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2019年2月12日火曜日

「SKE48の楽屋話 第4話」の感想

ベテランメンバーならではの視線


 まず、最初に「楽屋話 第3話」の感想についてですが、あまりにも内容がぶっとんでいて、「俺には荷が重すぎる…」と戦場から逃げ去ってしまいましたよ。いつか、腕が上がったら。

 さて、第4話は、松井珠理奈、斉藤真木子、大場美奈、古畑奈和、惣田紗莉渚の5人。ベテランメンバー多めですね。総選挙ランカーも。番組の感想を色々と語っていくんですが、ベテランメンバーの分析が冴え渡ってましてね。

 例えば、「この中だと一番二面性がある」と指摘されただーそーが、「電話の時とかに声が高くなるとかですよね」と言うと、すかさずみなるんが、「なんか、惣田ってさ。『こういうのですよね』って提案してそれ以上はさせない」というだーそーの話し方を指摘するんですが、これは中々よく分析してるなあ、と思いましたよ。普段の付き合いが長いからかも知れませんが、僕は言われて初めて気が付きました。

 他にも奈和ちゃんについて。「普段、奈和は怒りが込みあがっても、ニコニコしながらなんていうんだろうね。『なんか、こんなことあったの』みたいな怒り方」と分析しています。ちなみに奈和ちゃんは、お母さんも怒らない穏やかな方なので、「普段怒らない、積もり積もったものが、今日発散されたんじゃない?」と自己分析しています。

 また後半では、高木由麻奈について真木子が語ります。
 「ひな壇の端の方にいるけれど、自分をけなして出るガヤではなく、そうじゃないガヤの種類が出てきて、私びっくりして。由麻奈ちゃんってお上品だし、自分のことを悪くいわないで、ガヤが出来るってなんて素晴らしいんだって気づいちゃって」これまでの汚れメンとして、続々と名前が挙がっていくSKE48メンバー。谷とか、かおたんとか、だーすー、とか。って、「恋よりもドリーム」じゃねえか!
 「聞かれたことに100点満点で返せるガヤを初めて見た」と分析しています。
 みなるんは「由麻奈ちゃんは、昔は自分が設計しているプランがあって、それを自分で出していいのか、いじっていいのか、わからなかったけど、この番組始まってから、色んなことを自分からどんどんするようになったし。引っかかってるし、どのメンバーより100発100中で笑いも取れてるし」と分析しています。
 うーむ、由麻奈ファンの方からしたら、知ってるよ、となるかも知れませんが、僕は近年で彼女の様々な魅力に触れているので、今回も新鮮でしたよ。
 これからもまだまだ新しいSKE48メンバーの魅力が引き出されていきそうな番組です。

 オンエアされたもの以外の話もしてましてね。西ちゃんへの珠理奈の後輩としてのいじり方で方角ネタを出すとか。実はアルバイトの新人役も審査されていて、あとでコメントをもらっていたようですね。珠理奈は江籠ちゃんの大声を初めて聞いたと言ってましたね。紅條としては、ミュージカルのメイキングの「だーすー」、「えごー」という声を届かせる練習が印象的でしたよ。

 新人がしっかりしていたことに奈和ちゃんは感心。「自分の意見を言葉にして出せるんだ」と。すかさず真木子の「人間だからね」というツッコミ。まあ、動物的な意味じゃないんでしょうけどね。「自分があの年齢の時はできなかった」と振り返っています。確かに、SKE48だけに限らず、新たに入ってくるメンバーは凄く言葉をしっかりと持ってるメンバーが増えているなあ、と思います。SNSなどで自分の考えを発信していくことに慣れているからですかね。

「なんでだよ」ワークショップをもし、珠理奈と真木子でやったらも夢が広がりますね。個人的にはだーすー対だーそーが見たいですよ。

 あと、真面目な話題の後、みなるんが言い出す風邪の予防の話はアウトレイジ漫才の「それにしても秋なんだよな」を思わせる落差でしたよ。珠理奈は「水を飲むといいらしい」説。ここでみなるんは水が嫌いという新事実が!「マッドマックス怒りのデスロード」の世界でどうやって生き残るんだ!
 真木子は紅茶が良い説。珠理奈と奈和ちゃんの二人は「へえ~」と興味薄め。
 みなるんは「寒気がしたら行け」という初期の対処が大事というアドバイス。

