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2021年11月9日火曜日

短期集中連載SKE48ユニット曲特別公演「チーム日高」

 さあ、5秒のデートを始めよう

 もう気づけば短期集中連載も4回目ですね。
 今回は、チームK2の日高優月をリーダーとした「チーム日高」について考えていきましょう。

 メンバーはこちら!




  ううむ、日高優月さんといえば、野球好きであり、後輩たちをメロメロにするモテる先輩であり、ファンの方からは同級生感があることに定評がありましたね。
 同級生感か…男子校出身の人間にはきついなあ…。
 いやいや、ちょっと待てくださいよ。
 昨日は、楽曲中心と期を中心にチーム井田を考えていきましたが、今回のチーム日高は別のアプローチが出きるかも知れません。
 それは、「チーム日高がもし、同じクラスメートだったら!!」
 ああ、コイツ、毎日毎日SKE48のこと考えて、いよいよ疲れてるな、と思った皆さん。
 その通りですよ。
 もう、映画「ゴジラ対コング」で白目で痙攣しながらメカゴジラを操縦する小栗旬のごとく、このブログを書いてますよ。
 なんなら、今、哲学者の鞍田崇さんの民藝に関するお話を聞きながら、これ書いてますよ(開始に間に合わなかった)。
 でもね、少し突拍子もないアプローチをすることで、期別とかチーム別とは違う視点が何か見えてくるんじゃないか、とも思いましてね。
 皆さんもいつも以上に肩の力を抜いて読んだり考えたりしてくださいね。

                 ☾

 
 多分、時間は朝。
 いつもの窓辺の一番前の席に座ると、後ろから背中をつつくメンバーがいます。
 幼馴染の上村亜柚香です。
 元気でクラスの明るいムードを作っている彼女。
 実は、生徒会にも入っていて、学校や生徒の為にも活躍しているらしいです。
 そんな彼女に似合う曲はなんだろう、とふと妄想すると、「Glory days」です。
 SKE48の曲の歌詞には「太陽」という言葉がよく登場しますが、それを体現できる数少ないメンバーだと思います。あとは、そろそろ彼女の「渚のCHERRY」を観てみたいですね。

 隣の席には、もう先に着いていた鬼頭未来さんがこっちに手を振ります。
 大きな瞳が印象的な彼女。
 いつも色々な髪型をしているし、英語も得意な才女でもあるんですよね。
 美白を維持しているのは、僕らの目に見えないケアをしているからなんでしょうね。
 彼女に似合う曲は何だろうと、妄想すると、「眼差しサヨナラ」や「君について」のように早さではなく、深さで彼女のことをじっくり知りたいですね。

 授業が始まって先生からプリントが配られます。
 後ろの席の上村さんにプリントを渡そうと振り返った時、何か鋭い眼光を感じます。
 一番後ろの席の小さいけれど存在感のあるあの姿は…。
 ああ!留年した先輩の大場先輩だ!
 大場先輩は、無口だ。
 でも、口を開くとめちゃくちゃ面白い。
 噂によると坂道シリーズにも詳しいらしい。
 演劇部でバリバリ演技をしている反面、コメディもやりたくて休みの日は劇団で演技もしているらしい。
 そんな大場先輩の魅力を感じられる曲は何だろう。
 「枯葉のステーション」なんじゃないか。
 今の大場先輩には一人での旅立ちの歌が似合う気がする。
 あとは、「素敵な罪悪感」なんかも似合いそうな気がするんですよね。「愛しきナターシャ」も。

 繰り返し授業と休み時間が訪れ、昼休みになりました。
 足早に教室を出て行く人がいます。
 あれは、生物部の池田楓さんじゃないですか。
 学校に迷い込んできた野良猫ちゃんたちを、ちゃんと病院で予防接種を受けさせて、野外の動物小屋で飼っている池田さんは生物部のエースです。
 友達と喋っている時の彼女も良いんですが、猫ちゃんを抱えて話かけている彼女の表情は抜群なんですよね。
 そんな彼女の魅力が伝わる曲は何かと考えてみたいんですが、「狼とプライド」はどうでしょう。動物じゃないですが、ちょっと年下メンバーとコンビを組んでお姉さんとして可愛がる彼女を観たいですね。そういう意味では後輩や年下の子の方が良い気もします。
 あとは、彼女がこの衣装を着ているところが観たいという欲望から、「初恋よ こんにちは」も観たいですね。

 5時間目は移動教室、渡り廊下をぬけて隣りの校舎へ向かいます。
 ふと、渡り廊下から空を見上げると青空が見えました。
 雲一つない青空は、少しだけ僕を遠くの場所へと意識させます。
 急に渡り廊下で止まった僕を、杉山歩南さんが不思議そうに振り返っていました。
 ああ、杉山さんには青空が似合うな、とぼんやりしていたら、もう杉山さんは隣りの校舎の暗がりの中に消えていました。
 動いている時の彼女の「陽」の雰囲気は、「コップの中の木漏れ日」が似合う気がするんですよね。
 あえての「涙に沈む太陽」も見てみたいです。
 あとは、今だから似合いそうという意味で、「わがままな流れ星」はどうでしょう?

