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2020年6月13日土曜日

おすすめの映画と本 「死神遣いの事件帖」

言葉の説得力を持たす設定


 個人的に時代劇が好きで旧作・新作問わず観るタイプなんですが、今回観た「死神遣いの事件帖」は、最初は時代劇だと知らなくてですね。
 作品としてもシナリオとしても、良い意味で裏切られました。
 主演の鈴木拡樹さんは、「信長と蘭丸」とか「刀剣乱舞」とか「カフカ」の人だな、と知ってたんですが、今回の演技が僕は好きになりまして。3枚目の線でもいけるな、と思いましてね。
 朝から2番目の回を観に行きましたが、パンフは売り切れてましたよう。




 【ここからはネタバレありです】

 とにかく伏線回収が素晴らしかった。
 「お千」さんや「お藤」さんというネーミングもそうなんですが、「どこかで会ったことがあるんじゃないか?」という問いも凄く良かったんですが、吉原が誰かを守るためのものだとしたら、というのが斬新でした。いやあ、その発想は無かった。
 歴史との繋がりも上手く落とし込んでいて、本当に良い脚本だったなあ、と思いました。

 そして、殺陣も無駄に斬り合うんじゃなくて、本当に重要な部分に集約することで、緊張感がある闘いになっています。特に西洋の死神との闘いが僕は好きです。速いところと遅いところの緩急がしっかりとしてましたね。

 また、死神遣いという設定だから、戦った後に寿命が縮まった関係か息が上がるし、「命をかけて」という言葉の説得力が宿る。また主人公の血筋を知ると、ヒロインを助けるということにも必然性を感じられるから素晴らしい。

 役者の皆さんでは、特撮好きには見慣れた方が何人かいるのが嬉しかったですね。
 鈴木裕樹さんも、最初観た時は、「バー秀」さんみたいな髪型だけど大丈夫か?と「オードリーのオールナイトニッポン」大好きな僕は思ったもんですが、観ていくと全然違和感が無くなっていきましたね。
 十蘭役の安井謙太郎さんは、別れの涙も良かったんですが、声だけの演技で心情を伝えられるのが素晴らしいなあ、と思いました。
 そして、ヒロイン役の鈴木絢音さん。
 乃木坂は生駒ちゃん以来、推しはいない筈でしたが、とても気になりました。

 序盤のシーンで彼岸花が咲く水辺で見栄を切るシーンは、うーん、ちょっとうるさいなあ、と感じたんですが、最後に変身した時に見ると、「ああ、これは三途の川のメタファーだったかあ!」と序盤の自分をぶん殴りたくなる素晴らしい演出でした。

 色々と書きましたが、何度も観たい素敵な時代劇に出会えました。
 これは、是非見ておいて欲しい1作です。

 

不器用太陽①

太陽が燃えている

 皆さんは聴けば聴くほど良さが見えてくる曲はありますか?
 SKE48の曲でもそういう名曲が沢山あるんですが、僕の場合は「不器用太陽」がそれです。
 「パレオはエメラルド」、「アイシテラブル!」といった夏の名曲たちの影に隠れがちですが、上記の2曲が夏の昼間にかかっていそうなイメージだとすれば、「不器用太陽」は夏の夕暮れにかかっていそうなイメージがあります。ついでですが、「君はラムネ」はMVのイメージもあって夏の昼下がり、「花火は終わらない」は夏の夜をイメージします。




  さて、まずは歌詞の世界を見て行こうと思うんですが、とにかく歌詞がいいんですよね。
 まず1番のAメロで、夏の暑さで蜃気楼のようにみんなスローモーションのようになっていることと、僕たちが知り合って長すぎることで、関係性がゆっくり進んでいるんだな、ということをここでいきなり連想させます。君だけが特別にゆっくり見えるという解釈も更にできますね。
 次に「海に行きたい」という君に対して、僕はうまく答えが出ずにいつものように視線を合わせず、欲しいスニーカーの話をしている。ここがもう、素直になれない行動としては、共感する人が多いんじゃないでしょうか?
 でも、バスが「君」の傍を通った時はさりげなく庇うという「言葉」にはしなくても、行動で表す人なんですね。

 そして、サビです。
 自分を太陽になぞらえますが、不器用な太陽なんですね。
 言葉には出せずに照らしている。その思いは太陽のように熱くてジリジリしている。
 これ以上、近づくと関係が変わってしまうんじゃないか、という怖さも少しあります。
 先ほどの歌詞にあったように、まっすぐに君をなかなか見られずに、言葉にもできない、うーん、もどかしいですね。

 2番は、二人が海にやってきたところから始まります。
 かき氷を食べながら、こんな感じで波をぼんやり見ながら、「君」の一番近くに居られたらいいかなあ、「僕」は思います。
 そんな「僕」の気持ちを見透かしたように、「君」は唇を尖らせます。
 もう、チャンス以外の何物でもないんですが、2番のサビでは僕の葛藤が描かれます。
 近づくべきか、このままでいるべきか。
 奇しくも「かき氷」という太陽の日差しが近づくと、溶けてしまうものが出ているのも印象的ですね。

