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2019年2月28日木曜日

2月20日から2月27日までの備忘録



2月20日から2月27日までの備忘録


 2月20日 ブログ→市役所で色々と手続き
 2月21日 ブログ→服を売りまくる
 2月22日 ブログ→面接
 2月23日 ブログ→面接
 2月24日 体調が悪くなり、一日中家でゴロゴロ
 2月25日 映画「ギルティ」を鑑賞→TSUTAYA戎橋店へ
 2月26日 面接→ブログ
 2月27日 体調を崩す→ブログのメンテを開始。 

 僕、豚骨ラーメンを食べると体調が悪くなるんじゃないかと、35歳にして初めて気づきましてね。試しに23日の夜に豚骨ラーメンを食べてみたんですよ。
 そしたら翌日、案の定体調が悪くなりましてね。
 今後、豚骨ラーメンを食べる時は休みの前に!と誓いましたよ。

 それから、ただで映画が観られるポイントの失効が迫っているので、難波まで行って、「ギルティ」を観てきたましたよう。いやあ、また一つ新しい試みが、という感じでした。

 映画の後は、TSUTAYA戎橋店へ。
 前は気づかなかったんですが、SKE48メンバーのサインが!


 おお、あのお渡し会の時か。
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/12/tsutaya.html



 そして、STU48の大阪メンバーのサインも。

 二人ともお姉ちゃんがNMB48ですね。
 薮下柊とか、元気にしてるのかなあ。
 かなきちは、「オードリーさん、ぜひ会ってほしい人がいるんです」に出てましたね。 

 さて、生まれ故郷の愛媛県宇和島市に帰って、ぼんやり考えていたことが大分言葉になってきたので、それを書いていきたいと思います。

 まず、田舎なので、車がないとめちゃくちゃ移動がキツイことについてです。
 「そんなの当たり前だろ。免許とれよ、殺すぞ」と思った人もいるかも知れませんが、じゃあ、「僕みたいな免許持ってない人間や運転できない老人や子供は遠くに行くときにどうするの?何なら、毎日行くことになったらどうするの?」という疑問が浮かびます。バスなんか、ルートが限られてますし、本数も限られてます。タクシーはそもそも自分の家の周りには走ってないですしね。

 だから、僕は散歩と称して、家から2キロ以上離れている宇和島城まで歩いたりしていたんですがね。
 歩きながら考えたんです。
 こりゃ、この町住めないわ。
 公共施設や文化的な施設までの距離があるし(少ないですが)、まだ、町よりのところに住んでたらマシかもしれないけど、ちょっと田舎にずれたら、大分きついぞ。例えば、僕の母方の祖母が住んでいたような、海辺の漁村の場合、コンビニまで車で何10分かかる?

 これ、年をとったら絶望じゃないか、と。
 100歩譲って、Amazonを始めとする宅配サービスがあったとしても、体験しに行くことは殆どできなくなります。あと、病院の通院とかもね。

 かと言って、今から免許とって、車買って毎年維持費を払ってというのもなあ、と思いましてね。ちなみになんで、僕が免許を取らないかというと、多分、免許をとったら田舎だということをいいことに、夜中にガンガン人を轢いて回ると高校生の時に思ったからです。

 さて、都会のように免許を持ってる人がカーシェリングしていくというのは、田舎的に難しいんだろうなあ、と思いましてね。場所は結構あるんでしょうが、皆さん、もう車を持っているし。

 そこで、考えたのがタクシーの定額制です。
 宇和島駅で降りた時に思ったのが、改札から出てくる人みんな、迎えの車に乗っていくんですね、地元の。タクシーは何台も並んでいる状態です。勿論、終電後、終バス後は違うのかも知れませんが、それはタクシー運転手さんの働き方の形として、健康なのかい?と考えてしまうわけです。
 それだったら、昼間にアクティブユーザーをどんどん捕まえていけばいいじゃんと。
 そして、アクティブユーザーを作っていくには、今、車が毎日必要なんだけど、誰か他の人の手を借りている人たちなんじゃないかな、と思うわけです。もっというと、その人達を助けてる人達の手が空くことで、助けている人たちの時間が出来て、よりお互いに幸福になるんじゃない、ということです(介護とかが関わってくるとまた事情が変わりますが)。

 少し抽象的な書き方になりましたが、ようは、老人を車で病院に送ったり、迎えに行ったりというのを毎日してる人も沢山いますし、子供の送り迎えをされている方も多いわけです。その時間、一生で言えばどれぐらいになるよ、と。
 勿論、料金どうするの、区画はどこまでにするの、車足りるの?という疑問はどんどん出ます。ただ、例えば、車の数が足りないのなら、今免許を持っているけど、職がない人の就職につながるんじゃないと思いますし、料金は専門ではないので、なんとも言えないところですが、色々と出来そうな気がするんですけどね。

 空き状況や予約状況をアプリとかで管理してね。
 人が居ない、需要が生まれないんなら、生まれないなりの戦い方はある気はしますけどね。

 と、いうことを宇和島市に居た時にぼんやり歩きながら考えていたんですが、やっと自分の中で固まってきたので、書いてみました。

 そうそう、最近、考え事してる散歩コースの写真を撮ったので、時々載せます。
 今日は西大寺。

 背の高い木が好きです。

 それにしても、全然、職が決まらないわ。
 もう、後が無くなってきましたが、面接頑張りますよ。


ギルティ




 これはもう、事前情報入れずに観に行ってほしい。
 ここから下は、観てから読んでくださいませ。
 
 いやあ、疲れませんでしたか?
 僕は途中から「ギルティ」の意味が分かってきて、うわうわ、となりましたよ。
 途中のや、やっちまった、というあのシーンとかね。
 小説で言うところの叙述トリックに当たると思うんですが、あえて電話の向こうの視覚を削ることで、想像が広がっていく怖さがありました。
 昨年公開された「サーチ」もそうですが、ここに来て新しい表現の模索が始まっている気がします。

  
 

ウィンブルドンに連れて行って①



2013年 真夏のドームツアーの思い出 2


 僕が初めてナゴヤドームに行ったのは2013年8月16日。AKB48の真夏のドームツアーのナゴヤドーム初日でした。

 初めて降りたナゴヤドーム前矢田駅は、人で溢れかえっていました。

 あの頃はまだ遠征に対して初々しい感情しかなかったので、開演の1時間前にはナゴヤドームに到着していました。
 2019年現在、会場時間になってホテルから出て、開演時間ぎりぎりに会場に入る紅條からしたら、信じられない話です。
 
 席は3塁スタンド側の席で、周りにはSKE48ファンの方がちらほら居て、圧倒的に松井玲奈ファン率が高かったですよ。僕は、中西優香生誕Tシャツを着て、白と紫の単色サイをそれぞれ準備していました。

 やがて始まったコンサート、1曲目が「RIVER」、2曲目「Beginner」、3曲目「UZA」、これは、全部知ってるぞ!と会場は大盛り上がりでした。しかも、SKE48の1曲目は「ピノキオ軍」!https://youtu.be/Y2UHTinOsz0

