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2019年3月19日火曜日

「SKEBINGO!  #9」の感想



いよいよ本格始動


 ついに今週からは4月に行われる単独舞台に向けて、実践編がスタート!
 5分間の演劇に挑戦していきます。

 同じ脚本を2チームに分かれて行うことになってましてね。
 まず、劇団「無」が須田亜香里、鎌田菜月、熊崎晴香、末永桜花、仲村和泉の5人。演技経験豊富なだーすーが、引っ張って行く感じでしょうか。初めて長い演技を観るメンバーが多いです。
 対して劇団「ふわフワ」は、大場美奈、竹内彩姫、菅原茉耶、北川愛乃、井上瑠香の5人。メンバー写真で、るーちゃんだけ指の向きが違うという天才ぶりを既に発揮しています。コントが上手いみなるん、今、番組で急上昇中のさきぽんもいますね。
 別々のキャスト、別々の演出が付くことで、全く違うものになっていくということですね。日本映画だとだいたい、このパターンで行くと、こけることが多いんですが、果たして!

 同じ役柄同士ということで、既に火花を飛ばしているるーちゃんとだーすー。だーすーを見て、後ろで大喜びのゆうかたんに吹き出しましたよ。

 今回、SKE48を指導してくださるのは、お二人。まず、「Straw&Berry」主催で脚本・演出をされている河西裕介先生。二人は目は劇団「悪い芝居」の代表で脚本・演出をされている山崎彰先生。
 劇団「悪い芝居」の方は、よこにゃんが出演する「猩獸」の予習の為にダウンロードしたアプリ「観劇三昧」の中に何作品か入ってるので、時間がある時に観てみようかな、と思ってますよ。

 今回の脚本は、河西先生がわざわざ書き下ろしてくださった物。それぞれの役柄に求めるものも書いてくださっていて、狙いもはっきりしています。それだけに果たしてそれができるか、メンバーは不安な面もあったそうです。

 挑戦するのは、女子高が舞台の現代劇。
 それぞれ演じる人物の感情を演じるのがポイントになってきます。
 場の空気を変えられるか、というのも重要になってくるそうです。

 まずは、劇団「無」の稽古の風景から。
 最初はクラスの出し物への悪口をネットに書いた人がいるということで、怒る女子高生役をおーちゃんが、疑われる女子高生役をいずりんが担当。
 先生から、「最初のお二人がちょっと弱いかな、という感じがします。やっぱりスタートダッシュが大事で、最初の二人のやりとりで、緊張感がビシッと、この場が凍り付くぐらいの空気を作っておかないと、もうその後、何をやっても面白くないという感じになってしまうので」というアドバイス。確かに入りが大事ですね。

 続いては、劇団「ふわフワ」の稽古風景。
 真面目に止めるるーちゃんが新鮮でしたね。
 先生からは「この人達がもってる、この場をこういう風に変えたいという欲求だとか、欲望があって台詞だとか行動に出るんですね。そこを持ってる欲望を強くしないと成立もされてないし、出来てないから多分、それを稽古でやっていくというのが大事になってくるんですよ」とアドバイス。

 どちらの劇団も数十分の稽古の後、いよいよ本番へ。
 まずは、劇団「無」による「放課後」というタイトルの演劇。
 あらすじを雑に説明すると、文化祭の出し物を演劇にすると決めたんですが、ネットにこのことに関する悪口が!
 しかも、決めた1分後に!
 内通者がいる!とジャック・バウアーなら言っているところですが、おーちゃんは、いずりんが犯人なんじゃないか、と問い詰めます。
 泣きながら喧嘩を止めるだーすー。
 それでも場の空気は変わらず、嗚咽を続けるだーすー(なんかだーすー弁みたいになってきたな)
 そこに元気に熊ちゃんが登場。「脚本が出来たよう」と明るく言います。良い意味で空気が読めないキャラクターを演じます。
 いずりんにスマホを渡され、ネットの書き込みを見て、笑う熊ちゃん。ささいな一言で再び始まる二人の喧嘩。まずい、このままでは「光と闇の果てしないバトル」になってしまう!
 そこに「あえいうえおあお!」と鎌田さんが大声で発声練習をしながら割って入ります。ネットに悪口を書いたのは、いずりん以外の人ではないかという可能性も指摘します。「みんな感情的になりすぎだよ」とこの舞台で求められていることを匂わす台詞を言ったあと、「これじゃ思うツボだよ、これ書いた人の」と二人をたしなめます。「きっと今頃、これ書いた人、笑ってるよ」とも。
 そこで急に笑い出す熊ちゃん。えっ?映画「必殺4」の真田広之?実はこれを書いたのは熊ちゃんでした。文字を横じゃなく縦に読んでいくと、「Bぐみさいこう」になるんですね。書いた理由は「いやあ、ちょっと思いついちゃってさ」と。ここまでなら、完全に愉快犯なんですが、なんと、熊ちゃんが書いてきた脚本とリンクしていた!
 「舞台は放課後の教室。文化祭へ向けて準備をする5人の高校生。一つの落書きを巡って物語は始まる」という、全て仕組まれていたのかあ!という展開。なんというか、ノンフィクションをフィクションが包み込むような感じで斬新なストーリーでした。熊ちゃんが書いてきた脚本のタイトルも「放課後」ですしね。最後は、みんなで笑顔で練習開始。