 大サビは、1番のサビで終わるんですが、このあと二人の関係はどうなるのか?
 自分のことを「太陽」だと思っている「僕」ですが、よく考えると街がのぼせたようになる蜃気楼も「太陽」によるものですよね。そう考えると、初めからこの曲の世界は「太陽」である「僕」視点の「君」への物語だったんですね。
 
 メロディーは、イントロが凄く好きなんんですよね。
 それから1番のAメロのゆっくりと二人の関係をなぞっていく感じも良いです。
 サビのラップは、初めて聴いた時は「果たしてこれは必要なのか?」と思ったもんですが、僕の内面を語っていると考えれば、全然いけるな、と思うんですよね。
 

 好きなライブパフォーマンスは、「リクアワ2014」です。
 「珠理奈ソロバージョン?」と松井玲奈ひょんがオーディオコメンタリーで語っていた感じで始まるが印象的です。そして、みなるんと山田さんが並んだところも面白かったですね。「フルで聴くと印象が変わる」と玲奈ひょんが語っていましたが、その通りなんですよね。
 あと、衣装が凄く良い。
 抑え目の色なのに華がある。
 それから松井玲奈卒業コンサート初日の浴衣バージョンも良いですよね。
 曲の一番最後の振り付けで、胸をトントンと叩いて、手を開くところが心の中のものが開いたようで好きです。

 ちなみに、もし二人の関係が変わらなかったら、このシングルのカップリングの「友達のままで」みたいになっていたかも知れませんね。

 今年の夏は、どこで「不器用太陽」が聴けるのか?
 皆さんは好きな夏曲はありますか?

※「パレオはエメラルド」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/12/blog-post_12.html

2020年6月10日水曜日

SKE48と渡辺美優紀

答えは分からないまま



 皆さんは、どうしても逆らえない大きな流れに飲み込まれそうになった時、どうやって受け入れますか?

 2014年2月24日、48グループと46を巻き込んだ大組閣が行われました。
 SKE48もその大きな流れに巻き込まれ、木崎ゆりあという間違いなくSKE48の未来を担うであろう逸材をAKB48に移籍させることになりました。
 高柳明音は難波へ、木本花音は博多へ、そして、松井玲奈は乃木坂へ兼任することになりました。
 また、上海から宮澤佐江、博多から田中奈津美が兼任、谷真理佳や大場美奈、佐藤すみれが移籍してくることになりました。
 
 この時点で中西優香推しだった僕としては、「ええっ、にししがキャプテンじゃなくなるのか!」という衝撃を受けましたが、実はこの時、もっと重要なことがありました。
 それは、NMB48の渡辺美優紀と山田菜々の兼任でした。
 
 当時、AKBとSKEは比較されがちでしたが、SKEとNMBも同じくらい比較されていました。
 特に大組閣色が強く出たチームSは、「果たしてこのチームデザインはいったい何なんだろう。そして、これは各グループの個性を薄めることにならないか?それとも、それでも残ったものをそのグループの個性にするのか?そして、本店にエース級を集めて行う、ペナントレースってなんだ?」と2月24日、当日は思ったものです。そして、ネットは大荒れだったのを覚えています。あの大組閣で離れていった人、やってきてくれた人もいたんでしょうね。
 ちなみに、僕のNMBに対するスタンスを書いておくと、関西に住んでいる関係からとても親しみ深いですし、「げいにん!」のシーズン1は神がかった面白さだと思っています。その中で普段はにこにこ笑顔なみるきーが、ちょっといじわるな表情でさや姉をいじる時なんかがとても好きでした。
 難波で良い曲が多くて、「ドガとバレリーナ」や「存在しないもの」、「だってだってだって」なんかは良く聴いています。

 さて、話を戻して、この時の気持ちを渡辺美優紀は映画「アイドルの涙」の特典映像の中で「SKEに兼任っていうことをして、何の得があるのか、得っていうか、何が、誰が自分にじゃなくて、誰にとっていいことがあるのかなって、思いました。別に、ライバルチームだし。どっちつかずになっちゃうし、私は、NMBをSKEやAKBさんを抜かして、NMBが全国民的アイドルになりたいなって気持ちが、気持ちでいたので、そのSKEと兼任して、どういう風にどうどうとNMBをアピールすればいいんだろうと思ったし。うーん。自分が受けたところもNMBで、やっぱNMBが大切なことには変わりはないので、イヤでした本当に」とストレートな気持ちを語っています。

 ファンですら戸惑ったのに、兼任を言い渡された本人たちの気持ちを考えると…。しかも、みるきーの場合、NMBのフロントメンバーの一人でしたもんね。
 1期生としてNMB48を日本一にする為に努力してきた彼女からしたら、あまりにも理不尽な人事異動。
 人生の中で、そうは来ない理不尽さのレベルですよね。
 当時の背景としては、文春からのスキャンダルも出ていた時でしたし、あまりにも衝撃的で、SKE48ファンのどれぐらいの人が、彼女の受け入れに賛成していたのかは分かりません。

