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2020年2月16日日曜日

古畑前田のえにし酒#18の感想

新企画始動!


 今回は、アメリカっぽい街並みの埼玉県入間市のジョンソンタウンに来た二人。
 飛行機がガンガン飛んでます。こちらは米軍ハウスが今も残っているそうで、埼玉なのにアメリカが楽しめる注目の観光スポットだそうです。



 「私、アメリカに行ったことあるけど(ロサンゼルス)、近しい匂いを感じます」と奈和ちゃん。
 確かに「FRUSTRATION」の撮影の時に行ってましたね。




 今週の奈和ちゃんの黒をベースにしたコーディネートも素敵。
 そして、街並みすべてがおしゃれですね。
 僕はなんとなく、イーストウッド監督の「グラントリノ」や「運び屋」とかの街並みを思い出しましたよ。

 まず、二人が入ったのは「ブルーコーン」さん。凄くおしゃれな外観。
 このお店、アメリカンダイナーで、アメリカの衣食住をコンセプトにしているそうで、服や雑貨も売ってるんですね。昔はアメリカの将校さんたちが近くに住んでいて利用していたお店を改造したそうです。
 まずは、アメリカのビールから。
 「バドワイザー」、「ミラー」、「アンカー・スチーム・ビアー」、「ブルームーン」と、店主が紹介してくださいました。
 なかでも「ブルームーン」は、アメリカで一番売れているクラフトビールと言って良い商品だそうで、フルーティーな味わいだそうです。
 このビールの特徴として、置いて転がして混ぜると味が変わるんですって。
 無心になり瓶を転がす前田さん。
 ゆっくりと注いだ味は?
 まずは転がした方。
 「甘味が他のビールと全然違う」そうです。
 今度は転がしてない方。
 「ええ、全然違う」と味の違いが凄いみたいです。
 是非、皆さんも試してみては?
 次は、店主がカルフォルニアのロサンゼルスで食べたハンバーガーの味が忘れられなくて、再現したハンバーガー。
 「舌が覚えているので、試させていただきますよ!」とアメリカ帰りキャラを今週はガンガンだしてくる奈和ちゃん。いや、一週間もいなかっただろ、実際!というツッコミはなしです。
 「ピクルスを多めにお願いします」と注文する前田さん。
 何故なのか。
 なんと、彼女はピクルスが大好きすぎて、小学校の時に瓶で持ち歩いていたそうです。

 そして、ハンバーガーが到着するんですが、美味しそうなんですよね。
 ハンバーガーの上の部分と下の部分をあえて分けて出すことで、ピクルスもトッピングしやすくなっています。
 だいたい、「えにし酒」の感想を書く時に18時30分から本放送を観て、すぐに録画したものを19時から再生しながら書いているんですが、この時間帯ってすごくお腹が空くんですよね。だから、このハンバーガーは凄くおいしそうです。
 さらに「ジョンソンエアベースバーガー」なる大きなお肉が乗ったハンバーガーが到着。これもジューシーなお肉やら美味しそうに焼けたパンが素敵。
 まずは、前田さんがハンバーガーを食べます。こうしてみると、前田さんの顔ってすごく小さいですね。ハンバーガーのおいしさに仮面ライダークウガなみのサムズアップをする前田さん。
 そして、はさまずに直接ピクルスを口に入れていくスタイルの前田さん。満面の笑みです。
 奈和ちゃんが食べるハンバーガーはさらに大きいです!
 なんと奈和ちゃんの顔ぐらいあります。
 あと、今週の奈和ちゃんの髪型、いいですね。
 お肉から肉汁が出ています。美味しそう。
 「なんかさ、野生にかえる感じしない?」と前田さん。
 思わず、「俺の中の俺」が出てきそうな感じですね。
 



 また今週もアマゾンズになりかけたので軌道修正すると、「ロス感が満載でした!」と古畑先生も大満足。
 ここで、店主からハンバーガーのアメリカ流の食べ方についてのレクチャーが。
 「アメリカの人は、潰して横にして食べる」んだそうです。
 「先に知りたかったな」と心の声が駄々洩れの奈和ちゃん。
 よし、この食べ方は早速実践してみよう。
 ここからは、前田さんはアメリカに行ったことはないが、両親がアメリカに一時期留学していたという話に。あの福岡の回で出演されたお父さんですね。その頃、前田さんはお母様のお腹の中にいて、お腹の中でアメリカを感じていたそうです。それ、どれぐらい感じられるんだ! だからピクルスが好きなのでは、という話で落ち着きました。

 さて、現在町全体には、コマンドーじゃなかった、米軍の方は誰一人住んでいないそうです。なんと、このお店には、隠れる感じで隣りの部屋への入り口があり、ここがお店兼住居なんですね。お子さんもお店で宿題している時もあるそうです。映画「孤狼の血」のあの店みたいな感じですね。
 親の働く姿を見て育っていく映画「子連れ狼」的な環境なので、お子さんたちの将来の夢は「ハンバーガー屋」さんだそうです。いいですねえ。
 次は特製ソースがたっぷりとかかった「タコス」!
 メキシコっぽいですね、お酒もメキシコのもので合わせましょう。
 奈和ちゃんは「ソル」、前田さんは「コロナエクストラ」で乾杯。
 メキシコのお酒は「めっちゃフルーティ」、「爽やか度が上がったね」と二人。
 タコスの方は「力がみなぎってくる」そうで、本当にお腹が空いてきますね。
 ビールと相性がいいスパイシー味だそうです。
 「最高、おいしー」と小声になる前田さん。
 奈和ちゃんもおいしさに何度も頷いたあと、「今すぐ販売!」と絶賛です。
 っていうか、販売されてんじゃないの?
 ここで、店主がタバスコの10倍辛いと言われているスコーピオンソースを出してきてくださいましてね。
 辛いソースの後のビールが美味しいそうで。
 「ゲキカラ」というと、もう一人しかいませんが、「前のめり」のセンター経験がある奈和ちゃんなら大丈夫だ(超理論)。
 まず、瓶からのにおいを嗅ぐだけで「あ”あ”っ”ん”」とスゴイ声が出る奈和ちゃん。
 「タバスコ好きだからさ、あたし」と1適ぐらいと店主が言っていたところを、2、3滴ぐらいかける前田さん。
 大丈夫か?
 食べてみると、あまりの辛さに笑いだすレベル。
 「なめてたソースがスコーピオンソース」状態ですね(映画秘宝の読みすぎ)。
 でも、ビールが進む良メニュー。
 奈和ちゃんも挑戦。
 余裕をみせていましたが、「毛穴が開く!」と身体レベルで辛さを感じていました。
 さらにこのソース、「また食べたくなるまずい感じ」と前田さんが言うぐらい魔性の成分もあるみたで、食べる時はみんな気をつけて欲しいですね。  
 インスタ映えしそうな「レインボーサラダ」もおすすめですって。
 


奈和ちゃんが注文したメニュー


「ジョンソンエアベースバーガー」(1430円)
「ソル」(660円)

前田さんが注文したメニュー

「ハンバーガー」(880円)
「ピクルストッピング」(110円)
「コロナエクストラ」(660円)

二人が注文したメニュー

「ブルームーン」(770円)
「タコス」(1405円)

 続いて、二人が向かったのは、映画「ワンス・アポン・ア・タイムハリウッド」でデカプリオが休憩してそうな車があったり、巨大なレオンベルガーくんがいるところを通ったところにある、「むぎとhaco」さん。
 まずは、アメリカンな街に何故餃子屋を出そうと思ったのかを、店主に伺ってみます。
 「妻の得意料理が餃子で、餃子で呑める店が都内では沢山あるけど、この編ではないので、餃子をメインの居酒屋にしようとなりました」という希少性に注目した出店だったんですね。
 こちらのお店のおすすめは、濃厚緑茶ハイだそうで、入間市が三大銘茶の一つだからなんですね(他は、静岡と京都の宇治)。知らなかった。「愛知だと思ってました、てっきり」と奈和ちゃん。
 今度はご自慢の餃子です。
 店主が餃子をあまり好きではなかったそうなんですが、美味しい餃子を作るために研究したそうです。
 さらに今回用意した5つの餃子の中には、1つ激辛のギョーザが入っているそうです。またもや辛いものとの闘い!
 「ロシアンルーレット的な!」と前田さん。
 「お客さんが考えてくれて」と店主は言ってましたが、あえて平和な食事に刺激を入れるスタイル、嫌いじゃないぜ。
 さて、結果はというと、まず一つ目は二人ともにんにく味のギョーザを楽しみます。
 2つ目は、奈和ちゃんがシソ味。
 前田さんは…。
 「クソー、クソー!」と怒りの言葉と共にお酒を口に運びます。こちらの餃子の中には「ジョロキア」という世界一辛いらしい唐辛子が入っているそうです。辛い物が苦手な僕としては、世界一辛い唐辛子を方々で作っている人々は脅威でしかないですよ。いやあ、至るところにゲキカラはひそんでますね。
 こちらのお店、一品料理も充実しているそうですよ。
 