 いやあ、一気に盛り上がりましたよ。
 これは期待できるぞ、とワクワクしながらサイリウムを振ったもんです。
 そして、ユニット曲のブロック。
 
 「ウィンブルドンに連れて行って」が始まります。
 この曲、youtubeの公式に入ってないので、適当に探してくんなんし。
 まあ、とにかく可愛い系の曲なんですよ、ピンクがセンターで、青と黄色が横に着く感じなんですがね。
 センターであるピンクがまゆゆこと、渡辺麻友。
 客席に居た僕の感想としては、「本店、潰しに来やがった!」と思ったわけです。
 当時、総選挙3位の可愛いの代名詞をぶつけに来るかと、こりゃ、中途半端なメンバーだと映画「ローグワン」のラスト5分みたいなことになるぞ、と震えあがっていました。
 そして、迎え撃つSKE48側のメンバーは、向田茉夏と木本花音
 こ、これなら行けるかもしれん。
 この「ウィンブルドンに連れて行って」は、それぞれソロで唄うパートが多く、唄っているメンバーの名前を叫ぶといういわゆる「コール」の戦いがある歌なんですね。
 
 最初に来るのは「まゆゆ」コール。
 で、でかい!
 そして、「まなつ」、「かのん」コール。
 おお、五分か。
 サビが終わって、再びサビ前のコール合戦。
 「まなつ」コールが「まゆゆ」コールを越えていきます。
 そ、そうか、ここはSKE48のホーム!
 名古屋だ!
 
 なんというか、SKE48の勢い、2013年もすごいな、と感じた次第ですよ。
 
 さて、本編が全部終わって会場は暗転。
 所謂「アンコール」タイムです。
 ここで、普段なら、「AKB!」「48!」と叫ぶんですね。
 まあ、僕はアンコールは余韻を味わいたい派なんで、黙ってることが多いんですが、突如として、遠くから何か聞こえてくるわけです。

 「SKE!」
 「48!」
 「AKB!」
 「48!」
 「SKE!」
 「48!」
 「AKB!」
 「48!」
 「SKE!」
 「48!」
 「バーフバリ!」
 「48!」
 「SKE!」
 「AKB!」
 「48!」
 「SKE!」
 「48!」
 「SKE!」
 「48!」
 
 なんと、「AKB」コールを「SKE」コールが飲み込んで行ったわけです。
 うおおおお!
 俺も叫ぶぞ!
「SKE!」
「48!」

 脳内で恐らくまだ公開されていませんでしたが、映画「ハイロー」シリーズの主題歌が流れていたんでしょうね。https://youtu.be/k9cLd-WpJCo?t=70
 完全にホームチームがジャックした感じで嬉しかったです。
 僕の4列ぐらい前の席に居た、志村喬みたいなおじさんが、見に来たカップルに、「これがSKE48の熱さなんですよ!大阪観に行ったけど、こんなことなかったもん!」と熱弁していました。後ろの席からも「SKEヲタやっぱやばいわ!うおおおお!SKE!」という声が。完全にウォーボーイズだったわけです。武器将軍の僕も含めて。

 アンコール明けの大島優子の「SKE48のファンの方の声が凄くて」という感想も頷けます。
 僕も「いつか、SKE48単独でナゴヤドーム出来たらいいなあ」とニコニコしながら観ていました。
 その24時間後、翌日のナゴヤドーム2日目で、SKE48の単独ナゴヤドーム公演が発表されることになります。

 アンコールのコールがSKEコールに飲み込まれたことって、これが最初で最後かも知れません。今、考えると、2012年の貯金でまだ2013年のSKEは走り続けて、それが爆発したんでしょうね。2014年2月の大組閣でさらに失速させられることになります。

 もうグループコンサートに行くことは総選挙前のコンサートぐらいになりましたが、あの頃はまだ、色々と楽しかったなあ、と思う2019年2月最後の日でした。

真夏のドームツアー京セラドーム2日目の思い出はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/blog-post_28.html
 

 
 
  
 

1994年の雷鳴①



2013年AKBドームツアーの思い出 1


 2013年、それはAKB48が一番イケイケだった頃だったのかも知れません。
 勿論、2012年の初の東京ドーム3DAYSの頃だろ、という方もいらっしゃると思います。僕もどちらか迷いましたが、2012年にやったことをアップデートして見せたのが2013年だと思います。ドームが5大ドームツアーになり、総選挙も日本武道館から日産スタジアムへとグレードアップされましたしね。

 さて、ドームツアーなんですが、福岡ドーム2DAYSから始まり、札幌ドーム、京セラドーム2DAYS、ナゴヤドーム2DAYS、東京ドーム4DAYSと、今考えるとなんちゅうスケジュールじゃいと思うんですが、僕は京セラドームの2日目とナゴヤドームの1日目に参加しましたよう。

 席は天空席でした。
 で、正直、1曲目の「Lay down」から、うーむという感じだったんですね。
 最初の「さよならクロール」のカップリング曲攻めも、初めて48Gのコンサートに来たらしい隣りの席の小学生ぐらいの家族連れは、「この曲、何?」って感じだったんですね。まあ、確かに僕も「1日目の方が良かったかしら?」と思ってたんですが、7曲目でSKE48の「1!2!3!4!ヨロシク!」が来た時の盛り上がりが凄くてね。うおお、やっと盛り上がれる曲来たあ!という喜びと関西にも結構SKE知ってる人いるじゃん、という嬉しさもありまして。まあ、景気づけに聴いてくださいな。
https://youtu.be/uZfjrnhTT4U

 で、そこからはNMB48祭りで、「結晶」を聴けたのは嬉しかったですね。
https://youtu.be/us9XaR3B6nQ

 うーん、難波は難波で良い曲多いんだよなあ。「ドガとバレリーナ」とかね。
 機会があればさわりたい。

 そして、指原の「愛しきナターシャ」を観た後、「1994年の雷鳴」がかかった時、おやっと思ったんですね。何故なら、篠田麻里子は7月21日に行われたヤフオクドームの公演で卒業していたんですね。ちなみに他のメンバーは、高橋みなみ、小嶋陽菜、板野友美、大島優子ですね。こんな感じで(漫才コントの入り方みたいだな)。
https://youtu.be/ZQtq71abpWE

 当日は、ユニット参加曲の順番の関係で、オリメンはこじはると優子さんだけで、残りは秋元才加、梅田彩佳が入ってましてね。
 僕としては「まあ、本店メインのコンサートだしね、さっき松井玲奈の『Blue rose』観たしね。あとは難波メンを楽しみつつ、『美しい稲妻』聴けたらいいなあ。どうしてお腹が空くのかなあ」と思ってたわけです。
 そしてまあ、バッと5人でた時、少し背の低いメンバーが右手の2番手側にいるわけですよ。
 天空席に居た僕は双眼鏡を取り出し、じっと目を凝らしてモニターを観たわけですよ。それぞれのメンバー名がモニターの下辺りに出てたわけです。

 「中西優香」

 ほげー!
 「暴れん坊将軍」で「余の顔を見忘れたか」ぐらいの衝撃と例の衝撃音がしましてね。
 https://youtu.be/JWvzFZaLJfs

 当時、中西優香1推しの僕は思わず落下しそうになるぐらい腕を挙げて、盛り上がりましてね。多分、オードリーに「アトランティスか!」と突っ込まれること間違いなしです。https://youtu.be/2OHcSO7Rsqg?t=620

