価値観を変えるきっかけを探して
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ぶつかり合ってSKE48になる
皆さん、NHKの大河ドラマはお好きでしょうか?
今、テレビドラマで1年を通して放送されるのって仮面ライダーとか戦隊のスーパーヒーロータイム枠と、この大河ドラマぐらいですよね。
今年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」もあまりの面白さに毎週、月曜日に「#鎌倉殿のSKE48」というパロディーツイートをしているぐらいです。物語もあと10話ぐらいになりまして、北条義時がいよいよ鎌倉幕府の中枢に位置して承久の乱へと向かっていきます。
脚本は三谷幸喜さんなんですが「新選組!」、「真田丸」と敗者の物語を大河ドラマで描いてきた彼が勝者のドラマを描くとなり、どんな風になるかと思っていたんですが、大河ドラマの歴史に残るぐらい凄まじい暗黒鎌倉時空が毎週繰り広げられています。
歴史が根本にあるので、本当に仕方がないことなんですが、主人公の小四郎こと北条義時がどんどん悪くなっていく様子が辛いけど、面白くてですね。三谷幸喜さん自身も特別番組で「残り10話の小栗旬が見たかった」と語っていましたが、手を汚して以下ずるを得ない小四郎の迷いとどこかで覚悟を決めた小四郎の怖さを小栗旬さんが好演しています( ちなみに、僕は山本耕史さん演じる三浦が大好きです )。
思えば、大河ドラマで主人公がどんどん悪くなっていくものとして、藤本有紀さんが朝ドラで磨いた素晴らしい脚本で描いてきました。主演の松山ケンイチさんは勿論、森田剛さん演じる平時忠もどんどん悪くなっていって、とても悲しい顔でいう「平家にあらずんば、人にあらずじゃ」という言葉は忘れられません。
悪役には不思議な色気というか、魅力があります。
演じる人の違う魅力を引き出してくれるといいますか、三池版「13人の刺客」の稲垣吾郎さんや
個人的には、その悪役サイドからもう一度、光の側に戻る姿が見たかったんですが、大河ドラマなので、だいたい死んでしまいます。果たして、今年の小四郎はどうなるんでしょう?
なんだなんだ、今日は大河ドラマの記事かと思ったあなた、違うんです。
これは、「絶対インスピレーション」のMVを観た僕の感想です。
まずは、公式動画を観てみましょう。
皆さん、突然ですが休みの日に何をすれば良いか、分からないということってありませんか?
いや、毎週予定が入りまくっているという方はいいですよ。
でも、朝の11時ぐらいに起きた時のやっちまった感や、起きてダラダラとSNSを見てるだけで1時間経っていたということもないでしょうか?
かくいう僕も2022年から紙の雑誌「かける人」を作る為に、休みの日の方がパンパンに予定が入ってしまい、この連載も5か月ぶりに書いてますよ、お侍さん。
さて、哲学者の國分巧一郎先生は「暇と退屈の倫理学」の中で、中世ヨーロッパの貴族たちは暇の過ごしかたを知っていたが、庶民たちも暇な時間が出来た時に何をすれば良いのか、分からないという人も多かったのでレジャー産業が入ってきた、ということを書いています。
誰かから「こういう休み方が良いぞ!」と与えられるわけです。
しかし、2020年から始まったコロナ禍は僕らに、レジャーだけでなく休み方も改めて考えさせました。
集まるのではなく、一人で。
騒ぐのではなく、静かに。
職場ではなく、家で。
今まで境界線がはっきりしていたものが、ぼやけてしまったと「あなたの24時間はどこへ消えるのか」の著者であるスワンさんも分析しています。解決策として、「休みの日は何々をする!」とか「休みの日は何々をしない!」というルールから自分を解き放ってあげることが必要では、と彼女は分析します。そして、この本に関する対談で、VLDK / LivingAnywhere Commons 八ヶ岳北杜 プロデューサーの渡鳥ジョニーさんは、「休みの過ごし方を他者と比べない方が良い」という考えを語っています。住んでいる環境やライフステージも違いますしね。
確かに休みの日にSNSを開くと、色々な人の休みの過ごし方が出てきます。ううっ、皆さんアクティブ、と感じることがあります。
