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2020年10月1日木曜日

鎌田菜月という川に足を入れるとき

 冷静な分析力と生き残りへの道


 前回、鎌田菜月さんについて書いた「鎌田菜月という川に手を入れる時」という記事で、今まで食わず嫌いしていた鎌田さんについて少しふれてみたんですが、もう少し知ってみようと思いましてね。 

 今回は、彼女が自分の立っている場所をどうやって変えて行ったのか、どういう闘い方をファンの方々としてきたかを考えてみたいと思います。
 

 彼女のイメージとして強いのが、ソーシャルゲームの「P4U」でのCM選抜です。
 2014年から2019年において、ランクインし続けています。

 ただね、シングルの選抜になったのが、2017年からアメブロの引用という古畑奈和ちゃんの時みたいなアプローチがなかなかできないんですよ。
 そこで、もう開き直って今回は、ある年のあるイベントに限定して見ていきたいと思います。

 それは、2018年総選挙。

 そう、48グループの歴史において2020年現在最後の総選挙に注目してみていきましょう。
 2018年4月18日深夜の「AKB48のオールナイトニッポン」において開催地が名古屋ドームであることが発表されます。

 この時の彼女のブログを読んでみましょう。
 https://ameblo.jp/ske48official/entry-12369706254.html

 過去最高順位を目指して彼女は始動したわけですね。
 ちなみに、2015年は70位、2016年は74位、2017年は44位という結果です。2017年のジャンプアップが彼女の勢いを感じさせます。そして、自分の敵は自分自身という観点も素敵ですね。

 2018年5月31日。
 速報が発表されます。
 彼女の順位は70位でした。
 この日のブログを読んでみましょう。

 https://ameblo.jp/ske48official/entry-12380094361.html

 ううむ、この速報の夜というのは、毎年、心がざわざわしますよね。
 過去の速報順位の中では、一番低い順位からのスタートになります。
 そして、僕も図星をつかれたようなところが文章の中にありましてね。
 当時、バリバリの総選挙中華思想の持主だった僕は、「1期から5期は総選挙選抜に入っているし、ドラフト1期も総選挙選抜に入ってるけど、まだ6期生は入ってないしなあ。苦労人が多いのは、分かるけど。これならキャリアは浅いけどセンターを生み出した7D2にこそ夢を託したい」という考えの持ち主だったんですね。
 こういう思考を鎌田さんも敏感に察知していたんだなあ、と。
 流石の分析力だなと感じました。
 ただ、このブログを最後まで読んで、何故か涙が流れていました。
 ひょっとすると、今のところ、彼女のブログの中で一番好きなものかも知れません。

 2018年6月8日。
 総選挙前の最後の公演を終えます。
 この日のブログも気になるので、読んでみましょう。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12382335698.html

 もう、周りの目なんて気にせずに自分との闘いに挑むんだ、という感じが良いですね。
 「夢」と「目標」の違い、そして、「目標」を現実にしていくには。
 彼女の熱い気持ちが伝わってきます。この頃は「一部を切り取る」人が多かったですね。今も居るんでしょうか?

 2018年6月17日。
 総選挙当日。
 僕もあの日、会場にいました。
 鎌田菜月さんの名前が呼ばれた僕の率直な感想は、「えっ、早くない?」でした。
 去年の数字を考えれば、彼女はさらに上に行くだろうと予想していたからです。

 この日の彼女のブログを読んでみましょう。
https://ameblo.jp/ske48official/entry-12384353103.html

 もうね。
 この名前呼ばれた時の描写とか、ゾクゾクしますよね。
 彼女の視点から描いた壇上の景色と推し席の様子。
 いやあ、この日は僕も須田亜香里応援席から、色々なメンバーのサイリウムをカチカチしてましたよ。岡田美紅推し席から落選したんですよ、ええ。

 話を戻すと、彼女は悲観することなく、「嫁ぎにきてください」という言葉でファンの方々との絆を強めつつ、あくまで「過程」であるということを書いています。

 穿った見方をすると、強がりを言っているようにも見えますが、彼女が本当に「過程」にしてしまうのは、この2018年秋から、2020年現在までの彼女の活躍を観れば、一目瞭然でしょう。

 総選挙が終わり、彼女の新しい1歩を感じさせる、2018年6月26日のブログを読んでみましょう。

 https://ameblo.jp/ske48official/entry-12386625683.html

 「女の一番の化粧は笑顔」という言葉、素敵ですね。
 ここから、彼女は自分の道を更に確立していきます。

 今回は、2018年総選挙関連から見ていきましたが、「生き残る」というキーワードから考えると、実はシングル選抜視点から見ていくと、更に見えてくるのかな、とふと思ったりもしました。

 鎌田菜月という人が自分の立ち位置をどうとらえて、それをどう変えていこうとしていたか。その考えの一端を今回は触れられたんじゃないでしょうか。

 また、ある程度調べて考えがまとまったら、さらにこの川を進んでいきたいと思います。