 先生からも「良かったと思います。最初の1回目を観た時、ちょっとどうしようかな、と思ったんですが、この短時間でやっぱり吸収が早いなと思って」と高評価。特に良かったメンバーとして、だーすーと熊ちゃんの名前が挙げられていました。「空気を読まないだとか空気を壊すというのが、二人はとても良かったかなと思います」とも。
 うーむ、確かにだーすーは、今回でも悲しいという感情を全面に押し出してましたし、熊ちゃんは場の空気を変えていきましたもんね。個人的には怒るおーちゃん、大声を出す鎌田さん、という新しい一面が観られたのも良かったです。いずりんの怒った時に出る関西弁も。
 全体的に緊張と緩和のあるストーリーで、5分という時間があっという間でした。

 次は劇団「ふわフワ」。
 既に1回、こちらはストーリーを最初から最後まで観ているので、ストーリーの驚きはどうしても薄くなります。どう差をつける?
 これが上手く差別化されてましてね。
 怒るみなるん、疑われれるさきぽん。大声を出して止めるるーちゃん。明るく登場する菅原。再び、些細な一言で始まる喧嘩。発声練習で二人を止めるよこにゃん。そして、実は自分でしたと笑顔で言う菅原。脚本を渡されて、そういうことだったのか、となる4人。笑顔で稽古が始まります。

 と、文字にしただけだと全く同じなんですが、演出が全然違ってましてね。「元ヤン」を疑われるほどのみなるんの迫力。よこにゃんが発声練習では、椅子の上に立って「んんあああ~」と叫ぶという観客の視線の流れも違います。何より、キーマンとなる女の子を演じる菅原がめちゃくちゃ良かったと思います。空気を読まない女の子を演じるために、一人一人の「スキだよね?」とか、「読んで」と呼び掛けていく感じが良くてね。まーやんのはまり役だったのでは、と思ってます。
 先生からは「とても良かったと思います。役のことをみんなが、素直に想像して演じてくれたので、良かったです」と高評価。

 さて、最後はこの様子を4月に行われる単独舞台で作・演出する人も観ていたんですね。劇団「鹿殺し」の脚本と演出をされている丸尾丸一郎さんです。「鹿殺し」っていうから、似たようなタイトルの某洋画を思い浮かべたのは置いておいて、先生からの評価はいかに?「劇団『無』は凄く華があって。一人一人が粒だってて、華って出そうと思っても出せないから、凄く良いことだと思います」とコメント。「劇団『ふわフワ』はすごくリアルで台詞を自分の言葉にしていたので、凄く好感が持てたというか、演技に対して」というコメント。
 気になるメンバーとして、「両キャプテン(須田・大場)。亜香里さんは、一人、ベテラン女優感というか、昭和感。2時間サスペンスドラマを観てるかのような。あと、和泉さん。座ってるだけでドラマを感じる」と高評価。うーむ、これは、いずりんの新たな魅力が発見されていくんじゃないかと思います。
 そして、4月の舞台の演目が発表! 
 シェイクスピアの4大悲劇の一つ、「ハムレット」に決定!
 って、マジでええええ!
 僕は大学生の時に、小林秀雄の「おふえいりあ遺文」を読むために、「ハムレット」を読んで以来、読んでいませんが、名台詞だらけで結構、難しいぞ、とは思います。
 こすられまくってる演目なだけにSKE48がどう取り組んでいくか楽しみでもあります。
 次回はSKE48メンバー全員によるオーディション。
 誰が選ばれるか、楽しみです。

 菅原の新たなチャレンジについてふれた「枯葉のステーション」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/blog-post_85.html

 

    

2019年3月10日日曜日

チキンLINE①



拡張されていくMV空間


 昨年、VRゴーグルを購入しましてね。
 ありがたいことに最近、48グループの公式チャンネルでよく公演曲のVR動画がアップされています。
 公演の最前席からのカメラで臨場感たっぷりの映像が楽しめます。
 そして、最近、「夏よ、急げ!」のような一本撮りのMVも魅力的でね。
 STU48の「風を待つ」なんかもそうですね。

 で、VRと一本撮りって前なんかなかったかな、と思いましてね。
 そしたら、ありましたよ。
 エスカとコラボした時の「チキンLINE」が!
 珠理奈、奈和ちゃん、熊ちゃん、だーすーの4バージョン確認できているので、まずは、珠理奈バージョンから。



 流れるようなダンスがカッコいいですね。
 流石は珠理奈、余裕のある動きで楽しみながらやっている感じがよくてね。
 個人的には、チキンLINEは真剣な顔で踊るのことが多いので、こういう風に笑顔で踊るのも新鮮でいいですね。

 さあ、次は奈和ちゃんバージョン。



 奈和ちゃんは、笑顔の愛らしさと真顔でのカッコよさのギャップがいいですね。サビでのキレのある動きが僕はお気に入りです。そう、こういう奈和ちゃんも好きなんだよ、というかね。2番で無邪気に走り回りながら、ハイタッチしていくところも素敵!