 最後はだーそーの小宮大好きエピソード。
 だーそーの「カッコいい」にみなるんの「いいんじゃない?」という凄い投げやりなトーンの返事。小宮さんの出演部分だけ録画した番組も良く観るってすごい。是非、「三四郎のオールナイトニッポン0」も聴いてほしい。そして、いつかラジオにも出演してほしい。「見た目もいいと思う」というだーそーに「見た目?!」と驚くみなるん。超失礼。「勝手にしろよ!」も投げやりでいいですね。だーそーの「ファンの人、嫉妬しちゃいますかね。イヒッ!」というのもだーそーらしくて良いですね。「なにかあったら止めよう」「惣田が一番意識高いから大丈夫」とフォローするみなるんもナイス。最後はみんなで名古屋に戻って焼肉だあ!珠理奈の「お金だけください」は笑いました。お茶目なところはいつまでも変わらないなあ。

 ベテランメンバーから観たメンバーの個性を知ることが出来て、とても面白かったです。スタッフの人も交えてメンバーについてとかも聞きたいなあ、と思う次第ですよ。

由麻奈の才能がほとばしる「Spirit of SKE48」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/02/spirit-of-ske48.html

みなるんのこれまでとこれからについて考えた「走れペンギン」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/01/blog-post_34.html

珠理奈センター曲「センチメンタルトレイン①」の記事はこちら!
https://oboeteitekure.blogspot.com/2019/01/blog-post_16.html
 


2019年1月18日金曜日

それでも彼女は①



謎解きはダンスの後で

※今回の記事は「それでも彼女は」のネタバレに触れています。そういうの嫌っていう方はご購入後に読んでくださいませ。

 メンバーが握手会などで色々なコスプレをしてますが、個人的には男装と映画的なコスプレが好きでしてね。中西チームSの「奇跡は間に合わない」とか最高です。
 で、映画的なコスプレというと、少しぼんやりしてますが、例えば、「ホラー映画」とか「恋愛映画」とかそういうジャンル物というんですかね。

 今回、紹介する「それでも彼女は」は48グループの大人選抜で組まれたユニットです。ミステリー映画のようなMVになってますよ。
 ちょっと聴いてみましょう。


 うーん、ホテルでの殺人事件ですね。
 センターを務めたゆいりーの警察役がホームズっぽくてカッコいいです。

 先に歌詞の世界を見ていきましょう。
 特に「彼女」が想像しにくいという方はかおたんを想像してください。

「最後に存在が目撃されたのは 誰もが絶望したあの時代」
 ということは、今は居ないのか。
 しかも、そうとう暗い時代のようですね。

「傷ついた人々は 生きる意味 失って 広場の片隅でじっと固まっていた」
 「生きる意味を失う」というのは、相当ですね。
 戦争の後だったり、震災の後だったりを想像してしまいます。

「それでも彼女は歌って踊り続けた 悲しみを振り払うように それでも彼女は諦めたりはしない ふいに希望が見えた気がした どん底にいても何か信じれば 頭上には限りない空が広がってる」
 1番のサビは、彼女の歌と踊りが人々の希望になっていくところが描かれています。人々が絶望しても「彼女は諦めたりはしない」わけです。この辺りは、48グループの被災地訪問も連想してね。「頭上には限りない空」とかもまさにそうだな、と。2012年のドキュメンタリー映画を観ていただくと、まさにそんな風景が広がっています。

「いつしかあの人は英雄と祀られ 多くの若者が集まった」
 この「あの人」というのは「彼女」ではなさそうですね。「彼女」だったら、「いつしか彼女は」と書けば良いわけですから。「彼女」に読み替えたら、後ろの歌詞が握手会みたいにも読み取れますが。


「誰もみな問いかけた 今 何をするべきか? 答えが見つからぬまま路頭に迷う」
 「今 何をするべきか」は自分で決めるしかないことですよね。
 「英雄」と呼ばれた人にどんどん人が集まって聞いているわけです。
 これは結構怖いことで、思考を止めたらだめなわけです。
 日本放送の吉田久則アナウンサー風に言うとドント思考停止ですよ。
 オードリー若林風に言うとドンしこですよ。

「それでも彼女は舞台に立ち続けた ただ単に立ちたかっただけ それでも彼女はやりたいことをやった 自分の意志が大切なんだ ツイテナイ時もツイテル時も しっかりと踏ん張ってそこに立つしかない」
 周りは人の意見に流されているけど、「彼女」はそうじゃないわけです。
 自分の場所を知っている。どんな時でもやることは変わらない。
 やりたいことだけやるわけです。