しかし、周りはこうとか普通はこうみたいなものに縛られない休み方もいいな、と思います。周囲の相互評価など関係しない過ごし方。先ほどの國分先生の著作の中の言葉を借りると「没入」ですね。
こういう余暇の過ごし方について、考えるヒントをくれるメンバーが鎌田菜月さんだと僕は思います。
まずは、彼女がコロナ禍の頃に書いたブログを読んでみましょう。
(鎌ºωº田)<今しかできないこと。 | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)
このアメブロの中で、「意味もなく散歩をする」というところに僕は凄く惹かれまして、「何々しなきゃ!」とは真逆の時間の過ごし方だと思います。そして、持続できることでもあるな、と。
ただ、彼女もオンとオフをはっきりさせたい方のようです。
(鎌ºωº田)<オンとオフとか。 | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)
さて、今度は誰かと一緒に会うことについてです。
(鎌ºωº田)<乾杯〜!! | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)
このブログの中の「1人の時間は大切だけれど、1人で居続けるのは寂しい」というのも凄く考えさせられる1文ですよね。たとえば、僕は今過疎化が進む田舎に住んでいます。しかし、都会で1人暮らしをしていた頃は、1人でも全く平気で好きな本や映画をどんどん吸収していったんですが、映画の帰りに1人で最寄りのカフェでコーヒーを飲みながらパンフを読む時間がとても幸せでしてね。
だいたい映画の新作って、金曜日に公開なんですね。金曜日の夜の色々な事情でやってくる人達と、ほどよく他人でいながら同じ空間にいる時間が好きでした。
鎌田さんにもこんな体験があるのかな、と思い、探してみると、あるではないですか!
しかもわりと最近。
「ハマっちゃった」SKE48の鎌田菜月が一人ディズニーシーを満喫 (msn.com)
ううむ、こういう「普通は誰かと行くもの」という概念や他人にどう思われるかにこだわらない好きなものへの「没入」の仕方って素晴らしいな、と感じます。
彼女のラジオ番組である「サクラバシ919」、皆さん聴いてらっしゃいますでしょうか?
僕は全部の回ではないですが、聴ける時はなるべく聴いております。映画のランキングの時は、ちょっとラッキーという気持ちになります。彼女がこの番組で語るランキング企画を聴いていると、彼女が限られた休みの時間の中で豊かな過ごし方をしているなあ、というのが凄く伝わってきます。
鎌田さんのアウトプットにベストの形式は、個人的には「書く」だと思っていたんですね。
こういうブログを読んでいると。
(鎌ºωº田)<こんなこともある | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)
個人的にもっと文章を読んでみたいメンバーの一人です。
ファンの皆さんには、彼女のエッセイ集とか創作集とかはいかがでしょうか?
個人的には「意見文」中心のものが読んでみたいですね。
ちなみに、文章だけでいうと、彼女の凄いところって、そのメディアの外側の何かを掬い上げようとするところだと思います。たとえば、公式ブログのタイトル欄に限界まで文字を詰めたり、AAを積極的に使ったり。他のメンバーたちが豆腐を作っている時に、オカラを作ってきて、実はこっちもおいしいですよ、と違う可能性も見せてくれるメンバーだと思います。
いつも心が動く文章ばかり紹介しているので、たまには爆笑したブログも紹介しましょう。彼女の表現の素晴らしさを感じます。
(鎌ºωº田)<暴投したっていいじゃない。 | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)
話を戻すと、鎌田菜月の休みの過ごし方はもっと広がってほしいな、と思っています。
彼女と同じように過ごしたいけれど、ちょっと気が引けるという方の背中をきっと押すと思います。そして、誰かと比べずに自分の好きなものと向き合う過ごし方を更新していくというのは、きっと我々も学ぶところが沢山あると思います。
今日は日曜日。あなたはどんな過ごし方をしましたか?