 お次は熊ちゃん。

 うーむ、個人的には一番好きな熊ちゃんのMVです。
 上品なお嬢さん感が出ていてね、熊ちゃんの元気の良いパフォーマンスで、一瞬、カメラ操作が追いつけなくなりましたよ。

 最後はだーすーバージョン。


 曲のここぞというところに美しいターンが入っていて、バレー経験者であるだーすーのアレンジが加えられてるところが良いですね。
 カワイイとキレイが融合したMVだと思います。

 さて、ここまで4バージョン観てきましたが、周りを踊っているダンサーの方々も凄くてね。毎回アレンジをしながらSKEメンバーを盛り上げていきます。
 あとこれ、もし、自分が踊ったら、果たして曲が終わるまでに目的地に辿り着けるのか、ということも考えましたね。

 さて、このエスカの動画、試みとしてはとても面白いと思いましてね。
 公演のVRの場合、どうしても踊る空間が限定されているのと、360度カメラですが、実は向いている方向は限られているのに対して、こちらは、全方向で楽しめます。MVの空間はまだまだ拡張していけるんだな、と感じた動画でした。

 また、エスカという日常空間で踊ることによって、一回エスカに行ったことのある人なら、「ああ、前に行ったとこ!」となりますし、行ったことない人がエスカに行った時に「ここは熊ちゃんが全力で踊ってたとこか…」と感慨にふけることもできるわけです。場所に新たな意味を加えていくということです。

 この試みは2015年しか行われていないんですが、是非またやって欲しいな、と思いますよ。「Stand by you」とか似合うと思うんですよね。
 もしくは、「オアシス21」で「コケティッシュ渋滞中」とかね。
 「チキンLINE」と同じテイストで行くなら、「いきなりパンチライン」とかも活かせそうなんですよね。

 個人的には、ご飯を食べたことのあるきし麺屋さんや、「意外にマンゴーういろう」が売ってたお店が写りこんだ時はテンションが上がりましたよ。

 せっかく、地元密着でやっているグループなので、色々と出来そうな場所はあるんじゃないでしょうか。サンシャイン栄とかも。是非またチャレンジしてほしい試みの一つです。

 はあ、またエスカ行きたいなあ。


VRゴーグルを購入した時の備忘録の記事はこちら!


「Stand by you」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/12/stand-by-you.html

「夏よ、急げ!」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/blog-post_22.html




  

2019年2月11日月曜日

今の私じゃダメなんだ①



あかりんから須田亜香里へ


 2015年6月6日。
 僕は福岡のヤフオクドームに居ました。
 3階くらいの席で、隣の席のニキビ顔の青年は、夏なのに白いトレーナーを着ていて、暑くないのかな、と思いながら、開票前ライブの開始を待っていました。

 その頃、僕の推しの中西優香は既にグループにはおらず、なんとなく惰性で須田亜香里と柴田阿弥のモバメを取って、箱推しとしてSKE48を応援していました。その年の総選挙CDはさほど買っておらず、限られた票数の中で僕は、だーすー、阿弥ちゃん、まいまい、珠理奈、るみに均等にいれて、最後の1票の入れ先を迷っていました。当時、モバメを取っていた方でしたら分かると思いますが、阿弥ちゃんのモバメ攻勢の凄さたるや。僕は最後の1票を阿弥ちゃんに入れました。

 そして、始まった開票前ライブ。隣りの席の彼が突然、「松井珠理奈」と背中に書かれた特攻服を着て「Over ture」のミックスを打ち始めるじゃないですか!一番に思ったのは、「いや、この高さじゃ見えないだろ!」だったんですが、応援の仕方は人それぞれ。周りを不愉快にしたりしなければ大丈夫だと考えなおし、僕もサイリウムを振りました。「コケティッシュ渋滞中」ではちゃんとオレンジ色にしましたよ。

 やがて始まった開票インベント。
 前半の初ランクイン組のラッシュが凄くてね。
 まいまいやるみが呼ばれた時は、「よっしゃあ!」と思わず拳を握ってしまいました。

 問題はアンダーガールズです。
 谷がランクインした時の盛り上がりは、「流石は地元!」とほっこりした気分になってたんですよ。

 そして、18位。

 「SKE48 チームE」と徳光さんがアナウンスした時、「えっ、誰だ?」と思ったんですね。続く名前に血の気が引いて行きました。

「須田亜香里」
 
 会場に響くどよめき。
 知らぬうちに「嘘だろ」と言葉に出ていました。
 心の中で「俺のせいだ」と自意識過剰気味に思った時。
 横の席の彼が言いました。

「俺のせいだ」

 えっ、君も?
 ひょっとしたら、あの福岡ドームの中のSKE48ファンの中の何人か、そして、総選挙番組を観ていた全国の家庭で、「俺のせいだ」が響いていたかもしれません。

 そう、前年だーすーは前々年16位、前年10位と「もう、選抜はかたいだろ」と誰もが思っていたのかも知れません。その結果、一人一人の力が逆に作用するという映画「ガメラ2」の最悪版みたいな感じで作用してしまったわけです(だーすーファンのみなさんごめんなさい)。横の席の阿弥ちゃんが、衝撃でこれでもかと目が見開いていたのも忘れられません。えづきそうになってるかおたんも。