 ただ、少しずつ彼女の気持ちは変わっていきます。
 2014年3月3日放送の「NMB48のTEEPENラジオ」で、小谷里歩へ次のように語っていきます。
「あとは、チームSに兼任ということで。はじめは凄い不安で。お母さんも私に電話してきて泣いてたりしてて(まーちゅんのお母さんとみるきーのお母さんが一緒に映画館で大組閣の様子を観ていたそうです)。(中略)もう、S。ねえ、初め聞いた時は、初め私はチームBさんと兼任してたので。まさか、そのやっぱり、AKBさんと兼任することで自分にとってもグループにとっても良いことがあるなっと思って、そういうのを感じながらしてたので。まさかライバル、とってもライバルのSKEのところに行くとは思わなくって。自分は何の役目があるのかっていうのを悩んだんですけど。今、チームSさんは、「RESET」公演をしてるんですよ。チームKさんがやってたのをしてて。家帰ってから「RESET」公演を観たりしてるうちに、玲奈さんからもメールで励ましてもらったり、(中略)心配をしてくれてたり、珠理奈さんもね。暖かく迎え入れてくれたり。キャプテンの宮澤さんも。(中略)私はNMB48のオーディション受けたので、NMB48を引っ張っていって、これからどんどん上のNMB48がどんどんどんどん有名になったらいいなあ、と思うのと一方。ちょっと、チームSで、新しいチームSを浮かべてみると、もしかしたら最強チームSになる可能性もあるな、と思って。だから、私は葛藤してるんですよ。どっちも頑張ろうという気持ちになったから」
 この言葉を聞いたりぽぽは、感動し「明るいね未来は」と言っていました。
 もともと頭の良いみるきーだからこそ、葛藤があったんでしょうね。
 この後のみるきーの「チャンスの順番」的な話も良いですね。
 ちなみに、だーすーの凄さをまーちゅんと語っている回もあったはずなので(第何回か忘れましたが、2013年だったはず)、気になる方はチェック!
 

 やがて、新チームSが始動。
 2014年4月25日に「制服の芽」公演が開始されます。
 この時の違和感は、未だに覚えています。
 あれ、同じ「制服の芽」なのに、「恋を語る詩人になれなくて」なのに。
 何なんだろう?という謎がありました。
 ただ、SSAの時の「RESET」では、宮澤さんの久々の「RESET」に感動して僕も涙をした反面、「うわあ、みるきーが『RESET』踊ってるよ!」という別の感動もありました。難波がお好きな方ならご存じかと思いますが、みるきーはダンスメンの一人でもあるんですよね。
 チームSとの兼任はそういう意味もあるのかも知れませんが、まさか、松井玲奈のソロ曲「枯葉のステーション」を担当することになるとは。
 僕としては、あれだけ踊れる人なんでダンス曲の方を担当できなかったかとも思うんですがね。
 初日から彼女に対しては厳しい目を向けられることになります。
 そういえば、SSAの時も声援の差が露骨でした。
 この辺りは、「大組閣」という理不尽な現象の怒りのはけ口にされてしまったんじゃないか、と2020年現在は感じます。

 さらに、「不器用太陽」が2014年7月30日に発売。
 彼女は選抜に選ばれ、AKB、SKE、NMBの3グループの作品の握手をすることになります。これはかなり限られたメンバーだけでしたが、今、考えると、48グループの面白さであった企画で新しいシステムを作るというモデルが崩壊し始めていたようにも、僕は感じます。
 選抜の枠を増やしたものの、彼女が入ることでSKEの選抜争いの真っただ中にいたメンバーのファンの方は納得がいかなかったかも知れません。
 この頃、「SKE48のエビショー」が始まります。
 みるきーはこの番組と「エビカルチョ」でも大活躍しています。
 
 既にソロプレイヤーとして活躍していたみるきーは、なかなかSKEの公演には出られませんでした。それでも、2014年は生誕祭を行っています。
 この時、メンバーたちに「みんあずっと支えてくれてずっと励ましてくれてありがとう」と語るみるきー。宮澤さんが卒業時にメンバーへの感謝の言葉を語っていましたが、外から来る人にも温かく迎え入れるのもSKE48メンバーの良いところなのかも知れません。
 涙ながらに最初は戸惑ったけれど、兼任してSKEの魅力を知ったと語っています。「孫氏の兵法」に敵を倒すのではなく、味方にすべし、ということが書かれていますが、まさに、ライバルが味方になってくれた、という嬉しさがあります。
 確かに、佐藤実絵子・中西優香の二人のケアやさきぽんのフォローなんかもしっかりしていましたよね。まいたけなんかも。



 続く、「12月のカンガルー」でも選抜入り。
 当時、選抜発表がされた会場にいましたが、一人一人選抜メンバーが発表されていく中での難波勢二人への声援は少なかったです。
 まあ、当時の僕も、えっ、今度は鈴蘭とかなつみかんの番じゃないの?と思ってたぐらいです。
 
 書き忘れていましたが、みるきーが大注目しているメンバーの一人が江籠ちゃんでした。江籠ちゃんのことを「10万人に一人の逸材」とし、凄くかわいがっていたことを江籠ちゃんはアメブロの中で書いています。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12029473204.html

 やがて、2015年5月21日、彼女はSKE48を去っていきます。
 
 
 
