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2021年8月18日水曜日

青空片想い2021

 多分、青空の眩しさは同じ


 

 2021年9月1日に発売するSKE48のニューシングル「あの頃の君を見つけた」。
 このシングルのカップリングの中に「青空片想い2021」の文字を見つけた時に皆さんは、どんな感想を抱いたでしょうか?
 僕のストレートな感想を水に薄めず、オブラートに包まず、日干しせずに書くと下のようになります。

「あら、うちは初めてこの曲聴く気がせえへんわあ。
 なんや、2021とか数字つけてはるけど、毎年、コンサートで『青空片想い』してはらしまへん?
 なんで数字つけて、わざわざ今、カップリングにしはるの?
 秋元はん、坂道とはえらい仲良うしてはりますけど、うちらのチームSの新公演、はよう書いてくんなんし。ほんま、いけずな人やわあ」

 京都弁でネチネチ嫌味を言いたくなるぐらい、ピンとこなかったんですね。
 あと、個人的には「石榴の実は憂鬱が何粒詰まっている? Dj 松永mix」作ってくれ!という願望もあるんですが、それから思考を停止して、毎日を過ごしていました。

 しかし、ふと今日、「あの頃の君を見つけた」を聴いていて、何故、この曲がカップリングに選ばれたのかに気づきました。



 結論から言うと、「あの頃の君を見つけた」と「青空片想い2021」はお互いを補い合う関係なのではないか、と僕は考えました。
 2010年3月24日に発売された「青空片想い」。
 もう、10年以上前の曲なんですね。
 「青空片想い」の中で「制服の君」を見つめていた「僕」も10年経ったら、20代後半ぐらいでしょうか?
 「あの頃の君を見つけた」は「懐かしい木漏れ日が揺れる通学路」から始まるんですが、徐々に曲を聴いていくうちに出てくる、少し離れている「彼」を見つけるんですよね。
 そして「僕みたいに君を遠くで思うだけか」という箇所から、「青空片想い」の「誓いは片想い 君は知らなくても構わない」とも通じる気がするんですよね。
 つまり、「青空片想い」の時間を経たアンサーソングが「あの頃の君を見つけた」ではないかと考えるわけです。
 そして、「青空片想い2021」は、ひょっとすると、「あの頃の君を見つけた」の「彼」の見ている世界なのかも知れません。
 そう考えると、「あの頃の君を見つけた」のType-Aって、凄く時間軸が交差し合う一枚ではないか、と思います。
 正直、Type-Aは今回はパスしようかと思っていたんですが、曲と曲が響き合うセトリになっているので、これも買うしかないですね!
 先日公開されたMVに関しては、時間の流れを感じさせる上空からの映像だったり、るーちゃんが珠理奈ポジにいるということは、まだまだSKE48のセンター戦線は熱くなりそうだ、と深読みさせられたり、10期生たちの煌めきも素敵だったり、と見所盛り沢山です。
 皆さんもふとした曲同士のつながりを探ってみるのはいかがでしょう?