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2019年1月22日火曜日

1月15日から1月21日までの備忘録

1月15日から1月21日までの備忘録


1月15日 昼まで寝ていた→取り戻すかのように映画「この道」を観に行く。
1月16日 資格の勉強→本当にこの道を選んで良いのかと疑問が生じる(実は先週の初めから)。
1月17日 SKEー1グランプリを観る→勉強の手が完全にストップ
1月18日 勉強どころか、必要なメールの返信もストップ→ドラマ「特撮ガガガ」を観る。
1月19日 映画「マイル22」を観に行く。
1月20日 体調を崩して1日のほとんどを寝て過ごす。
1月21日 眠れずそのまま映画「ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー」を鑑賞、続けて映画「蜘蛛の巣を払う女」鑑賞、ついでに映画「バハールの涙」を鑑賞、最後にレイトショーで映画「刀剣乱舞」を鑑賞


 慣れって怖いもんですね。
 すっかり無職が板についてきましてね。
 行くところっていったら、近所のコンビニぐらいでね。
 毎日行ってるもんだから、こないだレジでくじを引いて、当たりが出たら商品がもらえるくじがあるんですがね。こないだ、当たりが出たんで店員さんに見せたら「じゃあ、紅條さん、いつものところにあるんで取ってきてください」と店員にまで慣れ慣れしい態度を取られる始末ですよ。
 
 それで、転職に関しては、自分が今やっていることが本当に正しいのか分からなくなってきましてね。勉強のペースも落ちるわ、エージェントの方に送るメールも送れず、送れなかったら罪悪感が増すわでね。罪悪感が増したら、ますます送りにくくなる。という魔のアンチエージングサークル(意味不明)が発動しまして。このままでは、人間として最下層ゾーンに突入しそうな予感がしているので、勇気を出して一歩踏み出さねばと思っている次第です。

 そんな人間のブログを読んでいる方がありがたいことに増えてきてまして。
 最近は備忘録で紹介した映画を観てくださった方も居て。
 「書いてて良かった」とちょっと嬉しくなりましたよ。
 ちなみに実は本も読んでいるので、また、需要があれば書いてみます。
 

この道


 文学者映画が好きなので、点が凄く甘くなりがちなので、それをふまえて読んでくださいませ。稀代の詩人である北原白秋とエリート音楽家の山田耕筰の物語なんですがね。東京が震災で焼け野原になって自分の無力さを感じるというのは、多くの芸術家たちが震災の時に感じたことでしょう。それをどう乗り越えていくか、というシーンが凄く好きでね。あと、誰のための童謡かという話も興味深かったです。
 記者役の小島藤子が「私は悔しいことや悲しいことがあった時、『この道』を歌っていたんです。この歌を歌うと元気がもらえて」というようなことを言っていましたが、皆さんにも似たようなことってないでしょうか?

マイル22


 亡命者を運んでセシウムが撒かれるのを防げ!という分かりやすいストーリーなんですが、普通、運ばれる側の人間って、弱いことが多いんですが、この映画では、めちゃ強いんですね。なんなら、こいつ、運ばなくても自分で亡命できるんじゃないかってぐらい強いわけです。
 主人公は、精神的に問題ありな人で自分に痛みを与えて紛らわせてるんです。ゴムバンドを右手に巻いて、パチンパチンとしてね。これ観て、思いましたよ。あっ、映画「アイドル」で買ったゴムバンドの使い道が見つかったと。これからコンサートや握手会の会場でゴムバンドをパチンパチンしてる奴がいたら、それは紅條ですよ。

「ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー」


 アメリカ文学を代表する作家の一人、J.D.サリンジャー。
 彼の作家としての一生を描いた作品なんですが、今、物語を創っている人、これから創ろうかな、と思っている方には是非、観て欲しい1作。前半に出てくる大学の先生が語る「出来事」と作者の「声」のバランスの話だけでも観る価値があると思いますよ。
 人生は、良い先生と出会えるかどうかだなあ、としみじみ感じました。最初、雑誌社に持ち込んで没になったサリンジャーに「作家は不採用になれることが大事! 最初の不採用通知は額に入れて飾っておけ!」というアドバイスが最高でしてね。全国の今、就職活動に不安を感じている大学生たちに伝えたいですね。
 また、「俺は『ライ麦畑』に出てくるホールディングだ、なんで僕のことを知ってるの?」というファンが出てくるところとかも、リアルでしたね。
「毎日が退屈だと、フィクションの方が現実に思えてくる」というセリフも秀逸。
 紅條は「ナインストーリーズ」の「エズミに捧ぐーー愛と汚辱のうちに」が一番好きですよ。

蜘蛛の巣を払う女


 前作「ドラゴンタトゥーの女」はデヴィッド・フィンチャー監督の作品としては、「ソーシャル・ネットワーク」の方が好きというのが、紅條の感想です。その前作から8年、続編が来るということで、観に行ったわけですが、なんかアクション映画になってる!と驚きましてね。なにせ、デヴィッド・フィンチャーが総指揮の方に回ってたんですね。今までで観たことないようなバイクの逃げ方をするので、バイカーの皆さんは観てみてください。ただ、この映画の中でハッカーが無敵過ぎない?

バハールの涙


 前にも書いたかもしれませんが、映画を観る目的の一つとして、自分の知らない世界のことを知りたいということがあります。このバハールの涙は、クルド人自治区の故郷の街でISの襲撃を受け、夫は殺され、自分と息子は誘拐され、奴隷にされて、自分は脱出して女兵士なったバハールさんとそれを現地で取材するフランス人記者のマチルドさん、二人の女性の視点から見えてくる中東の今という感じです。はっきり言って、まあ、テロ組織のやることがえげつなくてですね。地雷埋めるわ、子供さらって兵士にするわ、えげつないわけですよ。って、ことは…。映画の終盤で主人公の心が一瞬折れた瞬間があってそこは辛かった。
 とにかく音から恐怖を感じる映画です。銃声。叫び。爆発。最初と最後のつながりも綺麗なので、自分の知らない世界を知るためにも観ておくといいかも。主人公たちも「悲劇からはみんな目をそらす。ワンクリックして終わり」うーん、「世界が泣いてるなら」を思い出します。
 「女に殺された者は天国にいけない」という言葉が映画の中で出てくるので、映画「悪女」の敵は全員地獄行きですね(納得)。

刀剣乱舞


 完全になめてましたよ。
 特撮ファンも時代劇ファンも観に行った方がいい。
 刀のバックボーンを活かした上でストーリーに乗せて行く。
 脚本みたら、平成仮面ライダーシリーズでお馴染み小林靖子さんだったんですね。
 さらにキャスト色気が半端なくてですね。鈴木拡樹さん演じる「三日月宗近」がめちゃ美形なのにおじいちゃんというのも面白い。刀剣乱舞の知識はなかったんですが、帰りに公式本買って帰って、さっそく舞台版の曲をダウンロードしましたよ。