 来て良かった…。
 あの日、あの会場にどれだけ中西優香推しが居たか分かりませんが、きっとドームに居た何人かの中西優香推しは、ガッツポーズをして静かに意識を失い、父アポロの面影を観て復活したことでしょう(知らない君は『クリード』を観て欲しい)。

 まあ、本店の超選抜の皆さんと自分の推しが対等に戦っているところを観る嬉しさたるや。よくわからんというアナタの為に2013年の総選挙の順位だけで解説すると神8の常連とアンダーガールズの門番達に80位の自分の推しが混じって踊ってるわけです。
 アベンジャーズに急にダイレンジャーが混じったらどう思います?
 めちゃくちゃ燃えるじゃねーか!
 https://youtu.be/5xEPgEd0OPw
 いやあ、紅條は子供の頃、この歌を聴く度に「天魔麒麟法皇レンジャー」というやつがいると思ってましたよ。

 さて、話を戻すと、流石は元AKB4期生のにしし、見事にAKB選抜達と共演してましたよ。
 数ヵ月後にインテックス大阪であった個別握手会でこの曲のことを聞いてみると、「めちゃくちゃ緊張した。あのメンバーの中に混じるのは本当にドキドキした。微かにサイリウムが見えて嬉しかった」と言ってました。いやあ、行ってみて良かった。きっと、推しじゃないけど、サイリウムの色変えてくれた栄ファンの人もいるんだろうなあ。天空から紫白のサイリウムの組み合わせをちらほら見かけた時は嬉しかったなあ。

 この日のサプライズは「ドラフト会議」開催のお知らせ。
 最初聞いた時は、「俺達の手で公害を暴けば、九龍グループをつぶせる!」というぐらい現実味のない感じだったんですね。https://youtu.be/6yBTWEOs260
 しかし、蓋を開けてみれば、多くの逸材メンバーが集うイベントになりました。
 
 帰り道、一人でうきうきしながら、この喜びを誰かに伝えられたらいいなあ、と思いました。ブログを始める6年前のことでした。

 中西優香卒業曲「桜、覚えていてくれ」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/12/blog-post_40.html



 

2019年2月27日水曜日

枯葉のステーション②



蘇る菅原


 菅原茉耶のSKE48人生は決して平坦なものではありません。
 2016年に「チキンLINE」の選抜入りを果たすものの、2017年は選抜から漏れ、「SKE48の10乗」でも「夏よ急げ!」の選抜落ちを経験した時の辛さを語っています。大々的にPRをしているのに、広告に自分が写っていない辛さ。
 そして、迎えた2018年4月28日の日本ガイシホールコンサートの夜の部。
 「枯葉のステーション」を唄うことになります。

 あまりSKE48に興味のない方でしたら、「いや、別に1曲唄っただけでしょ?」と思われるかも知れませんが、実はこの「枯葉のステーション」、卒業した松井玲奈のソロ曲で、なかなか大箱コンサートで出来るメンバーはいません。大箱に限定すると、珠理奈と高柳明音と秦佐和子と後藤楽々しかやったことがありません(公演・ソロコンは除く)。運営からの「任せたぞ」というメッセージにも感じます。

 そして、彼女のサイリウムの色は緑。
 現役時代の松井玲奈のサイリウムの色も緑。
 ご本人から許可をもらって決めたサイリウムの緑。
 
 緑のサイリウムと「枯葉のステーション」。
 きっと当日観ていた人は、一度は松井玲奈の名前が頭をよぎったでしょう。
 「SKE48の10乗」の中で「玲奈さんのような存在にはなりたくても玲奈さんになりたいわけではないので比べてほしくないんです」と語っています。
 
 ただ、一つ補足しておくと、「枯葉のステーション」は白いサイリウムで振るのが暗黙の了解なんですね。
 でも、この日のサイリウムは、緑だったんです。
 どこまで意識しているか分かりませんが、ファンは「菅原の枯葉」として迎えていたんじゃないでしょうか。
 このコンサートのメイキングを観ると、歌い終えた菅原は、涙してしまいます。彼女の2年前に「枯葉」を歌った楽々は、「そうなるんだって、歌ったら」と解説しています。やはり、メンバーにとって特別な意味を持つ曲なんでしょうね。

 2018年は菅原にとって、飛躍の年となります。
 1月に発売された「無意識の色」で選抜復帰。
 そして、6月に行われた総選挙。
 当日、僕も名古屋ドームにいましたが、33位までのネクストガールズが終わった辺りで、正直、ううん、今年は7D2からもう誰も入らないかなあ、と思ってたんですね。そこからの29位ランクイン。僕は1階スタンドの須田亜香里応援席にいたんですが(岡田美紅応援席は外れたんですよ)、右後ろ辺りの菅原茉耶応援席のどよめきと歓喜が凄くてですね。僕らも大いに盛り上がったもんです。
 スピーチも良くてね。
 「ファンの皆さんが『自信』という魔法をたくさんかけてくれました」という言葉は、一度落ち込んだ彼女だからこそ、ファンの人との絆を感じさせる言葉だと思います。彼女の飛躍への大いなる一歩となったんじゃないでしょうか。

 2018年後半は、ついに本店の選抜にまで選ばれます。
 完全に菅原大進撃の年だったわけです。

 そして迎えた2019年。
 引き続き、本店の選抜に選ばれ続けます。
 しかし、2018年末の同期のれなひゅーの卒業。仲の良かったゆななの卒業発表という衝撃的な事件が続きます。
 彼女自身も体調を崩してしまうこともありました。
 多分、今、彼女は過渡期にあるのかも知れません。
 握手も売れてる、外仕事も安定して出られる、選挙も結果を残した。間違いなくトップランナーへの切符を手にいれて新しい壁の前に立っている彼女。
 この壁を一つ越えられるかどうか。
 2019年は、菅原にとって勝負の年になっていくのではないでしょうか。

 個人的には、7D2のお姉さん的存在だったり、先輩たちの妹的存在だったりと、絡むメンバーによって色々な顔を見せるところも好きなんですが、「EMPTY CANVAS」での一人喋りが好きでしてね。みよまるの新番組が始まるかも、と怯えてたとことか、本当に面白かった。それから、毎回グラビアを観る時の表情の面白さも良いですね。

 2019年、果たして、菅原はどうなるのか。
 彼女の笑顔が2019年も沢山見られるといいな、と思います。
 グラビア見てる時の、あのガハハ笑いも。
 こちらの頬もゆるんでしまうあの笑顔をまた見せて欲しいと思う次第ですよ。
 
 

僕の打ち上げ花火①



現れて消えていったもの


 皆さん、「あっ、今この人のこと好きだ」と感じる時ってありますかね。
 お互いに付き合っていて、相思相愛の時はそれでいいんですけどね。片思いだったとしたら…。そして、そのことを伝えられずに時間が過ぎて行ったら…。

 紅條は、中学生の頃、GLAYの「HELLO MY LIFE」という曲が「SUMMER FM」ぐらい好きでよく聴いていたんですが、その歌詞がこんな歌詞だったと思うんですね。「言えないままの片道の恋 ずっと好きだった 季節外れの粉雪が振り忘れられてる」「春の日に散る片道の恋 ずっと好きだったってね」
 曲全体の歌詞をおさえると、卒業式を思わせる感じでとても切ない名曲です。


