衣装の変化の方が大きくイメージが僕は変わります。
 それに対して、兵頭さんの場合、髪の色の変化から、大きなイメージの変化がありましてね。兵頭さんの顔の輪郭が関係しているのかも知れませんが、麦わら帽子やニット帽も凄く似合うんですよね。 なので、実はモデル仕事に行っても需要があるではと考えています。 

 NMB48を卒業された吉田朱里さんのエッセイを読んだ時に、彼女がプロデュースした化粧品が、普通の女の子の生活に基づいて、どんな場面で使うとより魅力的に映るのかを試行錯誤して開発されていたことが書かれていました。吉田さんの場合は「あんな風になりたい」という憧れも購買層には多いかも知れませんが、彼女は著作の中で「いつまでも等身大であること。大阪の女であること」を書いていました。
 そういう意味では、兵頭さんはとても「等身大」の魅力があります。変に飾らない20歳の女性の魅力。そんな彼女だからこそ、普段と違うカラーリングをすると、一気に非日常感が出て印象が変わるのかも知れませんね。
 もし、同じ町で兵頭さんが働いていたら、という妄想をしたことがある人もいるんじゃないでしょうか。
 えっ、したことない?
 一瞬、映画「青くて、痛くて、脆い」の吉沢亮みたいな孤独な気分になりましたが、話を戻すと、様々なファッション性を付加した時に魅力が増す兵頭さんこそ、実はモデル仕事を入れてみると面白いのではないか、というのが今回の僕の結論です。

 最近の兵頭さんの服で素敵だったのは、こちらです。


 

 


 髪型はこちら!

 


 ええ、ちょっとボブっぽい髪型になると弱いんですよ、本当に僕のどうでも良い好みの話ですが。
 とにかく、兵頭さんの魅力は光の入射角によってまだまだ変わっていくというのが、2021年の序盤から見えてきたので、STU48の運営さんは思い切ってファッション系や美容系の仕事に兵頭さんを投入してみるのはどうでしょうか?20歳になったし、今が推しどころだと思いますよ!
 人間は様々な色を当てることで、拡張されていくはずですから。


 それにしても甲斐心愛ちゃんって、SNSでも可愛いよね!!


 


 いや、待て待て、だだでさえ、今、無職でお金もないのに、ここで推しメンを増やしたらどうなる?多分、こうなるぞ!!

 


 はあはあ、南予文化会館が爆発するなんて(違う)。危なかったぜ。
 とにかく、関西を離れてこのブログもどう運営していこうか、考え中ですが、大事なものからは目をそらさずにいたいなと思っています。
 たとえ、何色に変わっても。

2021年2月3日水曜日

Change Your World①

新しいSKE48イズムへ


 2020年3月24日のFMラジオ「佐藤光春のON8プラス1」のゲストにオードリーの若林さんが来た時のことです。日本語ラップが学生の頃から好きだった若林さん。順番に好きな曲をかけていくんですが、その中で「ラップスター誕生」に出ていたレジェンドラッパーたちと芸人についてこのように語っています。
 「芸人さんと一緒だと思うんだけど、人間の力と言葉の力が合わさって、パンチラインになるもんだろうなと俺は思ってて。漫才もそうだから。その人間の力がやっぱりね。舞台、ライブしてるの袖から見させてもらったけど、やっぱあるね。やっぱ色んな経験されてきてるから。舞台たった時の韻の力がANARCHYさんとか、CIMAさんとか凄いよ。(中略)やっぱ言葉だけで人間が伴ってないと、やっぱり1曲2曲で長続きしなかったりするすんのよ。(中略)自分の人生と歴史としょった言葉だから。(中略)俺は偉そうに言えないんだけど、漫才にたとえると、あの人が言うからあの言葉面白いよねっていうのがあるから。」
 
 そうなんですよね。
 人の生き方や生き様がにじみ出る歌詞や漫才は、凄く心が動かされます。
 クリーピーナッツの「かつて天才だった俺たちへ」やオードリーの武道館での漫才での「いつまで漫才する気だよ?」「命尽きるまでだよ!」というやりとりには、この人達だからこそというドラマがあります。
 そういえば、入江悠監督の名作「サイタマノラッパー」の一番最後のシーンで交わすフリースタイルのラップは、ヒップホップと程遠い場所で歌われるのにも関わらず、主人公たちしか言えない言葉で綴られていたからこその感動がありました。

 じゃあ、SKE48の中でそんな曲はあるんでしょうか?
 たとえば、佐藤実絵子さん作詞の「5色の虹」は彼女ならではの言葉ですし、1期生の5人だからこそ唄える歌詞だと思います(いますぐ、音源化してほしいです)。
 そして、「恋落ちフラグ」のカップリング曲である「Change Your World」も、作詞を担当した松井珠理奈ならではの世界観になっています。
 そう、ずっと48グループの最前線にいた彼女だからこそ、説得力が伴うメッセージがあります。
 まずは、聴いてみましょう。