 憔悴してマイクへ向かうだーすー。
 他のメンバーのスピーチ中も下を向いたまま。
 スピーチは「私は今日がずっと、楽しみでした」から始まります。もう血の気が引いていく。「私、ずっと、自分の首絞め続けることでしか頑張れなくて。何回ももう限界だって思ったんですけど。ずっと、こうやって追いこんだら、自分はもっと一生懸命になれるだろうと思って、一つ一つのことやってたきたんですけど。たぶん、その中で楽しむってことを忘れてました」と語っています。このスピーチを聞いていると僕まで泣けてきてね。

 ドキュメンタリー映画「アイドルの涙」の豪華版を観ると、スピーチ後はゆりあがずっとバックステージで「大丈夫」と繰り返し声をかけてくれてね。もう同期の優しさにまた目頭が熱くなります。「もう無理」と繰り返すだーすーの悲痛な姿。「ゆっくり戻ろうぜ」というゆりあの優しさがまた泣けてきてね。その後は、松井玲奈やぴよすも来てくれてね。もうこの時の衝撃が強すぎて、サッカー日本代表風に言うと「福岡の地獄」と名付けたくなるぐらい衝撃的な出来事でした。議席数がトップになった嬉しさとだーすーを選抜に入れなかった辛さ。

 その晩、毎日のように着ていただーすーからのモバメは来ませんでした。

 ここまでの流れを須田亜香里は「コンプレックス力」の中で「あかりんのイメージを演じようとした」と書いています。アイドルを演じるという「技術」では上にいけず、「気持ち」が入っていないといけないとも。実はこの年の初頭から卒業を考えていて、偏頭痛にもなっていたことを本の中で書いてます。アイドル「あかりん」としては、限界を迎えていたんですね。

 この日からだーすーは、辞めることを意識しつつも、自分を再構築していきます。
 この辞めようと思っていた頃にかけられたゆっこの言葉も良くてね。是非、購入して確かめて欲しいところです。人間須田亜香里として、握手会の対応だったり、メディアでの発言も変えていっただーすー、素の魅力がこの頃からあふれ出ていきます。

 そして、2016年の総選挙。
 見事、7位にランクイン!
 僕も罪悪感があって、この年はだーすーに全力で行きましたよ。
 総選挙だけが指標ではないとは思うものの、総選挙で人生が変わる人がいるのも確かなわけで。だーすーは、去年の借りを返すことができたわけです。人間須田亜香里がアイドルのあかりんに勝った瞬間です。

 その後も彼女の快進撃は続き、2018年の総選挙では2位まで上がります。
 SKE48を辞めるという選択をせず、「自分」を変えることで、勝利を掴んだだーすー。

 そんな彼女のソロ曲が2017年に発売されたSKE48のアルバム「革命の丘」に収録された「今の私じゃダメなんだ」です。
 秋元先生はやっぱりあてがきだと良い曲書くなあ、と思いますね。
 この曲を聴いていると、どうしてもこの2015年「福岡の地獄」のことを思い出しましてね。歌詞もこの出来事と翌年までとリンクしていて。今のままではダメだと分かっているけれど、どうしたらいいのか、迷いながらも答えが出始めているこの歌は、自分を変えたいと迷っている人すべてに響くのではないでしょうか。
 
 未だにだーすーのモバメは推しのものと並行して取っていますが、時々見せる弱さが人間須田亜香里らしくて本当にいいな、と思っています。

 あの特攻服の彼、今はどこで何してんのかなあ。

 だーすーとかおたんの名曲「ここで一発」の記事はこちら。https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/blog-post_62.html


 

2019年2月5日火曜日

「SKEBINGO! #3」の感想



アクションと演技をプロに学ぶ


 今回は楽しみにしていたアクション回。
 普段、映画秘宝の「最強新聞」のコーナーに載ってそうな映画ばかり見ている紅條にとっては楽しみな回です。

 市瀬秀和先生の指導の下、メンバーが様々なアクションに挑戦していくわけです。
 まず、アクション演技その1は「小宮を倒せ」です。三四郎の小宮さんにあてない範囲で攻撃していくというものです。
 1番手は体操を9年間やっていたおーちゃん、「首とか人中を狙うと良い」という「無名街爆破セレモニー」ぐらいの恐ろしいワードが出てきます。いったい、どこで知ったんだ。
 先生から「魅せることが大事」とのアドバイス。
 2番手は楽々さん。膝蹴りが当たりまくるという大変なことに。
 3番手はゆなな。Y字バランスキックが登場します。
 「体を実際より大きく動かして魅せる」というアドバイスをもらいます。確かに劇場の1番後ろの席にも届くようにと考えたら、工夫が必要ですよね。
 ここで、先生から裏拳を使うのはどうか、というアドバイス。
 4番手はぴよす。完全におちょくり方が小学生。愉快だなあ、ぴよすは。しかし、裏拳は当たってしまいます。
 先生からは「上半身より下半身が重要。足のさばき、相手との位置取りが大事」というアドバイス。スターウォーズエピソード6の時のマーク・ハミルにも言ってやってくだせえ。

 ここで先生のお手本。カッコいい!「移動しながら大きく殴る。殴った後の引きが大事」というアドバイス。
 そして、各自自主練習でおさらい。この時の荒井ちゃんの動きが面白い。楽屋トークでもいじられてましたね。
 よこにゃんは、ダメージを受けるということまでしています。想像力があるからこその演技だなあ、としみじみ思いましたよ。先生も高評価。何かを投げられてかわす、だーすの回し蹴りも凄いですね。

