こういうのが観たかった
皆さん、ハイアンドローシリーズはチェックしてらっしゃいますかね？
僕はＬＤＨが作る映像作品って、斬新な作品が多いと思ってまして、三船敏郎を取り扱ったドキュメンタリー映画なんかは、本当に素晴らしいと思ってます(特典映像の町山智浩さんと三船敏郎さんの対談もめちゃくちゃ面白いんですよね)。
さて、話を戻すとハイローシリーズが私、大好きでしてね。
特に「エンド オブ スカイ」なんかは未だに何回も観てます。
でもね。なんか「ファイナルミッション」で全部終わったのかなあ、と思っていただけに今回のワーストの登場は本当に嬉しくて、予告もワクワクするような出来になっています。
個人的には、SWORDの中で鬼邪高校が一番好きなだけに、今回の映画は本当に楽しみでしてね。村山のキャラクターも良いですし、テレビシリーズでは轟も出てくるというだけにワクワクして観てたわけですがね・・・。
思ったより、何も起こらない！
一応、鬼邪高校の新世代の顔見せ的な感じだと思うんですが、僕はハイローのシーズン１のようなのを期待していたので、な、何かが足りない、そうだ、闘いが足りないんだと、「騒げ 騒げ 騒げ ヘイ！」とフラストレーションを溜めてたわけです。
そして、映画ですよ。
もうね。最高。
こういうのが観たかった！
まず、始まってすぐの鳳仙が電車から出てくるところの怖さ。
そして、村山対轟のタイマンですよ。
テレビシリーズラストの轟の超怖い表情からのタイマンですからね。
ここが凄く良くて、シーズン２のタイマンとはまた違った感じの人間を物のように使う闘い方が最高ですね。
１００手以上の手を覚えて戦った山田さんと前田さんが本当に凄い！
で、毎度おなじみハイロー名物、あいつとアイツが実は知り合い、が今回のシリーズも炸裂するんですが、いちいち気にするな！細かいこと気にしてたら、ハイローは楽しめん！
さて、テレビシリーズでは、バラバラだった鬼邪高校のメンバーも映画では団結してみんなで「いくぞ、てめえらああああ！」と走りだすんですが、轟が楓士雄と一緒に走ってるのを予告で観ていた時に凄く違和感があったんですが、仲間になるまでのシーケンスも凄く良くて、ちゃんと後半の団地での戦いの伏線も張っているというのもあっていいですね。
鳳仙側の四天王がみんな良い顔をしてましてね。
他の人はみんな坊主頭なので、少林寺感もあってカッコいいんですよね。
硬派なカッコよさがあります。
で、一番の衝撃は村山たちの卒業ですよ。
小沢仁志さん演じる関雅虎さんの建築関係の会社でアルバイトしていく村山なんですが、徐々に大人になっていくのが良くてですね。ちなみに、僕の実家は建築業で、高校生の時にバイトで何回か現場に行ったことがありますが、ああいうオジサンはリアルにいますし、オロチ兄弟みたいな人もゴロゴロいたので、妙なリアリティがありました。
最後に鬼邪高校に礼をするところとか、アドリブだったらしいですが、本当に切なくなる。パンフレットは鬼邪高校バージョンを買ったんですが、最後のぺージが本当に良いの
で、未購入の方は是非買って欲しいです。
ハイローとして観たかったシーンが沢山出てくる映画ですので、最近、爽快感のある映画みてないなあ、という方にもお勧めです。