奈和ちゃんが注文したメニュー

「濃厚緑茶ハイ」(500円)
「生ホッピー」(600円)

前田さんが注文したメニュー

「皮ごこちりんご(ソーダ割り)」(660円)
「生スパークリングワイン」(550円)


二人が注文したメニュー

「焼き餃子4種たべくらべ4個」(640円)
「焼き餃子げきから」(150円)


 そして、新企画が始動!
 番組とコラボした日本酒を作りたいという言葉から、番組とコラボしたいところを募集したところ、麻原酒造さんが手を挙げてくれたそうでしてね。
 二人は、早速、埼玉県入間市にある麻原酒造へ。
 麻原社長が、パラオから1日早く切り上げて日本に帰ってきてくださったそうです。ありがてえ。
 まずは、二人が作りたいお酒について。
 「果物って縁起が良かったりするので」と自慢の果実酒を作ることにします。
 まずは、麻原酒造さんの自慢の果実酒を試飲していきます。
 この辺りは梅の産地だそうで、隣りの毛呂山町はゆずの発祥の地ということで、産地直送のおいしいお酒が造られているんですね。「ださいたま」というなかなか攻めた名前のお酒だったり、「すてきなオレンジ&マンゴー酒」を作っていたりするんですね。

 ここで、二人が考案したお酒を発表。
 奈和ちゃんは果肉入りみかん酒。
 前田さんは、いちごとりんごのお酒。前田さんの謎のキャラが衝撃的過ぎますね。
 ここで、マンゴーにみかんの粒を入れるのは、どうかという奈和ちゃんの破壊的イノベーションなアイディアが。
 麻原社長から「新しい発想ですね」とお褒めの言葉が。
 ここで、「オレンジ&マンゴー(みかんの果肉入り)」のお酒を試作してもらうことに。
 次回も面白そうですね。
 「マンゴー」というのもSKE48と縁が深いですしね。



 うーむ、これまで大まかに分けて、1軒目→CM→2軒画→CM→予告という構成が多かったんですが、ここで新企画を入れてくる番組の構成力、流石です。
 これから新企画がどう進んでいくのかが楽しみです。


  NEXT HUNT




  

2020/2/15 アイマスのドームコンサートへ行ってきた

特別なあなたへ





 2020年2月15日。
 友人の小粋なはからいで、アイドルマスターのドームツアー、京セラドームの1日目に行くことができました。
 僕自身は、アイマスについての知識は、ほとんど無いと言っても良い状態でしてね。「お願いシンデレラ」は知っているものの、他の曲はほとんど知らないですし、声優にもあまり明るくないので、ずぶの素人が参戦する感じなんですね。
 ただ、僕がSKE48で推していた1期生(AKB48の4期生から移籍)の中西優香が、卒業後にダンスのモーションキャプチャーを担当していまして、ちょっとした縁も感じていました。



 それから、参加者の中で唯一知っているメンバーが居ました。
 元AKB48の4期生。
 佐藤亜美菜。
 ライブが開幕して、1曲目で順番にモニターに映るアイドルたち。
 その中に佐藤亜美菜の姿を観た時に僕は自然と涙を流していました。
 ああ、亜美菜が6年ぶりに京セラドームに帰ってきたんだと。


 佐藤亜美菜といつ出会ったかによって、彼女への印象は変わってくると思います。
 僕が彼女を知ったのは、2010年のAKB48が初めて総選挙をした年でした。
 初の総選挙で、前田敦子が勝つか、大島優子が勝つか、渡辺麻友がまくるか、というまだ超選抜が全員居た頃の選挙です。
 その時、彼女は8位にランクインしました。
 他の超選抜と比べるとメディアの出演数などを比較しても圧倒的に不利で、シングルの選抜に1度も選ばれていなかった彼女が、8位にランクインしたことは衝撃でした。

 なぜ、彼女が8位にランクインしたのか。
 まず考えられるのは、劇場公演を頑張っていたこと。
 どれぐらい頑張っていたかというと、研究生時代のエピソードが挙げられます。
 研究生の仕事としては、正規メンバーがメディア仕事で出られない場合、代わりに劇場に出演すること、そして、自分たちの研究生公演を踊ることの2つがあります。
 亜美菜は、自分の公演は勿論ですが、チームA、チームK、チームBと当時3チームのバラバラの公演を自分で覚えていってアンダー出演していました(他にも別会場での公演も覚えていました)。
 2011年ころに支配人をしていた戸賀崎さんが、インタビューで亜美菜の定点映像を順番にとっていくと、チームのダンス練習用の映像が撮れるという内容を言っていたのが印象的でした。
 何故、ここまで努力が出来たのか、というと、4期生が地方から出てきて、なかなか帰るところのないハングリー精神あふれるメンバーが多かったのもあります(指原は後輩の5期で九州から出てきて、中西とか大家のしーちゃんと同じところに住んでいました)、ただ、それ以上に彼女がAKB48が好きだったんですね。
 当時のAKB48の役割は、自分の夢をかなえるためのステップで、毎日の劇場公演やメディア仕事で事務所に見つけてもらって、「女優」や「モデル」、「タレント」といった夢をかなえていくのがコンセプトでした。
 しかし、彼女は「AKB48」になる為に入ってきました。
 本当にアイドルが好きだったんですよね。
 そんな彼女が努力する姿を観て、ファンがついていったわけです。
 もちろん、ファンの総数に関しては、他の超選抜に負けていたかも知れませんが、熱心なファンの方が全力を注いだんでしょうね。
 
 そして、8位になった選挙曲「言い訳Maybe」。
 投票してくれたファンの皆さんの期待に応えるためにと臨んだ彼女に待っていたのは、残酷な仕打ちでした。
 彼女の歌割りは2番の一言だけ。
 MVもほとんど映っていませんでした。
 さらにこの年生まれた「神7」という言葉。
 選挙の上位7名を表す言葉です。
 翌年の選挙では亜美菜は18位になり、「神8」という言葉が出ました。
 僕のうがった見方だと断って書くと、あまりにも露骨だな、と感じました。
 ちなみに、この18位も選抜ランクインということで十分スゴイ順位です。彼女の後ろの19位は指原、JKTに留学してトップ層に君臨しつづけた仲川遥香がいました。
 さらに翌年の総選挙でも18位にランクイン。
 「フライングゲット」の選抜メンバーにも選ばれ、レコード大賞受賞の現場にも「AKB48」のメンバーとして参加することが出来ました。
 
 ちなみに亜美菜のメンバーからの信頼は厚く、後輩メンバーからも彼女は慕われていました。やはり、パフォーマンス力の高さや新しくできたチーム4の演目まで踊れるようになっていたことも大きいと思います。
 ルックスに関しても、オーディションの時に「美少女が居た」と中西優香が驚いたところからお人形さんのような完成度へ、さらに洗練されていきました。
 
 さらに、声優になりたいという夢が出来て、「AKB0048」というアニメの声優オーディションでは、見事に役を勝ち取り、「NO NAME」という選抜に入りました。
 SKE48の中からも、当時AKBだった佐藤すみれ、矢神久美、秦佐和子が入っていて、4期の石田晴香までいる48グループのユニットの中でも僕は最強の選抜だと未だに思っています。
 さらにもう少しだけ語らせてもらうと、彼女が演じたキャラクターが、1期のラスト1話前で、幼馴染への気持ちがアイドルであるために伝えられないまま歌う「大声ダイアモンド」は、本当に素晴らしかったです。オリジナルメンバーの松井珠理奈以外の「大声」のアカペラ歌唱で凄かったのは、彼女だと思います。