 アクション演技その2は殺陣
 木刀を使って殺人にチャレンジしていきますよ。
 どうでも良い情報を3段落分書いておくと、紅條は去年の夏、伝説の殺陣師、菅原俊夫さんのトークイベントや、同じく去年の冬は、東映剣会の清家一斗さん(会長の清家三彦さんの息子さん)のトークイベントにも行くぐらい時代劇ヲタでしてね(どっちも時代劇研究科の春日太一さん関連ですが)。
 自分の好きなアイドルが殺陣をしてくれるなんて、と今週の殺陣は楽しみにしてたわけです。近頃は「刀剣乱舞」などの影響で殺陣が大人気ということでね。
 東映で殺陣の練習コースもあるんで、財力さえ今の紅條にあれば絶対に通ってるぐらい豪華殺陣師の皆さんに稽古をつけてもらますよ。ちなみに紅條のベスト殺陣は「魔界転生」のサニー千葉対若山先生ですよ。セット全部燃やして、どんどん火傷して水ぶくれができながら戦うなんて、どうかしてるぜ、東映京都撮影所。
https://youtu.be/EcIcl0X_mpY
 
 さて、話を番組に戻すと、珠理奈が木刀が似合っていることを指摘され、「内藤選手とジェリコ選手戦で…」と今年の1・4東京ドームでのことを熱く語る珠理奈。流石。

 木刀の振り方は市瀬先生曰く「3の力で振って、7の力で止める」のが良いらしい。
 一振りと決め台詞対決ですよ。
 さあ、木刀オーディションの始まりだあ。
 だーすー「私だけ見てな」蝶野みたいでカッコいいですね。
 珠理奈「来世でまた、戦おう」声がカッコいい!流石は珠理奈。
 菅原「じゃあな」去っていくんかい!
 真凛「殺ったね」別の意味にしか聞こえない。
 ゆなな「ちょれぇな」木刀が床についてしまったのが残念。
 みよまる「みよまるです」殺した相手に自己紹介?
 綾巴「ばーか」一人だけ袈裟切りですね。流石は「刀使ノ巫女」。
 楽々「グッドバイ、フォーエバー」トム・クルーズですかね。
 よこにゃん「絶対まけへん!」ちゃんと下半身を意識して入ってきているのが、素晴らしいです。
 愛理「大人が嫌い」衝撃!
 優月「ドラゴンズ、来年、今年はAクラス」是非、Ąクラス入りしてほしい。
 アルパカ「接吻じゃ」ええっ、どういうことよ?
 
 この後はダイジェストになります。ぴよすの「母さんの敵」が気になりますね。

 最後はアクションの才能を感じた3人が選出されます。ゆなな、だーすー、よこにゃんに決定。
 演技のノウハウを伝えたいと言われるよこにゃん、この番組でどんどん魅力を発揮してますね。回転やブレイクが出来ると評価されたゆななも「挑戦して自分を試してみたい」と言ってますね。そう、どんどん試して欲しいとおじさんはしみじみ思いますよ。だーすーは体の軸がしっかりとしていると評価。流石はバレー歴13年。

 さあ、立ち回りにチャレンジ。
 一人目のゆななは、前髪から除く眼差しがカッコいい。こういう路線もありなんじゃないですかね。いつも可愛らしいゆななだけに、新鮮。最初の佇まいもカッコいい。
 二人目はだーすー、小宮がだーすーに助けを求めますよ。相田の「めちゃめちゃ雑魚じゃん」というツッコミが最高。松方弘樹さんが生前におっしゃられていた「静と動」の間を意識した殺陣で、流し目もカッコ良かったですね。
 3人目はよこにゃん。すでにカメラの位置がスタートから違う!他の人より手数が多いのにちゃんと覚えて、戦ってるのが素晴らしい。
 特に先生との闘いでの目線がいいですね。
 個人的には甲乙つけがたい、それぞれの魅力が引き出されてるんじゃないでしょうか。
 先生からも「まだまだ行けるね」と高評価。これは今後が楽しみだ。
 時代劇好きとしては、来週は他のメンバーの殺陣を見せてくれ、という感じですが、大満足の回でした。なんとなく、SKE48で舞台をしようとしてるのかな、とも思ったり。
 そして、huluで今週分を観終わった後に猩獣のチケットを確保しましたよ。よこにゃん、どう化ける?

 来週は怖い女特集。
 いよいよ奈和ちゃんの狂気が解放されるか!
 「マジでいい加減にしろよ」が怖すぎる。
 切れるゆうゆはまだカワイイ気がしますが果たして。
 さきぽんも楽しみですが、さりーという逸材も出てくるとは、まだまだ目が離せない「SKEBINGO!」1週間が長いぜ!