 彼女が去った2年後、NMBのファンだったメンバーがSKE48の8期生となって入ってきますが、これはまた別の話です。

 ドキュメンタリー映画「アイドルの涙」の中で、兼任をやってみることで得たものについてこう語っています。

「やってみないと分からないこともあるな、と思って挑戦はしてみました。やるって決めたからには楽しもうって思ってやりました。SKEのメンバーと仲良くなれたことは、人生で良かったことだし、これからもやっぱ仲良くなれた人が沢山いるので、この先も仲間でいたいなと思います」と語っています。
 
 僕らは新型コロナウイルスというどうようもない大きな波にのまれて、「日常」を一部放棄して、「新しい日常」を選ぶことになりました。
 多分、様々なチャレンジをしていくことになるでしょう。その時に、彼女のように逆境の中で何か大切なものを一つ手に入れて、先に進んでいけたらいいな、と思います。
 
 この1週間ぐらい、ずっと考えていました。
 渡辺美優紀をSKE48は他の兼任メンバーのように活かしきれていたのか、と。
 メディア関係は出来ていたかも知れませんが、果たして彼女にぴったりの位置はどこだったのか?
 まだ答えは見つかっていないので、一度、大組閣を企画した人に話を聞けないかな、と思う今日この頃です。




2020年6月6日土曜日

11月の古畑奈和

壊れそうな僕の夢、君以外の誰が分かる?


 皆さんはアイドルを応援する醍醐味ってなんでしょうか?
 毎日の自分の生活に他人の物語が入ってくることで、幸せな気持ちになれたり、時には落ち込んだりヤキモキしたり。
 また、一人の人間の成長物語や仲間との関係性を楽しめるという意味では、スポーツチームや選手を応援する感覚にも似ているかも知れません。
 
 さて、このブログをよく読まれる方ならご存じの通り、僕はよく面倒なことを思いついて、そのことについて考えるんですよね。
 たとえば、今回取り上げる古畑奈和ちゃん関連で言えば、「他者から観た古畑奈和」というタイトルで、先輩や後輩、共演者からの証言を集める為に、実は2週間前ぐらいから、色々と調べていたんですが、思ったより少ないんですよ。
 勿論、熊ちゃんが落ち込んでる時に手紙くれたエピソードとか、ブログにちゃんと残ってるんですが、どちらかというと、映像やラジオの音源として残っている方が多くて。このブログとは相性があまり良く無さそうなお題だったので、泣く泣くボツにしました。本当に、
 「えにし酒」のロケ地とかのHPとか調べまくってたんですよ。うどんタクシーとかね。
 きっと誰かが、僕の代わりに掘り起こしてくれるはず(でも、小分けにして書けないかというのは考えています)!

 それでね、「気持ちわりいなあ」と言われるかも知れないですが、結構、過去のブログを読んで行ったんですよ。
 そして、あることに気が付きました。
 ひょっとして、奈和ちゃんのブログ、11月に印象的なことが多くないか?とふと思いましてね。
 そこで、2013年から2019年までのアメブロを読んでいきました。
 「なんでアメブロなんじゃい、公式もshowroomとTwitterもラジオもインスタも調査しろ、何やってもええんじゃい!」と映画「孤狼の血」の役所広司みたいなことを思った方もいらっしゃるかも知れません。でもね、最近、ありがたいことにSKE48ファンじゃない方々もこのブログを読んでくださってるんですよ。
 できたら、SKE48モバイル会員ではない方々もフェアにアクセスできるもので行きたいというこだわりがありましてね。
 そういう縛りでちょっと書いていきたいと思います。

 まずは、2014年の11月4日のブログからです。
 「2013年は?」と思ったアナタ。
 あの、変な言い方ですが、凄い平和なんですよ。2013年の11月は。
 なので、大変申し訳ないんですが、2014年からスタートします。

 さて、この年、何があったかというと、「12月のカンガルー」の選抜発表があったんです。
 ちょっと読んでみましょう。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-11948173278.html

 同期と後輩にセンターとして先を越されてしまった悔しさ、でも、その気持ちを一旦置いて支えになりたいという気持ち。自分の10代の時を振り返ると、ここまで他人のことを果たして思いやれていたでしょうか。そして、奈和ちゃんファンの皆さんと上を目指したいという文が凄く良いんですよね。

 そして、「支えになりたい」という意味では、珠理奈との関係を11月6日のブログで書いています。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-11949064280.html

 同い年のこの二人。 
 活動を始めた時期こそ違いますが、「前のめり」のメイキングで泣く珠理奈を慰める奈和ちゃんの姿、「フラストレーション」で後ろから奈和ちゃんを頼もしく見つめる珠理奈の姿、この二人の関係が僕は最近好きです。
 ちなみに割愛しますが、11月12日はリクアワもあり、5期生が減ってしまったことを感じつつも大切な動機に頼って欲しいということも書いているので、気になった人はチェック!
 2014年11月23日には、「P4U」のCMイベントで獲得したCMの撮影。ファンの方々への感謝の気持ちを綴っています。そういえば、少し前の11月18日のブログでは、AKBの方のゲームとSKE48のゲームどちらも頑張ってくれている奈和ちゃんファンの皆さんに「私達のペースを大切に」というタイトルで、感謝しながらも、少し休憩しましょうと書いていますね。無理はし過ぎないでね、という優しいメッセージですね。