先日、舞踏家の最上和子さんの「身体というフロンティア」を読みました。
最上さんといえば、アニメがお好きな方でしたら押井守監督と出した「身体のリアル」でご存じの方もいるかも知れません。
さて、最上さんは「身体は人間に残された最後の土地」という考えを「身体というフロンティア」 で書いています。たとえば、人間の身体は重力に嫌でも引っ張られています。そのことを自覚した上で舞踏していく(彼女の表現を借りるなら、自分に『取り込んでいく』)。それは、重力だけではありません。様々なものを事細かに観察します。「細微」を入口にして、「身体の内部」という「深く広大な未開の地」に入っていくわけです。そこで取り込んだものをまた、自分の外的身体で舞踏する。
ううむ、同じ人間の身体を持っているのに、ここまで違う動きが出来るのか、或いは、美しく奇異な動きができるのか、と感じました。
また、彼女が別のメディアで舞踏を始めるきっかけになったこととして、「踊っている人間の身体が言葉に見えた」という表現があったことも非常に印象的でした。
僕が、コンサート中のダンスやMVのダンスをどこか文学的にとらえようとするのは、彼女の影響があるからかも知れません。
何故、僕がこのことから書き始めたかというと、昨夜、須田亜香里の卒業曲「私の歩き方」を観たからです。
ドキュメンタリーを観るのが好きです。
Amazonプライムやネットフリックスで上質なドキュメンタリー番組やドキュメンタリー映画を観るのが至福の時間です。最近は、映画「ゴッドファーザー」が出来るまでの実話を元にした「ジ・オファー」というUーNEXTのドラマが抜群に面白かったです。
さて、ドキュメンタリーを観ていると、あの日のあの選択が運命を変えたり、自分に自信をくれたり、ということがあります。それは、自分の選択だけではなく、誰かに選んでもらったこともあります。
SKE48の中にも特別な1日というのがあると思います。
この記事の一つ前に「もう一度SKE48の話をしよう」という新連載を始めましたが、その記事を書きながら、これからのSKE48を考える上で重要な1日っていつだろう、と考えました。色々とあると思うんですが、松井珠理奈卒業公演の1日について今回は考えてみたいと思います。
この日については、当日に1度感想を書いていますが、そこから1年以上経った2022年8月現在視点からの記事にしたいと思います。
この卒業公演では、珠理奈のお母さまからの手紙が読まれました。
「珠理奈へ
卒業おめでとう。
そして、13年間お疲れ様です。
珠理奈がSKE48に入ったのが11歳。あれから13年も経つなんて。
今でも覚えています。SKE48が10月にデビューする前、一人だけAKB48の大声ダイヤモンドの撮影に行かなくてはいけなくなり、まだ小学生だったので、その撮影にお母さんもついていきました。
一人だけ遅れてレッスン。全て覚え、すぐ本番撮影。あの時は本当に出来るのか心配で仕方なかったけど、本番になり、その現場で見ていて、涙が出てきたのを思い出します。
学生生活がまともに送れなかったこと。総選挙などもあり色々なプレッシャーが珠理奈を押し潰そうとして大変なこともたくさんありました。
そんな珠理奈をずっと見てきて、今でもふと思うことがあります。
もし芸能界、SKE48に入らなかったらこんなつらい、大変なことにあうこともなく、普通の学生生活を楽しく過ごせたのではないか。『あの時、止めていれば』と思うことがあります。
ですが、この世界に入ることは珠理奈が自分で『どうしてもなりたい』と言って、自分で勝ち取った世界。
つらいこと、大変なことばかりではない。素敵に輝いていることもたくさんありました。こうして素敵な卒業コンサート、公演を迎えられたこと。
本当に13年間お疲れ様でした。
珠理奈の一番のファン、母より」
乃木坂46のドキュメンタリー「悲しみの忘れ方」は、メンバーの母親からの手紙が印象的でした。生駒ちゃんのお母さんが、自分の娘と同じぐらいの学生たちの姿を見て、「自分の娘にも別の人生があったのでは」と考えるところが印象的でした。
