栄、覚えていてくれ SKE48の曲と映像の魅力
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2022年11月26日土曜日
時間がない①
2022年10月23日日曜日
New Ager
価値観を変えるきっかけを探して
公式チャンネルからどうぞ。
2022年10月16日日曜日
絶対インスピレーション①
ぶつかり合ってSKE48になる
皆さん、NHKの大河ドラマはお好きでしょうか?
今、テレビドラマで1年を通して放送されるのって仮面ライダーとか戦隊のスーパーヒーロータイム枠と、この大河ドラマぐらいですよね。
今年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」もあまりの面白さに毎週、月曜日に「#鎌倉殿のSKE48」というパロディーツイートをしているぐらいです。物語もあと10話ぐらいになりまして、北条義時がいよいよ鎌倉幕府の中枢に位置して承久の乱へと向かっていきます。
脚本は三谷幸喜さんなんですが「新選組!」、「真田丸」と敗者の物語を大河ドラマで描いてきた彼が勝者のドラマを描くとなり、どんな風になるかと思っていたんですが、大河ドラマの歴史に残るぐらい凄まじい暗黒鎌倉時空が毎週繰り広げられています。
歴史が根本にあるので、本当に仕方がないことなんですが、主人公の小四郎こと北条義時がどんどん悪くなっていく様子が辛いけど、面白くてですね。三谷幸喜さん自身も特別番組で「残り10話の小栗旬が見たかった」と語っていましたが、手を汚して以下ずるを得ない小四郎の迷いとどこかで覚悟を決めた小四郎の怖さを小栗旬さんが好演しています( ちなみに、僕は山本耕史さん演じる三浦が大好きです )。
思えば、大河ドラマで主人公がどんどん悪くなっていくものとして、藤本有紀さんが朝ドラで磨いた素晴らしい脚本で描いてきました。主演の松山ケンイチさんは勿論、森田剛さん演じる平時忠もどんどん悪くなっていって、とても悲しい顔でいう「平家にあらずんば、人にあらずじゃ」という言葉は忘れられません。
悪役には不思議な色気というか、魅力があります。
演じる人の違う魅力を引き出してくれるといいますか、三池版「13人の刺客」の稲垣吾郎さんや
個人的には、その悪役サイドからもう一度、光の側に戻る姿が見たかったんですが、大河ドラマなので、だいたい死んでしまいます。果たして、今年の小四郎はどうなるんでしょう?
なんだなんだ、今日は大河ドラマの記事かと思ったあなた、違うんです。
これは、「絶対インスピレーション」のMVを観た僕の感想です。
まずは、公式動画を観てみましょう。
そう考えると、この曲がSKE48にとっても重要な曲の一つとなってくるかもしれません。青海ひな乃という新センターの。
2022年10月2日日曜日
鎌田さんから考える休みの日の過ごし方
没入と吸収とアウトプット
皆さん、突然ですが休みの日に何をすれば良いか、分からないということってありませんか?
いや、毎週予定が入りまくっているという方はいいですよ。
でも、朝の11時ぐらいに起きた時のやっちまった感や、起きてダラダラとSNSを見てるだけで1時間経っていたということもないでしょうか?