 さらに11月24日には「サックスマガジン」での連載も決定。
 11月27日にはゆっこの卒業に触れ、「SKEイズムを伝えてくださった」と書いています。二人はチームEで同じなんですよね。好みは分かれるかも知れませんが、僕は「SKEイズム」は曲を大事にすることではないか、と解釈しています。「SKEイズム」の始祖となったチームSを経験したゆっこから受け継いだイズムは、今も彼女の中に残っていると思います。
 ただ、この2014年のブログの中で、「12月のカンガルー」と並んで重要だと感じたのが、11月17日の記事です(順番が前後して申し訳ないです)。
 ちょっと、読んでみましょう。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-11953696421.html

 AKB48の選抜を目指すこと。
 ちなみに彼女はこの時、AKB48と兼任中です。
 彼女なりにグループについてどう貢献できるかを考えていた時期ではないか、というのは、以前書いた、「古畑奈和と兼任」についての記事を読んでいただければと思います。

 さて、次は2015年の11月です。
 11月18日に杉ちゃんと出会っていますね。
 そして、11月23日に書いた「募集します」という記事は、ラジオでのオリエンタルラジオの中田さんとのやりとり、そして、アイディアをファンの方々に募集します。
 「本性」や「観覧車」の種は、この時に蒔かれていたのかも知れません。
 印象的なのは、11月27日のブログです。
 この日、SKE48は紅白歌合戦に落選しました。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12099981553.html

 「知っているからこそ
  諦められないものがある」

 この一文がとても印象に残りましてね。
 SKEの選抜として、AKBの兼任メンバーとして、沢山の「知っている」ことが、彼女の中には今もあるはずです。それは、珠理奈にも。ちゅりやだーすー、みなるんや鈴蘭の中にも。テレビ番組に拘泥するな、という考え方もありますが、SKEが帰る場所の一つとして、「紅白」もいつからか忘れられてしまいましたが、いつかまた戻れないか、とふと思いました。

 2016年の11月です。
 まずは、11月20日にはソロコンがありましたね。
 「10クローネとパン」は僕も大好きな曲なんですが、ここで、奈和ちゃんは曲について、そして、オリジナルの振り付けについても書いています。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12221385307.html

 表現することの楽しさが伝わってきますね。
 この時の衣装が僕は大好きです。曲の悲しい世界観と、彼女の振り付けも合っていて良かったですね。曲を大切に表現していくスタンスが伝わってきます。

 11月25日は「100%SKE48」についてのことが書かれています。
 センターを目指す気持ちと、その気持ちを抱いた時の自分と現状が変わっていないこと。
 赤裸々な彼女の心情を読んでみましょう。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12222710086.html

 ここを読んだあと、気になって、「100%SKE48」の創刊号を読んでみました。
 そこでは、「花より男子」のミュージカルという外の世界の厳しさを知ったことと、珠理奈を守りたいということ、「ファンの方が選抜を目指せる切符をくれたんです」という一言も印象的でした。
 そして、その2日後。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12223307453.html
 
 現状のもどかしさから、「助けてほしかった」奈和ちゃんの言葉を真剣に受け止めて、一緒に前に進んでいくファンの方との関係が垣間見えて、僕はこのブログが凄く印象に残っています。
 「癒す」側と「癒される」側が交代しながら進むというが理想的な関係だと僕は思います。どちらかが欲しがるのではなく支え合う。そんな理想的な関係をちゃんと作れていますね。

 2017年はユニットコンがありましたね。
 11月13日のブログを読んでみましょう。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12327896004.html

 SKE48イズムを伝えられる側から伝える側に彼女が変わっていることが分かります。ちなみに、この年はAKB48の「神曲縛り」公演にも出ていましたね。11月ではないんですが、「孤独な星空」でのダブルセンターが凄く良いんです。本店曲で、奈和ちゃんに唄ってほしい曲の1曲です。

 次は2018年。
 この年の11月で印象的なのは、「ベストヒット歌謡祭」でのAKBセンター緊急オーディションがあったことですね。
 https://ameblo.jp/ske48official/entry-12419324348.html

 頑張れる理由が「私のファンの皆」という最高の1文。
 選挙で頑張ってくれたファンに応えたい。キラキラとギラギラ。
 ダンス経験者ではないけど、それでも食らいついていく。

 加入した時から「推されている」と外野からは言われがちな彼女ですが、実は、スタート地点はずっと後ろで、努力し続けてきたのではないか、とふと思いました。
 それを裏付けるように2018年11月28日のブログでは、自分の前を走っていた「仲良しだった同期の子」について書いています。
 https://ameblo.jp/ske48official/entry-12422239236.html

 先に「仲良しだった同期の子」は卒業してしまい、「Wセンター」の夢を見るのは「一人」になったと勘違いする時もある。でも、その度に違うと気づく、何故なら「ファンの皆」が一緒に見てくれていたから。
 翌年、彼女は見事に夢を叶えます。
 ファンの方々と一緒に見た夢を叶えてみせます。
 古畑奈和の物語の中でかなり重要なブログだと僕は思っています。
 