珠理奈のお母さまからの手紙を読んでいると、母親の立場からすると、心配になることがSKE48にいる間に沢山あったと思います。「色々なプレッシャーが珠理奈を押し潰そうとしたこと」の部分が特に印象的で、彼女に与えられた試練とそれでも「勝ち取りたい」という選択を取った娘を応援するしかない、という葛藤も感じます。
アイドルをやり遂げた娘への優しいメッセージだと思います。
手紙を受けて、珠理奈も卒業のスピーチをします。
「これも卒業コンサートの時と同じで、何喋ろうとかあんまり考えてなかったんですけど。
でもね、こういう形にはね、今なってしまってますけれども、こうやって卒業公演開催することがね、無事にできて。私もまさか卒業公演前に40度以上の熱が上がるとは思わず、それでね、トーク会をちょっとね、それも凄く本当に申し訳ない気持ちでいっぱいなんですけど、スタッフさんとお話してしっかりそれはね。振替してもらえるようにお話してるので、今日の公演の感想だったり、コンサートの感想だったり、皆で一緒に現地でトーク出来たらいいなとそこは思っております。
現地でトーク会つながりでいくと、けっこう最近その卒業発表してから、やった後に、他の推しメンのファンの方が遊びに来てくれることが凄く多いんですけど、『実は珠理奈推しじゃないんだけど』って、『でもSKE48を好きになったきっかけは珠理奈なんだよね』って言ってくれる人が凄く多くて、あっ、自分って何かのそういうきっかけとか、人の、何だろうな、人生を変えるじゃないけど、何かそういうきっかけにね、1つになれたんだなってことが、『あっ、もうSKEに入って良かったな』って本当に思えることだなって思いました。
でも、こうやってちゃんと他の可愛い子がいても目移りせず、ずっと卒業公演まで珠理奈のこと応援してくれる皆さんもたくさんいるし、今ここに今日来れない方もたくさんいるし、今ここに今日これない方もたくさんいるっていうのも凄くわかってるし、本当にSKEはっていうか、もう松井珠理奈はファンの方が支えてくれたから、うん、ここまでこれたんだなっていうのは凄く感じます。本当にありがとうございます。
外は大雨なのかな?ね、名古屋は凄く大雨ということで、名古屋の空も多分きっと泣いてるんじゃないかなと。なんか全然うまいこと言えてない(笑)。全然うまいこと言えてないですけれども。何かね、あのSKEってほんと大事な日に雨が降ったりするんですよね。
なんか、デビューかなんかの時に、なんか外で初めてやるイベントの時も雨だったり、なんかSKEは雨っていうのが凄く、なんか多くて。
だから、自分の晴れ舞台もこうやって雨が降ってるっていうことも何ら嫌な気もせず、『あっ、今日雨だけど、SKEって雨だもんな。最後、雨でいいな。最後の雨だな』みたいな、ちょっとなんか、それもそれで皆の中にね、残る思い出、皆は凄く大変だと思う。やっぱりここまで来てくれたのは凄くありがたいなと思うし、大変だろうなと思うけど、それもいい思い出として皆胸にしまっていただいて、今日皆がね、見せてくれましたから。
私は最初から出れなかったですけれども、皆が今日しっかりSKEこれから未来に向かって進んでいくぞっていうのを見せてくれたと思いますし、今日ここにいないメンバーも皆同じ気持ちで今いると思います。
なので、これからも変わらずSKE48への応援、そして松井珠理奈のことも気にしていただけたら嬉しいなと思います。本当に今日はありがとうございました。」
自分自身が既にボロボロの状態なのに、彼女のスピーチからは、この公演を良いものにしよう、後輩やファンの方々にこれから先の未来が楽しみなものになるように、という気持ちが伝わってきます。
GLAYの曲で「Friend of mine」の歌詞で、「誰かの痛みを優しさの上手な使い方で取り除いている君を見ていたよ」という部分があるんですが、僕は彼女のスピーチを聴きながら松井珠理奈という人の優しさの上手な使い方を感じました。
では、彼女の卒業公演から後輩たちは、どんなことを考えたのでしょう?
