人気の投稿

2021年3月10日水曜日

「SKE48 SHAKE」の可能性

 場の拘束を離れた先にあるもの


 2021年3月9日、SKE48の新しいアプリ「SKE48 SHAKE」の発表がありました。
 


 他のグループは既にオンラインのトーク会を始めていましたが、いよいよSKE48も開始となります。

 これまでの48グループの握手会は大都市を中心に開催され、そこを目指して全世界からファンの方々が集まっていましたが、これからは自宅やコワーキングスペースの小さい個室や刑務所の独房からも、場所を関係なくメンバーたちとお喋りできる環境が整ってきたわけですね。
 
 単純に、関西から四国のど田舎に引っ込んだ僕からしたら、「やったね!」と坂本真凛ちゃんばりに叫びたくなるところですが、一旦、冷静にこの「SKE48 SHAKE」の導入から見えてくるものを考えていきたいと思います。

 まずは、先ほど挙げた「場」からの解放ですね。
 場所に拘束されないということは、寝落ちして握手券を溶かすということは無くなります。僕も昔、中西優香との写メ会券を丸ごと溶かした思い出がありましてね(1部からだったのに、寝坊したんですよ)。こういう事故が起こりにくくなるのではと思います。
 また、海外のファンの方も申し込みがしやすくなるのでは、と予想しています。
 たとえば、珠理奈レーンに並んだことがある方でしたらご存じの方も多いかもしれませんが、海外のファンの方多いですよね。わざわざ日本に来てくれる旅費を想像したら、大変なコストです。その辺りの負担が減るのを考えると、もしかすると、別のメンバーのお試し買いが少し増える可能性もありますよね。是非、珠理奈卒業後のSKE48の方の推しメンも見つけて欲しいなと思います。
 ファンだけではなくて、運営も握手会や現地でトーク会という場を作るための人員コストも減ると思いますしね。オフラインだと愛知を離れることで交通費やホテル代もかかったりしますしね。
 それから、もし、映像が録画しながらという状況でのオンライントークでしたら、メンバーの暴言や嫌がらせをするような人も生まれにくい環境になるかと思います。
 あと、家でのオンライン対話にこだわらなくて良いのならば、僕だったら時間帯と場所を合わせて、メンバーにビクトリア湖の朝焼けをプレゼントしたり、キリマンジェロの白い雪、それを支える紺碧の空をプレゼントしたりするかも知れません(さだまさしの聴きすぎ)。それは良い過ぎでも、場所から解放されたことで様々なアプローチが出来そうです。

 「場」という拘束から解放された先には、モニターを通したこれまでよりもシンプルな「コミュニケーション」が残ります。
 メンバーとの1対1の対話。
 後ろの人に聞かれるのはちょっとやだなあ、という方や握手会終わりにニヤけた顔を見られるのが嫌な僕みたいなタイプには、とても良い仕様だと思います。

 ただ、握手会という大会場を使った「場」だからこそ発生したものが消失してしまったものもあります。
 まずは、グッズ売り場や当日のイベントですよね。 
 僕も握手会に行った記念に、生写真をおみくじ感覚で1セット買ったものです。
 「いや、そんなもん通販サイトで買えばいいだろ?そして、実家の向こう三軒両隣までヲタバレしたら良いだろ?」と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、あの爆音でシングル曲がガンガン流れて、人が行き交う握手会の会場という「非日常」の場だからこそ、買ってしまうところはあると思うんですよ。お祭りの縁日みたいに。ちょっと気分がハイになるというかね。
 あとは、他の部が始まる前のメンバーたちが歩いてくる姿とかも、会場にいたら観ることができますよね。「近くで見るとこんなに背が小さいのか」というメンバーもいれば、「うわっ、わざわざこっちに手を振ってくれた」と驚かされるメンバーもいます(みいぽぽレーンに並んでいた僕に、丁度、列が途切れた時間帯だったるーちゃんが、ずっと『たっはー!』ポーズをしていてくれたのを覚えています)。こういうのは、現地ならではの楽しみですよね。
 それから、会場でファンの方同士で会うという光景もよく見ますね。僕は特にグループに属していませんし、単独行動大好き人間なので、そういう機会はありませんでしたが、みんなで集まって話すというようなコミュニケーションは、オンラインの1対1のコミュニケーションに特化しているとないですよね。連番で何かメンバーに面白いことを言うとかも難しいかもですね。

 
 あと忘れてはいけないのが、お喋りなので握手ではないんですよね。
 勿論、このご時世ですし、僕は握手することに特にこだわりは無いんですが、それでも握手が個性的なメンバーはいるものでしてね。たとえば、秦佐和子さんの握手に名古屋で行った時は、関西から来たことを話すと、物凄い労わるような握手の仕方をしてくださいましてね。こんな風なコミュニケーションがあるのか、と驚かされたものです。
 他にも行ったことは無いんですが、犬塚あさなさんとかね。手汗がすごいらしいですけど、これも個性ですよね。
 身体的なコミュニケーションも無くなるわけです。