 僕の感想としては「そう来ましたか」というMVでした。
 まず、歌詞の世界から見て行くと、1番のAメロでは周りの声に惑わされる自分に葛藤しつつ、走り出す主人公の状況が描かれます。そして、1番サビ前からは「神の導き」が聞こえてきます。サビではAメロで示された周りの評価なんて気にせずに変えていけ、というメッセージが語られます。「強い雨」や「強い風」が「批判」や「周りの言葉」とリンクしそうですね。
 2番では努力だけでは認められない世界に昔から居たことが語られ、自分の内面の声と向かい合います。2番のサビ前では1番のサビ前と同じく「今」が強調されます。そして、2番のサビが印象的でしてね。過去と比べずにどんなに世界が暗くてもそれを照らす存在になれ、というメッセージが語られます。また暗黒期が来ても、君たちが照らす光になれ、というメッセージにも聞こえます。
 大サビ前では、生きて行く上で辛い局面が何度も来ることを語った上で、その度に強くなれるはずだということが語られます。そして、1番のサビを繰り返して曲は終わります。

 もの凄くストレートなメッセージで、松井珠理奈が書くからこその説得力があると思います。加入当初から「批判」にさらされつつも、評価を変えて行った珠理奈。彼女の歴史と実績が歌詞の説得力を助けていると思います。
 曲は突き抜けるような感じが心地よく、聴けば聴くほど心地よくなるスルメ曲の予感がします。

 さて、選ばれたメンバーに関しては、珠理奈選抜ということで、それぞれが選ばれた意味があるようで、詳しくはタイプBのメイキングで明らかになりますが、個人的には水野愛理が再浮上するチャンスが巡ってきて欲しいなと思っています。MVでは、江籠ちゃんの新しい表情が見られて良かったですね。

 ただ、この曲の真の主役はダンスではないかと思いましてね。
 クレジットをチェックすると、ダンスの振り付けには珠理奈や桑原みずきさんの妹の桑原あやねさんの名前もあります。
 「ダンスのSKE48」を思い出させるような振り付けがカッコ良かったです。

 さて、このBlack Pearlが今後も続くのか1回だけなのかによりますが、カミングフレーバーの路線とは、また違うユニットが出てきましたね。どちらのユニットにも属している青海さんが今後のキーパーソンになりそうな予感もしています。
 新しいダンスのSKE48としてのBlack Pearlと新しい若手ユニットとしてのカミングフレーバーと二つのイズムが出てきていますが、そろそろ別のイズムが出てきても面白いかも知れません。
 たとえば、かつての二次元同好会のような文科系の趣味で番組やムックが出るぐらいのユニットを売り出していくのも面白いかも知れません。
 とにかく、あまりにも大きな松井珠理奈という存在が卒業する不安はありますが、それと同じぐらいに新しい可能性を探すタイミングが訪れている気がします。

 さて、色々と書きましたが、珠理奈が卒業しても曲に込められたメッセージはSKE48に残っていくというのが素敵ですね。
 果たして誰がSKE48のトップランナーになっていくのか。
 プレイヤー兼プロデュサーの松井珠理奈の仕掛けがSKE48の活性化を促すと期待しています。特に上記の2つのユニットに居ないメンバーが燃えるとさらに面白くなるかな、と思います。



2021年2月2日火曜日

Memories~いつの日か会えるまで~①

 スタートライン


 ついに松井珠理奈の卒業曲「Memories~いつの日か会えるまで~」が本日から聴けるようになりました。
 48グループの卒業曲といえば、秋元康先生がメンバーに当て書してリリースということがほとんどでしたが、今回は松井珠理奈自身が作詞しています(仕上がりの確認は秋元先生もされています)。作曲は福田貴訓さんが担当。48グループの曲だと、「ハステとワステ」や「動機」、「ぽんこつブルース」や「やさしくするよりキスをして」を作曲された方です。SKE48だと「あうんのキス」を担当されています。

 まずは、聴いてみましょう!