まずは、アルパカさんこと、荒井優希さんのアメブロを読んでみましょう。
荒井優希 ⚠️長すぎてもはや閲覧注意 | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)
「近くに生意気なやつがいた方が良い」という荒井さんならではの優しさの使い方が素敵ですね。きっと勇気もいったと思うんですが、それでも行動に移せる彼女も素晴らしいです。「最後までSKE48ことを考えてくれて」、「かっこいい背中」は、珠理奈の意思がちゃんと後輩たちに伝わっているなあ、と感じます。
続いて、平野百菜さんもアメブロです。
平野百菜♪珠理奈さん | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)
珠理奈の後輩思いな面が伝わってきます。
「心にflower」で選抜入りを見事に果たしたももたんですが、珠理奈の先見の明を感じます。果たして二人きりの時にどんなアドバイスを受けたのかも気になりますね。
次は井田玲音名さんのアメブロです。
《井田玲音名》 卒業 | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)
れお様の珠理奈への愛が伝わってきますね。
水着グラビアのプロデュースという、SKE48のことを考えている珠理奈の思いが形になった企画ですね。遠くに思っていたけれど、話してみるとグループ愛が伝わってくるというのは、これまでのメンバーのアメブロにも通じるところがあるかも知れません。
それでは、実際にこの公演に出演していたメンバーたちは、どう感じていたのでしょう?
まずは、みよまること野村美代さんのアメブロから。
野村実代です❤️ | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)
こちらでも珠理奈のプロデュース心が騒いでますね。自分だけでなく後輩のことを思う気持ちが伝わってきます。そして、自分が「赤いピンヒールとプロフェッサー」を踊るにふさわしい人かという、みよまるの葛藤。しかも、ファンの方々は珠理奈の赤ピンを望んでいるかも知れない。そんなみよまるの心を察してアドバイスをしてくれる珠理奈。このオリメンに直接見てもらいながら、曲を担当できるというのは普通のコンサートのシャッフルとはまた違った良さがあると思います。
「SKE48を守りたい」という彼女の願いは、今年のチームS新公演でのダブルセンターで見事に形になったのではないかと思います。
同じく出演した江籠裕奈さんのアメブロも読んでみましょう。
江籠裕奈。真 | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)
歌い方のプロデュースもしてるんですね。これは自分が歌詞を書いたからこそできることですよね。どんな感情でどんな風に歌えば良いのかを伝えられるのが良いですね。
ラブ・クレッシェンドというユニットに関しては、リリース時に賛否両論があったかも知れません。それでも選ばれた彼女たちは、その瞬間瞬間を全力で進んでいきます。
もう江籠ちゃんもベテランメンバーの一人です。
これから彼女が、「チャンスときっかけ」を自分やグループの後輩たちに与えてくれるのではないか、と思います。
ここまでメンバーたちのアメブロを読んで見えてきたことは、彼女のグループへの思いと、後輩たちへの思いです。彼女をよく知っている方ならご存じだと思いますが、珠理奈自身はめちゃくちゃ体が丈夫というタイプではありません。繊細な性格ですし、時として誤解もされ、きっと彼女自身も大変なのに自分のことを後にして仲間のことを考えられる精神は本当に素晴らしいです。
彼女がこのグループを去っていく時に残して行った「オレンジのバス」。
この公演の最後に歌われたこの曲は、その後、パブリックな場では歌われていません。でも、周年公演など大事なタイミングで歌われるといいな、と思います。勿論、リブランディングしていく上で、珠理奈色を残し過ぎてもいけないというのも分かります。でも、若手のメンバーに曲という形で間接的にでもいいので、珠理奈の思いが伝わっていくと良いなとこの記事を書きながら思いました。
時代が新しくなっても、変わらない意思を大事にしてくれたらいいな、と思います。
効率とか儲けも大事ですけど、時代遅れと笑われても人を大切にする珠理奈の思いは、ずっとこのグループに残って欲しいと思います。
※公演当日に書いた記事はこちら!