 しかし、彼女がシングルの選抜に選ばれることはなく、総選挙のシングルCDの時のみ選抜に入る、いや、ファンが押し上げていたという状況でした。
 さらに追い打ちをかけるように2012年、9月。彼女のスキャンダルが週刊文春で報じられます。イケメン俳優とのカラオケ合コンでした。相手側の俳優の事務所は謝罪。2012年のドキュメンタリー映画の宣材映像では、メンバーの前で謝罪する亜美菜ともう一人の参加したメンバー(ちかりな)の姿が残されています(映画本編では未使用)。あの時の同期である石田晴香の亜美菜を見る目の鋭さと、俯いている後輩の永尾まりやの心境は、とても僕の想像が及ぶところではありません。
 また、一部のアンチが彼女の体形の変化をあげつらうことを書き始めたのもこの頃です。これは個々人の骨の作りや成長期の肉の付き方も関係してくるので、彼女自身の力でどこまでコントロールできたかは分かりません。ただ、どんどん、握手会の売り上げは減っていきましたし、あんなに好きだった劇場公演もベンチ扱いが続きました。この1年前に亜美菜は一度、握手会でヲタからの嫌がらせで一度倒れています。

 理由があって干されるのならわかるんですが、こういうことが起こった背景には、運営が彼女を干し続けたこともあるんじゃないか、と僕は思ってしまいます。ちゃんと評価して、便利屋で終わらせなければと。あとは、事務所の仕事をとってくる強さだったり、彼女のキャラクターを活かせているかだったりもあります。
 
 たとえば、彼女の口の悪さに、あまり良い印象を持たないというファンもいたかも知れませんが、ラジオはでのトークは抜群に面白くてですね。
 秋元康が9期生たちに「なんで佐藤のラジオが面白いか分かる?楽しんで喋ってるだろ?次に何喋ろうってびくびく考えてないんだよ」と語っていました。
 ラジオの世界から出てきた彼の言葉だからこその説得力がありますね。自分の努力を言葉にせずに、面白い話を率先してラジオで語っていく、少し不器用で繊細な彼女の才能をきちんと読み取ってんなあ、この頃の秋元先生と2020年の僕は思っています。

 それから、「AKB0048」の2期の最終回のアフレコが印象的でしてね。「この涙を君に捧ぐ」というファン目線の曲を最後に唄う収録がブルーレイの特典映像に残されているんですが、この時、彼女はずっと泣いてるんですね。「もういやだ、唄えない」と言いながら。「0048」の終わりの悲しさもあると思うんですが、何か別のものを僕は感じてしまいます。

 2013年3月末、彼女は所属事務所のスタジオダンカンとの契約を終了し、AKSに戻ることになります。
 
 逆風の中、彼女にとって最後の選挙が始まります。
 ちなみに、僕はこの年の選挙で中西優香の2年連続ランクインを目指して、CDのフライングゲット日に家にがんがん届くCDをさばきながら、街のCDショップをまわります。信じられない話ですが、当時は品切れ店が続出していたもんです。翌日の発売日に速報が出るからなんですね。

 僕はなんとかその日届いた分の票を入れを終え、深夜からネットに張り付いて各陣営のボーダーラインを観ていました。今年のボーダーはいくつだと。もちろん「●●に●●票いれた」という画像なしのデマもこの日はよくみますね。
 そして、速報日。
 なんとか中西優香が速報入り、SKE48目線で言うと柴田阿弥がいきなり選抜に入って、48界隈だけでなく、朝のニュースのエンターテイメント部門でも紹介されました。
 その時、亜美菜はどうだったかというと、圏外でした。
 その日のSNSでの投稿はとても悲壮感が溢れるものでした。
 ただ、ファンを最後まで信じている、という内容でもありました。
 6月8日。
 日産スタジアムで行われた総選挙で、亜美菜は33位という順位を獲得しました。
 この順位は選抜が1位から16位まででひとグループ、17位から32位までで人グループ、そして、33位から48位までのひとグループのセンターの順位でした。
 ついに彼女は、ファンとの力でセンター曲を獲得したわけです。
 この時の、順位が下がったものの、とてもポジティブなスピーチは会場に居た僕も覚えています。同期で仲が良かった倉持明日香とも同じユニットで期待感も非常に膨らみました。

 総選挙で決まった選抜とヒット曲になった「恋するフォーチュンクッキー」を引っ提げて、AKB48グループの5大ドームツアーが始まりました。
 僕は、8月8日の京セラドーム公演を観に行きました。
 この年のドームツアーは2DAYSで行われ、僕が行ったのは、ちょっと攻めた編成になっている2日目でした。
 17曲目の「1994年の雷鳴」で、推しの中西優香が大島優子や小嶋陽菜と一緒に踊っているのが、総選挙をがんばった身としては、凄く嬉しかったもんです。
 亜美菜のセンター曲「今度こそエクスタシー」は、アンコール明けの3曲目に披露されました。
 センターで踊る亜美菜を見ていると、色々あったけど、亜美菜がセンターまで来たかあ、と感慨深い思いになったもんです。
 ただし、「今度こそエクスタシー」は尺の関係で全部唄うことはなく終わってしまいます。
 
 それから、2013年12月22日にAKB48を卒業します。
 生誕祭でまだまだ卒業できない、的なことを言っていたので、まさかの卒業でしたが、彼女のレギュラー番組「この世に小文字はいりません」の卒業発表回を聴いていると、相当迷った末の選択だったことが分かります。
 ファンに裏切ったと思われるかもしれない、というのを前提にまっすぐ自分の意志を語っていたのも、印象的でした。自分の目標やファンからのニーズがうまく一致していって、旅立つタイミングが来たんだなあ、とこの放送を聴くと分かります。
 アニメのキャラを求めてくれるファンがいる、そのキャラとしてコスプレしたり、唄ったりして欲しいというニーズが出てきた。このままAKB48でいるとみんなも楽しいし、亜美菜も楽しいけれど、声優になった方がもっと楽しいんじゃないか、保証はないけどチャレンジしたい、という心意気が語られています。
 また、一度、アイドルを辞めて一般人になり声優になる過程で、メディアから消えてしまうかもしれないと語ります。そして、次のような言葉も残しています。

「復活してきた時に嬉しいと思う、待っててくれてる人がどれぐらいいるか分からないけど、みんな待っていてくれると信じてるの。
 それは自分のファンの人たちが、みんな良い人達だから。みんなスゴイ亜美菜を好きって言ってくれるし、だから、きっとみんな、きっと亜美菜が戻ってきた時は迎えてくれるって信じて。
 だったら、もっとでかいことやって、自分が上りつめるには辞めなきゃいけないって思った。
 だから、決めました。
 (中略)会えなくなるわけじゃない。
 絶対に戻ってこようという思いで辞めたから、辞めるから。
 後悔させないように頑張ります。
 (中略)亜美菜は5,6年間みんなに多大な迷惑をかけ続けてきた気がするけど、本当にそれでもこうやって、好きって言ってきてくれて、それで今までそれを活力に生きてきたから。
 (中略)きっとみんなは、いっぱいいっぱいさ。
 考えてくれてた思うわけ、私よりも。もっともっときっと。
 だから、本当になんだろう、本当に申し訳ない気持ちは本当にあるんだけど。だからこそ、頑張らなきゃいけない気持ちになったから。
 みんなが『なんで亜美菜ちゃん、もうー』と言ってくれれば言ってくれるほど、やべえ、頑張んなきゃって、スゴイ、こう思うから」

 誤解されるかも知れない、何度も放送内で繰り返しながらも、素の佐藤亜美菜とみんなが求める佐藤亜美菜を考えた時に、みんなが求めるものを仕事としてちゃんと成立させられるのが、アイドルの方ではなく、声優だという考え方を語っていきました。

 卒業後、彼女は声優としての道を歩んでいくことになります。
 それからの亜美菜のことはあまり知りませんでした。
 アイマスをしている友人から、「橘ありす」という役を得てソロCDを出したことをある時、聞きました。
 「in fact」という曲でした。
 CDを貸してもらいました。
 少し寂し気なメロディーですが、どこか演じている亜美菜と通じているような曲だな、とも思いました。
 このソロシングルが発売週に1.5万枚売れて、オリコン8位という結果になりました。初めての総選挙の順位を思い出しました。
 写真を見ると、アイドル時代より少しシュッとした印象でした。