 あとは、松田聖子の「制服」とかもいいですよね。
 こっちも卒業式関連で、言えないままの思いを抱いて別れていく二人の曲です。
https://youtu.be/214j2y-5Jyo

 さて、なんで急にこの2曲を挙げたかというと、「卒業式」という普段とは違う非日常的な環境で、自分の視線も変わり、初めて自分の気持ちを認めて行くということを言いたかったんですね。「意外にマンゴー」とかも「海」という非日常で「水着」という普段とは違う「君」を観て気づくわけです。それに対して「Stand by you」は普段の生活の中で気づくという点では異質ですね。

 この曲の普段と違う場所はどこかというと、「夏祭りの夜」なんですね。金魚すくいをしている普段とは違う「浴衣」を着た「君」の姿を見つけるわけです。


 お祭りの時にクラスメイトに会うと、なんか嬉しくなりますよね。しかし、傍に「彼」がきてそっと抱くわけです。なんか、映画「桐島、部活やめるってよ」を思い出しましたね。
 僕は急にそこに居られなくなるわけです。「まるで君に恋をしてたように…」とあります。ここでは、自分の行動の比喩として恋をしていることを使っています。
 そこで見上げたのか分かりませんが、サビでは、打ち上げ花火を見て、悲しさを感じます。「美しい光も 一瞬の過去」という表現が切なくてね。もう現れて消えているわけです。「開く花は静かに消えていく」というのもどこか寂しい。胸の奥にあった「愛しさ」に実は「気づかぬふりをしていた」ことをここで吐露しています。そして、「友達だと思っていた君が遠くに見えた」という表現は、物理的には近くに行こうと思えばきっと行けるのに、心理的に遠くなってしまったわけです。そして、最後に現れる「彼」への嫉妬。紅條みたいな、器の小さい人間は「君」の幸せより「彼」への嫉妬を語るところに共感しまくりですよ。

 2番では、主人公は仲間と離れてしまい、一人で祭囃子を遠くで聴きながら、淋しさを感じます。「人はみな 自分に 嘘をついて生きてる ずっと隠してた ホントの気持ち」と実は気持ちを隠して生きていたことを明かします。「学校では見られない 素顔の君を知って もっと もっと もっと 好きになった」と普段とは違う環境での「君」の姿で、その気持ちが表層化したことも。Jam Projectかっていうぐらい「もっと」を言ってますね。
https://youtu.be/qCE4pHiGTXs

 2番のサビでは夏を経験していくことで大人になっていくんだ、と感じます。そして、切なさが広がる様子を花火で表していますね。そして、片思いは続き、自分の恋は「線香花火」だと例えます。「打ち上げ花火」のように一瞬現れて消えて行くものではなく、時間が長い線香花火。しかし、線香花火が最後はどうなるか…。


 そして、大サビは1番のサビで終わります。
 自分の意識の中に生まれた恋心は、打ち上げ花火のように自分の意識の表舞台に現れて、儚く消えて行った。しかし、きっとまだ線香花火のように心の中に残って片思いは続く、という内容になっているんですね。

 もうね、アイドルソングって、肯定感を与えてくれる歌詞が多いんですが、これは全く違うわけです。主人公に全然優しくない。でも、僕みたいな器の小さい人間や報われない片思いをしたことがある人間には、言い知れない共感を与えてくれるわけです。それは決して癒しではないのですが、「ああ、こういう思いでがあったなあ。うまく行かないことを上手く呑み込んで大人になるんだなあ」という少し苦い郷愁を与えてくれる曲だと思います。これが青春ガールズ公演という、まさに今青春を送っている研究生たちが唄っているのも良いわけです。

 この曲でメンバー達は浴衣を着て歌っているんですが、これが良くってね。
 時代劇好きの紅條からしたら、自然と点が甘くなるんですが、メンバーごとに浴衣の柄が違いましてね。紅條は坂本真凛ちゃんが着ていることが多い三筋立ってぽい柄が、一番町娘っぽくて好きですよ。あとは、るーちゃんやおーちゃんがよく着ている金魚らしきものがあしらわれた薄桃色の浴衣も良いですね。皆さんもお気に入りの模様を見つけてみるのはどうでしょう?

 聴く度に切ない夏祭りの夜に連れていってくれる名曲ですよ。

「海」という異なる環境の「意外とマンゴー」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/blog-post_13.html


同じく着物曲ですが、こっとはアレンジがカッコいい「恋のお縄」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/12/blog-post_14.html
 
 
 

おすすめの映画と本④ オードリー

大人のなり方


 今回紹介していきたいのは、お笑いコンビオードリーの書籍や映像作品についてです。

 皆さん、普段、ラジオって聴きますかね。SKE48ファンの方でしたら、結構聴いてらっしゃる方もいるかもしれませんが、僕の楽しみの一つが「オードリーのオールナイトニッポン」を聴くことでしてね。

 いよいよ、3月2日に行われる武道館公演も楽しみなんですが、若林・春日のトークが毎週面白くてね。特に若林さんのリミッターの外れたふざけぶりは好きでしてね。往復ビンタの復だけで行う「復ビン」とか、川の向こうから呼びかける「ぶっとばすぞぉぉぉぉ」とかね。一番好きなのは、お父様が亡くなったことを「お隠れになる」と表現して、そこから春日の忍び笑い、キレるというパターンです。

 さて、そんなオードリーなんですが、著作も良くてね。
 今回は若林さんの著作を紹介していきましょう。
 まずは「読書メーター」さんの「2016年 就活生に薦めたい 第1位」に選ばれた「完全版 社会人大学人見知り学部卒業見込」です。



 社会人になって様々な体験をしていく若林さんの目から見た社会が書かれています。もう、これは僕もそうなんですが、人見知りには共感できる内容が多くてね。特に社会人2年目の章の「趣味」については、世の中にいる「こういう趣味じゃなきゃダメ」という価値観に関する目線があって、とても好きな章です。その進化系ともいえる「そういうお前は何が楽しいの?」の章では、自分を俯瞰で見つつ、「楽しい時間」はなかなか共感してもらえない、でも、相手を否定するのではなく尊重するという姿勢は、素直に尊敬します。
 確かに僕が前に働いてた会社の上司も「お前、社会人ならSKEなんて追いかけずに〇〇しろよ」とか「〇〇は楽しいぞ、みんなしてるぞ」みたいなこと言ってたなあ、そして、当時の僕は「そういうお前は何が楽しいの?」とは聞けなかったなあ、と色々思い出します。

 さて、そんな人見知り時代の傑作番組が「たりない二人」
 南海キャンディーズの山ちゃんと組んで、世の中の様々なことと向き合っていく番組です。個人的には、「飲み会からの逃げ出し方」が凄い好きでね。この番組自体、若林さんの悪ふざけを存分に味わえますよ!huluなら、「たりない二人」も「もっと足りない二人」も「たりふたSUMMER JAM」も全部ただで観られるぞ!若林さんから見た山ちゃんについて書かれた「天才は諦めた」のあとがきもお勧め!