「SKEBINGO! #2」の感想記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/01/skebingo_30.html
 
 
 

2019年2月4日月曜日

ここで一発①


すべてのだーすー&つーまーへ


 皆さんの学校、職場、家庭の立ち位置は、SKE48のメンバーで喩えたら誰でしょう?
 自分の胸に手を当てて考えると、珠理奈ではないなあ、と思うんですね。絶対センターじゃないなあ、と。前働いていた会社はノンキャリアで現場上がりの叩き上げだったんですね。もう高学歴の皆さんに囲まれて肩身が狭かったなあ。クリーピーナッツの「助演男優賞」が似合いそうな感じですよ。BGMにどうぞ。

 この曲の歌詞で「『ダークナイト』で言えばジョーカー、『ブラックレイン』松田優作、ROCK FESでのクリーピーナッツ。時として主役を食っちまう」という言葉が出てくるんですが、とても好きな歌詞でね。いいさ、正統派の皆さんは、笑いたまえ、でもいつかのし上がってやるぜ、という感じで会社でも働いてましたよ。そんな僕から観たら、凄く力をもらったのが、須田亜香里と松村香織が歌う「ここで一発」なんですね。

 まあ、まずはこの3期生二人が入った頃、どんな感じで苦労してきたか、「1たす1たす1は3じゃないよ」の公式動画で確認してみましょう。
https://youtu.be/db_9y3SRZbw

 た、大変すぎる。
 てか、研究生の扱いが悪すぎる。
 すぐ正規メンになった4期生と比べても理不尽すぎる。
 
 「ここで1発」を歌う、二人のうち、須田亜香里のことから考えていくと、SKE48に入るまではバレーで日本2位(その年、1位は該当なし)になる程の実力者で、自分に自信もあった子がオーディション明けの招集で「この中で3番目にカワイイ」にまでなり(ゆっこと小木曽に抜かれたと思ったそうです)、ごめんねサマーでは年下のゆりあにも抜かれて悔しかったと「コンプレックス力」の中で書かれています。そして、昇格後も様々な悔しい思いをしながらも、「釣り師」として爆発、何度もテレビなどで試される場面を制し、2015年は総選挙選抜から落ちてアイドル須田亜香里として、一度挫折をすることになります、しかし、そこから復活フェニックス!新書を出すわ、写真集を出すわの大活躍。2018年の総選挙では2位にまでなります。
 
 かおたんこと、松村香織は、もうSKE48に辿り着くまでで映画が1本取れそうな感じなんですが、2期のオーディションで落ち、3期で合格。入ってからも果てしなく長い研究生生活を送りながら、運営からの理不尽な扱いに何度も苦渋を舐めさせられながらも炎上(文法的におかしい)、「今夜も1コメダ」で独自のポジションを獲得。気づけばソロデビューやら写真集もだして、本店の選抜にもランクインし、大いに暴れまわりました。

 
 そんな二人へのあてがき曲がこの「ここで一発」なんですね。
 まずは、ちょっと聴いてみましょう。
https://youtu.be/Fa7XxX8N3Bs

  説得力が半端じゃない!
 「何度あきらめようと思ったか だけど歯を食いしばって乗り越えた」とか「まるで期待されずにやって来た 悔しい思いばかりの茨の道」といったこれまでを連想させる歌詞なんですね。

 「どんな小さなきっかけだって 何かが始まるかもしれない」という、今、苦境に立たされている人々へのエールとも取れる歌詞もありましてね。しかも、それぞれ「きっかけ」を自分の力で作っているところも凄いんですね。例えばかおたんだったら、「1コメダ」。だーすーだったら、軟体とかね。ちゃんと自分で道を切り開いていくわけです。

 きっと二人の人生では「ここで一発 勝負しようか」という瞬間が何度か訪れたんでしょうね。前に出てチャンスを掴んで行く。この二人が歌うからこそ、説得力があるんだったと思います。今は、まだ苦境の中にいる人に力をくれる曲だと思います。かくいう僕もこの記事を書くために何度も聴きましたが、「そうだよなあ、失うものはもうないから、とことんやるしかないよなあ」と思いました。一歩前に出る力をもらえるというかね。

  MVを観ると、だーすー&つーまーの楽しい珍道中でしてね。
 こんなに田舎の農道が似合う二人は居ませんよ。
 途中で二人は喧嘩別れするんですが、やはり、貴女が居ないと!という感じで再会!
 最後は二人でコンサートをして終わります。

 この「ここで一発」は、どちらかと言うと、48グループリクエストアワーで大暴れしている印象が強かったんですね。トップは取れずとも、SKE48からの一発って感じでね。
 ところが、2018年のSKE48のリクエストアワー。なんとこの「ここで一発」が1位にランクインします。ついにトップを二人が取ったわけです。ちょうど前日にかおたんの卒業発表があり、まさに奇跡のようなタイミングだったと思います。まさに「まさか こういう日が来るなんてね」なわけです。紅條は当日、会場に居ましたが、二人の様子を見ているとこちらまで、「瞼の奥 じんじんと熱くなって」きそうでした。

 二人が示した道は、決して王道ではないかもしれません。
 けれど、自分たちで見つけた道で、トップまで昇りつめて行った姿は後輩達だけでなく、今をもがいている人々にも力をくれたのではないでしょうか。だって、みんながみんな珠理奈には成れないわけです。勿論、珠理奈を否定しているわけではありません。あんな道、誰が走り切れるだろか、というぐらい厳しい道ですからね。そこにいきなりポンと置かれる残酷さたるや。このこともいつか考えていきたいと思います。
 ただ、人生において端っこポジションからスタートする人も多いわけです。なんならずっと干されたままの人も多いわけです。人生やるやらないでやる方を選ぶ。簡単なようで難しいこと。二人の姿は、どこか日常の自分を重ねて応援したくなります。だーすーのモバメを取っていますが、彼女は今も「ここで一発」の瞬間を何度も迎えているんだな、と感じさせられる時があります。頑張れ、だーすー。僕も頑張るぞ、と読む度に思います。かおたんは、卒業した後、また新しい戦いが始まるんでしょう。どんな道を歩くのか楽しみです。ただ、彼女のことだから諦めずに食らいついていくんでしょう。