 
 時間は進み、2020年2月15日。
 京セラドームのスタンド席に座った僕は、モニターに映る48グループとはまた違ったアイドルたちのライブを観ていました。
 「over ture」が無いんだ、ミックスは打たないんだ、とか、モニターに歌詞が出ないし、一人一人の名前が出るテロップは少ないんだ、とか文化の違いをぼんやり感じていました。青いサイリウムの中に時々光って見えるオレンジのサイリウムが海火みたいだな、とか呑気なことも考えながら。

 17曲目で、佐藤亜美菜が一人で登場。
 「in fact」をソロで、しかも、アコースティックバージョンで唄います。
 さらに書かせていただくと、フルで。

 その時、僕は2013年のことを思い出して、そしてラジオでの卒業を語った回を思い出して、涙していました。
 「アコースティックバージョンだったので、気持ちが乗せやすかった」とMCで亜美菜が語っていましたが、本当に一つ一つの言葉を大事に乗せているのが伝わってきました。

 おかえり、亜美菜。

 本当にすごくなって帰ってきたな。 
 
 橘ありすさんとプロデューサーさんたちと一緒に階段を駆け上がっていくんだろうなあ。


 いつかラジオで言ってた、AKB以外として2回目の紅白出場も叶うんじゃないかって、ライブ観てたら思ったよ。

 そんなことがずっと脳裏で駆け巡っていました。

 やがて、コンサートは多幸感あふれる「おねがいシンデレラ」で幕を閉じました。
 「Spring Screaming」という曲が爽やかだったり、アイマスに出ることが夢だったという声優さんの言葉に、アイマスというコンテンツの大きさを感じたりもしました。

 アイドルは、辞めた後にセカンドキャリアがはっきり分かる子と、一般人に戻って何をしているか分からないままの子がいます。いや、分かっても、なかなか見ることができないこともあります。
 だから、こんな風にコンサート会場で再会できると、とても嬉しいです。 

 結婚して少し大人になった亜美菜が、これからどんな道を進んでいくのか、遠くから応援しています。
   

2020年2月14日金曜日

なんてボヘミアン①

幻にして夢あふれる選抜


 「ドリームチーム」というと、皆さんは、どんな選抜を思い浮かべますかね?
 かつてのAKB48は、支店のエース級をあつめてまさに「JPN48」という感じでしたが、徐々に新鮮味が薄れてしまって、「ドリームチーム」感はなくなっていったかなあ、というのが僕の感想です。

 じゃあ、僕の考えるドリームチームとはどの選抜か?

 2012年の総選挙のアンダーガールズです。
 どんなメンバーかは、先にMVを観ていただきましょう。




 なんというか、スゴイメンバーでしょ?

 センター あきちゃ
 両サイド さやみる(NMB)
 本店 ぱるる・もちくらさん・オカロ・たこやき・亜美菜
 栄 ちゅり・秦さん・真那・くーみん・だーすー・古川プロ・ゆりあ・小木曽

 2012の選挙の時、いかにSKE48が大暴れしていたかがビンビン伝わってくる選抜ですね。当時のSKE48の主力メンバーがここにぶち込まれた感じがしましてね。同時に選抜16名の壁の厚さも感じます。

 そして、難波のツートップが居て、本店の実力者や曲者が揃うという豪華なラインナップでしてね。いつか、「総選挙はアンダーガールズが面白い」と誰かが言っていましたが、確かになあ、と思います。メジャーなんだけど、通好みな感じが良いんですよね。
 
 踊れるメンバーが多めだったので、いったいどんな曲が来るんだ!と思っていたら、まさかのこのメロディーとこの歌詞じゃないですか。
 初めて聴いた時は、えらいエキゾチックな感じの曲が来たなあ、と思ったもんです。これなら、「君のことが好きだから2」にしろや、と初日は思いましたよ。
 でもね、この曲、癖が強いんですが、聴けば聴くほど好きになるタイプなんですよね。僕は、大サビ前から大サビの解放感が凄く好きでしてね。同じサビのメロディなのに、ここまで印象が変わるのか、という良曲です。
 MVはファッション誌の撮影みたいな感じから始まります。
 「これからワンダーランド」のモヒカンの人に似た方が出てますね。
 アフターパーティー的な夜のシーンになって、最後はあきちゃの載っていた雑誌の表紙が破られているという印象的な終わり方をしているんですよね。服を放り捨てるところもそうなんですが、何か、一つのレッテルからの解放を感じるMVになっています。
 水着でジャンプするSKEのメンバーや、クネクネと独特の踊りを見せるミルキー、あきちゃのスタイルの良い後ろ姿など、見所満載です。
 白と黒のスーツでそれぞれ踊るシーンやドレスのシーン、そして黒い水着でプールのシーンと衣装も豪華。
 ただ、フルメンバーで披露されたことが一度もないんですよね。 
 まさに幻の選抜。
 この選抜が暴れまわるところを、色々なところで見たかったもんです。

 なかなか披露されることがないこの曲なんですが、真那の卒業コンサートで久しぶりに聴くことができましてね。僕はサブステージ側の席に居たんですが、丁度、斉藤真木子が近くで踊っていて、彼女の表現力に「スゲエ!」と声をだしていました。コンサートで久しぶりに「なんボヘ」が聴けたのが嬉しかったですねえ。
 
 今となっては、全員が卒業している状態ですが、いつかまたドリームチーム的な選抜が生まれて欲しいな、と思っています(坂道AKBは凄くその可能性があったと僕は思っています)。
 この頃は、よそのグループでもギリギリ知ってるメンバーが居た頃なんですよね。60位まで。今、総選挙やったら、果たして全員言えるのか、スゴイ不安です。
 いつか珠理奈が言っていたように、グループをまたいで、みんなが知っているメンバーが、SKE48から沢山でてきてほしいなあ、と思います。
 少なくとも、この頃のSKEのランクインメンバーはその条件にみんな当てはまっていたんじゃないでしょうか?
 グループをまたいで、知名度があるメンバーを育てるためにも、外仕事やイベントが沢山増えますように。
 まずは、CM選抜からですかね?
 皆さんの推しが一人でも多くランクインしますように。

2020年2月11日火曜日

備忘録特別編 Mくんのこと

備忘録特別編 Mくんのこと


 ※今回の記事は、いつも以上に非常に私的な内容になっています。
  特にSKE48の話や映画の話も出てきません。
  私の自分語りが中心なので、お時間と気持ちに余裕がない場合は、おすすめできません。

 最近、昼夜のバランスが逆になったせいで、4時に寝て12時に起きるようになった。無職生活の悪いところだ。
 昨日も3時に寝た。
 目が覚めて、時計を見たら8時43分だった。
 もう一度寝ようかと思ったが、眠れなかったので、読みかけの本をまた読むことにした。


 Mくんと初めて会ったのは、小学1年生の時だった。
 保育園からの友達がほとんどいないクラスに入った僕は、入学初日から泣きそうになっていた。
 僕は字が死ぬほど汚かった。
 入学初日に先生がお世辞で「こんなにきれいな字、見たことない!」と褒めてくれた翌日に、「もっときれいに書きなさい」と僕を注意した時に、ここに僕の味方はいないんじゃないか、と不安になった。
 でも、味方はすぐにできた。
 Mくんだ。
 たしかきっかけは、『コミックボンボン』を読んでいることだったかな、と思う。当時SDガンダムのカードダスをMくんも集めていて、『ボンボン』で連載されている漫画の話をするのが楽しかった。
 僕が住んでいた愛媛県宇和島市は、僕が小さかったころは、川やドブが沢山あった。
 ある日、Mくんに家に遊びに来ないかと誘われた。
 Mくんの家は、僕の家から行こうと思うと、川を渡っていかなければいけないのだが、橋が架かっているところまで歩こうと思うと、5分ほど歩かなければいけなかった。今もあるか分からないが、電信柱や細い鉄骨のようなものを橋代わりにかけていた。
 僕は震えながら、その橋を渡って行ったのを覚えている。
 初めてMくんの家で遊んだのは、ファミコンの「ヨッシーの卵」だった。
 こんなに面白いゲームがあるのか、と衝撃的だった。
 僕の家は、ゲームが一時間しかできなかったが、Mくんの家は時間が特に決められていないのも、驚いた。
 ここは、最高だ、そう思った。
 僕らがゲームをしていると、Mくんのお父さんがやってきた。
 背はそんなに高くないけど、威厳のある人で、「ゲームばっかりしてたらダメだろ、遠くの山を見ろ」とゲームを止めさせられて、窓から二人で遠くの山を見た。
 「山見るのつまらんね」と僕が言った。
 「でも、だんだん木が見えて来るよ」と確かMくんは言っていた。
 僕は、こいつ変わったやつだな、と思った。