 2019年の11月はというと、なんと0件!
 まあ、仕方ないと思うんですよ。他にも発信するものが増えましたし。自分にぴったりと合うメディアで発信すればいいと思いますしね。たとえば、珠理奈がshowroomとの方が相性が良いように。
 代わりといっちゃなんですが、江籠ちゃんから見た奈和ちゃんを読んでみましょう。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12544427769.html

 アンナ先生の「二人が並んだら最強だね」という言葉。
 SKE48という大きな物語の中で、選抜やコンサートで年々価値が見直されている5期生。
 この二人のWセンターも見てみたいですね。

 今回は、11月という縛りで調べていきましたが、奈和ちゃんの「センター」や「選抜」、「ダンス」への思いと、なかなか思い通りにいかない悔しさ。でも、そんな奈和ちゃんを時には支え、時には共に戦うファンの皆さんとの関係が浮き上がってきました。
 
 2020年の11月、奈和ちゃんとファンの皆さんはどんなことと向き合っているのか。けれど、一緒に支え合って進むのは、10年20年経っても変わらないんだろうなあ、としみじみ感じました。

 ここまでまとめて、「FRUSTRATAON」のダンスバージョンを見ると、ちゃんとSKEイズムを引き継いでるし、曲が終わってからあおむけに倒れこむ奈和ちゃんの姿をみていると、ジンとします。

 彼女が倒れてみているのは、「あの子」の姿か、「みんなの姿か」、「次の夢」か。




※「古畑奈和と兼任」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2020/05/blog-post_18.html

※珠理奈との共通点について考えた「何故、二人に惹かれるのか?」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2020/05/blog-post_7.html

※2018年、ネットの悪意と向き合った「誰かの耳」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2020/04/blog-post_26.html

2020年6月5日金曜日

Zoom劇場「カミングフレーバーは1週間で女優になれるのか?」1週目の感想

制約の中で生まれていくもの


 新型コロナウィルスの影響で、様々なエンターテイメントが活動を延期、あるいは中止という流れが2020年2月頃から続きましたが、徐々に様々な形態で再始動が行われています。
 SKE48も、今回はZoomを利用した演劇にSKE48の次世代ユニット「カミングフレーバー」が挑戦しています。
 まあ、中京テレビさんの公式動画を観てくださいな。



【ここからはネタバレありです】

 まず、あらすじをびっくりするほど雑に紹介しますとね。
 今日は野村実代演じるサクラの誕生日。みんなでZoomを使ってお誕生日会だあ、ということで、平田詩奈演じるミキと、赤堀君江演じるカエデが、ルームに集まって誕生日会を開きます。画面には、もう一人フードとマスクをした女の子がスケッチブックを持って手を振っています。
 やがて、その女の子はいなくなり、「あの子は誰だろう?」、「このルームを作ったのは誰だろう?」、「アイの姿が見えないけど、アイの帽子がさっきの画面にはあった」様々な疑問が湧いてきます。
 やがて、アイの画面が砂嵐になり、ミキの家のインターフォンが鳴り始めます。
 砂嵐の画面には「出ろ」の文字。
 ミキが部屋の扉を開けると、謎の小包が。中を開けると、卒業アルバムが置いてあるじゃないですか。
 画面には「私はダレ?」の文字が!
 答えられない3人。再び、ミキの家のインターフォンが鳴って、扉を開けると、謎の女の笑い声と共に画面は消えてしまいます。更に、カエデにも同じようなことが起こって、画面が消えてしまいます。
 「ミンナワタシノコトヲムシシテタ。イルノニイナイ」という乃木坂46の「君の名は希望」を邪悪な感じにした扱いをされたことが謎の声から語られます。そして、「8年前に…」という言葉で消え、サクラはどうなる、というところで、実は、中野愛理演じるケイのどっきりでしたあ、ということで、ネタ晴らし。ケイとアイが登場します。
 元ネタは既に亡くなっている「ミネギシユカリ」さんを元ネタにした趣味の悪いドッキリだったことを起こるサクラ。
 突然、サクラの部屋のイヤフォンが鳴り、出て行ったきりサクラは帰ってきません。そして、画面に「ワタシはダレ?」の文字が!

 ここで、物語は終了。
 時間にして、約25分(どっきりでしたと明かすのが20分頃)。
 いやあ、時間が過ぎるのが早かった。
 ホラーは苦手なので、見る前はどうしようかと思ってましたが、なかなかどうして、後からじわじわ来る系の怖さでしたね。
 この後の展開を予想すると、先に福岡にいるケイが画面から消えて、「うわあ、もう距離とか関係ないやつだあ!」となって、徐々に「ミネギシユカリ」さんが明らかになっていくんじゃないか、と考えました。
 
 今回、演技が初体験というメンバーだらけでしたが、個人的には、平田さんの演技が凄くしっくりくるなあ、というのが一つ。普通の女の子を違和感なく演じられるのが素晴らしい。
 そして、赤堀さんが演じている姿も初めて見たんですが、良かったですね。特に一瞬、顔を曇らせる時や恐怖を感じた時の顔が凄く上手いな、と思いました。
 中野さんは、出番が限られている中で、最初の怖い演技で存在感を出してましたね。推しの人なら、声の時点で分かったんでしょうか?
 大谷さんは、草の役しか経験がないと言っていたんですが、限られた出番の中で緊張感の緩和というぴったりの役を発揮してましたね。
 最後にみよまるは、画面に映えますね。特にカメラに顔を近づけて、大きい目が近づいた時には恐怖よりも「キレイだなあ」という感情の方が大きかったです。
 