 なんだか、書いているとマイナス面が多い気もしてきましたが、将来的にはこれをメインにするのではなく、サポート的な役割を担っていけると良いのではと、僕は考えております。
 ざっくり書くと握手会の会場を借りてする握手会が70%、オンラインでするトーク会が30パーセントという割合で販売することで選択肢が一つ増え、よりメンバーとのコミュニケーションが取りやすくなるのでは、と勝手に未来を予想しております。
 あと、将来的にメンバー複数名とファン1人というトークが出来るのであれば、全国握手会ではなかなか難しそうだった複数名による同時対話も出来るかもしれません。スマホの画面だと小さいかもしれませんが、タブレットとかならなんとか行けそうですしね。メンバーとひたすら大喜利対決とかしたいですね。
 逆に、ファン複数名とメンバー一人で繋いで、卒業する時のお見送りの代わりとかもできるかも知れないです。出来るか出来ないかでいうと、欅坂46のラストコンサートで会場の巨大モニターいっぱいに、オンラインでつながったファンの方々の顔が映るシーンがあったので、やり方次第では出来ると思うんですよね。

 色々書いたけど、お前は「SKE48 SHAKE」のトーク会に参加するのかという疑問が湧いて来たころかと思います。
 今のところ、参加予定は無しです。
 理由は2つで、一つはお金が無い。この問題はもうすぐ解決されそうです。
 もう一つは、推しメンの五十嵐早香が休業中であること。
 他にも魅力的なメンバーはSKE48には沢山いるんですが、やっぱり1推しを軸に購入していきたいじゃあないですか(僕だけかも知れませんが)。その軸が無いなら今はまだ買い控えておくかというのが、僕の本音です。
 いや、言いたいんですよ。
 よこにゃんに「ブラスミ観てきたけど、ロボットという役を見事に演じていたし、エルを攻撃する時の構えが美しかった!あと、一緒に『ぐるぐるぐるぐるどっかーん!』したかったです」とか伝えたいですよ。
 尊敬する倉島杏実ちゃんにこのBGMで思いを伝えたいですしね。



「倉島先輩、初めまして。ティーンズユニットは残念でしたけれど、あなたの価値は全く下がっていないです!
 むしろ、あなたはそういう戦いとは全く違ったベクトルで進めるものを持って入ってきたんですよ。あなたには既に『歴史』がある。
 それはあなた自身のSKE48を愛してきた時間だ!あなたがSKE48に使ってくれた時間だ。こればかりは、どんなに大金をはたいてもすぐに買えない!
 だからこそ、あなたが言う言葉は信用できるんです!そして、歴史を知っているから、次の時代への大局観が持てるんですよ!『もう一度、SKE48で名古屋ドームに立ちたい』。あなたが言うから、意味があるんですよ。遅れてきた世代なんて言わせたくない!
 そして、名古屋ドームやトヨタスタジアムといった伝説の場所の先の物語を僕は観たいから(公演の歴史は12周年公演フェスの際に体感したとこの場合は仮定する)!
 だから、ささやかな応援ですが、ガロ―さんぬいぐるみをG12各国の国家予算で4京個買いますよ!
 13周年は名古屋ドームとトヨスタとマジソンスクエアガーデンでやってやりましょうよ!
 こうなったら、戦争だああ!
 SKEファンのみんな、来週もキリコと一緒に地獄に付き合ってもらうぜ!うおおおおおおお!」
とかね(危険思想の持主で、出禁間違いなし)。ちなみに、推しの五十嵐早香に対しては、この倍ぐらいの想いがあります。

 話を戻すと、むしろ、まだ握手会とかに行ったことの無いSTU48のオンライントーク会の方が、僕は先になるかも知れません(甲斐心愛ちゃんがカワイイですしね、じゃなかった、同郷の兵頭葵さんと地元トークもしてみたいですしね)。なんというか、知らないからこそ、ちょっとやってみたい感じでしょうか。待てよ。ということは、同じようにオンラインならやってみようじゃないか、というSTU48に対する僕のような人もSKEに対して出てくる可能性もあるわけですね。うーむ、是非、SKE48ファンの方がよりメンバーを深く知るきっかけになって欲しいですね。

 「非日常」の「場」にメンバーがいるというよりは、自分のいる「日常」の延長にメンバーとの「コミュニケーション」がある「SKE48 SHAKE」。この場をどう楽しむのか、僕も出番が来たら試してみたいと思っています。



※ 最後に少しだけ宣伝というか、相談を。
 普段、ブログでSKE48のことを書いています。
 noteで私的なことを書いたり、10分間の制限時間の中でラジオ機能を使った一人喋りをしています。
 田舎に引っ込んでから、新しい回路が欲しくなりまして、週に1度ぐらいZOOMなどを利用して1時間の制限時間で1対1で雑談するコーナーを作ろうかと思っています。
 コーナー名は「栄、喋っていてくれ」とかそういう肩の力がぬけたもので、内容もダラダラ喋りながら、何か面白さだったり発見が起こればいいし、起こらなければそれでいい。時には難しい問題設定に唸って、最後まで答えが出なくても良い。そんな時間が欲しくなりました。
 1対1が慣れてきたら、月に1回ぐらい希望者で3WAY形式もやりたいなとも思っています。
 僕を介して、知らない人同士が一つのテーマで話していくとかも面白いかも知れません。
 たとえば、僕のブログの読者の方の多くが、SKE48のファンの方かSTU48のファンの方です(坂道ファンの方、アニメファンの方も根強くいらっしゃいます)。この二つの違う「好き」を持つ方々が僕を介して出会うことで、新しい発見や面白さがあるといいな、と思っています。
 一番良い形がまだ分かりませんが(たとえば時間設定や開始時間など)、遊び方はありそうなので、ちょっと試してみたいと思います。