変化と機会を楽しめ
「論語」と同じ時代に書かれていて、とても数学的な体系作りをしており、英語訳では「ブック・オブ・チェンジズ」と訳されることが多いそうです。
タイトルの通り、この本のテーマは変化と変化への向き合い方です。
陰と陽の二項対立から始まり、自分に変化を起こすのか、自分たちに変化を起こすのか。内面に変化を起こすのか、表層に変化を起こすのか、組み合わせはランダムに決めるとより面白くなりますが、ぼんやりと暮らすのではなく、変化を意識するというのはなかなか面白いことだと思います(確か、16通りぐらい変化があったはずです)。
ランダムに組み合わせを作ることにより「視野が広がり、視点が柔らかくなる」と、東京工業大学大学情報理工学院特定教授であり、株式会社日立製作所フェローの矢野和男さんは著作の中で指摘しています。
易に限らず、昔の人はサイコロやコイン(札?)を投げたり、自分の生まれた星などを一つのランダム性のあるものとして、自分の目指す変化を意識していたんですかね。
それが、現在のおみくじや「今日の占い」なんかにも応用されているのでは、とふと思いましたが、この辺りは詳しい方の本をまた読んでみたいです。
さてさて、今回のSKE48のユニット曲特別公演も、まさにクジ引きというランダム性が生み出す新しい視点や視野を生み出すものだと思います。
今回取り上げる「チーム井田」は、SKE48というグループの未来への変化を意識させられるメンバーと楽曲が偶然にも揃ったと思います。
チーム井田玲音名。#SKE48ユニット曲特別公演 pic.twitter.com/0adzUWzSqF
— SKE48 (@ske48official) November 2, 2021
ううむ、6期のれお様の次に来るのが8期のみよまる、そしてD3のゆうゆという若さ溢れるチームでしてね。「アナザーカミングフレーバー」感もあって、IFの組み合わせが面白いですね。
更に僕が偶然性を感じたのが、曲です。
「涙の湘南」、「思い出以上」、「赤いピンヒールとプロフェッサー」という組み合わせですよ。
5人、3人、1人という組み合わせも面白いですが、掛け声が盛り上がる「涙の湘南」に珠理奈のセンター曲だった「思い出以上」と「赤いピンヒールとプロフェッサー」、僕だったらどちらか一つにしてどちらか一つは落とすと思います。しかし、両方とも来るとは!
まず、「涙の湘南」ですが、ひなぴよ、なーやん、中坂さん、えなたん、ここなさんの9期生5人で披露がまず、思い浮かびました。でも、センターれお様で「いっだっれおっな!」と叫びたい気持ちもあります。あえて高身長メンバーで5人作るのも面白いかもですね。
そして、「思い出以上」なんですが、みよまるセンターの青海さん、中坂さんという布陣が頭に浮かんだんですが、あえてのなーやんセンターとかどうでしょう?
先日、FC岐阜のイベントの写真を何枚かTwitterで見たんですが、風を受けて前髪がふわりと浮かんで踊っている彼女の写真が凄く印象的でしてね。「思い出以上」との相性が良さそうな気がするんですよね。
もう一つのパターンとしては、未来への投資として、ゆうゆセンターも面白い気がします。D3の秘密兵器をどう爆発させるか、機会はこれまでも沢山あったと思いますが、ゆうゆが主役の曲がもっと増えてほしいな、と平田詩奈さんや西満里奈さんの記事を書いた時に思ったんですよね。
最後は「赤いピンヒールとプロフェッサー」なんですが、良い意味でも「誰でもいけるぞ!」という感じなんですよね。結構スタイルが良いメンバーが揃っているんですが、未来への投資として石塚美月さんはどうでしょう?
もう一つのパターンとしては、えなたんの「赤ピン」です。えなたんは、カミングフレーバーで披露した「無意識の色」のパフォーマンスが凄く良くて、「えっ、9期生にこんな凄い子居るのか」と驚いた経験がありましてね。まだまだ、沢山の人をびっくりさせられるポテンシャルが彼女にはある気がします。
今回は先に曲を持ってきましたが、メンバーごとに観たい曲を書いて行きましょう。
まず、れお様に関しては、彼女のはじけるような笑顔が映える「向日葵」はどうでしょう。オーバーオールや白いシャツ、麦わら帽子も似合いそうです。メンバーは、シンプルな衣装の味付けでも上手に自分のものにする青海さんは必ず入って欲しいですね。そこにえなたん、石塚さんはどうでしょう?
みよまるは、凛とした目力をぶつけて欲しい欲望が自分の中で凄くありましてね。ソロなら「お手上げララバイ」で乱れ舞うところ、複数なら「鏡の中のジャンヌ・ダルク」で旗を立てて欲しいです。間違いなく彼女は、この2、3年の間にSKE48の未来を作る旗手になる存在だという期待も込めての選曲です。
ゆうゆに関しては、上記の「思い出以上」以外だと、「わがままな流れ星」で思いっきり曲の世界ではしゃぐところが見たいです。そして、D3の仲間がかつて踊っていた「1994年の雷鳴」や「ハングリーライオン」を踊るとしたら、熱くないですか?
青海ひな乃さんは、自分の中で二通りの見たい表情があって、一つは静かな悲しみです。そこで選んだのは「てもでもの涙」。れお様かみよまるとのコンビで見たいですね。もう一つは賑やかな幸せです。9期での「Nice to meet you!」はどうでしょう?あの衣装とも相性が良さそうですし、個人的には一押し組み合わせです。
お次は、9期の僕の推しであるなーやんです。
もうね、なーやんはどれでも行ける、うむ。
と書きたいところですが、「奇跡は間に合わない」行きましょうよ!なーやん王子みたいじゃないですか。あとは、リターンマッチなーやんも見たいです。
次は中坂さんですね。
実はアメブロが楽しみで、毎回読んでおります。
彼女の推しメンだった真那担当曲に触れて欲しいという欲望が、自分の中にあるので、「チョコの行方」や「明日のためにキスを」で推しにライドするという案がまず一つ。もう一つは、あえての「残念少女」の中坂さん、見てみたくないですか?
今度はえなたんですね。
上記の「赤ピン」以外だと、「ガラスのI LOVE YOU」が似合いそうな気がするんですよね。なーやん、えなたん、ここなさん、石塚さんでどうでしょう?
あとは、「この世界が雪に埋もれる前に」の歌詞を、彼女がどう表現するかも見てみたいです。
そして、ここなさんですよ。
凄く迷いました。
まず少し大人びた表情が見たくて「嵐の夜には」。
すいません、真面目に書いたんですが、「ぶんぶん独楽」からのイメージです。
ゆうゆとの「狼とプライド」や石塚さん、中坂さんとの「フィンランド・ミラクル」とか観たくないですか?
最後に石塚さんですが、10期生は今どの曲に触れても新鮮な楽しみがあると思います。今だからできる「スカート、ひらり」や「アイドルなんて呼ばないで」も良いんですが、「心のソファー」の衣装が似合いそうな気もします。
こう書いて行くと、明るい曲、静かな曲、どちらも似合いそうなメンバーが揃っています。
果たして、れお様が未来の才能たちをどう料理するのか?
12の公演をまたにかけて踊ってきた彼女こそ、ファンよりも曲の本質を見極めているのではないか、と思います。どんな組み合わせがあり、どんな変化が起こるか、今から楽しみです。