 それから、Mくんと遊ぶようになった。
 他の友達の家に遊びにいって、ファミコンの「がんばれゴエモン2」をしたりした。
 負けず嫌いで意地っ張りなMくんとは、よくケンカもしたが、すぐに仲直りした。
 Mくんは運動があまり得意ではなかった。
 僕の隣りの家の1歳年上の幼馴染の男が居て、僕は彼とよく遊んでもらっていた。
 年上の幼馴染は、スポーツが好きな子でよくサッカーや野球に僕を誘ってくれた。Mくんも一緒にどうかと誘ってみたことがあった。でも、彼は一緒にスポーツはしなかった。僕も小学生の時は運動が苦手で足も遅かったから、同じようにスポーツが苦手なMくんがいることが心強かった。校外マラソンはいつも後ろの方を一緒に走っていた思い出がある。
 僕が小学3年生の時だったか。2年に1度のクラス替えでも僕と彼は同じクラスになった。
 Mくんの家が少し、近くに新築の家を購入した。
 前の家から歩いて3分ぐらいの距離だ。
 新築になっても彼とやることは変わらないゲームだ。
 学校が終わって、夕陽が沈み始めるまで、彼の家でゲームをした。
 当時、スーパーファミコンの「マリオカート」や「ドラゴンボール 超武道伝」を対戦したり、交代で「ロックマンX」を進めて行った。
 ゲームばかりしている僕らを彼の祖母やまだ小さい彼の妹が呆れた顔で見ていた(両親は多分、共働きだったか)。
 「ファイナルファンタジー4」か何かRPGゲームが確か彼の家にはあった。
 これはいつやるのか、と聞くとみんなが帰ってからと言っていた。
 学校の帰り道。
 僕は作り話をするのが好きになっていた。
 なぜなら、Mくんが聞いてくれるからだ。
 あの話の続きは、きっとこうなったはずだとか、あの漫画は俺ならこうするという話から始まり、近所にあるあの山にはこんな伝説がきっとあるに違いない、という小学生ならではの根拠のない話を沢山作った。
 
 小学4年生の時に初めて彼女が出来た。
 嬉しかった。
 一緒に図書館に行って本を読んだり、宇和島城まで自転車で行って上ったりするのが楽しかった。
 少しだけ、Mくんと疎遠になった。
 それでも、僕はMくんの家に行った。
 気づけば、彼の家にはメガドライブも置いてあった。
 このままずっと、こいつとゲームして過ごすのかな、と考えていた。
 

 小学5年生になってクラス替えがあった。
 Mくんと初めて別のクラスになった。
 僕は、この2年間で新しい親友を沢山作っていった。
 初めてできた彼女とは小学5年生の3月に破局した。
 僕がホワイトデーのお返しを返さなかったからだ。
 お返しは大事だと、子供ながらに思った。でも、別にそんなことはどうでもよくなっていた。また、好きな子が出来ていたからだ。
 それから僕は親がゲームを禁止したおかげで、年上の幼馴染やクラスの親友たちを巻き込んで、サッカーをするようになった。当時は、Jリーグブームまっただなかだ。少し大きめの駐車場で僕たちはサッカーに興じた。
 とにかくゲームから離れていき、Mくんの家にはあまり行かなくなった。
 

 小学6年生になった。
 Mくんとの思い出はあまりない。
 もう完全に違うグループにいた。
 唯一、覚えているのは、修学旅行で行った阿蘇山ではしゃいでいる姿だった。ああ、あいつも楽しそうだな、と思ったことを覚えている。その日の夜、僕は同級生のSくんに好きな子を話して、最終日のフェリーの中で好きな子にそのことをばらされて泣いた。同級生の子が顔をふせて泣いている僕に「良かったね、Aちゃんもあんたのこと好きだよ」と言った声を今でも覚えている。
 でも、お互いにちゃんと打ち明けられずに、そのまま中学でべつべつのクラスになった。


 中学1年生になった。
 僕は同じ小学校の同級生が一人も居ないクラスに入れられた。
 泣きそうだった。
 でも、そこから友達が増えていき、当時流行っていたバスフィッシングのクラブを作って、クラスメイトや先生と休みの日に釣りに行った。
 部活は幼馴染が先に入っていたバレーボール部に入った。
 バレー部にも釣りをする子が居て、その子とも休みの日に釣りに行って、ムカつく先輩や同級生を「殺したいな」と言いながら、海や川に向かってルアーを投げた。
 Mくんは、隣りのクラスになったことだけは、入学式のクラス分け表で知っていた。
 
 それから、数か月経って、Mくんのクラスのバレー部員に言われた。
 「最近、Mが学校来てないの知ってる?」
 そうなのか、と思った。
 でも、それだけだった。
 事情が分からなかったし、自分にどうすることが出来るか分からなかった。
 やがて、MくんのいるクラスのみんなでMくんに学校に来てほしいという手紙を書いたという話を同じ子から聞いた。
 ひょっとして、と思った。
 いじめじゃないか。
 そして、こいつも主犯の一人じゃないのか、とも思った。ただ、困ったことにその部員は小学校の頃から、一緒にサッカーや野球もした仲間だった。それから暫くして、そのバレー部員は部活を辞めた。
 それから、隣りのクラスへMくんのご両親からクラス全員分の赤ペンが贈られたという話を別の子から聞いた。

 中学3年生になった。
 僕の成績はお世辞にも良いとはいえなかった。
 それはそうだ、毎日、部活ばかりして、家に帰ったら「新世紀エヴァンゲリオン」の角川フィルムブックの隅まで読み、「アニメージュ」のエヴァ補完計画のハガキ職人のペンネームまで覚えるぐらい読みこんでいたからだ。英語はろくに読めなかったが、「エヴァ」のアイキャッチ明けの文字は全部言えるようになっていた。
 高校は特に何の疑問も持たず、山ふたつ向こうの工業高校に入ることにした。男だらけの地獄だった。高校に入る2か月前に京極夏彦の「姑獲鳥の夏」を読んで文学に目覚めた僕にとっては、ここから本を一切読まない連中と3年間付き合うことになる。
 Mくんは、僕が住む街で当時一番入りやすかった高校に入ったと母親か誰かに聞いた。

 高校1年生になった。
 僕はバレー部に入った。
 なぜなら、幼馴染にバレー部に入れと言われたからだ。
 ちなみに僕は登山部でやっていこうと思っていたのだが、先輩の言うことは絶対だったから、すぐに移籍した。それから僕は、先輩が辞める2年の夏までバレーを続けることになる。
 ちなみにこの頃、僕はマジック・ザ・ギャザリングというカードゲームにはまっていた。部活をまたいでカードゲームサークルを作り、通販で2万円のボックスを買うために、日夜、アルバイトにいそしんでいた。
 この頃、小学生の時、僕の好きな子を修学旅行でばらしたS君と仲良くなる。
 彼は、Mくんが行ったのと同じ高校に行っていたが、すぐに退学した。
 モスバーガーでアルバイトしているそうだ。
 髪の色はすっかり変わり、昼間から商店街をうろうろしていたが、マジック・ザ・ギャザリングをするデュエリストだった。彼と、よく宇和島市の総合体育館の待合室で、デュエルをしたもんだ。
 ちなみに、彼は僕が勧める京極夏彦の本をどんどん読んで行ってくれた。それも嬉しかった。彼はよくザ・ピロウズを聴けと勧めてきた。今でもピロウズは僕の一番お気に入りのバンドだ。
 部活とデュエルにいそしむ僕は、すっかりMくんのことを忘れていた。

 高校2年生の2月10日のことだった。
 小学6年生からの友達の家にSくんと遊びに行き、だらだらとマジック・ザ・ギャザリングをしていた。Sくんが赤のデッキを使っていたことを今でも覚えている。
 あきたので、テレビをつけた。
 テレビには見慣れないどこかの海が映っていた。