珠理奈が歌った「タイムマシンなんていらない」が中心です。
栄、覚えていてくれ SKE48の曲と映像の魅力: 2021年4月29日 松井珠理奈卒業公演の感想 (oboeteitekure.blogspot.com)
2022年1月から雑誌製作を行っています。
クラウドファンディングも終了し、おかげ様で出版費用も集まり、現在はISBNコードや雑誌コードの取得と印刷に向けての確認という最終フェーズに入っています。
この雑誌製作と同じく2022年1月から僕が重点を置いていることがあります。
それは、メタバースとWeb3です。
おそらくこれからは、上記の2つを上手く活用することで、ビジネスだけでなく趣味も楽しくなるのでは、と思い勉強しています。
自分だけの身体や世界の創造主となれる反面、自由な空間の中での創造力が問われるな、と僕は思っています。
それに対して、web2時代を加速させた偉人は徐々に退場しています。
スティーブ・ジョブズは2011年10月5日にカルフォルニア州パロアルトで亡くなりました。ケイン岩谷ゆかりの「沈みゆく帝国 スティーブ・ジョブズ亡きあと、アップルは偉大な企業でいられるのか」は、アップルのCEOであるティム・クックが名指しで批判した著書です。流石、ウォールストリートジャーナルのエースだった岩谷さんだけあって、「創始者亡きあと、新しいイノベーションが生まれるのか?」ということを200人以上の取材から我々に考えさせます。2014年の著作ですが、今読んでもヒントになることが沢山ある本だと思います。残念ながら、ジョブズの死から10年以上経った今、アップル社から彼が生み出したような、少なくとも人類の首の角度を変えてしまうようなイノベーションはまだ生まれていないのでは、と僕は思っています。
創業者がいなくなった後に、その企業は新しいイノベーションが生まれるのか?
思えば、48グループも秋元康の主導から離れ始めたぐらいで薄味になったのでは、と僕は思います。また、アイドルグループで考えると、欅坂46は1期生が作り上げたものが大きいと思い、グループのアイデンティティーを1期生が作ったと思います。それに対して櫻坂46は2期生を中心にグループカラーを作り、新しいアイデンティティーを創出しているのでは、と思います。
では、SKE48はどうでしょう?
最後の1期生である松井珠理奈が卒業して、もう1年以上が経ちました。
現在、1番キャリアが長いのはキャプテンの斉藤真木子ですが、キャリアが近い須田亜香里は卒業してしまいますし、同じくキャリアが長く総選挙選抜ランクイン組の古畑奈和もいなくなります。
過去のSKE48を知らないメンバーも増えています。
これは決して悪いことではないと僕は思っています。
2022年4月5日に刊行された田宮寛之さんの「何があっても潰れない会社 100年続く企業の法則」の中でも新規事業は若手メンバーでやった方がうまくいくことが語られます( 手芸専門店の小野株式会社の章を参照 )。新しいイノベーションが生まれやすいわけですね。SKE48で言えば、「カミングフレーバー」のような劇場のチームでもシングルの選抜でもない新しい場所で活躍するユニットの形は、若い期のメンバーたちの方が新しいアイデンティーを生み出すことが出来るのではと僕は思います。
でも、この流れでいうと、既存事業を上手くやっていくには、ベテランメンバーが活躍しなければいけません。その事業の成功や失敗の物語やノウハウを知っている人物。しかし、アイドル業界の場合は、若手からベテランになる頃には、卒業という問題があります。現在、女性アイドルの卒業年齢は年々引きあがっていますが、セカンドキャリアを考えると、もう少し早くしておいてた方が安全では、と個人的には思っています。
話を戻すと、SKE48の既存事業とは何か?