かくいう僕も2022年から紙の雑誌「かける人」を作る為に、休みの日の方がパンパンに予定が入ってしまい、この連載も5か月ぶりに書いてますよ、お侍さん。
さて、哲学者の國分巧一郎先生は「暇と退屈の倫理学」の中で、中世ヨーロッパの貴族たちは暇の過ごしかたを知っていたが、庶民たちも暇な時間が出来た時に何をすれば良いのか、分からないという人も多かったのでレジャー産業が入ってきた、ということを書いています。
誰かから「こういう休み方が良いぞ!」と与えられるわけです。
しかし、2020年から始まったコロナ禍は僕らに、レジャーだけでなく休み方も改めて考えさせました。
集まるのではなく、一人で。
騒ぐのではなく、静かに。
職場ではなく、家で。
今まで境界線がはっきりしていたものが、ぼやけてしまったと「あなたの24時間はどこへ消えるのか」の著者であるスワンさんも分析しています。解決策として、「休みの日は何々をする!」とか「休みの日は何々をしない!」というルールから自分を解き放ってあげることが必要では、と彼女は分析します。そして、この本に関する対談で、VLDK / LivingAnywhere Commons 八ヶ岳北杜 プロデューサーの渡鳥ジョニーさんは、「休みの過ごし方を他者と比べない方が良い」という考えを語っています。住んでいる環境やライフステージも違いますしね。
確かに休みの日にSNSを開くと、色々な人の休みの過ごし方が出てきます。ううっ、皆さんアクティブ、と感じることがあります。
しかし、周りはこうとか普通はこうみたいなものに縛られない休み方もいいな、と思います。周囲の相互評価など関係しない過ごし方。先ほどの國分先生の著作の中の言葉を借りると「没入」ですね。
こういう余暇の過ごし方について、考えるヒントをくれるメンバーが鎌田菜月さんだと僕は思います。
まずは、彼女がコロナ禍の頃に書いたブログを読んでみましょう。
(鎌ºωº田)<今しかできないこと。 | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)
このアメブロの中で、「意味もなく散歩をする」というところに僕は凄く惹かれまして、「何々しなきゃ!」とは真逆の時間の過ごし方だと思います。そして、持続できることでもあるな、と。
ただ、彼女もオンとオフをはっきりさせたい方のようです。
(鎌ºωº田)<オンとオフとか。 | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)
さて、今度は誰かと一緒に会うことについてです。
(鎌ºωº田)<乾杯〜!! | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)
このブログの中の「1人の時間は大切だけれど、1人で居続けるのは寂しい」というのも凄く考えさせられる1文ですよね。たとえば、僕は今過疎化が進む田舎に住んでいます。しかし、都会で1人暮らしをしていた頃は、1人でも全く平気で好きな本や映画をどんどん吸収していったんですが、映画の帰りに1人で最寄りのカフェでコーヒーを飲みながらパンフを読む時間がとても幸せでしてね。
だいたい映画の新作って、金曜日に公開なんですね。金曜日の夜の色々な事情でやってくる人達と、ほどよく他人でいながら同じ空間にいる時間が好きでした。
鎌田さんにもこんな体験があるのかな、と思い、探してみると、あるではないですか!
しかもわりと最近。
「ハマっちゃった」SKE48の鎌田菜月が一人ディズニーシーを満喫 (msn.com)
ううむ、こういう「普通は誰かと行くもの」という概念や他人にどう思われるかにこだわらない好きなものへの「没入」の仕方って素晴らしいな、と感じます。
彼女のラジオ番組である「サクラバシ919」、皆さん聴いてらっしゃいますでしょうか?
僕は全部の回ではないですが、聴ける時はなるべく聴いております。映画のランキングの時は、ちょっとラッキーという気持ちになります。彼女がこの番組で語るランキング企画を聴いていると、彼女が限られた休みの時間の中で豊かな過ごし方をしているなあ、というのが凄く伝わってきます。
鎌田さんのアウトプットにベストの形式は、個人的には「書く」だと思っていたんですね。
こういうブログを読んでいると。
(鎌ºωº田)<こんなこともある | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)
個人的にもっと文章を読んでみたいメンバーの一人です。
ファンの皆さんには、彼女のエッセイ集とか創作集とかはいかがでしょうか?