 「アメリカ・ハワイ州オワフ島沖で、愛媛県立宇和島水産高等学校の練習船がアメリカ海軍原子力潜水艦と衝突」

 Mくんが入ったのは、宇和島水産高だった。
 そして、「えひめ丸」に乗っていた。
 Sくんは、「俺もあの船に乗っていた」と泣いていた。
 僕は何が起こったのか、しばらく理解できずに、友達の家を出た。
 それから数日して、テレビにアメリカへ向かうMくんのお父さんが映っていた。
 凄く疲れた顔をしていたのを覚えている。
 事故は日本時間の8時43分にあったそうだ。
 気づかずに僕らはヘラヘラ遊んでいたわけだ。

 Mくんの遺体は唯一見つからなかった。
 日米の潜水隊員が200回以上、潜ったが見つからなかった。
 どんな気持ちでMくんの家族が、アメリカから帰ったのかは分からない。
 それから数週間して、僕は、死んだ生徒の一人の葬式にいった。
 その子と一番仲が良かった同級生が泣いて動けなくなっていた。
 沈没していく時に手すりを握っていたところを生き残った同級生がみたそうだ。
 Mくんはどうだったか、と一瞬、僕は知りたくなったが、それを聞くと死を認めることにもなるな、と思った。
 僕の知る限り、Mくんの家は葬式はしなかったのではないかと思う。
 
 それから僕は大学受験をして、関西に出て、社会人になった。
 ちなみに今は無職だ。
 転職活動をしているが、もうすぐお金もなくなるだろう。
 昨日まで死んでもいいかな、と思っていた。
 前の職場に友人が二人自殺した人が居て、どちらも苦しまずにしんでいたという話を聞いてその方法を調べていた。
 あんなに好きだったSKE48のDVDやCDの処分も着々と進めて、服や本を捨て、両親に必要なものは全部実家に送ろうとしていた。
 
 グーグルの検索画面を僕のスマートフォンで起動すると、ニュースがいくつも出てくる。
 その中に「えひめ丸事故 今日で19年」というニュースが出てきて、色々なことが思い出された。
 それから、しばらくこの事件のことを検索した。
 Mくんのお父さんは、この事件のことを未だにマスコミに多くは語らないそうだ。その気持ちは僕なんかの想像の余地はない。ゲームばかりしている僕を呆れた顔で見ていた小さな妹はMくんに似た目鼻だちのすっきりした美人になっていた。
 
 もう、幼馴染ともSくんとも連絡を取っていない、僕の悪い癖で新しい環境に代わるごとに人間関係をそぎ落としていく癖がある。だから、友達なんて数えるほどしかいない。
 その方が楽だと思っている。
 去年、9年ぶりに実家に帰った時。
 Mくんの家はすぐそばだったのに、行けなかった。いや、行こうとしなかった。
 本当に薄情だと思う。
 そして、中学1年生の時に、なんで、Mくんの家に行かなかったのか。彼が学校に来なくなってから。
 一緒にカードゲームをしたSくんみたいに学校以外の社会があることを、僕は伝えることは出来なかったのか。
 あれだけ遊んでくれた友達の未来を少し違うようにできたんじゃないか、と罪の意識にさいなまれる。もちろん、僕がそんな大それたファクターではないことも分かる。それでも思ってしまう。

 彼の唯一の遺留品は、デジタルカメラだった。その中には3日前に行われたMくんの誕生日パーティの様子が残されていた。どんな顔だったのかは分からない。笑っていて欲しいと思う。

 「同い年の子が結婚したと聞くと、もし、生きていたらと考えることがある」とMくんのお父さんの言葉が、新聞記事か何かの記事で残っていた。
 彼の17年間をほんの数年一緒に過ごした友達の一人、いや、友達だったものとして、まだ生きなければいけない、とふいに思ったら、涙が出てきた。

 どんなに無様でも。

 彼が生きられなかった分も生きる。

 Mくん、ごめん、2月10日の間に書ききれなかったや。
 いつか、僕も行くから。
 あの頃より、少しうまく色々なことを話せると思うよ。
 それから、いっぱい謝る。
 だから、昔みたいに仲直りして、また遊んでほしい。


 それじゃ、生きるよ。


※Mくんたち家族のことは、そっとしておいていただければ幸いです。
また、僕のこの記事は望まれていない可能性もあります。
その場合は削除します。


2020年2月10日月曜日

おすすめの映画と本「仮面ライダーアマゾンズ」

生きることは食べること、居てもたっても居られず


 皆さん、Amazonプライムビデオって、普段観られますかね?
 僕は、言うほど利用してなくてですね。
 町の映画館やレンタルビデオショップを応援するために、公開中で観たいものはだいたい映画館、住んでいるエリアで上映されていないものは、レンタルビデオショップという感じで観ていたわけですよ。
 
 ところがですね。
 現在、ゴリゴリの無職期間に入って、ちょっとした無駄遣いが命取りという「動けなくなる前に動きだ」せなかった感じなんですね。
 それでまあ、仕方ないから会費を払ってるAmazonビデオでも観るか、と思いましてね。
 僕は特撮作品では、平成仮面ライダー派なので、「仮面ライダーアマゾンズ、なんか評判良いから、観てみるか、なはは」と金曜日の夜に1話をスタートしたんですね。
 ええ、日曜日の夜までぶっ通しで劇場版とイベントまで観ましたよ。
 とりあえず、未見の方は騙されたと思ってみてください。

【ここからは、ネタバレ全開で語ります。】
 


 


 いやあ、恐ろしい話でしたよ。
 毎回、ドラマの引きが良いから、止まらなくなりました。
 まずは、シーズン1から振り返っていきましょう。
 正直、1話は色々と話を進めて行く上での土台を作っている感じだったんので、長く感じたんですが、もうアマゾンマンションぐらいから(素敵な名称)、一気にテンションが上がっていきましたね。
 シーズン1の迷いながら戦っていく水澤悠と、ひたすらアマゾンを狩っていく鷹山仁さん。この二人とアマゾンズの駆除班の3つの視点が中心となって進んでいきます。
 まあ、ハンバーガーが食べたくなりますけど、ハンバーグは暫くいいかな、と僕は思いましたよ、ええ。
 マモちゃんが三崎さんの腕を食べてからの、ああ、やっぱりきっかけ次第では一線超えちゃうんだなあ、というそこまで仲間感がたっぷりだっただけに非常に、悲しい気持ちになりましたよ。さらに言うと、これ、悠にも起こるんじゃ…と考えてしまいました。
 そして、1期と言えばアマゾンシグマの前原くんですよ。
 「あんたは4手で詰む」という決め台詞もカッコいいですし、元々の仮面ライダーアマゾンに近くて、こいつ、どうやって倒すんだよ、と絶望を感じたものです。
 さらに、弓削さん演じる連続殺人犯のアマゾンより人間の方がひでえじゃん、というエピソードも印象的でした。こいつ、人間だけど殺すべきでは、という疑問がよぎってしまいます。
 最終回のどうかしちゃってる仁さんも最高でしたね。
 海辺で暮らすアマゾンの皆さんが、帰っていく姿がとてもシュールでもありました。
 この1期のテンション、エンディングで流れる小林太郎さんの「Armour Zone」が毎回テンションを上げてくれるんですよね。ここ数日、「オゥーイエー」と歌いながら過ごしてますよ。
 狩る狩られる、食べる食べられる、という関係や、食物連鎖の上に人間じゃないものが来た時の恐怖を感じましたね。人間側で観るか、アマゾン側で観るかで大分感想が変わりそうなシーズン1でした。


 そして、シーズン2ですよ。
 シーズン1が視覚的に衝撃を与えていくタイプだとしたら、シーズン2は精神的に衝撃を与えていくタイプだと僕は考えています。
 最初は千翼とイユの関係を軸に進んでいくのかな、と思いきや、悠が出てきて、視覚が弱まった仁さんが殺しにくるというね。もう1話進むごとに千翼が、後戻りできない地獄へと進んでいく感じがたまりません。
 映画のポスターは知っていたので、悠と仁さんは何らかの方法で生き残るんだろうけど、他のメンバーは死ぬんじゃないかな、と予想してましたが、マモちゃんとフクさんのお母さんが死ぬとは。あと、野座間かあちゃんの秘書の人も衝撃でしたね。
 アマゾンズって「親子」のドラマでもあると思うんですが、最後の千翼対悠&仁さんの闘いは予想外でしたね。
 生きてちゃいけない存在って、あまりにも悲しすぎる。彼がイユを背負って歩いているシーンが印象的でしてね。
 最近、散歩する時は「やーがてー、星がふる」を歌いながら歩いて、悲しい気分になっています。
 それから、シーズン2を観てからは、ちょっとウォーターサーバーと人の目ん玉は遠慮しとこうかな、と思った次第ですよ。
  人間を食べたくなる衝動が、シーズン2ではいよいよ主人公の千翼にまで来てしまったかという恐ろしさと最終的に人間と戦うアマゾンネオ。「俺は生きたい」という切実な願いを容赦なく終わらせるしかない終わりが切なかったです。
 