 お次は、「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」です。
 若林さんのキューバ一人旅を書いた紀行文なんですが、日本を離れてキューバに行くことによって、自分が住んでいた日本との違いを感じていきます。前半のキューバに着くまでの章も結構好きでしてね。20代の頃の「エアコンがないことが辛いのではなくて、エアコンをほとんどの人が持っているのに、自分が持っていないことが辛かった」とかね。そこから、キューバに立って現地のガイドの人ともチップのことで仲良くなったり、「明日も行ったことにないところに行ける」とワクワクしたり、段々と心が解放されていく過程が良くてね。最後に何故、キューバに行こうと思ったのかが見えて来るところは、僕も泣いてしまいました。そういうことだったのかと。
 紀行文としても非常にお勧めです。


 「社会人大学」を経て、39歳の「おじさん」になった若林さんが、もう一度社会と向き合っていきます。それが「ナナメの夕暮れ」です。なかでも「現実を生きるための」の章が好きでね。ファンタジーを求めて、自分の趣味にお金をつぎ込み過ぎて破産する人の例が出て来て、ファンタジーは元手を割れてはいけない、ということを書いています。「娯楽」と「依存」は違うと。
 また、若い頃を振り返りながら「ネガティブは、あり余る体力だ」と書く「体力の減退」の章もお勧めです。自意識過剰な人間は、年を取る程、楽になっていくというのは、希望が持てます。
 最後に「あとがき」で深夜の散歩中に黒いフードの男と信号が同じになる話。
 「誰でもいいから殴りたい」というやり場のない男の怒りを感じます。
 しかし、若林さんは「違う、違う、お前と俺は多分、話が合うんだよ」というところが良くてね。苦しくて彷徨っている。そのお前の気持が分かる、というね。
 「あとがき」でも彼のことについてふれていて、若林さんの根底にある優しさを感じられるエッセイです。30代の方、40代の方に特にお勧めしたいです。

 

 そうそう、SKE48ファンとしたら、忘れてはいけないのが、「マジカルラジオ」シリーズですね。若林さんが、「若ちん」として、毎回活躍します。ストーリーは「2」が一番好きですが、若林がゲス林になる「3」もお勧めですよ。
 「マジカルラジオ」シリーズについては、いずれ触れるからお待ちあれ。





 最後は、現在も毎週放送されている「オードリーのオールナイトニッポン」の10周年本。普段のラジオの様子や豪華な対談が読みどころ!2019年2月現在、3冊刊行されています。リスナーのことをリトルトゥースというんですが、リトルトゥースの皆さんは、どのコーナーが好きですかね。僕は「死んでもやめんじゃねーぞ」のコーナーですね。水戸黄門ネタは最高でした。あと、日本テレビアナウンサーの吉田尚記さんをおちょくりまくったやりとりは最高でしたね。彼が「ドント思考停止」とツイートしたのを、若林さんが「ドンシコ、ドンシコ!」と言い始めるとこかね。https://youtu.be/y5LXvIqRP9I




 
 これからも10年、20年と続いて行って欲しい番組です。
 https://youtu.be/mEHq9cnNC5U

 オードリーのキン肉マンツッコミ愛が炸裂する「ひらがな推し #43」の記事はこちら!https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/blog-post_11.html


2019年2月26日火曜日

「HANGOUT PLUS 柴田阿弥×宇野常寛 アナウンサー2.0」の感想



それからの阿弥ちゃん


 柴田阿弥という名前から皆さんは何を連想しますか?
 僕は、2013年の総選挙での速報8位ランクインとその前日の「明日の速報にはSKE48の柴田阿弥が入る。この名前を覚えておけ」という、僕のサイト名からしても無視できないタイトルのスレが立ったことです。何回見ても、鳥肌が立ちます。

 それまで無名の地方グループメンだった阿弥ちゃんが、総選挙というイベントで48グループの先輩達をごぼう抜きし、SKE48の中で確固たるポジションを築き上げた。本当の意味でカッコいい人だなと思うんですね。

 卒業後、セントフォースという大手女子アナ事務所に入って「良かった、良かった。これでめでたし、めでたしだわい」と僕は思っていたわけです。これで安泰だわ、と。完全に他人ごとの目線です。

 しかし、阿弥ちゃんの戦いは新たなステージを迎えていた!
 この2年半の間に何があったのか。まずはyoutubeに上がっている無料放送の分を観て欲しいです。

https://youtu.be/DN-FZC2-sfg

 うーむ、総選挙の司会する阿弥ちゃんとか観てみたいなあ。
 それから、「読める」アナウンサーから「語れる」アナウンサーへという意識も良くてですね。そりゃ人工知能の方が読むの上手いですもんね。この辺りは後藤楽々ちゃんが目指している女子アナ像とも重なりますね。


 ここから先は有料放送の内容になるので、僕が一番面白かったと感じたところをざっくりと。

 実は、まだまだ中年男社会であり、古い価値観がはびこっていたり、ということが見えてきた番組終盤。
 じゃあ、これからどうすればいいのか。
 誰を味方にしていくべきか。
 どのフィールドで戦うのか。
 「48グループアイドル」というオジサンたちが作り上げたゲームで勝った阿弥ちゃん。 
 グループでの出てき方で「柴田阿弥モデル」が確立されたという宇野さんの指摘は確かに。

 次は「アナウンサー」というゲームの中でどう戦っていくか。誰が味方になるのかの提案は、非常に新鮮でしたし、阿弥ちゃんなら出来ると思います。
 これから彼女が、宇野さんが「手加減せずにしゃべれるMC」になって、アナウンサーの新しいモデルになっていってほしいです。

 僕の好きなライムスターの歌の「Still Changing」に出てくる「迷えば普通先人に問うが こちとらとうに前人未到さ」という生き方。
https://youtu.be/iC6srZcs8qc

 柴田阿弥という人の生き方はカッコいい。
 あの総選挙のように、また僕たちを驚かせてほしい。

 他にも色々と刺激的な内容が多いので、ぜひぜひチェックを!




「SKE48の楽屋ばなし 第6回」



知らないことだらけの楽しさ


 第6回の楽屋ばなしは、佐藤佳穂、石黒友月、大芝りんか、大谷悠妃、西満里奈の5人。まずは、スタジオでの収録の感想。初めての東京でのテレビ仕事だったんですね。

 最初は大谷さんの演技について、これまで学芸会の火の役とかしかしてなかった彼女がいきなり当てられて、葉っぱの演技をします。この様子を見ていた西さんは、お腹が空くぐらい必死でみていたそうです。

 みんなの演技を後ろでびっくりしながら観ている石黒さんについても言及がありまして、確かにそこに注目して観ると、良いリアクションをしてますね。これから観る時の注目ポイントが一つ増えた感じ。

 真木子のダンスが「鍾乳洞にいそう」という大谷さんの感想が素敵。確かに目力が強かった。

 ここで西さんの148.2センチという身長の小ささがクローズアップされます。
 喜びのダンスで、端で踊っている様子が「大人に囲まれる子供」みたいと評されてましたね。それから、次の話題で鳴りだすお腹も素敵。あとで、19歳という年齢についても言われてましたね。顔と身体があってないと石黒さんに言われてました。「もうちょっと、良い身体探した方が良い」という謎の提案も。そんな「ブレードランナー」みたいなことできるのか?