個人的には「意見文」中心のものが読んでみたいですね。
ちなみに、文章だけでいうと、彼女の凄いところって、そのメディアの外側の何かを掬い上げようとするところだと思います。たとえば、公式ブログのタイトル欄に限界まで文字を詰めたり、AAを積極的に使ったり。他のメンバーたちが豆腐を作っている時に、オカラを作ってきて、実はこっちもおいしいですよ、と違う可能性も見せてくれるメンバーだと思います。
いつも心が動く文章ばかり紹介しているので、たまには爆笑したブログも紹介しましょう。彼女の表現の素晴らしさを感じます。
(鎌ºωº田)<暴投したっていいじゃない。 | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)
話を戻すと、鎌田菜月の休みの過ごし方はもっと広がってほしいな、と思っています。
彼女と同じように過ごしたいけれど、ちょっと気が引けるという方の背中をきっと押すと思います。そして、誰かと比べずに自分の好きなものと向き合う過ごし方を更新していくというのは、きっと我々も学ぶところが沢山あると思います。
今日は日曜日。あなたはどんな過ごし方をしましたか?
2022年9月11日日曜日
私の歩き方①
忘却に消えても残るから
先日、舞踏家の最上和子さんの「身体というフロンティア」を読みました。
最上さんといえば、アニメがお好きな方でしたら押井守監督と出した「身体のリアル」でご存じの方もいるかも知れません。
さて、最上さんは「身体は人間に残された最後の土地」という考えを「身体というフロンティア」 で書いています。たとえば、人間の身体は重力に嫌でも引っ張られています。そのことを自覚した上で舞踏していく(彼女の表現を借りるなら、自分に『取り込んでいく』)。それは、重力だけではありません。様々なものを事細かに観察します。「細微」を入口にして、「身体の内部」という「深く広大な未開の地」に入っていくわけです。そこで取り込んだものをまた、自分の外的身体で舞踏する。
ううむ、同じ人間の身体を持っているのに、ここまで違う動きが出来るのか、或いは、美しく奇異な動きができるのか、と感じました。
また、彼女が別のメディアで舞踏を始めるきっかけになったこととして、「踊っている人間の身体が言葉に見えた」という表現があったことも非常に印象的でした。
僕が、コンサート中のダンスやMVのダンスをどこか文学的にとらえようとするのは、彼女の影響があるからかも知れません。
何故、僕がこのことから書き始めたかというと、昨夜、須田亜香里の卒業曲「私の歩き方」を観たからです。
1番では何をしたかでしたが、2番では誰と出会い別れたかを意識していきます。
仮にこの曲の主人公に須田亜香里を代入した時に、彼女が輝いたSKE48時代はいつか、忘れられてしまう、ということになります。秋元康はそれを自覚した上で、旅立った後に新しい忘れられない物語を作れよ、というメッセージを書いているのかも知れません。もし、そうだったら、一生ついていきます。
そんな甘くない世界でも夢は叶うと信じて、一歩踏み出す主人公の決意。
沈み行く太陽と一緒に、「青春」へ主人公は別れを告げます。
2022年8月21日日曜日
優しさの上手な使い方について
忘れられない1日
ドキュメンタリーを観るのが好きです。
Amazonプライムやネットフリックスで上質なドキュメンタリー番組やドキュメンタリー映画を観るのが至福の時間です。最近は、映画「ゴッドファーザー」が出来るまでの実話を元にした「ジ・オファー」というUーNEXTのドラマが抜群に面白かったです。
さて、ドキュメンタリーを観ていると、あの日のあの選択が運命を変えたり、自分に自信をくれたり、ということがあります。それは、自分の選択だけではなく、誰かに選んでもらったこともあります。
SKE48の中にも特別な1日というのがあると思います。