「風の向きを感じて 右へ左へ 合わせるよりもブレない方がいい」
 自分の筋を通すわけですね。「彼女」の場合は歌って踊ることですね。

「彼女の名前は歴史に残っていないが 人々の記憶には残る」
 「英雄」が「彼女」ではないと判断したのは、この歌詞からです。

「戦火に焼かれた広場のその真ん中 自分の場所を守っていただけ」
 ここで「絶望した時代」というのが戦後だったのか、というのが見えてきます。
 絶望した人々に希望を音楽で希望を感じさせるというのは、先日観た映画「この道」でもありしてね。絶望した心を豊かにしてくれるものがある。それが希望や未来を連想させる。逆に音楽やダンスが無くなったら、いよいよかもしれませんね。

 最後に1番のサビを大サビに持ってきて終わります。
 歴史に名前は残らない、決して「英雄」とは言われないけれど、人々の心を救った「彼女」。我々は実際に戦争を経験していませんが、心の中が絶望という戦火に包まれる時はあります。そんな時に希望をくれる「彼女」が皆さんにもいないでしょうか。僕は若い頃はそれが好きなロックバンドでしたし、今はSKE48です。前職でイライラしてた時に「コップの中の木漏れ日」を聴いてよく浄化されてたもんですよ。SKE48も歴史という大きな時間の流れには残らないかも知れませんが、我々の人生には大事な記憶として残っているはずです。大人選抜なので、踊り続けた彼女たちが唄うからこその説得力もあったと思います。

 さて、今度はMVですね。
 これが素敵でね。
 まずは、ホテルで悲鳴が!
 コンチネンタルホテルで殺しは禁止だ!(映画「ジョン・ウイック」の観過ぎ)
 この時、ピタリと止まるゆいりーがカッコ良くてですね。


 まずは、遺体発見だ!


 容疑者は15人。
誰がホテルのマネージャー(この場合は支配人?)を殺したのか。
 ここから人物紹介が始まりますよ。
 まずは、警察役のゆいりー。細かく設定が書いてるのもいいですね。アウトローなんですね。ジャック・リーチャーかな?

 尋問が始まりますよ。

 綾巴は副マネージャー(副支配人)。野心家でテレビショッピング中毒って、滅茶苦茶怪しい。
 みなるんは、受付だ!このホテルの影のボスらしいですね。怪しい。

 さりーは、ベルガール。テクニシャン?怪しい(強引)。

 なおちゃんはロッカー。器械音痴のロッカー。怪しい。

 15人みんな怪しいわけです。

 何故か、歌とダンスだ!操作しろよ!てか、そこ人死んでなかった?

 さりーもノリノリですよ。
 みなるんのゆるキャラ感。

 事件は昨夜に戻りますよ。いったい何があったんだ。
 マネージャー、ノリノリじゃないですか。
 パーティなんですが、何故か盆踊りみたいな踊りをしてますよ。実は外国じゃなくて地方のホテル?

 肖像画も歌いだすという話ですよ。

 再び尋問開始。ゆいりーの目つきがカッコいい。
 ところがみんな怪しい。何かヒントはないものか。

 ハゲのマネージャーにいったい何が。
 いよいよ真実が明らかに。

 その前に歌って踊ろう。

 結局誰が殺したのか…。

 なんとマネージャが目覚めます。寝てただけかい!

 事件を解いたゆいりーは去っていくのでした。
 この遠くからの引きのショットがカッコいい。



 いやあ、品の良い映画を見させてもらった感じがして好きでしてね。
 「本店のカップリングまでいちいちチェックしてらんないよお。今回、だーすーとまーやんだけだし」と思ってましたが、やはり良いものは良くてね。侮りがたし!と「るろうに剣心」の佐渡島方治のごとく、後悔しましてね。栄メンの新しい一面が見られつつ、素敵なメンバーの発見がありますね(今回であればゆいりー)。




 今後も潤沢な予算を使ってジャンル映画ものMVもたまには撮ってほしいですね。「アクシデント中」みたいなのとかもね。とにかく良作だったので、おすすめ!

ジャンルは違うけど、こっちは探偵物の「DADAマシンガン」の記事はこちら
https://oboeteitekure.blogspot.com/2018/11/dada.html 
(AKB48 「NO WAY MAN」収録「それでも彼女」はから引用)