 初めて東京テレビ局に来た若手メンバー達は「テレビで見てたスタジオだ」「芸能人だ」「テレビで観たことある人だ」という感じだと初めての東京テレビ仕事を初々しく感じていきます。三四郎さんもテレビで観るよりかっこいいと高評価。前回のさりー同様、高評価ですね。

 次は「メンバーの最近気になる話」へ。
 まずは石黒友月ちゃんの抱き着く力について。
 「強すぎる」と大谷さん。「ここで一言」という入り方もいいですね。

 西ちゃんが気になっていることは、「タピオカがメンバーの中で流行っていること」。お腹が空いたらタピオカなんですね。特にチームKⅡが凄いとのこと。
 いやあ、オジサンだからタピオカの魅力が分かりませんが、きっといいんでしょうね。
 そんな安易な考えに走ろうとした時、大谷さんが「ここだけの話していいですか?」となにやら秘密を打ち明けてくれそう。「4人にだけ教えちゃうんですけど、タピオカって本当はめちゃくちゃ太るんですよ」
 な、なにぃ!
 でも、みんなの反応は、「知ってる~」
 ええ、じゃあ、なんで食べるの?
 そんな紅條の疑問はお構いなしに、大谷さんは「じゃあ、知らない体で行きましょう」という衝撃的な提案。みんなのこの驚く演技のわざとらしさたるや。
 さらに「西の自己紹介知ってる人少ない説」を唱え始める大谷さんも素敵。
 「西陽はまだまだ陰りません」のスピードが速くて、みんな聞き取れてないんじゃないかってことですね。
 
 それから、西ちゃんの「Stand by you」についても言及されていますが、これは映像で観た方早いので、是非huluでご確認あれ。

 今度は石黒友月ちゃんの特技「耳が動く」が披露されます。
 石黒さん、座頭市できるぞ(勝新も特技だった)!
 実はさとかほも出来るという。
 ちなみに大谷さんの特技は「生チョコ作り」なんですが、実は「チョコレートを溶かして型に入れて固める」という実は「生チョコ作り」ではない感じなんですが、「生チョコ作りと言っといた方が可愛い」という考えでこれにしたそうです。「チョコ固め作り」とな。
 
 西さんは、身体の柔らかさも自慢。
 肩の柔軟が得意なんですね。ブリッジも出来ますよ。
 石黒さんもチャレンジしますが、チアリーディングと体操をやっていた昔と違って今は硬いそうです。
 紅條も観ながら、チャレンジしましたが、右肩がつって1時間ずっとじんじんしてました。
 習い事歴での大谷さんの面白さ。
 これは、何か新しい才能が出てきたんじゃないか。
 大芝さんは、最初は空手が特技だったんですが、今は指が柔らかいに変わったそうです。観てると、超痛そう。映画「サニー32」での門脇麦さんも指がめちゃくちゃ柔らかいのを利用して、指を折る演技をしてましたね。

 ラスト5分は珠理奈と奈和ちゃんのダンスの裏側に密着
 ダンスが1分半と言われた時の二人の驚きの表情が良いですね。
 じぶんの「ふるさと」を演技で表現していくという中で、家に帰った時何をイメージするか。珠理奈は「お腹が空いて帰ってきて、お母さんが作ってくれたミートソーススパゲティが食べたい」というアイディア。すいません、初めて観た時、ラーメンを食べてると勘違いしてました。
 奈和ちゃんは「怪我して帰ってきて、すりむいて消毒してもらって、お母さんありがとう大好き」という内容。
 先生からのアドバイスが的確でね。
 「なんとなく雰囲気でやろうとすると凄い寒い。本当に感じてやって。つもりの見せ方でやると凄く寒い。みる人がみたらバレちゃう。だから本当に感じてほしい」
 うーむ。確かに、観る側のリテラシーが上がっていけばいくほど、そういうのは見抜かれますよね。
 気持ちを受けて演技するって大変。
 先生から「今までに自分たちが持ってる引き出し以外でトライした方が自分たちのためになる」というアドバイスも。「できる人たち」だからこそでしょうね。

 今回の感想としては、大谷さんの喋りの面白さを発見できました。
 こんなに面白い人だったとは。
 これから全国放送とかで、喋る機会が増えていけばどんどん跳ねるメンバーの一人かもしれません。
 そして、石黒さんのリアクション。これから観る時の楽しみが一つ増えました。
 新人のメンバーほど、こんな一面もあったのか、という発見が面白いですね。
 西くんは一気にそれが増えた気がします。
 
 次回はぶりっこ対決、もうるーちゃんが既に面白い気がします。
 

 
 

 

「SKEBINGO! #6」の感想



新しい可能性


 今回も前回に続き、芝居のダンスの練習です。

 まずは、感情を開放する練習
 「悲しい」からです。
 メンバーは、鎌田菜月、惣田紗莉渚、小畑優奈、末永桜花、石黒友月の5人。
 内面から徐々に外側へと悲しみを表現していきます。
 個人的には惣田さんが凄いな、と思いました。表情も動きも。説得力があるというかね。終わった後のダメージも。
 小宮さんの「バラエティとは思えない」という空気の重さも確かに。
 先生の「考えることと感じることは難しい、辞書に載ってないし」という言葉からすると、やっぱり演劇が上手いメンバーとかダンス表現が上手いメンバーは感受性が豊かなのかなあ、と考えさせられました。
 
 次は怒り。
 メンバーは斉藤真木子、古畑奈和、荒井優希、松本慈子、後藤楽々です。
 最初は身体の中にエネルギーを溜めるところから。
 「怒りの表現は、動作じゃなくて感情が先」という先生からのアドバイス。
 お互いに向かいあって怒りを表現する練習をします。
 ここでの真木子VS慈子という大阪マッチアップがめちゃくちゃ良くてですね。もちろん、真木子の顔も怖いんですが、慈子の眼差しも力がありました。
 おでこをぶつけ合うところとか、完全に格闘技の試合前みたいで、盛り上がりましたよ。
 怒りを動作で表す練習では、楽々が床を叩いて、「痛て!」となるところが面白かったですね。先生の「物にあたるのはありがちなミス」という指摘も。「なんでこういう怒りになるのかが大事」とも。ただの動作になってしまわないように、動機が必要なわけですね。うーむ、だんだん感情の芝居が難しく感じてきましたよ。


 感情を作ってから芝居をしていくというので思い出したのが、よく戦争ものの映画を撮る時に俳優に兵役をさせるんですね。何故これをするかというと、軍隊の理不尽なことを体験させていくことで、だんだん役者の目が死んでいく。目が死んだら撮影開始。リアルな兵士役にするために、感情を削ぎ落させるというアプローチがあることを聞いたことがあります。
 映画「アホーマンス」を撮った時の松田優作とか、それを1日でさせるんだからどうかしてますが。

 さあ、いよいよ実践編。
 まずは怒りを表すダンス。テーマは「信じていた人に裏切られた怒り」です。
 トップバッターは古畑奈和ちゃん。
 音楽はオルフの「カルミナ・ブラーナ」
 この音楽聴くたびに「忠臣蔵外伝 四谷怪談」思い出すの僕だけ?
https://youtu.be/3s2cF5wxFE4

 苦悩の後に、振り上げたこぶしをもう片方の手で抑え込んでいくところが印象的でした。設定を後から説明してもらうと、「いじめられていた友達を助けて一緒に居たのに、またその子にいじめられる。でも、凄い怒りだけど、今まで凄いずっと仲良くしてくれたからこの怒りを収めなきゃなって」というストーリーでした。なるほど、あの手はそういうことか。

 先生の評価も「ストーリーうんぬんはどうでも良くなって、見る人にとってはもはやストーリーが重要ではない、この人が作り出す情景とかこの人が何を思ってるんだろう、というのが重要になってくる」とのコメント。なるほど、外側よりも内側を連想させられる芝居なわけですね。ただ、これ奈和ちゃん自身を見てて思う時もありますけどね。「完全に空気を支配していた」と先生も高評価。由麻奈も謎の手の動きと共に「奈和ちゃんのことは絶対に裏切らないでおこう」と感じてました。
 そして、真木子も怒りのダンスを表現。
 楽屋話で「鍾乳洞の中にいそう」と言われてましたが、どこの不動明王なんだよ!
 