この記事の一つ前に「もう一度SKE48の話をしよう」という新連載を始めましたが、その記事を書きながら、これからのSKE48を考える上で重要な1日っていつだろう、と考えました。色々とあると思うんですが、松井珠理奈卒業公演の1日について今回は考えてみたいと思います。
この日については、当日に1度感想を書いていますが、そこから1年以上経った2022年8月現在視点からの記事にしたいと思います。
この卒業公演では、珠理奈のお母さまからの手紙が読まれました。
「珠理奈へ
卒業おめでとう。
そして、13年間お疲れ様です。
珠理奈がSKE48に入ったのが11歳。あれから13年も経つなんて。
今でも覚えています。SKE48が10月にデビューする前、一人だけAKB48の大声ダイヤモンドの撮影に行かなくてはいけなくなり、まだ小学生だったので、その撮影にお母さんもついていきました。
一人だけ遅れてレッスン。全て覚え、すぐ本番撮影。あの時は本当に出来るのか心配で仕方なかったけど、本番になり、その現場で見ていて、涙が出てきたのを思い出します。
学生生活がまともに送れなかったこと。総選挙などもあり色々なプレッシャーが珠理奈を押し潰そうとして大変なこともたくさんありました。
そんな珠理奈をずっと見てきて、今でもふと思うことがあります。
もし芸能界、SKE48に入らなかったらこんなつらい、大変なことにあうこともなく、普通の学生生活を楽しく過ごせたのではないか。『あの時、止めていれば』と思うことがあります。
ですが、この世界に入ることは珠理奈が自分で『どうしてもなりたい』と言って、自分で勝ち取った世界。
つらいこと、大変なことばかりではない。素敵に輝いていることもたくさんありました。こうして素敵な卒業コンサート、公演を迎えられたこと。
本当に13年間お疲れ様でした。
珠理奈の一番のファン、母より」
乃木坂46のドキュメンタリー「悲しみの忘れ方」は、メンバーの母親からの手紙が印象的でした。生駒ちゃんのお母さんが、自分の娘と同じぐらいの学生たちの姿を見て、「自分の娘にも別の人生があったのでは」と考えるところが印象的でした。
珠理奈のお母さまからの手紙を読んでいると、母親の立場からすると、心配になることがSKE48にいる間に沢山あったと思います。「色々なプレッシャーが珠理奈を押し潰そうとしたこと」の部分が特に印象的で、彼女に与えられた試練とそれでも「勝ち取りたい」という選択を取った娘を応援するしかない、という葛藤も感じます。
アイドルをやり遂げた娘への優しいメッセージだと思います。
手紙を受けて、珠理奈も卒業のスピーチをします。
「これも卒業コンサートの時と同じで、何喋ろうとかあんまり考えてなかったんですけど。
でもね、こういう形にはね、今なってしまってますけれども、こうやって卒業公演開催することがね、無事にできて。私もまさか卒業公演前に40度以上の熱が上がるとは思わず、それでね、トーク会をちょっとね、それも凄く本当に申し訳ない気持ちでいっぱいなんですけど、スタッフさんとお話してしっかりそれはね。振替してもらえるようにお話してるので、今日の公演の感想だったり、コンサートの感想だったり、皆で一緒に現地でトーク出来たらいいなとそこは思っております。
現地でトーク会つながりでいくと、けっこう最近その卒業発表してから、やった後に、他の推しメンのファンの方が遊びに来てくれることが凄く多いんですけど、『実は珠理奈推しじゃないんだけど』って、『でもSKE48を好きになったきっかけは珠理奈なんだよね』って言ってくれる人が凄く多くて、あっ、自分って何かのそういうきっかけとか、人の、何だろうな、人生を変えるじゃないけど、何かそういうきっかけにね、1つになれたんだなってことが、『あっ、もうSKEに入って良かったな』って本当に思えることだなって思いました。