 いよいよ、劇場版なんですが、脚本が小林さんから高橋さんに代わってどうなるか心配だったんですが、「アマゾン牧場」というアイディアに「いかれてるぜ!」と安心したもんです。
 最初から、自分たちは家畜と分かって死んでいくという教育も怖すぎて、しばらくステーキは遠慮しておこうと思った僕ですよ。
 まあ、素朴な疑問として、仁さん、どうしてそこに居るの?という疑問はあるんですが、多分、流れ着いたんでしょうね。もう、とことん、仁さんは不幸の発端みたいにされて可哀そうすぎる。ちなみに、アマゾンズを観ていて思うのは、良かれと思ってやったことが最悪の結果に繋がってしまうという恐ろしさがあると思うんですね。いわゆる「不幸エンターテイメント」として楽しむには、あまりにも悲劇性が高い感じなんですよね。
 映画の終わり方としては、それぞれ一線を越えた状態で、物語を終えていきます。
 「これが鷹山さんだぁ」のぶっちぎり感と「俺の子供みたいなもんだから」という悲壮感を同時に味わうことになるんですから、仁さん完結編としては納得の映画ですよ。

 さて、ストーリーも素晴らしいアマゾンズなんですが(今すぐもう1回観たいかというと、話は別だ!)、登場人物も素敵な人が多くてですね。僕は、仁さん、黒崎さん、フクさんのオジサン3強が大好きですよ。
 黒崎さんの「い~ゆ~」とか、シャツと手袋の絶対領域とか、実はスイーツ大好きとか、もう、かゆいところに手が届くキャラですね。
 「死にたくないと思ったことはあるか?」からの「生きたいと思ったことはあるか?」という台詞はこのドラマを考える上でとても考えさせられる台詞です。

 仁さんは、2期で出てきた時のあの笑顔が恐ろしいですね。クラゲアマゾンと出会ってしまった時の「初めて見えなくて良かった」という台詞が凄く悲しい。スペシャルイベントで、感情と逆の演技を心掛けたというのも、あとで見返すとあの時、笑ってたけど本当は、というのが分かっていいですね。

 フクさんは、もう「圧烈弾を出せ」の印象が強いんですが、マモちゃんを引き留めなかったことを後悔しているという最終回の台詞も凄く印象に残っています。多くは語らないけど、無言でうなずくのがカッコいいんですよね。

 全体を通して、平成ライダー初期にあった「異種と分かり合えるのか?」ということや「自分が生きるために誰かを犠牲にするか?」とか、そういうテーマに10年越しぐらいの正解をアマゾンというフォーマットを使って新しい答えを出したんじゃないか、と僕は思っています。
 誰かの命を「食べる」ことが「生きる」ことに直結しているアマゾンの皆さんをみていて思ったんすがね。
 食事に1ミリも興味がなくお酒も飲めないので、「古畑前田のえにし酒」の感想を書く時が実は一番苦労する僕も、ちょっとだけ「食べる」ということについて新しい意味を与えてもらえた作品でした。

※ちなみにこの記事の一つ前の「古畑前田のえにし酒」の感想は完全にアマゾンズの影響を受けています。

 こういう、素敵な作品だから、みんな観ようぜ!
 アマゾン!





 

2020年2月9日日曜日

古畑前田のえにし酒#17の感想

ベストマッチは生活の中に


※昨日、「仮面ライダーアマゾンズ」シーズン1、シーズン2をビンジ・ウォッチングした影響で、徐々にアマゾンズネタが増えてくるので、まだ「アマゾンズ」観てない方は、是非、Amazonビデオでチェック!


 コインランドリーの前で始まった二人。
 でも、今回は銭湯と縁の深い飲みを体験するそうです。
 ゲストは漫画家の大町テラスさん。




 あっ、この漫画みたことある!
 でも、「お熱いのがお好き?」は、椎名桔平が出てた銭湯を舞台にしたドラマ派の僕です。
 あの生中継で演技した回は、録画して何度も観たなあ。





 まずは、西荻窪の「秀の湯」さんの2軒となりにあるお店、「味かね」さんへ。
 サウナあがりにお酒というのが、大町さんのゴールデンコースなんですって。
 皆さんもゴールデンコースってありますかね。僕は映画終わりに、無印カフェでパンフレット読みながらお茶するのがゴールデンコースです。
 お店の壁には。「秀の湯上がりに!!」という文字と共に「デカ生ビール」とか「デカハイボール」とか、特捜戦隊デカレンジャーかっ、とツッコミたくなるぐらい「でかでかドリンク」メニューが充実!

 ビールで乾杯。
 今日は、テレビの前の皆さんと乾杯というコーナーもあるんですね。さぐりさぐり乾杯してる大町先生が良いですね。
 なんと、このお店は漫画にも実際別の名前で出てるんですね。
 「味かね餃子」と「パクチー餃子」を食べる二人。
 「おいっしい!」と奈和ちゃん。
 前田さんが牛乳を飲み干すかのように、と言ったように、あっという間に1杯目を飲み干す奈和ちゃん。
 前田さんもすぐに1杯目終了。
 ここで、奈和ちゃんが銭湯の番組の思い出。
 懐かしい。
 この頃の奈和ちゃんは、黒髪ロングでしたね。




 次は「大海老チリソース炒め」。
 これも海老が美味しそう。
 お酒もどんどん進みそうです。
 奈和ちゃんの2杯目は「コークハイボール」。前田さんは「生グレサワー」。
 大町先生はお風呂上りには、「とりあえずビールを一杯飲みたい」そうですが、翌日から残るのがちょっと問題だそうです。
 ここで、前田さんから、「どうしたら死ぬまで楽しく飲めますか?」という質問からワイン飲み過ぎて、手の震えが止まらなくなったエピソードが。
 大丈夫か!

 そして、銭湯のイメージ映像が差し込まれるそうです。
 な、なに!
 二人が銭湯に入るの?

 えっ?
 二人の入浴シーンはないそうです。


 ええ、こんな表情になりましたよ。






 ここで、先生によるサウナに入っている二人のイラストが。
 ありがてえ。
 「顔が整っていると特徴がつかめない」と大町先生は、おっしゃってますが、凄く似てますよ。
 「輪郭がシュッとしてることが嬉しい」と奈和ちゃん。
 ここからは、銭湯の映像へ。銭湯なのに露天スペースがあるのが、嬉しいですね。
 銭湯といえば、映画「メランコリック」を思い出しますね。
 早くソフト化してほしいですね。

 二人は銭湯に行くかという話から、前田さんが水風呂とサウナを行ったりきたりという話へ。
 大町先生から、「ドMの人はサウナ、水風呂に向いている」という言葉が。
 そうなのか。
 僕は、小学生の頃、コロコロコミックで連載していた「チエばあちゃんの知恵袋」という漫画に書いてあった、「熱いお風呂に入って、すぐに冷水を浴びるとシャキッとする」的なことを試して、あまりの温度の変化に死を覚悟してから、水風呂には近寄らないようにしています。
 大町先生の「ととのう」という感覚も面白かったです。

 次は利き紹興酒。
 10年物を頼む人が多くて、何が違うか店員さんに聞くと、「高い」と一言。だからなのね。
 「酒は冷たいとなんでもうまい」という大町先生の名言。
 次は奈和ちゃんがどうしても食べたかった「麻婆豆腐」。
 ここで、奈和ちゃんの想像を超えるデカハイボールが登場。あまりのでかさに「奈和ちゃんが海賊のように見えてきた」と前田さん。
 お店の雰囲気もちょうど、街の居酒屋さんという感じで良いですね。


奈和ちゃんが頼んだメニュー

「コークハイボール」(440円)
「デカハイボール」(750円)

前田さんが頼んだメニュー

「生グレサワー」(495円)

3人が頼んだメニュー

「瓶ビール 黒ラベル」(627円)
「味かね餃子」(495円)
「パクチー餃子」(605円)
「大海老チリソース炒め」(1188円)
「四川麻婆豆腐」(968円)
「紹興酒 関帝10年」
「紹興酒 塔牌 特選陣10年」
「紹興酒 古越龍山 善醸仕込」