 SKE48に「表現という意味では無限の可能性」を感じた先生。
 ここからはダンスの実践編です。
 まずは、先生が特に良いと思ったメンバー2人に本格的なダンスをしてもらいます。
 選ばれたのは、松井珠理奈と古畑奈和。
 選ばれる自信はあったと聞かれて、「ちょっと…」と小声で言って照れる奈和ちゃんらしくて可愛いですね。
 かぶせる珠理奈も。

 そして、先生が振りつけた「Stand by you」のお芝居バージョンのダンス選抜も選ばれます。選ばれたのは、斉藤真木子、高木由麻奈、末永桜花の3人。悲しみ、怒り、喜びのそれぞれのダンスで高評価だったようです。
 ちなみに「Stand by you」はこんな感じの曲です。
https://youtu.be/zYYzf81pCks

 ダンスのポイントとしては、「正面・カメラだけでなく空間を意識することが大事」なんですね。
 まずは、3人の方から。
 いやあ、これがダンスの3分の1が顔が見えないというアイドルのダンスでは、なかなか見ない感じのダンスになってましてね。表情も三者三様なんですが、個人的には最後のおーちゃんの何か不思議なものを見つけたような表情が良かったですよ。ちょっと、引きの画になりますが、真木子は優しく微笑んでましたね。

 先生も「自分が踊った印象と全然違う仕上がり。表現がこんなに違うのを目の当たりした。でも、ここからもっとやりたいという感じ」と可能性を感じた高評価です。

 次は、珠理奈と奈和ちゃんの二人のダンス。
 曲は「ふるさと」です。
 これが良くてですね(しみじみ)。
 野山を駆け回って何かを捕まえたり、色々な遊びをしたり、お家に帰ったご飯を食べたり、そんな思い出が今も心の中にあるというような風に、僕は感じました。


 設定は「幼馴染で、昔をことを懐かしく思い出してて、久しぶりに会って、やっぱふるさとっていいね、と今の自分に戻ったり」というものでした。
 時間軸の行ったり来たりが確かにありましたね。
 先生からも「リスペクト」という高評価が。
 奈和ちゃんも「マネージャーさん、今すぐお金持ってきて」と思ったというぐらい身になった授業だったんですね。

 今回の放送を観て思ったのは、2019年、もしシングル3枚切れるんなら、1枚ぐらい「じゅりなお」センターでどう?ということです。
 うん、若手の起用も大事なんですけどね。
 ただ、これだけ表現力がある二人を前に出さないのは勿体ない気がしましてね。

 今回の放送を観て思い出したのが、「前のめり」のメイキングが収められてた映画「アイドルの涙」の特典ディスクで、泣いている珠理奈に「恥ずかしいことなんて思わないで」って、慰めてた奈和ちゃんの姿だったんですね。
 当時は珠理奈の方が前を走っていましたが、この4年で二人の距離は徐々に近づいて行ったのではないでしょうか。珠理奈の横に立つ松井玲奈の代わりなんていませんが、だーすー、奈和ちゃん、この二人は今、隣りに立つ資格は十分過ぎるぐらいあるんじゃないかな、と思います。
 若手センターも時計の針を進める上では重要だと思うんですよ、ただ、若い子には出せないような魅力ってあると思うんですね。だから、2019年のシングルのうち、表現力勝負の曲があれば、ぜひ「じゅりなお」を試して欲しいなと思う今日この頃ですよ。
 
 次回はミュージカルに挑戦!
 ダメだ、はたごんが「のしあがるうぅぅ」とか歌ってるだけで面白い。

 ※楽屋ばなしについては別の記事でじっくりやりますよう。

 2014年の珠理奈について考えた「大声ダイヤモンド」についての記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/12/blog-post_47.html

  
 

2019年2月24日日曜日

ミライクル①



ギャップの魅力



 「ミライクル」はshowroomレコードから期間限定で発売された「Dear 君とボク。」に収録されている曲です。2019年2月24日現在、再発売の予定はないので、なんらかの方法で「一瞬で掴みとるのさ、ARE YOU READY?」https://youtu.be/dhXvMa8egDk?t=25

 奈和ちゃんのこの曲への思いは「ザ・テレビジョン」さんの記事をご確認あれ。
https://thetv.jp/news/detail/174268/p2/


 なるほど、「ほっぺたを膨らませているようなかわいい女の子」のイメージなんですね。詞と曲、キーの高さと低さ、どちらも楽しめる曲になっているんですね。

 じゃあ、今日はこれでいいな、解散!

 と言いたいとこなんですが、ここから更に深く歌詞の世界を見ていきましょう。

 まず、「奇跡」なんて信じてないけど、期待してる女の子が登場します。「天邪鬼語」という言葉がいいですね。あと「ミラクル」と「ミライクル」をかけてる感じもしますね。
 君の顔がチラついて離れないから「どこか行ってよもう」と言いながらも、本気じゃないところも、所謂ツンデレというやつなんですかね。

 好きなのに好きだと言えないもどかしさを感じます。

 「甘くて少し苦い」というまるで、この曲のサビとそれまでのような歌詞がまた良くてね。「キス」を「君のメロディ」と表して、「教えてみてよ」と「教えてよ」じゃないのが良いですね。そして、その「君のメロディ」を頬にもらったら、「今夜夢でも歌う」と想像して1番のサビは終わります。

 2番では「恋」と「来い」をかけながら、自分から「迎えに行くよ」と言います。
 「君」との会話が増えて距離が縮まっているようですが、「このままでもいいかな」と「逃げ道」を作ってます。
 アンビバレント!
 どこまでも素直じゃない感じですが、奈和ちゃんだと想像してみるとカワイイのは何故なんでしょうね。

 それでも頑張る自分、それはキミのせいなのか。
 「ひどいよ」もなぜか少し楽しんでいるように聞こえます。

 あと一歩の二人の距離を誰かに近づかせてほしい。
 背中を誰かにおして欲しい。
 
 ここで、大サビ前。
 「時間が止まる針」というのを君に預けます。
 主導権を君に任せるわけです。
 さっき言ってたことと逆じゃんというのは、野暮です。
 手を引かれた私。
 結果はどうなったのか。

 「君のメロディ」は胸の中で聞こえます。
 「忘れないように」とあるところから、良い結果だったんでしょうね。
 「きっと今夜夢でも歌う」という1番のサビと同じ詞が全く違う意味を持ってきます。

 なんとも物語性のある歌詞の世界ですね。
 そわそわしながら、「君はどうするのかな?」と色々と妄想して、「未来」が来ればいいな、と思いつつ、「今のまま」でもいいかなと迷って、決定権は「君」に委ねたら、最高のミラクルが起こった。