SKE48が大事にしている場所とは?
おそらくそれは、「劇場」と「握手会」ではないかと思います。
48グループの基礎であり、この2つがあるからこそ、「外仕事」に打って出ることができると思います。
SKE48の歴史を知りながら、劇場や握手会も任せられる若手とは?
僕は真っ先に8期生の倉島杏実ちゃんを思い浮かべました。
彼女は幼少の頃からSKE48に親しみ、推しメンである松井玲奈の背中を追いかけていきました。彼女が入った時、もう松井玲奈はいませんでしたが、彼女は松井玲奈の卒業シングル曲でセンターを務めた「前のめり」をキャッチフレーズの中にも入れています。彼女なりのリスペクトであり、目標としての松井玲奈を僕は感じます。
彼女は、2022年6月28日にZeep Nagoyaの8期生単独公演で「前のめり」のセンターを務めます。
この曲を披露したあと、客席からは彼女のドラマを知っているファンの方々から惜しみない拍手が送られたそうです。
この「前のめり」センターは彼女の到達点の一つだと思いますし、次のフェイズへのスタートだと個人的には思っています。同期の目からはどう見えていたんでしょう。
2022年7月1日に行われた彼女の生誕祭での手紙を読んでみましょう。
「あみちゃんへ
17歳のお誕生日おめでとう!
ついに私と同い年だね。
いつの日からか一緒にいる時期が増えて、チームも同じで、同期で、年齢も同じで、考え方や過ごし方も似てきて、一緒に過ごす時間はいつも楽しくて、あみちゃんのことがどんどん大好きになってるよ。
チームEの同期がどんどん卒業していって、もう二人になってしまったけれど、あみちゃんがいる安心感はとても大きくて、私にとっていなくてはならない存在です。あみちゃんと出会えて良かった!
お誕生日当日にあった8期生単独Zeepライブでは、またたくさんの思い出ができたね。
その中でも「前のめり」は本当に最高でした。自分が披露していいのか悩んでいたけれど、鳴りやまなかった拍手が答えだと思うよ。
あみちゃんが初期からキャッチフレーズでも言ってる『前のめり』っていう言葉はきっとあみちゃんにとっても特別な言葉で、ファンの方にとっても特別な言葉です。だけど、あみちゃんが一番似合う言葉であってほしいと私は思ってます。
あみちゃんは必ず選抜に入ると思う。悔しいこととかつらいことがあっても、すぐに前を向いて走り出すあみちゃんの姿を私は隣で何度も見てきたから絶対に諦めないでいてね。
前に一度だけ『諦めなければ叶うようね?』と私に聞いてきたことがあったけど、私がそのときに何て答えたか覚えてる?あみちゃんだったから私は胸を張って『絶対叶う』って答えれたんだよ。
大好きだった先輩が立っていたポジションを目指して、ずっと前のめりでいてください。立ち止まりそうになったらいつでも私が背中を押しにいきます。
これからも変わらず一緒に夢の階段を上って行こうね。
本当は8歳も年齢が離れているのに私と仲良くしてくれてありがとう。
いつまでも8期の赤ちゃんでいてね。
生誕委員の皆様、あみちゃんのことが大好きなのでお手紙を任せていただけてとても嬉しかったです。
チームE・佐藤佳穂より」
前のめりに進む杏実ちゃんの姿を見守るさとかほの優しい手紙でしたね。
既に選抜にいるさとかほ。さとかほがいる間に杏実ちゃんと選抜で共演するところが見たいですね。あとは、杏実ちゃんといえば、「前のめり」ですが、8期といえば「夢の階段を上れ!」だということも思い出しました。
どちらの曲も止まってしまっても、諦めずに走りつづける、上り続けられる努力について考えさせられます。