 二人の説得力のあるメッセージが、今日も聞こえます。

「心配するな」
「前に進んでる」
 
 うん、自分にとっての「ここで一発」勝負する瞬間のために、今日も頑張ろう。


 

2019年1月9日水曜日

センチメンタルトレイン②

セルフアンサー


 ※今回の記事は「センチメンタルトレイン 完全版」のネタバレにふれていますので、また観ていない方は是非、先に観てください。

 
 
 さて、今回の「完全版」ですが、Wikipediaをチェックすると、ある「トリック」が仕掛けられていると書かれてるんですね。トリック?映画「コマンドー」のベネット?

 そんなアホな話は置いておいて、さっそく映像を確認していきますとね。
 未完成版の始まりに「2年前」という文字が入るんですね。星の観測をしている宮脇さん。次に「そして、現在」という文字に変わって、甲賀の里(嘘)で読書するダースーを撮る女性が。
 

 珠理奈です。
 ここまでは未完成版と同じなんですが、今回は本人登場。
 しかもセリフが違うんです。
 「まだ読んでる。面白い?」
「非、現実的なところがね」と笑顔で答えるだーすー。
「どこまで読んだの?」
「友達が転校生の噂話してるとこ」
 ここで噂をする本店のみなさんが一瞬白黒で映ります。

 「ただいま」
 「おかえり」
 もうここだけで泣きそうです。

 曲は珠理奈ありで進んでいきます。
 空間だったここに珠理奈の肩がちゃんとあるのがいい!

さて、曲が終わって、再び珠理奈とだーすーの会話。
 「ありがと」とだーすー。「約束、守ってくれて」と続けます。
 「あのさ、いつか、お話にしていい? 今のこのこと」と珠理奈に聞きます。
 「このこと?」と珠理奈。
 「あなたがいて、私がいて。みんながいて。過ごした日のことを。楽しかったことや悔しかったこと。そんなことを全部、物語にして残しておきたいの」とだーすー。
じゃあ、私がそのお話に絵をつけてあげる」と珠理奈。
「えっ、描けるの?」
「描けるよぉ」
「ホント?」
「ホントだよ、信じてないでしょ。まあ、絵っていうか、イラストっていうか、漫画かな?」
「じゃ、頼んだ」
「タイトル考えた?」
「うん、お話はまだだけど、主人公の友達には、こう言ってもらいたいって思ってる『あの星は今も遠いどこかで激しく燃えているその光は毎秒30マンキロメートルの速さで、いつの日か再び、私たちの元へと届きすべてを照らす。私たちは光と共にある』」

 なんと!
 我々が観ていた未完成版のほとんどは、だーすーが書いた「風の又三郎」にインスパイアされたストーリーであり、あの絵の珠理奈は、実は珠理奈が描いたイラストだったんですね。

 うーむ、見事。
 「風の又三郎」では、三郎がのけ者にされて転校して、そのまま帰ってこないのに対して、「センチメンタルトレイン」では珠理奈がきちんと帰って来る。こんな素敵なセルフアンサーになっていたとは。ちなみに宮沢賢治の作品は主人公が馬鹿にされたり、変り者扱いされたりする作品が多いんですが、それぞれ尊い目標の為に生きている人物が多いんでおすすめですよ。

 正直、夏のごたごたがあってから「センチメンタルトレイン」は聴くのを避けてきたんですが、ここまで練られた作品であったとは。そして、本店MVならではの、金がかかってるロケーションが本当に良くてですね。竹林、星空、庵とどれも素敵です。
 現実とMVとのリンクも素晴らしくてですね。
 我々SKE48ファンからしたら、痛みを感じるMVでもあるんですね。
「嬉しかったこと」や「悔しかったこと」を思い出す。
 いつか、それもお話になるんでしょうか。
 だとしたら、このMVはまるで記録映画のように虚実が混じっていて素敵ではないですか。

 紅條も2018年の総選挙は名古屋ドームに居ましてね。
 推しの席が当たらずに、だーすー応援席で参加しましたが、あの第3位が発表された時のどよめき。僕は知らずに声を上げながら立ち上がってましたよ。無意識であんなことしたのは初めてでした。1、2フィニッシュが決まったあの瞬間の「嬉しかったこと」。宇野さんには「完全にオーバーキル」って言われてましたが。そして、その日の夜からの珠理奈叩きとそれに同調した人達。何も出来なかった日々。あんな「悔しかった」こともないです。

 だから、この曲を聴くと、色んなことを思い出すんでしょうね。
「本当の気持ちをはっきりできたら この胸のモヤモヤ消えるのか?」
何もしない 何もできない日々は センチメンタルトレイン