 これまでの自分を纏って旅立つという美しいMVですね。
 旅立ちを題材に描かれた歌詞の世界をまずは見て行きましょう。
 非常に私小説的な内容だと思っています。
 1番の歌詞は、これからを振り返る内容がメインになります。
 「階段」というキーワードが、「大声ダイヤモンド」のMVや「総選挙」をイメージさせられますね。「階段、登らせてもらおうか」という。「無邪気」というワードから年少メンであった頃から、48グループの前線を走っていたことが伺えます。
 そして、1番のサビ前で「倒れそうになった私」の手を握ってくれた人というのは、メンバーであり、ファンの皆さんやご家族でもあったんだと思います。この箇所は彼女が作詞した「あなたの手」の歌詞と繋がる感じもしますね。
 そして、1番のサビでは、「旅立ち」を意識させるものになっています。
 旅といえば、宮澤佐江の卒業曲「旅の途中」が、次の旅路に向けての曲であれば、この曲は初めての旅への気持ちが綴られています。
 

 トランクの中に「記憶」という貴重な財産を持って、強くなることを誓いながら彼女は待っていて欲しいと願います。
 
 2番は、「オレンジ色」というSKE48カラーを連想させる歌詞が出てきます。「オレンジ色」を構成するのがサイリウムだとすれば、ファンの方々もこの言葉には含まれるかも知れません。自分が進んできた「軌跡」をファンの方々も知っているからこそ、聴いている我々にも見えるはずだと問いかけます。それは自身の裏返しでもあるのかな、と思います。
 2番でトランクに詰めたのは「大事な想い」。「記憶」と「想い」が重なるともうそれだけで随筆が書けそうな気がしますが、次に会えるまで笑っていて欲しいと願います。
 2番のサビでは、アイドルとして「サヨナラ」した後も、好きでいてほしいという願いと、別れの場面であるのに、記憶は一気に出会った日を意識させます。

 大サビでは、1番と2番のサビが繰り返されます。
 ここで二つのサビを重ねることで浮き上がってくるのは、「また会える」というメッセージです。「ありがとう」や「サヨナラ」といった別れを連想させる言葉の後で、それぞれのサビが来るんですが、「待ってて」「会えるまで」というもう1回会えることを連想させる言葉が呼応するように書かれています。
 
 アイドル松井珠理奈の終わりと女優でありプロデュサー松井珠理奈のスタートラインを意識させる歌詞の世界になっています。

 MVは、一歩一歩が年表のような区切りになっていて、プロジェクションマッピング
のようにMVなどが映り、時には彼女が着ているドレスに映り込むこともあります。「記憶」というのが、自分の脳の中にあるのではなく、ふと身体の中にも眠っているのではないか、と思わされます。
 また、思い出が今の自分を彩るというのは、本当に技術と発想がマッチしていて、お見事という感じです。多分、生きている間、ずっとドレスの柄は変わり続けるんでしょうね。
 狭い部屋の中で3方がスクリーンがあり、それを珠理奈が見ているというのは、人間の内面世界のようにも見えました(特に真っ白な背景の時は)。スタートラインに立ち、ほんの一瞬、思い出を振り返るかのような世界にも見えました。
 最後に強く眼を閉じて、もう一度開いた時の珠理奈の表情はが意味するものは。僕は映画「新聞記者」のラストシーンを思い出しました。

 できれば、SKE48卒業後も大切に聴いていきたい1曲です。

※個人的に1番好きな珠理奈作詞曲「あの日交わした約束」の記事はこちら!
 

2021年2月1日月曜日

自分なりの「守り」方で

 あの日見た背中




 誰かを「守る」と誓ったことはあるでしょうか?


 フィクションの中であれば、誰かからの暴力や組織の危機から「守る」ことが挙げられるかも知れません。
 しかし、我々の日常の中で大切な人を「守る」ということは、なかなか見えにくいことです。
 映画「花束みたいな恋をした」の中で、恋人との関係を「守る」為に主人公の一人は「普通」になろうとしますが、それが二人の関係がずれるきっかけになるということが描かれていましたが、「守っている」つもりでも、実は壊していることもあります。
 かように、「守る」ということは難しいです。

 アイドルの世界も同じです。
 グループやメンバーを守っていくというのは、すぐに取りかかれたり結果が出ることではありません。
 かつて、SKE48は松井珠理奈と松井玲奈の2枚看板が、グループの中心にありました。運動場の汗の匂いがする珠理奈と、舞台の汗の匂いがする玲奈、同じ松井でありながら発する光が対照的だったこともあり、それぞれの光に多くの人々が集まりました。
 やがて、時が流れるにつれて他グループの台頭とアイドルブームの終息もあり、徐々にファンの総数は減っていきます。
 それでも、2015年8月末に行われた松井玲奈卒業コンサートは豊田スタジアムで2日間に渡って行われ、松井玲奈の最後を見届ける為に多くのアイドルファンが集まりました。
 この時、「手紙のこと」で一人一人のメンバーに向けて松井玲奈が言った「一人一人がSKE48の未来です」という言葉が非常に印象的でした。
 松井玲奈について古畑奈和は、2015年8月31日のブログで次のように書いています。