この手紙から杏実ちゃんは、誕生日にZeep単独が出来たことの喜びを語ります。そして、トーク会に来てくれるファンの方が増えたことが嬉しかったことも。11歳でSKE48に入って、最初は「子供だから」という理由で握手会に来てくれなかった人も、高校生になって来てくれるようになったというエピソードは、彼女がSKE48に居た時間を考えさせられます。更に、17歳の1年はキラキラ17歳にしたいと語ります。
そして、公演に来てくれるファンの方が増えて、幸せをかみしめているという話をします。それは公演だけではなく、大富豪イベントでも多くのファンの方の温かさを感じたそうです。
常にドライで、ちょっと一歩下がるような人間だと、彼女は自分を評しますが、沢山の愛を届けたいと語り、スピーチを終えます。
公演での自分のお客さんが増える、トーク会の列が増える。
それは、当たり前のようでいて大事なことだと僕は思います。
48グループの日常であり、これからも続いていくことだと思います。
11歳から始まった彼女のキャリアは、17歳の若さで既に中堅の域に入っていると思います。
彼女が憧れていたSKE48は、今、彼女の目にはどう映っているでしょう。
いつかの生誕祭で語った「あの場所」のことはもう誰も語らなくなりましたが、彼女の中ではどうなっているのでしょう。これは本人しか分からないことですが、まだ心の中にある手前の目標ではなく、ずっと先の夢としてあったら嬉しいな、と個人的には思います。
大人になればなるほど、現実を知り走ることを止めてしまいます。それでも、まだ彼女なら走ってくれる、とさとかほと同じように信じています。
倉島杏実ならSKE48の大事な部分を守っていきながら、新しいアイデンティティーを生んでくれると信じています。
そういえば、2022年4月11日にNHKで放送された「阿佐ヶ谷アパートメント」でメタバースの特集がありましてね。その中で芸人のずん飯尾和樹さんが、メタバース空間を体験します。メタバース空間内でのアカウントの見た目と、ゴーグルを被っている自分の精神の話になり、「そりゃ、モテますよ、17歳でおれの3つ下の50歳の経験値を持ってるんなんて」とある方に対して語っていました。
若いけれど豊富な経験値。
もしや、倉島杏実ちゃんは、SKE48におけるメタバース環境の体現者かも知れません。
えっ、妄想が広がりすぎました?
いえいえ、テクノロジーでカバーすべきところを、自分の勇気と選択で補ってみせる稀有な存在だと僕は本当に思っています。
過去から学び、新しい世界を目指して走り続けられる人が新しいイノベーションを生むんだとも。
今はSKE48だけでなく、アイドル業界もまだまだ苦しい状況だと思います。
それでも、倉島杏実ちゃんには走り続けてほしいと思います。
「前のめり」の歌詞のように、彼女の公演での姿やトーク会での笑顔を見て、もう一度人生を進む力をもらえる人がいると信じていますから。
「未来を見て、点を結ぶことはできない。過去を振り返って点を結ぶだけだ。だから、いつかどうにかして点は結ばれると信じなければならない」スティーブ・ジョブズ
なんとなく、イメージした曲を貼ってお別れです。
※ 過去の倉島杏実ちゃんの記事はこちら!
栄、覚えていてくれ SKE48の曲と映像の魅力: 倉島杏実というダイヤモンド (oboeteitekure.blogspot.com)
栄、覚えていてくれ SKE48の曲と映像の魅力: 12周年公演に向けて②「伝説に素手で触れるということ」 (oboeteitekure.blogspot.com)