 Zoomという画面があまり動かせず、胸から上ぐらいしか移せない制約ので、顔の演技が中心になると思うんですが、そこにホラーを持ってきた、というのは本当に設定の勝利だなあ、と思いました。見えないこと、そこにいないことの怖さを感じさせる設定でした。

 個人的には、「カメラを止めるな! リモート大作戦」みたいに、最後にみんなで踊るのとかいいんじゃないか、と思います。



 来週はキャストを変えての上演や追加日程もありますが、是非、ここだけで終わらずに様々なメンバーが演技に触れる機会を継続して与えて行ってほしいな、と思いますね。演技をすることで、また別の魅力が見えてきますから。

 次は、演技経験ありメンバーで行ったり、10期生で行くのも面白いのかも知れませんね。 

※「君のいない世界」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2020/01/blog-post_31.html
 

2020年6月1日月曜日

趣味人としての渡辺麻友

好きなものを語るあなたが好き


 本日、2020年6月1日、女優渡辺麻友さんが、引退しました。
 皆さんの中の渡辺麻友はどんな姿でしょう?
 女優として連ドラや映画で活躍する姿?
 アイドルとして輝いていた姿?
 それともかつてアイドルサイボーグと言われていた頃の姿?

 僕は、趣味に夢中な姿でした。
 マンガやアニメが大好きだった彼女。
 そんな彼女が大好きなアニメの中の登場人物になった「AKB0048」。
 この作品のメイキングを観ていると、本当に楽しそうにアフレコしてますし、キャストの方や監督との対談を読んでいると、彼女のキャリアの中で本当に大事なものだったんだな、と改めて思います。
 もう、園智恵理としてのシリアスな演技が好きなんですよ。
 「この涙を君に捧ぐ」を大切にしていてくれているのも嬉しい。
 
 
 そして、宝塚が大好きだった麻友選手。
 秦さんと一緒に宝塚を観に行ったりしてましたね。
 個人的には、「EXCITER!!」を唄っている彼女が凄い生き生きしてていいんですよね。
「ミレニアムチャレンジャー」も熱く歌っていましたが、誰か見つけてください。


 

 いつからか、指原莉乃のカウンターとしての役割を彼女に求められるようになったせいで、正統派路線で推されていましたが、僕は変化球としての麻友選手の方が好きでした。
 好きなことを語る時のあの顔が本当に良くて、とここまで書きましたが、「君の名は希望」のまゆゆバージョンも良いんですよね。
 あと、「FIRST LOVE」のまゆゆバージョンは一度見て欲しいですね。えれぴょんを超えられるメンバーは居ないと思ってたんですが、こんなに似合っているとは。

 あとは、「マジすか」のネズミも捨てがたいですね。
 当時のAKBのヒエラルキーを反映されていた作品でしたが、彼女はヤンキーなのに知性派なんですよね。
 個性派ぞろいの1期、2期を虎視眈々と狙う3期生。 
 僕は「マジすか2」のセンネズも好きなんですが、丁度、「1」と「2」の間のような「マジジョテッペンブルース」が大好きでしてね。
 「前田軍団対ラッパっパねえ、狭い階段、ぶつかってもらいましょうか?」
 こんなカッコいい台詞ありますか? 
 ここからの振り返るチョウコク、サビのラッパっパ、燃える展開です。




 ちなみに、ソロだと、「軟体クラゲっ子」や「ラッパ練習中」が大好きでした。
 渡辺麻友という人が10年代のアイドルシーンに残したものは、多分、まゆゆのファンや本店ファンの皆さんが書かれると思うので、僕みたいなSKE48ファンがああだこうだ、いう立場ではないので、控えさせていただきます。
 ただ、一人の趣味人として、本当に彼女が夢中で好きなものを観たり、歌ったり、演じている様子が好きでした。

※「おすすめのアニメ AKB0048」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2020/02/akb0048.html

2020年5月31日日曜日

前のめり③

引き算の魅力


 
 推しメンの魅力を考える時に皆さんは、足し算引き算、どちらで考えますかね?
 「こういう技能を持っている」とか「こういう曲の選抜に選ばれた」とか、足し算で考えていくか?
 それとも、「色々な要素をそぎ落として、一つだけ残すとしたらこういうところが凄い」という引き算で考えていくか?