https://ameblo.jp/ske48official/entry-12068036605.html

 「優しい手に何度も何度も包まれて引っ張ってもらいました」
 「人見知りなのに仲良くしようと話しかけて」
 「前に立つ人として引っ張り支える人として」

 松井玲奈のことを思いながら、彼女が背負ってきた「荷物」について思いを馳せます。
 そして、自分が支えてもらったことを今度は自分がしていこうと、彼女は誓います。

 SKE48に関しては、前日のブログで書いています。

https://ameblo.jp/ske48official/entry-12067666930.html

 「守らなきゃ」という気持ちが生まれました。


 この年のリクエストアワーで古畑奈和は、松井玲奈が務めたセンターポジションで「前のめり」を披露します。


 翌年の3月4日。
 宮澤佐江の卒業コンサートが行われます。
 AKB総選挙の選抜常連であり、外仕事の量も多く、SKE48には貴重な女性ファンも引っ張ってこれる魅力的なメンバーでした。
 彼女がMVの画面に出てくるだけで、華やかさが出る貴重なメンバーでした。
 3月4日の古畑奈和のブログを読んでみましょう。
 https://ameblo.jp/ske48official/entry-12135857465.html

 「温かさ」、「安心感」、ベテランメンバーである宮澤佐江がSKE48にくれたものは、ファンである我々よりもSKE48のメンバーがより多く感じていたのかも知れません。
 そういえば、BUBUKAの取材で、宮澤佐江と古畑奈和の優しさが似ていることを指摘されていましたね。

https://ameblo.jp/ske48official/entry-12045112346.html


 思えば古畑奈和は、上記の「前のめり」だけでなく、松井玲奈の「枯葉のステーション」を演奏し、「AKB49」を宮澤佐江に次いで主演を担当します(特に『君はペガサス』の世界観があんなに似合う人はいないと思います)。
 サックス演奏という新しい汗の匂いと、上記の二人に通じる表現力。
 古畑奈和という人ならではの魅力と、二人の偉大な先輩たちの素晴らしい点を彼女は別れと共に再認識し、吸収していきます。
 そして、2016年の総選挙が近づいてきた5月12日。
 残された松井珠理奈への想いを古畑奈和は語ります。

https://ameblo.jp/ske48official/entry-12159730736.html

 「珠理奈さんを守りたい」、「背負っている荷物を少しでも私に持たせてもらえたら」、後輩ながらも抱きしめた珠理奈の背中。彼女にかかった負荷と自分も気づけていたらという後悔。
 松井玲奈にも宮澤佐江にもなれないけれど、自分のやり方で珠理奈とSKE48を「守る」。
 ワクワクさせてくれる、夢を与えてくれたグループを守る。
 思えば、2015年の総選挙での彼女のスピーチは、まさにこの言葉と繋がりますね。
 ただし、まだ彼女はもう一皮むける過渡期の真っただ中でもあったので、早くグループを守れる存在になりたい気持ちと自分の現状を比べて、もどかしい気持ちもあったのではというのも微かに感じます。

 やがて、2017年。
 松井珠理奈の代わりに単独センターとして小畑優奈が選ばれます。
 ゆななのフレッシュな魅力は世代交代を予感させるものでした。
 個人的には、この2017年が来る前の「金の愛、銀の愛」で古畑奈和センターという選択も面白かったのではないか、と思っています。彼女の当時の想いともう一押しとしてセンターという選択肢があれば、もう少し早く珠理奈の荷物を一緒に持ち、未来は変わっていたのかな、とも考えたりもします。

 2019年、古畑奈和はキャリア8年目にしてセンターになります。
 松井珠理奈も雑誌のインタビューで「奈和ちゃんなら安心して任せられる」ということを語っています。
 正直、8年目でセンターということに対して、早い遅いという認識は人それぞれですが、総選挙で2回の選抜入りという結果を出した説得力がありました。そして、彼女なら大丈夫だという「安心感」も。
 そこから、グループを守るためにセンターだった珠理奈の分まで彼女はメディア露出していきます。レギュラー番組も始まりました。ソロの楽曲も増えて行きました。勿論、全盛期ほど外仕事はありません。それでも、センターとしてマイペースながらも、決めるところは決めて(特に対外試合)グループを「守って」いきました。


 この記事を書いているのは、2021年2月1日の夜です。
 明日の朝から、松井珠理奈の卒業シングルが全国の店頭に並びます。
 SKE48の象徴であり、多くの荷物を背負っていた人。
 名前の無い悪意に傷けられ続けた人。
 誰よりもグループを愛していた人。
 あの日見た背中は、今、奈和ちゃんにはどんな風に見えているんでしょう。
 そして、いよいよ、本当の意味でSKE48を「守る」期間がこれから始まります。
 珠理奈を見送る古畑奈和の背中を今度は、どの後輩が見つめているのか。
 あの日の奈和ちゃんの気持ちを、後輩もきっと感じるのではないかと思っています。
 ずっとSKE48と大切な人を「守って」いって欲しい。

 今夜は「前のめり」を聴いて寝たいと思います。