 アルバムの中では物語性がある曲は、この「ミライクル」「観覧車」だと思うんですね。「本性」や「MESSIAH」独白系だと僕は分類してます。「観覧車」がはっきりとそれぞれの想いを描くのに対して、「ミライクル」は肝心なところは描かず、間接的に描くことで、ちょっとオシャレな感じがして好きですね。聴き手に一瞬考えさせるところがね。

 曲調は、前半のツンツンした感じとサビの甘い可愛らしい感じのギャップが素敵でしてね。1曲で2度おいしい。

 2019年2月24日現在、この「ミライクル」が収録された「Dear 君とボク。」は再販されていません。こんなに良い曲が、今は手に入らないわけです。
 運営さん、せめて配信でリリースしませんか。
 もしくは、オンデマンド販売にしませんか。
 これは、2019年のリクエストアワーで「観覧車」か「本性」辺りを入れないとだめなんですかね。非常にもったいないな、と思う限りですよ。

 奈和ちゃんの新しい代表曲になりそうな「観覧車」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/12/blog-post_30.html

 中田敦彦さん作詞のスリリングな内容「本性」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/01/blog-post_9.html

 奈和ちゃんがセンターを務めた時の涙について考えた「前のめり」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/01/blog-post_31.html

 奈和ちゃんがユニットコンで8期生と組んだ「スクラップ&ビルド」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/01/blog-post_63.html

 

 
 

 
 

暗闇①



沈思黙考の空間の貴重さ


 皆さん、普段、スマホをどれぐらい見てますかね。
 僕も働いてた頃は、通勤時によくスマホを観てましたね。毎日、色んな人の考えや情報をインプットというか、受け流し続けてた感じですかね。その情報を元に何かを考えたり、表現したりということはありませんでした。あとは、とても賞味期限が早いと感じましてね。1週間後には忘れていることがほとんどでした。

 話は飛ぶんですが、僕は映画館という場所が好きでしてね。
 「暗闇の中で、知らない多くの人と同じ作品を観て感動する」という、先日スピルバーグが言っていた最高の体験ができる場所です。
 外部からの情報はシャットダウンされて、入ってくるのは映画のみ。
 映画を観ている時は、映画を観ながら様々な思考が巡らされていきます。
 映画の中のこと、映画の外側のこと、普段の生活のこと、昔の思い出。
 様々なことが想起されていきます。
 トイレが近い僕は、時々、スクリーンから出てトイレに行きます(『ブレードランナー2049』とかね)。扉を開けて、劇場の廊下に出ると、灯りとポスター、他のスクリーンから出てくる観客たち。一気に情報が飛び込んできます。トイレから戻るとまた映画の世界へ、そして、映画が終わると、スクリーンの中で感じたことを持って家に帰ります。

 今回考えていきたい「暗闇」という曲は、そんな沈思黙考について連想させられる曲です。まあ、まずは聴いてみましょう。
https://youtu.be/wTHJ_V96lFQ

 いやあ、海辺を走る自転車の女子高生たちというのは、僕の地元でもよく見た風景です。今では、ヘルメットを被るのがマストみたいですよ。海辺の町の暗さと夕日の暖かさを感じさせられるMVです。黄昏時なのに優しい感じがするのも不思議なMVです。

 歌詞の世界を見ていくと、この曲の世界は夕日が落ちていくところから始まります。
 自分のやりたいこととやりたくないこと、理想と現実、総てが空と海みたいに交わらないと考えています。

 ここで都会に行った友のことを思い浮かべます。
 都会では孤独だろうし、泣き言は言ったい誰に言うのか、と考えます。
 聴いている我々は、こんなことを思いませんか?
 じゃあ、この主人公は誰に言っているのか。

 サビで、夜に語りかけていることが分かります。
 「詩人にするな」というのは「綺麗事」にしたくないわけですね。
 SKE48の「恋を語る詩人になれなくて」の「詩人」とは意味合いが少し違います。
  全部捨てて、自分の全てをさらけ出そうとするわけです。
 「暗闇」の中で。
 「暗闇」の中に入ることで、何かが見えるのでは、と思うわけです。

 この「暗闇」の中で、2番で主人公は星を見つけて、自意識について考えさせられます。まだ始まっていない自分についても。この辺りは谷川俊太郎の「20億光年の孤独」を連想させられる内容です。カメラがズームしていく感じも。

 まだ何が正しいという分別がつかないために何でも手を出してしまう若さを「強欲」と表しています。「やりたいこと」「やりたくないこと」の違いは判るけれど、「欲しいもの」と「いらないもの」の見境が付かないというのは現代の我々に当てはまることじゃないでしょうか。
 しかも、「大人になんかなるものか」とトイザらスのCMみたいなことを言ってるわけです。
https://youtu.be/EMUi718sW5I
 紅條も高校生の頃はこの歌を唄いながらドリームキャストを出してましたよ。 

 そして、再び、夜に語りかけます。
 イマジネーションを否定して、もっと生々しい自分の「正体」について語ろうじゃないか、と。もっと言うと、「お互いの」とあるので、自分だけでなく「夜」の正体も見極めようとします。やがて、「希望の足音か」と、何か答えのようなものの兆しを感じます。

 大サビ前の部分では主人公は叫ぶんですが、誰に向けてというか、自分に向けてなんですね。そうなると、「お互い」というのは、実は「自分」なのかも知れませんね。最後は1番のサビで終わります。話し相手である「夜」はもう一人の自分で自分自身に語りかけながら、答えを探す。
 芥川龍之介の晩年の佳作「暗中問答」を連想させられます。

 この曲は、暗闇の中で何か希望のようなものを感じる曲でしてね。
 それを得るために暗闇の中で考えていくというのが、とても好きでしてね。
 皆さんは考えすぎて、夜眠れないことってありませんか?
 僕は仕事を辞めていよいよお金がヤバイという時は、暗闇の中でそれこそ、綺麗事を全部捨てて、どうやって生きて行けば良いかを考え続けたものです。



 「暗闇」というタイトルなのに、どこか優しいこの曲。
 「風を待つ」同様、ゆったりとしたメロディーは、瀬戸内で流れる時間と都会の時間の違いを感じさせられます。
 秋元康のイメージする瀬戸内の海辺の町のイメージが段々浮き上がってくるのが面白いですね。やっぱりSTU48の曲は、線で考えると面白い。

 STU48の曲の中での「海」は、どこか自分に寄り添ってくれるものだと、「風を待つ」と並べると感じます。そして、この曲と「出航」を並べると、「水平線」が自分や未来の位置を定めてくれるプラスのイメージのものであることも見えてきますね。

 ただ、「暗闇」って、今はあんまりなくてですね。
 僕は、朝方の真っ暗なお寺を散歩しながら、色々と考え事をすることが増えました。あとは、真夜中の誰もいない道とかですかね。
 今日も僕はどこかの「暗闇」の中で新しい曲の「正体」を考えるでしょう。

 先日、行ったタワーレコード難波にメンバーのサインとメッセージがあったので、貼っておきますね。見えづらくて申し訳ない。

 
並べてみると面白い「風を待つ」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/blog-post_60.html

始まりについて考えさせられる「出航」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/blog-post_82.html