 先日、AKB映像倉庫の「ソーユートコあるよね?」の選抜コンサートで、もの凄く気になるメンバーがいました。古畑奈和の「本性」、松井珠理奈の「Hwo are you?」、だーすーの「わるりん」等、それぞれの魅力が爆発したソロユニットブロックが特に印象に残っていますが、その中で一番印象に残っていたのが、さきぽんこと竹内彩姫が唄った「前のめり」でした。
 彼女は「前のめり」を2番から唄いました。
 僕は「前のめり」がSKE48のシングルの中で一番好きなこともあるんですが、何故彼女は2番から唄ったんだろう、ということが気になりましてね。

 彼女の公式ブログを追っていくと、コンサート当日のもので2番を選んだのは彼女のこだわりであるということ、そして、今の気持ちとリンクしていると語っていました。
 そこから、「今の気持ち」とは何なのか、考えていくことにしました。
 色々と辿っていきましたが、その中で気になったのが、2019年12月4日に行われた生誕祭での言葉です。

 「20歳の1年の目標は私のレギュラー番組をもらうことです。
 アイドルとして一歩先に行きたいと思って。
 私じゃなきゃダメな場所ってそんなにないんじゃないかなって。
 20歳の1年は私が必ず必要となる場所を探して作れたらいいなというのが目標です。
 総選挙や選抜の先にSKE48の竹内彩姫じゃない場所があったらいいなと」

 まず、さきぽんが20歳になっているという時の流れの早さに驚きますが、「SKE48の竹内彩姫じゃない場所」という表現。「SKE48」という大看板なしでどこまで自分一人の力で勝負できるか?
 その一つとして、彼女が挙げたのがレギュラー番組です。
 今、ラジオ番組「岐阜県だって地元です」でサブパーソナリティを務めていますが、それ以外にも何か彼女のレギュラー番組が出来ないかということですね。
 チアドラをしていた経験から、ドラゴンズ関係の仕事が真っ先に思い浮かんだんですが、この仕事はわりと激戦区だと思います。ドラゴンズに詳しいメンバーは他にもいますし、一人で呼ばれるということもこれまでのラジオなどの中継でSKE48のメンバーが二人で呼ばれることが多いので、ソロと言うと難しいかもしれません。
 趣味の読書に関することか? 
 しかし、SKE48の中には読書家のメンバーも多いです。
 ダンスか?
 しかし、ダンスが得意なメンバーも沢山いる。
 グラビアか?
 でも、SKE48にグラビアの仕事が来たのは、最近だといつだ?
 演技の仕事?
 運営がいちいちゲームと連動させる状況で、果たしてそれは「SKE48」から外れたものか?
 今、僕は「SKE48」という大分類で書いていますが、「芸能界」というものに置き換えると、さらに競争率が上がっていくと思います。
 じゃあ、何があるんだ?
 僕は行き止まりに達しました。
 そこから、彼女に関するブログだけでなく、ドキュメンタリーの映像を見返すことにしました。
 そして、一昨日の朝方に気が付きました。
 「何が出来るで考えるんじゃなく、何が残るかだ」と。
 
 様々な要素をそぎ落としていった結果、彼女の魅力として浮き上がってくるものは何かと。
 
 僕考えたのは、誰とも似ていないその美しい声と、フェアな視線でした。

 まず、声に関しては、本当に綺麗で2016年のソロコンサートで行われた朗読劇はとても素晴らしかったです。朗読をしたことがある人なら分かると思うんですが、「読む」と「伝える」では全くスピードが違います。彼女は持ち前の声を活かして「伝える」朗読が出来ていると僕は感じました。
 そして、「フェアな視線」。
 入ってきたドラフト1期生が置かれていた状況でも、きちんとダンスを教えていたこと。大組閣で当時腫物に触るような感じだったみるきーに公演のダンスを教えて、2015年の総選挙のバックヤードでは抱き合っていたこと。
 これは簡単なようでなかなか出来ることではありません。
 「あなたが居てくれたから」の記事で書いた、長い研究生生活や怪我を体験したからこそ、人の気持ちが分かる弱い者の側に立てる、うまく行かない人に寄り添えるのかも知れません。
 
 この二つの要素を合わせて、何かないかなと考えた時に、ドキュメンタリーのナレーションや、彼女自身が自分から遠く離れた場所旅をする番組はどうでしょう?

 起こっている事象を映像を通して伝え、時には自分の意見も語っていく、そんなドキュメンタリーのナレーションはどうでしょう?
 そして、彼女が旅をする番組なんですが、前田敦子が主演の「旅のおわり世界の始まり」という映画を皆さんご覧になったことはありますでしょうか?


 
 僕のイメージはあの感じです(黒澤清監督作品は、いつも考えさせられますね)。
 彼女の眼からみたら、世界はどう映るんだろと考えてしまいます。
 勿論、ちゅりのような朗読の仕事も。

 色々と話が飛躍してきましたが、この数か月間止まっていたSKE48の時間の針が、また再び動きだす時に、彼女は必ず必要になる存在です。後輩たちから見たら頼れる先輩の一人だと思いますし、公演や選抜を引っ張っていける存在です。
 そして、SKE48を飛び出した時の彼女のことを考えると、様々な想像が膨らんでいくんですよね。在籍している間に、「未来の可能性につながる仕事」という視点で沢山チャンスが獲得できないかな、と思っています。
 彼女も自粛期間中に様々なことを考えているのかも知れません。

 強制的に一旦止められてしまった今、再び、走り出す時の彼女は、きっと前のめりに地を蹴って走り出すでしょう。
 
※さきぽんについて書いた「あなたがいてくれたから」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/12/blog-post_8.html