 授業が終わり、部活へ向かいます。
 僕は映画部に所属していて、今、コンクールに向けて新作を撮影しています。
 女優は演劇部の大場先輩にお願いしたかったんですが、今、別の公演の為に忙しいそうで、鉄道部の末永桜花さんに主演女優をお願いしています。
 「おーちゃーん」とクラスのみんなから親しまれている彼女は、お嬢様感がありながら、鉄道やガンダムも大好きという好奇心の幅が広い子なんですよね。
 彼女に似合いそうな曲は何だおる、と考えた時、「眼差しサヨナラ」、「枯葉のステーション」、「抱きしめられたら」という指定曲全部いけそうな気がします。それに加えて、今の末永さんで観てみたいのは、「嘆きのフィギュア」か「虫のバラード」。まったく違う世界へ僕らを連れて行ってくれる世界観を持っているのが、彼女の魅力だと考えています。

 今日は屋上での撮影シーンです。
 ゾンビになった生徒が襲ってくるシーンを撮りますよ。
 夕陽が沈み始めた校舎。
 「そいつらみんな食い殺せ!」(イメージBGM 高橋優『陽はまた昇る』)
 そんな感じで撮影を終えて、ふと屋上の金網からグラウンドを見ると、野球部の部員たちが練習を続けていました。僕らはもう終わりなのに、まだまだ彼らは頑張ってるんだなあ。同じクラスの日高さんが、ボールを集めたり、何か洗濯籠を片手に走り回っている。
 ああ、本当に野球が好きなんだなあ。
 彼女にも太陽が似合いますね。
 でも、いつも明るい彼女だからこそ、普段は見せない顔が見たい。
 もっというならば、「動」よりも「静」が観たい。
 そこで「花占い」はどうでしょう。
 少し照れながら最後のフレーズを歌う彼女が見てみたいですね。
 あとは、衣装が似合いそうな「1994年の雷鳴」も観ていたいです。

 よーし、部活も終わって、バイトに行きますよ。
 駅の近くのコーヒーチェーン店で18時30分から21時30分のシフトでバイトしています。
 人通りが多いということもあってか、このお店は夕方から仕事帰りのお客さんや大学から帰ってきた学生たちでいっぱいになります。バイトしながら、あと少しで僕も仲間入りする世界のことをぼんやりと考えることもあります。 
 同じクラスの浅井裕華さんも、同じバイト先です。
 とてもしっかり者で、お客さんも彼女がカップに書いてくれるメッセージのセンスもよくて、コーヒーを飲み終わったお客さんから感謝の言葉をもらっている姿をよく見ます。
 僕も「滅亡迅雷」とか「一番一郎一期一会そりゃそうさ、今日はお前の命日」以外のこと書かないとなあ。
 そんな浅井さんで観たい曲は、「ガラスのI LOVE YOU」と「初恋よ こんにちは」です。もうね、浅井さんについては書きたいことが本当は沢山あるんですよ。カミフレでもラブクレでもない、なんならブラックパールでも無い。でも、彼女をこのまま選抜止まりで飼い殺しにしていいのか、SKE48?もう一つ上の段階にそろそろ彼女を活かせるタイミングが来てるんじゃないのかい?
 すいません、急にシリアスな感じになりましたが、彼女の「枯葉のステーション」も観たいです。

 時計が20時を過ぎた頃に、僕の方に手を振る人が。
 あれは、同じクラスの田辺美月さん。
 彼女は読者モデルをしながら、得意なダンスも習っているらしいです。
 よくこの店に来てくれるんですよね。
 去年、長かった髪を切ってからがらりと雰囲気が変わりましたが、お洒落な雰囲気と優しい言葉遣いが良いんですよね。あと、カミフレでの彼女のパフォーマンスを観ていると、身体のしなやかさやメリハリについて意識します。
 観てみたい曲は「エンドロール」です。
 あのエンドロールの白を基調にした衣装をまとった彼女が、華麗に踊るところが観たいです。
 誰かとの組み合わせでは、「鏡の中のジャンヌ・ダルク」も見てみたいですね。衣装でいうと、普段はなかなか着なさそうな「愛しきナターシャ」とかも観たいですね。

 バイトも終わり、電車に乗って2駅向こうの家へ戻ります。
 ふと向い側の座席でスマホをじっと見ている色白の美少女が。
 えっ、谷さん?
 学校だと凄くうるさくて、クラスの笑いのうずまきを生み出す存在なのに、少し印象が違いますね。
 声をかけようか、谷さんの声って凄く通るし、綺麗だけど、今はこの静かな時間を大事にしようか。まだ谷さん、顔を上げないな、何を観てるんだろ。もうすぐ降りる駅だ。
 谷さんの2面性の魅力は今更書くまでもないですが、明るい方の魅力を爆発させる曲として「ハートの独占権」と「16人姉妹の歌」を推したいですね。どっちもオリジナルの歌詞で暴れてくれそうじゃないですか?
 でも静謐な魅力としては、満を持しての「あなたとクリスマスイブ」ですよ。
 更に「てもでもの涙」の世界観にも彼女は親和性があるのではと期待しているので、ゆうかたんとのコンビはどうでしょう?

 電車を降りると、家までの坂道が続いています。 
 いつもこの坂道を登る時、僕は少しだけ上を向く時間が生まれます。
 マンションや一戸建ての家の間に見えたのは、綺麗な月でした。
 あの月の気配は、誰かに似ているけど、思い出せないや。

                ☾

 ええ、なんか同じクラスだったらと書きつつ、メンバー同士のからみもなく、なんなら半分ぐらいが学校の外に居る感じでしたが、皆さん楽しんでいただけたでしょうか。僕は今、恥ずかしさで死にそうです。もう一度書きますが、「ゴジラ対コング」の白目むいて痙攣しながらメカゴジラを操縦する小栗旬のごとく妄想を書きました。
 僕が恥ずかしさでメルトダウンしていなければ、きっと明日も更新されるはずです。
 明日はどんなアプローチで考えましょう。