 次は巣鴨に来た3人。
 モンゴル料理屋「シリンゴル」さんへ。
 入口には、羊がかなりワイルドな状態で横たわってます。さっきまで命だったものが当たり一面に転がる、オーイェ!な状態で玄関に(マジでこの歌を最初聴いた時は、衝撃でした)。
 「染井温泉Sakura」さんというところの近くにあるから、ここも1軒目のようにはしごができるんですね。
 ちなみに、モンゴルは寒いので(この時期だとマイナス40℃)、ウォッカを飲むそうです。ウオッカは40度から50度。
 ウォッカの温度を聞いて衝撃を受ける二人。
 塩入りミルクティーをまず、飲みます。 
 お酒を飲んだ後に良いそうです。

 今度は「チンギスハンウオッカ(プレミアム)」を頼む二人。
 奈和ちゃんの感想は「辛口の日本酒みたいな」という感じ。
 次は「チャンサンマハ~骨付き羊の塩茹で~」という料理。
 肉を分厚く切って食べます。バイオレンス!
 そして、3人で乾杯。
 大町先生は「アミールハイ」、奈和ちゃんは「ヨーグルト酒スノードロップ」、前田さんは「コンコード赤中口」です。
 目を閉じてじっくりと味わう奈和ちゃん。
 初めて、羊肉の塩茹でを食べて、「口の中をラムでしめれることが幸せ」と奈和ちゃん。
 「野生な気持ちが凄い」野生のアマゾン感が出てきた奈和ちゃん。
 前田さんも幸せな顔でワインを飲んでますね。
 「チンギスハンですよ」という大町先生の言葉に、ちょっとわかってない感じの奈和ちゃん。

 ここで染井温泉Sakuraのおすすめ映像が。

 もちろん、二人の入浴シーンはない!
 代わりに、おじさま方がサウナに入ってるシーンはありましたね。
 こんな表情で、にこやかに観てましたよ。
 


 ええ、この後、仁さんが言った台詞をまったく番組スタッフ全員に思ってないので、ご安心あれ。

 さて、この銭湯。都内なのに老舗温泉気分を味わえるのは、良いですね。都会の中の癒し感があって。

 さらに、先生の鞄から、サウナの聖地と言われている「サウナしきじ」さんのタオルが!
 いつでも行けるようにしてるんですね。
 
 次は「ポーズ~羊肉蒸し饅頭~」という料理が。
 これを常連のモンゴル出身力士の方は、40個も食べるんですね。いやあ、流石はリキシマン。
 「こりゃハマるわ」と味に大満足の前田さん。
 うう、肉汁も美味しそう。
 
 ここからは、おすすめのサウナの話に。
 「ロウリュウ」という、熱したサウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させて体感温度を上げ発汗作用を促進するサウナの映像と音が流れます。
 「お肉焼いてる音にはしか聞こえない」と食欲全開の奈和ちゃん。
 「シュルデホール」という羊肉のうどんが登場。
 これ、めちゃくちゃ美味しそうな麺ですね。
 「羊の味ががっつり来るのかなあ、と思ったら意外に爽やか」と奈和ちゃん。

 ご主人は毎年、モンゴルに行くそうです。
 ここで、大町先生の飽くことなきサウナへの興味が爆発。
 「モンゴルにもサウナあるんですか?」と。
 果たしてあるんでしょうか?

奈和ちゃんが頼んだメニュー

「福島県/曙酒造 ヨーグルト酒スノードロップ」(770円)

前田さんが頼んだメニュー

「コンコード赤中口」(715円)

大町先生が頼んだメニュー

「アミールハイ」(660円)

三人が頼んだメニュー

「チンギスハンウォッカ(プレミアム)」(440円)
「チャンサンマハ~骨付き羊の塩茹で~」(1650円)
「ポーズ~羊肉蒸し饅頭~」(770円)
「ジュルデホール~羊肉うどん~」(990円)


 それにしても、サウナとお酒という組み合わせは、普段どちらも利用しない僕としては、新鮮でした。食うか食われるか、獣が笑うこの町で、そういう癒しも求めてもいいかな、と思う僕でした。


NEXT HUNT


 

2020年2月8日土曜日

桜の木になろう①

#ありがとう珠理奈


 今日のチームS「重ねた足跡公演」で、松井珠理奈が卒業発表をしました。
 卒業コンサートは9月26日、9月27日ガイシホールだそうです。このガイシホールは「大切な1期が卒業していった場所」と珠理奈が言っているので、そうかあ、と思うんですが、玲奈ひょんの時、トヨタスタジアムだったんで、発表を聞いた時は何故だと思ったんですが、そういうことだったのね、と納得しました。

 まあ、言いたいことはありますよ。
 運営は、彼女が身体や心を壊す度に、なんできちんと対処しなかったのか、とかね。
 ある意味、48グループの残酷ショーの一番の被害者でもあったんじゃないかな、という憤りを感じました。



 発表を聞いて、もう、テンションが落ちて、ブログの更新も止めて、夜道を散歩してきたんですね。
 で、ショールーム配信をチェックしてみると、なんと、中西優香と佐藤実絵子がいるじゃあないですか。元中西推しとしては、相変わらずMCがうまくて嬉しかったです。なんか、昔のS公演のMCみたいで、スタッフさんの「俺の知ってるSKE!」という台詞も分かりますね。 
 この二人に挟まれたことで、珠理奈が末っ子みたいになるのも懐かしいですね。
 暗くなっていたムードがかなり明るくなりました。なんというか、珠理奈にも二人にもありがとう、という気持ちでいっぱいです。



 卒業するタイミングについては、「メンバーがどんどん出てきたらじゃない」と秋元先生が言っていたそうですが、「私が居なくて大丈夫だなあ、1期生いなくても任せられるんだなあ、と思った」と珠理奈の言葉はSKE48の成長を珠理奈も感じているのは嬉しいんですが、やっぱ寂しいですね。だーすー、奈和ちゃん、という昔のSKE48を知っている世代がセンターを務めてはいるんですが、個人的には、7期以降のゆななとかの世代が台頭してきた時かなあ、と思っていました。
 
 さて、配信の中でアイドルのプロデュースをしたい、という言葉がありました。
 「自分の遺伝子を受け継いでほしい」という言葉。
 良かったらゼストスクールから募集するのとか、どうでしょう。秋元康のイズムや牧野アンナ先生のイズムを受け継いだ珠理奈だからこそ、継承してほしい。でも、SKE48の9期や10期にも受け継いでほしいな、と思いますよ。


 「記者とかに追われる嫌」、「普通になりたい」という珠理奈の言葉も重く感じましてね。輝いてくれていた裏では、本当に沢山、ストレスを感じていたんだろうなあ、と思います。

 あとは、真那さんの登場から、ますます明るい雰囲気になってきましてね。
 「マジで9月までに痩せるから~!」からの真那の「ちなみに今何キロ?」という相変わらずの質問。マネジャーさんの「この人、やばいこと言うからマイクつけないでください」というのも笑いましたね。「真那に任せると私がMCみたいになるし」という二人の関係も相変わらずで良かったですね。ドリンクを紹介していこうとしていくとことか、珠理奈に聞きたいことを振られて、「特にないかなあ」って言って、「なんで出たんだよ」とツッコまれたのが面白かったですね。差し入れのエピソードとかも。

 卒業後にやりたいことで、ロケ番組とか鬼饅頭大使とか、夢も広がっていきますね。
 
 そして、珠理奈が「5色の虹」を覚えていたことが嬉しい!
 幻の名曲「5色の虹」が聴けるんなら、絶対に行きます!
 是非、ひょんさんも最後はかけつけて欲しいなあ、と思う次第です。

 いやあ、このショールーム配信がなかったら、かなりダウナーな気分で過ごすことになっていたかと思います。
 
 SKE48の看板としてこれまで走ってきた彼女。
 彼女のイズムは、これからもSKE48に大きな木のように残っていきます。玲奈ひょんの「2588日」は木をイメージしていましたが、僕は、この曲をイメージしました。
 多分、公演やコンサートで珠理奈の残像を追うときもあるかもしれません。でも、このMVのように間接的に守ってくれるって信じています。はあ、それにしても寂しいな。

 



※「五色の虹」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/05/blog-post_56.html