センチメンタルトレイン①

あの夏 遠くで燃えていた光


 2018年の夏以降ほど、珠理奈の存在を考えさせられた半年感はなかったんじゃないでしょうか。総選挙以降の休養に関しては、知らない人ほど、面白おかしく言うと思います(「誰かの耳」の記事でも書きました)。ただ、SKE48を知っている人間だったら、もしくは、映画「アイドル」を観た人間だったら…。少なくとも僕は、珠理奈だけが悪かったなんて1ミリも思っていません。そもそもの要因が何かを考えて欲しいな、と思っています。

 さて、そんなことより、この「センチメンタルトレイン」。2018年の総選挙選抜曲でしてね。
 本来なら、センターに1位の珠理奈がいる筈なんですが、いない状態で撮影が進んでいきましてね。
 CDについているシリアルコードを入れると、珠理奈がいるバージョンも観られますよ。

 まずは、曲を聴いてみましょう。
https://youtu.be/ADh4z1VPdVI

 うーん、長い。
 でも、このトラブルを高橋栄樹監督、うまく料理してるんですよね。
 ミュージックビデオ内に出てくる「風の又三郎」をうまく珠理奈と重ね合わせて使っているわけです。さらに、来るべき完全版に向けての下準備も素晴らしい。

 さて、いつもなら歌詞の世界を見て行くとこですが、今回はMVメインで行きますよ。
 MVは宮脇咲良さんが、「えっと、アルタイルが…」と星の説明をするところから始まりますよ。遠い宇宙のどこかで今も星が燃えてるよってな、説明ですね。
 咲良たんプラス本店の皆さんが、「転校生が来るんだって、帰国子女の」みたいな噂をしていますよ。ちなみにむっとむさんは、MV内でピアノを始めたことを話してますね。「なんか、ピカって光ることが多い」という噂も。門矢士じゃないの?

 柳生の里みたいな庵で読書するだーすー。

 そこに突然カメラを持った少女が!
 宮沢賢治の「風の又三郎」を読んでいるというだーすー。紅條は「永決の朝」が好きですよ。だーすーがストーリーを説明してくれます。「転校生が来る話で…」と。勘の鋭い
方なら、又三郎というか、三郎が小説の中でどうなったか、ということから今回のトラブルと重ね合わせる人もいるかもしれません。まあ、いったん置いときましょう。

 それでまあ、大学の天文サークルを舞台に曲は進んでいきますが、竹林の美しいロケーションが印象的でね。珠理奈は色んなところで写真を撮っていきますよ。


 2番ではみなるんが、写真を撮ろうとしてスマホを落としてしまいます。何かこの後、よくないことが起こるんじゃ、という予感と、同じ撮るという行動をしている珠理奈と比較すると、スマホの場合、光があんまり映り込まないのに対して、珠理奈が使ってる使い捨てカメラはガンガン逆光とかが入っていますね。
 これが後々効いてきます。



 そして、みんなで星の観察を始めたら、突如、珠理奈が一人で離れて、シャッターを切ると消えてしまいます。
 


 そして、一瞬入る、「桜の木になろう」の珠理奈。これは反則でしょう。

 だって、あのMVでの珠理奈の役割を知ってる人だったらねえ…。
 不意打ちで来たので、初公開の時、紅條は号泣でしたよ。
 そして、珠理奈はいなくなってしまいます。実はまた転校するんです。
 聞かされて、「えっ?」となるだーすー。


  「ここにいたほうが、いい」と珠理奈。
 即答で「うん」と返すだーすー。
 「いなくなると、悲しいし寂しい」と答えます。

「じゃあ、いつか戻ってくるね」というメッセージに「絶対だよ。戻ってこなきゃ怒る」と笑うだーすー。もう、ここでまた号泣ですよ。現実とリンクして発表された日はダメージがでかすぎて、もう1回再生出来ませんでした。

 咲良たんとも仲直り。

 「あの光はいつの日か再び、私たちのもとに届き、総てを照らす。私達は光と共にある」という咲良たんの言葉で終わります。
 
 さてさて、MVの中で提示された「風の又三郎」と同じように珠理奈は、不思議な転校生として登場します。そして、「風の又三郎」と同じように、周りの子供たちに不思議な体験を与えて、去っていきます。珠理奈は風や台風ではなく、光を連想させることになっています。この辺りは使い捨てカメラのフラッシュがうまく働いていますね。
 そして、宮脇咲良さんが言っていた「光と共にある」というのも現像した写真から連想できます。
 


 離れていても「光」である珠理奈と一緒である。これは、現実ともリンクしそうですね。
 割れたスマホでみなるんが撮影しているのも竹林に漏れる光。
 人ではなく「光」。
 「光」という遠くで輝くものでありながら、存在を感じさせるもの。
 しかも、ひびが入ったスマホの画面を通すことで、今は傷ついている「光」。
 まさに休養中の松井珠理奈ではないでしょうか。
 
 彼女の休暇中、だーすーが頑張り、気付いたら第2のSKE48の顔に現在なっています。それでも、珠理奈がいないと、やっぱり寂しいな、と思ったのが2018年の夏から秋にかけてでした。

 いつまでもこの「光」はSKE48を照らしてほしいな、と思います。
 えっ、「完全版」の内容はって?
「センチメンタルトレイン②」でやるで、少しだけ待ってくださいな。