でも、こうやってちゃんと他の可愛い子がいても目移りせず、ずっと卒業公演まで珠理奈のこと応援してくれる皆さんもたくさんいるし、今ここに今日来れない方もたくさんいるし、今ここに今日これない方もたくさんいるっていうのも凄くわかってるし、本当にSKEはっていうか、もう松井珠理奈はファンの方が支えてくれたから、うん、ここまでこれたんだなっていうのは凄く感じます。本当にありがとうございます。
外は大雨なのかな?ね、名古屋は凄く大雨ということで、名古屋の空も多分きっと泣いてるんじゃないかなと。なんか全然うまいこと言えてない(笑)。全然うまいこと言えてないですけれども。何かね、あのSKEってほんと大事な日に雨が降ったりするんですよね。
なんか、デビューかなんかの時に、なんか外で初めてやるイベントの時も雨だったり、なんかSKEは雨っていうのが凄く、なんか多くて。
だから、自分の晴れ舞台もこうやって雨が降ってるっていうことも何ら嫌な気もせず、『あっ、今日雨だけど、SKEって雨だもんな。最後、雨でいいな。最後の雨だな』みたいな、ちょっとなんか、それもそれで皆の中にね、残る思い出、皆は凄く大変だと思う。やっぱりここまで来てくれたのは凄くありがたいなと思うし、大変だろうなと思うけど、それもいい思い出として皆胸にしまっていただいて、今日皆がね、見せてくれましたから。
私は最初から出れなかったですけれども、皆が今日しっかりSKEこれから未来に向かって進んでいくぞっていうのを見せてくれたと思いますし、今日ここにいないメンバーも皆同じ気持ちで今いると思います。
なので、これからも変わらずSKE48への応援、そして松井珠理奈のことも気にしていただけたら嬉しいなと思います。本当に今日はありがとうございました。」
自分自身が既にボロボロの状態なのに、彼女のスピーチからは、この公演を良いものにしよう、後輩やファンの方々にこれから先の未来が楽しみなものになるように、という気持ちが伝わってきます。
GLAYの曲で「Friend of mine」の歌詞で、「誰かの痛みを優しさの上手な使い方で取り除いている君を見ていたよ」という部分があるんですが、僕は彼女のスピーチを聴きながら松井珠理奈という人の優しさの上手な使い方を感じました。
では、彼女の卒業公演から後輩たちは、どんなことを考えたのでしょう?
まずは、アルパカさんこと、荒井優希さんのアメブロを読んでみましょう。
荒井優希 ⚠️長すぎてもはや閲覧注意 | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)
「近くに生意気なやつがいた方が良い」という荒井さんならではの優しさの使い方が素敵ですね。きっと勇気もいったと思うんですが、それでも行動に移せる彼女も素晴らしいです。「最後までSKE48ことを考えてくれて」、「かっこいい背中」は、珠理奈の意思がちゃんと後輩たちに伝わっているなあ、と感じます。
続いて、平野百菜さんもアメブロです。
平野百菜♪珠理奈さん | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)
珠理奈の後輩思いな面が伝わってきます。
「心にflower」で選抜入りを見事に果たしたももたんですが、珠理奈の先見の明を感じます。果たして二人きりの時にどんなアドバイスを受けたのかも気になりますね。
次は井田玲音名さんのアメブロです。
《井田玲音名》 卒業 | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)
れお様の珠理奈への愛が伝わってきますね。
水着グラビアのプロデュースという、SKE48のことを考えている珠理奈の思いが形になった企画ですね。遠くに思っていたけれど、話してみるとグループ愛が伝わってくるというのは、これまでのメンバーのアメブロにも通じるところがあるかも知れません。
それでは、実際にこの公演に出演していたメンバーたちは、どう感じていたのでしょう?
まずは、みよまること野村美代さんのアメブロから。
野村実代です❤️ | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)
こちらでも珠理奈のプロデュース心が騒いでますね。自分だけでなく後輩のことを思う気持ちが伝わってきます。そして、自分が「赤いピンヒールとプロフェッサー」を踊るにふさわしい人かという、みよまるの葛藤。しかも、ファンの方々は珠理奈の赤ピンを望んでいるかも知れない。そんなみよまるの心を察してアドバイスをしてくれる珠理奈。このオリメンに直接見てもらいながら、曲を担当できるというのは普通のコンサートのシャッフルとはまた違った良さがあると思います。
「SKE48を守りたい」という彼女の願いは、今年のチームS新公演でのダブルセンターで見事に形になったのではないかと思います。
同じく出演した江籠裕奈さんのアメブロも読んでみましょう。
江籠裕奈。真 | SKE48オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)
歌い方のプロデュースもしてるんですね。これは自分が歌詞を書いたからこそできることですよね。どんな感情でどんな風に歌えば良いのかを伝えられるのが良いですね。
ラブ・クレッシェンドというユニットに関しては、リリース時に賛否両論があったかも知れません。それでも選ばれた彼女たちは、その瞬間瞬間を全力で進んでいきます。
もう江籠ちゃんもベテランメンバーの一人です。
これから彼女が、「チャンスときっかけ」を自分やグループの後輩たちに与えてくれるのではないか、と思います。
ここまでメンバーたちのアメブロを読んで見えてきたことは、彼女のグループへの思いと、後輩たちへの思いです。彼女をよく知っている方ならご存じだと思いますが、珠理奈自身はめちゃくちゃ体が丈夫というタイプではありません。繊細な性格ですし、時として誤解もされ、きっと彼女自身も大変なのに自分のことを後にして仲間のことを考えられる精神は本当に素晴らしいです。
彼女がこのグループを去っていく時に残して行った「オレンジのバス」。
この公演の最後に歌われたこの曲は、その後、パブリックな場では歌われていません。でも、周年公演など大事なタイミングで歌われるといいな、と思います。勿論、リブランディングしていく上で、珠理奈色を残し過ぎてもいけないというのも分かります。でも、若手のメンバーに曲という形で間接的にでもいいので、珠理奈の思いが伝わっていくと良いなとこの記事を書きながら思いました。
時代が新しくなっても、変わらない意思を大事にしてくれたらいいな、と思います。
効率とか儲けも大事ですけど、時代遅れと笑われても人を大切にする珠理奈の思いは、ずっとこのグループに残って欲しいと思います。
※公演当日に書いた記事はこちら!
珠理奈が歌った「タイムマシンなんていらない」が中心です。
栄、覚えていてくれ SKE48の曲と映像の魅力: 2021年4月29日 松井珠理奈卒業公演の感想 (oboeteitekure.blogspot.com)
2022年8月15日月曜日
ひかりさす①
Dear 、キミと僕2
前者の例を挙げると、SKE48のリクエストアワー2015で「前のめり」のセンターである松井玲奈ポジションを古畑奈和ちゃんが務めた時です。この時は会場のファンの奈和ちゃんコールを含めて、「ああ、やっと報われる」と涙したものです。後者の例は2016年に行われたSKE48の一人10分のソロコンサートにおける古畑奈和ちゃんの「10クローネとパン」です。20世紀後半のアメリカ文学で描かれたような絶望的な状況の中に微かに光る希望の美しさと、主人公の儚さを感じさせる素晴らしいパフォーマンスでした。
2022年5月17日。
僕はというと、遂に来たかあ、という感じです。
僕の第1印象は「映画の3幕構成みたいな作りなのかな?」ということです。
「ガンダムOO」のエンディングテーマのTHE BACK HORNの「罠」を思い出す激しいメロディです。
それでも見つめてくれる「キミ」の笑顔のおかげで主人公の「私」は進んでいきます。
やがて、それは周りから解放される方へと意識が向き始めます。
確かに、同じ衣装を着て、同じ曲を歌いますよね。
一人ではなく「キミ」の思いを胸に刻んで、「ひかりさす」彼方を目指すことが示されます。
MVに関しては、赤のドレスが印象的でした。奈和ちゃんの眼差しを感じさせるカットも後半に行けば行くほど増えて素晴らしかったですね。ただ、他のメンバーの卒業曲MVを考えると、もうちょい予算かけてくれても良いのでは、と思ったのは僕だけでしょうか?
それは今僕が思い浮かぶ言葉で表すなら「切実さ」です。今日、この舞台でこれを表現しないと、この人は死んでしまうんじゃないか、そんな危なっかしさと才能があると思います。その才能を彼女が加入した時から多くの理解者たちが守ってきました。SKE48でいえば番組での共演も多かった1期生たちでしょうか。きっと、SKE48の外でも彼女を理解してくれる方々が沢山いると思います。